蜘蛛の巣

ブログ初投稿の、キッチンスタッフのゆみです。今日は、私の体験をシェアしたいと思います。

先日木の花では、来年の新しいテーマがシェアされましたが、私はなかなか自分のネガティブな思考パターンが越えられないでいました。

昨日から今朝にかけて、自分の古い思考パターンが一気に噴き出してきて、今朝は頭痛でなかなか起きられませんでした。同室のまり姉に声を掛けられ、その時自分の中にあった心情をシェアしました。それは「皆に同調すると自分が消えてしまうような恐怖感がある」というものでした。
それに対してまり姉は、例え話をしてくれました。「蜘蛛の巣に引っ掛かったチョウチョは蜘蛛に食べられてなくなるけれど、それは蜘蛛の命として生き続ける。つまり、他のために活かされる、ということだよ」と。

それを聞いて私が思ったのは「え、消えてなくなるなんて嫌だなあ」というものでした。例え話がよく理解できない状態で、別宅に作業をしに向かいました。

あやな
あやな

すると到着した途端に、4歳のあやなが寄ってきて、「ゆみちゃん、今、蜘蛛がゴキブリを食べてるよ」と私に伝えにきたのです。自分の中に軽い衝撃が起こりました。(さっきの話と一緒だ、神様は見ておられたんだ。これは神様からのメッセージだ)と思い、あやなに手をひかれてその現場を見に行きました。
そして、感じたのは、例え話が理解できたわけではない、でも、そういうことなんだな、ということでした。そして、神様と共にある、という感覚が、スーっと自分の中に入ってきました。

今まで、自分が強く理屈っぽい私は、人の話を素直に聞くということをせず、それはどういうことか、などと自分流の解釈で納得しようとし、理解出来ないことは先延ばしにしてきました。けれども、分からないけれど信じる、という感覚が、始めて分かったのです。

その後、キッチンスタッフののりちゃんと話しました。私が「いつもこうやって神様からのメッセージがあるはずなのに、気が付かなかったんだ」と話したことに対してのりちゃんは、「ウッとすることを越えていくと、心がきれいになっていくでしょう。だから、ウッとすることを与えられた時も神様からのメッセージだし、嬉しい、という感情も神様から与えられたものだよ」と話してくれました。そして、かつてのりちゃんが神様からいただいた言葉を教えてくれました。「この世界に、神のメッセージは蜘蛛の巣のごとく張り巡らせておる」と。

これからもますます、神様と共に、皆とともに生きる喜びを味わっていきたいと思いました。
 

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どうして教えてくれたの?とあやなに聞いたら、「教えたかったから」だそうです

 
 


みんなの笑顔が大好き!〜ファンちゃんのスライドショー

この春から夏にかけて木の花に滞在していた中国人のファンちゃんが、木の花ファミリーのスライドショーを作ってくれました。

ファンちゃん
ファンちゃん

先月帰国したファンちゃんは、約3ヶ月間の滞在で経験したことを綴った長編の文章を書き上げ、それを友人や知人にシェアする場を持ちました。「いろんな分野から集まった人たちがこのシェアを楽しみ、心が温かくなったと言い、そして木の花のみんなから何か大切なことを学んでいました」とファンちゃん。シェアの最初に、彼女はこのスライドショーを上映しました。

絵のワークショップをするファンちゃん
ワークショップをするファンちゃん

映像から、彼女のやさしい人柄が伝わってきます。ぜひ、フルスクリーンモードでご覧ください。(画面右下の「vimeo」の文字の隣にある4つの矢印のマークをクリックすると、全画面表示にすることができます。)
冒頭に出てくる絵は、美術の先生でもあるファンちゃんのワークショップを受けて、木の花のメンバーが描いたものです。

彼女は言います。
「この映像に出てくるひとつひとつの瞬間を生み出しているのは、あなた達自身です。みんなが元気で、日々、たくさんの笑いがありますように。みんなの笑顔が大好きです。」
  
それでは、心あたたまる6分間の映像をどうぞお楽しみください!
  

  
 


【やじおの本気レシピ】絶品・冷やし豆乳担々麺

8月の「恵みいただきます」に登場し、お客さまから大好評を博した『冷やし豆乳担々麺』のレシピを大公開!!

米粉麺でつくった『冷やし豆乳担々麺』
米粉麺でつくった『冷やし豆乳担々麺』

以下、レシピを開発した魂の料理人・やじお(通称やじー)からのメッセージです。


江戸蕎麦職人・やじー
江戸蕎麦職人・やじー

私は木の花ファミリーで暮らすまでは、ベジタリアンじゃなかったです。
というか、肉や魚の方が好きでしたね。蕎麦職人でしたから、うまみの強い濃厚な鰹出汁を取ることに全てをかけて働いていました。
そばつゆって便利なんですよね。鍋物、煮物、丼物、卵焼き等々。まかないでは、カレーライスやラーメンなんかにも使っていました。万能調味料なのです。

そんな自分が、木の花ファミリーの生き方、在り方に共鳴してここで暮らすことになり、キッチンでの役割を任せられるようになりました。

当初、やはり野菜だけしか使えないというのは、色々と戸惑いがありました。将棋で言えば、飛車、角抜き。頼りになる右腕がいなくなったかの様でした。思い通りの味にならなくて何度も失敗しましたけれども、近頃はそんな調理も楽しめる様になってきました。

そんな中で、8月の「恵みいただきます」メイン料理である『冷やし豆乳担々麺』というお題(?)を頂きました。

8月のメニュー:コク旨!冷し豆乳担々麺&沖縄料理
8月のメニューは担々麺と沖縄料理

担々麺はとても好きで、よく食べていた麺料理です。「それを野菜で表現するのか。」
イメージや方向性はすぐに湧いてきました。あとは頭のなかで絵を描き、組み立てるだけ。絵を描けた料理は、まず具現化できます。そのためのアイデアは、色々なところから与えられますからね。過去の経験だったり、朝読んだ新聞だったり、誰かが何気なく発した言葉からだったりします。

そして試行錯誤を重ねること1ヶ月。ついに完成した『冷やし豆乳担々麺』のレシピを大公開です。「すごくたくさん色々と入ってるなあ」って、自分で思いました(笑)。

いつもこんな感じで新メニューが生まれています。「こんな料理食べたいなあ」というリクエストが有りましたら、教えて頂けるとうれしいです。また、料理のレシピ本、写真集の出版も考えていますので、いっしょに作って下さる方も大募集中です。お待ちしています。


 

決して妥協を許さない、炎の料理人、やじー。
そんな彼が研鑽に研鑽を重ねて生み出したレシピを、大公開します!

さあみなさん、心の準備はいいですか!?

炎のヤジー

冷やし豆乳担々麺 4人前(カッコ内は1人前の分量)

【材料】
■ お米でつくったおいしい麺・・・200g(50g)
■ 玄米酢・・・・・・・・・・・・大さじ1と1/3(小さじ1)
■ 一番しょう油・・・・・・・・・大さじ4(大さじ1)
■ 練りゴマ・・・・・・・・・・・大さじ4(大さじ1)
■ ラー油・・・・・・・・・・・・大さじ2(大さじ1/2)
■ 豆乳・・・・・・・・・・・・・600cc(150cc)
■ 野菜スープ・・・・・・・・・・600cc(150cc)
■ タカキビみそ*下記参照・・・・200g(50g)
■ トマト(5mm角)・・・・・・適量
■ 枝豆(ゆでたもの)・・・・・・適量
■ 小ネギ(小口切り)・・・・・・適量
■ ゴマ油・・・・・・・・・・・・適量

【作り方】
「お米でつくったおいしい麺」は7分間ゆでてよく冷やし、ゴマ油少々をまぶしておく。
どんぶりを4つ用意し、玄米酢、一番しょう油、練りゴマ、ラー油を1人前の分量(カッコ内の
量)ずつ入れて、よく混ぜる。この時に、上記の順番で入れないとよく混ざらないので注意。
冷やした豆乳と野菜スープを合わせ、1人前ずつどんぶりに注いでよく混ぜる。
「お米でつくったおいしい麺」を入れてほぐし、その上にタカキビみそ、トマト、枝豆、ネギを
盛り付ける。

 タカキビみそ
【材料】
■ 圧力鍋でやわらかく炊いたタカキビ・・150g
■ ショウガみじん切り・・・・・・・・・6g
■ はちみつ・・・・・・・・・・・・・・大さじ1
■ 甜麺醤(てんめんじゃん)・・・・・・・大さじ1
■ 一番しょう油・・・・・・・・・・・・大さじ1
■ 砂糖・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ1
■ 塩・・・・・・・・・・・・・・・・・少々
■ コショウ・・・・・・・・・・・・・・少々
■ たくあん(甘たく)みじん切り・・・・・30g
■ ゴマ油・・・・・・・・・・・・・・・少々

【作り方】
ゴマ油でショウガを炒める。
香りが立ったらタカキビを入れ、その後調味料を全て投入し、ヘラでかき混ぜながら煮詰める。
最後にたくあんを入れ、ひと煮立ちさせる。

 
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やじーはここまでやります1:練りゴマ

金ゴマをから炒りする。決して焦がさず、中火でじっくりとかき混ぜながら加熱する。
冷ましてから、ミルで細かく挽く。
すり鉢に入れ、油がにじみ出て団子状になるまでよくする。

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やじーはここまでやります2:ラー油

ゴマ油75ccを160℃まで熱する。
ステンレスのボウルに一味唐辛子5gを入れ、①をかける。
②が冷めたら、常温のゴマ油75ccを加えて、茶こしでこす。

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やじーはここまでやります3:豆乳

水でもどした大豆を、その水ごとミキサーにかけて細かく砕く。
①を鍋に入れて加熱し、布でこして、豆乳とおからに分ける。

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やじーはここまでやります4:野菜スープ

大豆100g、干ししいたけ5g、コンブ5gを一晩水に漬け、完全にもどす。
鍋に①を入れ、4つ割りにした玉ねぎ300g、皮を剥いて大きめに切ったジャガ芋200g、
同じく皮を剥いて大きめに切った人参200g、皮を剥いた丸ごとのニンニク50gも入れる。
大豆等のもどし汁と水を合わせて4L入れ、沸騰するまで強火で加熱する。
沸騰したら火を弱め、アクをこまめにすくいながら、決して沸騰しないように3時間煮る。
(鍋の中で材料がゆっくりと上下に回転している状態。)
④を布でこし、3Lになるように水を足す。
塩20cc、一番しょう油20ccを足し、85℃まで加熱し、冷まして出来上がり。
余ったスープは、他のお料理にぜひご利用ください。

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やじーはここまでやります5:甜麺醤

みそ、おろしニンニク、ゴマ油、砂糖、一番しょう油を鍋で加熱し、水分を飛ばしながら練る。
ホイコーローにも使えます。

 
以上、一般家庭には決して向かない「やじおの本気レシピ」。

「恵みいただきますのあの味を再現したい!」というアツい想いと惜しまぬ労力をお持ちの方は、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

 


■ 豆乳スープにぴったり!!
 プリプリの食感が新しい、米粉100%の新製品「お米でつくったおいしい麺」のご購入はこちら!
  → 木の花ファミリーネットショップ「お米でつくったおいしい麺」

■ おいしい豆乳はおいしい豆から!
 天然循環農法で育てた木の花の貴重な国産大豆は、味わいが違います。
   木の花ファミリーネットショップ「白大豆」

料理は素材が命。丹精込めて育て上げた本物の味を、どうぞお試しください。


 


61歳になったあいちゃんから、みんなへ

昨日、61歳の誕生日を迎えたあいちゃん。
木の花ファミリー創立以来、キッチンの要としていつもみんなにとびきり美味しいごはんを作ってきてくれたあいちゃんは、現在、くにちゃん、りょうちんと3人で、長野県の大町ビレッジを切り盛りしています。

そのあいちゃんから、昨日、みんなにメッセージが届きました。

あいちゃん

誕生日を迎えたあいちゃんから、みんなへ

木の花創立間もない頃
木の花創立間もない頃

ふる里にいる15年間は田舎生活で何も考えないで
ただ日々を送っている地味な少女でした。

15歳で名古屋に出て社会人として出発しましたが、
私はちなっぴーと違って自分の想いの方に行かない事が多かったと思います。

・まず、15歳でバレーボールをやるためカネボウに入社が決まっていたのに、親に反対され、うっとする方に就職。

合鴨の世話をするあいちゃん
合鴨の世話をするあいちゃん

・17歳でいさどんと初めて出会った時も、美しくてひかれる心と、あんなプレイボーイやだー!と思っていた矢先に出会いがあってうっとしたり。

・洋裁学校終了後はブティックをやりたいと想いがあったのに、いさどんと出会った事で愛する人の為に協力することになったインテリアショップ。

・幸せな結婚生活と思っていたのが、ゆきちゃんが現れ夫婦の危機が訪れ、もうこんなの嫌だと思って飛び出したら交通事故を起こしてしまったりと、色々な人生でした。

昨年から大町へ
昨年から大町へ

でも、いつも自分の想いとは違う方(うっとする方)に流れていた結果、今、私は最高のプラチナチケットを戴いています。

役割があるからこそ、こんな業の深い人間でも美しくなっていける見本になってゆくのだと思います。

60歳からは大町という場所を戴いて、あいこ、くにさん、りょうちん、一人一人の癖がよく見えてきました。自分の癖を観るいいチャンスを下さった事に感謝です。

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いさどんと一緒に

信じてとことんやり切る。
その時、肝心なのが謙虚さ。

何に対して謙虚なのかと言ったら、
天に対して謙虚でなくてはいけない。
自分が勝っていてはいけない。

色々な事を通して現象がおきて、
それを受けて天と共に生きていく。
天との共同作業なのですから、
外にある秩序を戴いていく者へと目覚め、
今はただフリーな状態にして役割に専念していきます。

そして、今、みんなと共に歩める事。幸せです。
これからもよろしく♡
 
あいこ♡
  

大町に、大輪の花を咲かせましょう ー
大町に、大輪の花を咲かせましょう ー

 


「これからも更に幸せになります」〜 ゆっこちゃんのケア滞在記

統合失調症の克服のために、木の花ファミリーの自然療法プログラム(通称ケア滞在)を受けにやって来たゆっこちゃん。わずか3週間の滞在で大きく変化し、30年にわたる心の病から開放されて、今月初めに卒業を果たした彼女が、自身の体験を振り返ったケア滞在記を書いてくれました。

■    ■    ■

木の花ファミリー ケア滞在記(2014.7/1~8/3)

私は16歳の時に、母の突然の入院により生まれて初めて人生に不安を抱くこととなりました。これを機に自分の心を見つめるということができなくなり、心を健全に保つことができなくなりました。また、非社会的な経験を受けたことにより社会的な不安も重なり精神的な病である「統合失調症」となりました。

過去3回の入院による治療効果はなく、2014年4月24日に四たび入院することとなりました。投薬による治療でしたが、やはりこれも根本的な心の治療とはならず、以前訪問した「木の花ファミリー」の自然療法プログラムを受けることとなりました。

そして、治療開始から卒業まで約3週間という結果が出る体験をしました。

ここには生命が本来の好循環となるものがバランスよく揃っていました。そして今回ここに生活ごと身を置くことにより、30年にわたる心の病から健全な心へと変わることができた。正直、素直、信じるというここでの基本をもとに、人から学び頂くという心構えを実行することにより、願いがかなうこととなりました。

一番結果をもたらしたこととしては、過去の体験による心の悪習慣を日記に書くことより、自分を客観視し、いさどんのコメントや週一度の面談を通して、ものの見方、また自分の考え方が変化することとなり、そして、自らの手では得かねる、今までにない健全な良き好循環をもたらす習慣をいただくことにより、一瞬のうちに大きな変化をもたらすこととなりました。

私にここまで変化をもたらした、木の花ファミリーに揃っている、ケア滞在及び心磨きの環境を下記に示します。
1. 富士山の麓の大自然によりパワーをもらう。
2. 澄んだ空気を吸うことにより、爽快な気分になる。
3. 天然循環農法による野菜などの食事により健康を取り戻す。
4. 木造住居での生活による心の落ち着きを得る。
5. 心の触れ合いによる人間関係の充実。
6. サポート体制(ケアサポーターの力)の充実により心の安定を得る。
7. 大家族による多面的なアプローチ。
8. 子供たちの成長過程を見ながら学ぶ。
9. 大人ミーティングによる心磨きの実体験。
10. この世界の流れを知る木の花塾。

心を健全にするためには、更に以上の環境にプラスアルファー、私には以下のことが必要でした。
1. 執着してしまうことを手離し、次へと進む。
2. 周りからいただくの気持ちをよく理解し、そのまま実行する。
3. 人の気、横のつながりの中のみの世界から、天の気とのつながりをイメージし時の流れに流される感覚を得る。

自分自身の時の流れとタイミングが合い、あきらめない。目指しているところから目を離さない。意志を固く持つことが持続できたことが加わり、結果とつながりました。

プログラムを終えて、今現在、大きく変わった感覚は、やること成すこと、前とは観える範囲が広がったことと、人へ向ける心が変わって穏やかになったこと、毎日気持ちが楽になったことです。

心のゆがみとなるカルマの特徴をよく自覚し、これからの人生を共に歩む夫との心地よい調和を成す学びを得るために、夫とともにこれからも木の花ファミリーと関わっていきたいと思います。

いさどん始め、ケアサポーターのみほちゃん、そしてファミリーの皆さん
それぞれの心ある温かい愛に包まれ、最後まで同じ気持ちで同じ方向をめざして支えてくれた夫に、この場を借りて深く感謝の気持ちをお伝えします。

本当にありがとうございました。

この経験を大事に、これからも更に幸せになります。