【生命禅院レポート】ゼロからの再建 〜 パーマカルチャーや有機農業の指導者大募集!

「木の花ファミリー通信 第77号」にてお伝えしました通り、昨年11月に木の花ファミリーと国境を超えた一つの家族となった中国雲南省のエコビレッジ「生命禅院 第二の家」は、政府からの圧力により、この3月に解散を迎えることとなりました。

昨年11月のみちよちゃん訪問時の生命禅院
昨年11月  みちよちゃんの訪問を歓迎する生命禅院メンバーたち

  
生命禅院 第4支部
雲南省の生命禅院・第4支部

既存の家族制度を超えて人々が真に調和して生きる理想郷を目指して歩んできたものの、政府からその生き方を認められることはなく、度重なる嫌がらせの末に、5年の歳月をかけて築き上げた美しい家を離れることとなった生命禅院メンバーたち。しかし、彼らの中に憎しみはなく、この出来事を「生まれたばかりのものが発展するプロセスにおけるタオ(宇宙の根源的な真理)の流れ」の一部であると捉えています。

生命禅院の精神的リーダーであるシェファンは、この世界に悪は何一つなく、私たちがするべきことは私たち自身を振り返り、正していくことだと語りました。

「多くの人々からの精神的なサポート、そして愛に感謝します。
 私たちの家の遺伝子は「国際的な大家族」です。
 平和を愛し人類の持続可能な暮らしに向けて働くすべての人々は、
 国際的な大家族として調和的に暮らし、
 人類の未来はとても明るいと私たちは信じています。
 自然環境を保護、改善し、人々、自然、社会がそれぞれに
 調和の中で共生する理想社会を実現することが、私たちの夢です。
 私たちの開発を段階ごとに報告し続けますので、国際的な組織、政府、
 そして全ての命の歩みをしている皆さまから
 私たちに継続的に意識を向けていただき、
 コメントと導きをいただけることを心より望んでいます。」
 (シェファン)
  

そう!雲南省の家は解散となりましたが、彼らは新たな歩みをスタートさせたのでした。

150人のメンバーのうち、可能な人は社会に出て働くようになり、戻る家のある人は家に戻りました。そして残った約80人のメンバー(ちょうど木の花ファミリーと同じ人数!)は、西方のゴビ砂漠へ向かって大陸を5000km横断し、そこに新天地を見付けて新たな家の建設を始めたのです。
  
何もない土地での、ゼロからの開墾
155007q8073au69azf3396
整地1
   
キッチン土台
151009778ktb8efk8tav2b
181144tzg3j10jw6izznje
181125zkn0dzibd8pghuib
みんなで食事
  
何もない砂漠の地で、当初は途方に暮れたというメンバーも、「大いなる創造主(宇宙の不滅の真理)」への強い信仰と、互いを想い助けあう愛によって、今はこの地がオアシスに生まれ変わった、と言います。

「ここに暮らして2か月になります。この期間、労働に対する本物の喜びを感じ、また自我の無い献身的な仲間たちにいつも触発されています。仲間たちの幸せと笑いで、農園の夜明けを迎えています。ここの生活の毎日が幸せです。
私たちはあまりにもふつうの、しかし強い生命禅院のメンバーであることがわかります。」
  
梨の接ぎ木作業
接ぎ木

水道も自前!水質が悪いので、飲水には井戸を掘ります
水が出た!

困難の中にあっても明るい笑顔のメンバーたち
154056llaqoon5foo41b71
173217pcf7pijx79cj2jiz
150718l1d2pehsm1io2zml
173236l6tgly32daz6uuil
173232dsin5y78yipsoayp
173224x0zcq666afc4vttc

時にはみんなで川遊び
川遊び1
川遊び2川遊び3
  
彼らは、新しい暮らしでは、中国国家の法と規則の中に自分たちの活動を組み入れ、国家の規則を厳守することを明言しています。個人的な趣味ではなく、人類の持続可能な発展が彼らの暮らしの目的であり、「それは政府の意向に沿っており、そこに矛盾は全くないのです」とシェファンは言います。
様々な困難に遭いながらも、柔軟に変化しながら、大切だと思う道を信じて歩み続ける彼らの姿に、私たちもまた、国境を超えて大きく勇気付けられています。
 
花が咲き、見違えるようになった果樹園
梨の木2

平和の象徴、鳩
鳩

新しい家での生活
2014年5月
 

持ち前のたくましさで新天地を切り開いている生命禅院メンバーたち。
しかし、今また新たな困難に直面しています。

新しい土地は塩分濃度が高く、アルカリ性で、無農薬で健康な作物を育てることに難しさを感じています。春菊、キャベツ、菜種、ほうれん草などは採れており、ジャガ芋、落花生、トウモロコシ、かぼちゃ、豆類、ひまわりも順調に育っているとのことですが、まだまだ安定はしていません。
そこで、彼らを指導してくれる有機農業や自然農法、あるいはパーマカルチャーの専門家を大募集しています!

政府からの補償は一切ないままの移動であったため、経済的余裕のない彼らは賃金や交通費を支払うことはできませんが、宿泊や食事については無償です。何より、血縁を超える大家族の暮らしを体験していただくことができます。
また彼らは、将来的には砂漠化の防止等の環境への貢献も視野に入れています。
詳細は下記の生命禅院ホームページに(英語ですが)記載されていますので、どうぞご覧ください。

生命禅院ホームページ(英語)
  
畑のようす
畑2
畑1

ご不明な点は、どうぞお気軽にご連絡ください。
これからも生命禅院の暮らしを見守っていただけますよう、よろしくお願い致します。

 


Hちゃんの奇跡の物語 ~卒業編「人生で一番大切にしてきたものよりも」〜

3月末からケア滞在している39歳のHちゃんのケア卒業コンサートが、昨日行われました。実質6週間のケア滞在を経て、10代の頃から苦しんできた病的な状態を超スピードで抜け出していったHちゃん。今回はHちゃんのケア卒業スピーチをご紹介します。
   
「ケア卒業スピーチ」

木の花に来る前の12年間わたしは一日の大半をベッドの上で過ごしていました。近所のスーパーにも行けない日もありました。いちばん具合の悪い時期は、スーパーに行けるようになるのが早いか、トイレットペーパーがなくなるのが早いか、ひやひやした時期もありました。そんな時はパソコンを開いて配達を頼む元気もなかったのです。

意識ももうろうとして、体調が不安定なわたしは健康な友達と外で会う約束をしなくなりました。
そして人と会話する時間は減っていき、部屋で一人過ごしていると頭が狂いそうにもなりました。おしゃれなカフェに行ってお茶すれば気分は晴れるけど、それもできない時が多かったのです。私には夢があり「絶対に治ってやる」と思っていましたが、あまりの辛さに突発的に自殺してしまいそうで「いのちの電話」に電話したこともありました。

そんな12年間を過ごして去年あることにやっと気づきました。どうやら団らんの中にいると体調がいいということでした。親戚の家にいる時、元夫とうまくいっていた時は体力があがりました。
それならば親戚の近所に引っ越せばいいのですが、それもかないませんでした。父から逃げている私をおじは理解してくれなかったので。
ならば、婚活をしてデブ専いや、ぽっちゃり好きの殿方を見つけようと思ったのですが、何せ外出を思うようにできないのだからそれも無理でした。

こんなにっちもさっちもいかない状況の中、木の花を見つけた時は「もう早くいってよお~」と思いました。実際来てからは、実はあやしい図にむかってオーと言っている(注:カタカムナのうたいの奏上のことです)みなさんを見てどぎまぎしたり、Welcome to Konohana familyを聴いて号泣したり、こゆ~い一か月半を過ごしました。そして私の人生は根こそぎ救われました。

ケア滞在の肝はもちろんいさどんとの面談ですが、全く衝撃でした。その人生初めての治療方法に目からうろこの連続でした。
2回目からは厳しく自分の曲がった点を指摘されることに快感を覚え、最近では「クセになりそう」と感じはじめていました。そうしたらもう卒業です。もうちょっと愛のムチでうたれたかった。いや、これからもよろしくお願いします。

いさどんから自分の考えをふくらますクセと先取り不安が症状をつくっていること、そこから脱出できることを教えてもらいました。でもこの環境がなければその習慣化した思考を治すことは難しかったでしょう。なぜなら、具合の悪い人間が一人で生活していれば、自分の体力の限界を常に予想し、「ここまでやったら具合悪くなっちゃうかな。疲れる手前で帰って来られるにはどういうふうにすればいいかな」と日々刻々計画しなければいけないからです。
倒れてもいい、疲れて動けなくなってもいい、みんなが支えてくれるから、という環境があってこそ、先取り不安の思考を転換できたのだと思います。疲れに対する恐怖から脱出するには、みなさんの理解と支えなしでは不可能でした。
以前は団らんの中にいて自分を治そうと思っていました。でもそれは、いつまでも他人に依存するということです。だって団らんから離れたとたんに元の具合の悪さに戻るのですから。
でも今は、いさどんの指導と自己観察とみなさんの支えで疲れの恐怖自体から自由になったので、もうひとりでどこに行ってもあの症状は出ないという確かな感覚があります。

それからこの前じゅんじマンが言ってくださった私の夢について少し話させてください。
私の夢は電力の民主化です。それは日本が自然エネルギー100%になり、それぞれの発電所がスマートグリッドで結ばれて、それぞれの家庭が電力会社を選べるようになることです。
スマートグリッドというのは、賢い送電網という意味です。例えば太陽光を得意としているところが今日は雨であまり発電できなくて電力が足りなくなった、逆に風力発電を得意としているところにいい風が吹いて電力あまっちゃったとします。それをコンピュータが計算して自動的に電力を足りないところに送ってくれるのです。各地方で各家庭で発電したものがインターネットのように結ばれ電力を調整していくのがスマートグリッドです。
また、東京電力や関西電力など大手の電力会社から電気を買うのではなく、地元の自然エネルギーの電力会社から買えようになり、地元にお金がおちるようになったらいいなと思います。
このようになったら、環境や発電所の作業員や周辺の人たちに負担がかからないし、私たちが払った電気代が大手メディアの接待に使われ、テレビ報道に大手電力会社の意向が反映されることもなくなるでしょう。
自分たちで使う電気を自分たちでつくるのです。そうすると、お金が特定のところに集中しなくなります。これは電力の民主化だと思います。

このことの実現のためにすでに活動している組織があります。そこに参加することが私の夢です。でも以前の体力ではその会議にでさえ参加できませんでした。とてもはがゆかったです。
そして神社に行ける時はこうお祈りしました。
「日本の美しい自然を守るための活動に参加したい。日本がもっと民主的な社会になるための活動に参加したい。私を治したこと絶対に後悔させないから、神様どうか私の病気を治してください」と。
そうして今私は木の花にいます。いずれその活動に参加できることを確信してここにいます。そして、人生でいちばん大切にしてきた「民主主義」という考え方よりも、さらに高いこの生き方に出会ってここに立っています。

私にはもうひとつの夢ができました。それはわたしのような病院に行っても治らない症状で苦しんでいる人たちに一人でも多くこの場所を知ってもらうこと、それからこの力を合わせて生きる道を知ってもらうこと。
この二つの夢を叶えるためには成熟したヲトナ(自分の幸福を追求するよりも、次世代に持続可能な社会を残すことを優先して生きる大人)の精神が必要であることを学びました。

なので皆様これからもご指導ご鞭撻、ビシバシよろしくお願いいたします。
そして最後にこの場所をゼロからつくってくださったいさどんと創立メンバーの方々に心からの敬意と感謝を申し上げたいです。そしてメンバーの皆様にもこのすばらしい環境のひとつひとつに感謝申しあげます。みなさま本当にありがとうございます。
  


「わくわく宇宙ごはん・春」参加者の皆さんの感想

4月26日〜28日の3日間、木の花塾「わくわく宇宙ごはん・春」が開催されました!

IMG_6553

今回のテーマは「すべては響き」。春の野草摘みやお料理体験を交えながら、食という切り口を通してこの宇宙の仕組みを学ぶ3日間・・・の予定でしたが、参加者の皆さんの意識が宇宙の話をどんどん引き出し、なかなか食の話にたどり着かない!こんなふうに、参加者の皆さんの意識やその場の流れによってどんどん内容が広がり変化していくのが木の花塾なのです。
今日は、笑いあり、涙ありの3日間を過ごした参加者の皆さんの感想をご紹介します!
  

140426-1409253日間本当にありがとうございました。すべてが印象的でもあったし、すべてが昔から知っているかのような感覚を持つものでもありました。
今現在、私の置かれている環境はとても恵まれていますし、やさしい人がたくさんいて感謝しています。でも現実、3.11のような災害や、消費税増税前には店頭から商品がなくなりました。胸が痛くなります。どうしてだろう、と、いつも思います。
IMG_5451今回参加させていただいて、「どうして」って思っていいんだ、と気持ちが楽になりました。木の花は、実際にみて、感じられる光です。たくさん元気をいただきました。ずっといられたらと思いますが、闇の中の光で、今はありたいと思います。ありがとうございました。
(おけい)
   

IMG_5477すごく楽しかったです。今、この時間、この瞬間のことを書けば、体があったまっていて、内側から心がゆるんでいる感じがしています。
人間ってホント、おもしろいな〜。主体と客体をいったりきたりしながら、これからも生きていきます。ありがとうございます。ありがとうございます。ありがとうございます。ごはんも、本当においしかった!カラダが細胞レベルで喜んでいる感じがしました。
IMG_5564子どもたちの親切にもすごく助けられました。これからの世の中、これからの時代、反発することなく生きていけるよう努力していこうと思います。
今回出会っていただいた皆みなさま、本当にありがとうございます。これからもどうぞ宜しくお願いします。いさどん、みかこさん、ありがとうございました。
(カツ)
   

IMG_6621まだ左脳で理解しようとしている自分がいることに気付きました。この気持、感覚がどこから来ているのか、常に意識したいと思います。ありがとうございます。
(けいこちゃん)
   

野草を早朝から取りに行き、いろんな種類の野草を知れて楽しかったし、とても自然は豊かだと感じました。
140405-104724お話会はとても興味深く、どんどん自分に吸収していけたら、と感じるのですが、眠たくうとうとしてしまう場面もありました。眠りながらも、自分の内面にすっと入っていってるから大丈夫と聞き、安心しました。
カタカムナの勉強や宇宙暦の勉強も、また参加して深めていきたいです。
こうちゃんの畑での「殺す農」ではなく「生かしていく農」というお話がとてもしっくりきて、私も畑に生える草たちと共存していける畑作りをしていこうと思いました。
IMG_5926またこれからもよろしくお願いしまーす(・v・)
美味しいごはん、ありがとうございました。優しいメンバーのみなさん、ありがとうございました。
(ゆっこ)
   

食べ物が豊かなことは幸せだなと思いました♡
皆で色々なものを共有して生きる、個人の“所有”というものがない暮らし方、実践できてるのがすごい!!
IMG_6053(れん)
   

大好きごはんっ、木の花&宇宙ゴハン。自分の生まれた月に、大好きな食べ物の講座に出れてハッピー♪しかもここに長期滞在を始めてから1周年を迎え、新たな体験で脳の85%を刺激したと思います。
今回ゲスト側に立てて、木の花の皆がどのように迎えてもてなしているのかを体験でき、新鮮なうれしい気持ちとなりました。
これじゃいごこちいいわけだネ♡

IMG_6260これでもかっと入ったよもぎのきねつきもち体験が本当にうれしい。もちつきって、陰陽の力で、まるで昔神サマが国をつくってるみたいだ。カタカムナの歌も、皆でうたいました。
これからの天然農法の中に(一部として)もともとの山のさち、海のさちをいただく農法(今回の野草摘みがまさにそう!)があると思った!!野草の味は、見た目は細めで小さかったりするけど、せん細かつ力強く、相反する味が両方した。
IMG_6509そこから人間たちが現代の野菜を交配して育てていったこと、今の野草の味、そんな話も昼食を食べながらして、楽しかった。
星々によって動かされている(スイッチ入れられている)私たち☆☆地球は今日も宇宙空間をゴォォ・・・と進んでおりやす。毎日が違う空間です。
(ゆうこちゃん)
   

IMG_5740今回は、何も考えずボーッと参加しました。3日目の午前中は釜戸で火をおこして、時々イスで昼寝しました。昼食は外で気持ちよくて、そのあとまたフトンで昼寝しました。午後の講義はとても面白くて、気持ちよかったです。
余計なことを考えないことや、自分を捨てることや、信じることを意識して、胃がキューっとする時もあったけど、楽しかったです。もうしばらくこのような感じで真っ白になっておまっしろい(面白い)人生を歩んでいけるようになります。
今回もとても楽しい時間をありがとうございました。
(あわちゃん)
   
IMG_6566

次回「わくわく宇宙ごはん」は、8月15〜17日に夏編を開催予定です。お楽しみに!
 


「1Day!出張木の花塾@船橋」が開催されました

4月13日、千葉県の船橋市にて、「1Day!出張木の花塾」が開催されました。

参加者のみなさんと

第1部は塾長・いさどんによる「食を通してこの世界の仕組みを知る」プレゼンテーションでしたが、話が広がって食までたどり着かない!
木の花塾は、プログラムを固定せずにその場で湧き出してくるものに従って自由自在に変化・変容・発展していく学びの場です。その場に集った参加者の皆さん一人ひとりの想いによって場が紡がれてゆくため、話の行き先がどこになるかは常に予測不可能なのです。

この会の主催者であるけいごくんは言います。
「いさどんは本当に一生懸命話してくれた。それを聞きながら自分は、一生懸命話してるけど、みんなに伝わってるのかなー、伝わってないんじゃないかなー、という思いが湧いていた。でもいさどんは一生懸命話しきった。終わってからのアンケートと食事会で、自分の思い込みだったと知った。理解しているしていないは別として、しっかりと真意を感じ取っていた。後から思うと、参加者の意識が、いさどんのあの話を引き出していたんだと思った。知らぬ間に、すごい人達が集まっていた。」

和やかな空気に包まれた会場
和やかな空気に包まれた会場

宇宙を闊歩するいさどん
宇宙を闊歩するいさどん

手作りのお弁当とおやつも大好評!
IMG_3856IMG_3949

続く第2部は、参加者の皆さんとファミリーメンバーによるフリートーク。
実はこのイベントに先立ち、一部インターネット上にて木の花ファミリーのあり方についてのバッシングが起きていました。そこでファミリーでは、今回のこのフリートークの時間を、そのバッシングの内容について皆さんからの質問にお答えする時間と捉えていたのですが、参加者の皆さんの意識はもっと別のところにあり、心磨きや目に見えない世界についての質問が続いて、気が付けばみんなで宇宙意識の中を漂っていたのでした。

リラックスしつつ、真剣に話に聞き入る参加者の皆さん
IMG_3970

この春木の花に“就職”した15歳の日和も参加!
IMG_3969-001
  
以下、参加者の皆さんの感想です。

「今日はありがとうございました。ほんとうに心があたたかく、優しくなる時間でした。言葉では伝えづらいのですが、何かシンプルに『あ、こういうことだったんだ!』と、何か答えをもらった気がします。近いうちに必ず訪れたいと思いました。ありがとうございました。」(40代/女性)

「ふわっと、ふわっとですが、宇宙のこと、“全体の中の個”として感じることができました。ムズかしいなあと思うところもありました。ただ、日頃の生活で障害者差別についてどうにかしたいと思っていましたが、どうでもよくなりました(笑)」(30代/女性)

「精神性の高さにふれる機会になりました。日常では得られない感覚にひたって刺激を受けました。ありがとうございます。」(20代/男性)

「この現世の行き詰まりに木の花の理念を生かすには、もう少し分かりやすくというか、問題がその人の中にあるという気付きが必要なことを何とか伝えてほしい。見えない世界を理解するのはかなり難しい。しかし、こういうグループがあるというのは希望が持てる。」(60代/男性)

「21世紀、『目に見えない世界を観ていくこと』ー 本当に、これこそが世直しの鍵です。そしてこれこそ、大和魂というものです。」(10代/男性)

「なるほど、わからん・・・。だからこそ面白いのかもしれない。」(40代/男性)
   

そしてフリートークの最後に、木の花楽団の新曲「みろくの世」が歌われた後、“めったに泣かない”主催者のけいごくんが号泣。

IMG_3983

「心が詰まっていた自分が、1日でどう変わるかな、なんていう思いもあった今回。まさかの号泣という結末に、自分自身本当に驚きました。こんなに求めていたんだなーと思いました。」
「皆と共にあることを思い出せた。多分それで涙が出てきたんだと思います。」とけいごくん。
それは本当に、人が善意でつながり、紡がれていく場でした。そしてその奥には、たくさんの仲間たちと共に実践し続ける日々の暮らしがあります。そんな場の力を感じながら、けいごくんは言いました。「主催者は神様だった。」
  
すでに今回参加いただいた方の中から、第2回「出張木の花塾」の企画が生まれています。
はたして次回はどんな場が生まれることでしょう。これからも皆さんと共に宇宙視点の学びができることを楽しみにしています!
 


人生最大のカルチャーショックを超えて 〜 あきのちゃんの卒業論文より

様々な反響を呼んだ『ある大学生のインタビュー』でいさどんブログに登場したあきのちゃんより、卒業論文が届きました!

ガーナにて 子供達に勉強を教えるボランティアをするあきのちゃん
ガーナにて 子供達に勉強を教えるボランティアをするあきのちゃん

世界中の様々な国を旅してきて、昨年7月に木の花ファミリーに出会った大学4年生のあきのちゃんは、それまで複数のエコビレッジを対象とすることを考えていた卒業論文のテーマを、木の花ファミリーに絞ることに決めました。以来、はるばる広島から富士宮へ通い、時には涙を流しながら、研究を続けたあきのちゃん。それはちょうど、一部インターネット上に木の花ファミリーに対する批判的な書き込みがあがり、メンバー数名がファミリーを離れて、木の花ファミリー自身も大きな変化を迎えていた時期でもありました。

以下、あきのちゃんの卒業論文『共生のための精神性に関する研究 ― エコビレッジ「木の花ファミリー」の精神性に焦点をあてて』より、第1章「研究の背景と目的」をご紹介します。

メンバーの話し合いを書き取るあきのちゃん
メンバーの話し合いに真剣に聞き入るあきのちゃん

============================================

共生のための精神性に関する研究
―― エコビレッジ「木の花ファミリー」の精神性に焦点をあてて ――

私は日本に生まれ育ち、なんら不自由のない生活を送ってきた。食べるものは毎日充分にあり、住む家もインターネットもあり、好きな服も買うことができ、大学まで教育を受けることができ、海外旅行も自由にすることができた。

しかし、1年間の休学期間も含めたこの5年間の大学生活の中で、その私の暮らしとはかけ離れた、全く違う環境に暮らす人々にも出会ってきた。中国、カンボジア、ベトナム、マレーシア、タイ、ラオス、フィリピン、インド、ウガンダ、ガーナ、トーゴ、ベナン ――― アジアやアフリカのいわゆる第三世界の国々で、教育や医療を受けられない、充分な食料や安全な水を得られない、貧しい暮らしをする人々の生活を目の当たりにした。
一方で、物質的には貧しくても、家族や地域の人たちと助け合い、自分たちでなんとか生きていく力を持った幸せそうな人々にも数多く出逢った。モノやお金があるということが幸せであるというそれまで持っていた固定概念が崩れ、本当の豊かさとは何なのかということを考えさせられるきっかけとなった体験であった。

グローバル化によって、自由に海外に行ったり、インターネットを通じて海外の情報を手に入れたり、海外のモノを安く手に入れたりなど、富める先進国に住む人々にとっては、利益とするものが大きいグローバル資本主義だが、貧富の格差や環境問題、経済危機など深刻な問題の原因にもなっている。私も確かにそのグローバル資本主義による恩恵を享受してきた。しかし、暮らしの中でグローバル資本主義に関わることで、それが引き起こす様々な問題にも無意識のうちに加担していた。

例えば、日本でおなじみの100円ショップの製品は中国や東南アジアの国々から輸入している。上海から急行列車で5時間ほど内陸部に入った場所にある浙江省の義烏という新興商工業都市にはバッグ工場や靴下工場、タオル工場、造花工場など100円ショップに輸出する製品を製造する多くの工場がある。そこで働く人々の多くは農村出身の若い女性で、一日約8〜10時間の労働で、休みは月に二日が一般的である。そして月に約200元〜600元(約3000円〜9000円)の給料を稼いでいる。安い輸入品の裏には、労働力搾取や児童労働などの問題が潜んでいる。100円ショップの製品だけでなく、衣服や食品など日常的に日本で手に入れることができる安い輸入品には、なにかしらの安い理由があるのである。

犠牲になるのは発展途上国の人々だけではない。大量に仕入れられる商品は安いゆえに、消費者は必要ないものも購入し、多くのものをゴミにし、自然環境を破壊している。
食品に関して言えば、日本では年間5600万トンの食糧を輸入しながら、その約3分の1(1800万トン)を捨てている。そして不条理にも、その廃棄物の量は世界の食糧援助の総量の約3倍以上になるのだ。
さらに、日本は海に囲まれた島国であるため、モノを輸出入するためには船や飛行機を使い莫大なエネルギーを消費している。そのエネルギーには、大量の化石燃料が使われており、排出される二酸化炭素は地球温暖化の原因にもなる。温暖化対策の代表的な運動として、ネクタイをはずし、涼しいカジュアルな服装をして、冷房温度を上げる「クールビズ」があるが、冷房温度を摂氏26度から28度に上げ、これを1日実行して節約できる二酸化炭素の量は80グラムという計算がされている。一方、アスパラガス1本をオーストラリアからの輸入のものから北海道産のものに変えて東京で食べるとすると、530グラムの二酸化炭素が節約できるという計算がある。1本のアスパラガスを国産にするだけで、クールビズ7日分の温暖化対策の効果があるのである。輸出入による環境への負荷が非常に大きいということがよく分かる。

発展して経済的に豊かになった日本の中でも、行き過ぎた厳しい競争の中で、不幸になっていく人々がいる。競争による極度のストレスを感じながら多くの人が働いている。失業、引きこもり、ニート、うつ病などの精神病など多くの社会問題がこの日本をも取り巻いている。そしてそうした人生に絶望し、自殺する人の数は年に3万人以上、1日におおよそ100人にものぼるのだ。

こんな暮らしをずっと続けていては、いずれこの世界は立ち行かなくなる。効率的で便利な暮らしや経済的な豊かさを追い求める現代のこの社会に持続不可能性を感じていた。しかし、平和活動をしたり、アフリカ諸国でボランティアをしたりしていても、それが全く意味のないこととは思わないが、根本的な解決にはならないという自分の無力さを感じていた。

そんなとき、2013年7月、私ははじめて静岡県富士宮市にあるエコビレッジ「木の花ファミリー」を訪れ、1週間滞在した。そこで人生で一番大きなカルチャーショックを受けた。これまで世界の遠く離れた異国でも出合ったことのない「異文化」に日本で出合うことになり、その新しい世界を楽しんでいたと同時に、知れば知るほど何が起こっているのか分からなくなり、その理解に苦しみながら涙することも何度となくあった。
うまく理解できないからこそもっと知りたいという想いから、その後再び9月と、11月から12月にかけての合計3度の滞在を経て、そのコミュニティの全体像や精神性を私なりに把握し、そしてそのめまぐるしい変化を目の当たりにしてきた。そしてこれまで国内外、様々な場所で感じてきた様々な問題意識の一番根本にある原因と答えを教えてくれる場所であると感じた。

木の花ファミリーの暮らしは、自然界をモデルとした調和したライフスタイル。メンバーは精神性を高めるため、すべての問題の根源にあるタネを見つめ、そこから学び、日々心を磨いている。
本論文では、木の花ファミリーに起こる出来事や人の心の変化などからその精神性について明らかにし、これから人が地球上で調和して生きるための精神について考察したい。「世間の一歩先ではなく、二歩先を行く生き方」と彼らが言う木の花ファミリーの暮らしは、常識から外れたものとしてときに非難されることもあるが、それも含めた木の花ファミリーの全体像と、関わる人々の心の内側までもできるだけ詳しく紹介したい。
また、この論文はあくまで私が木の花ファミリーに関わった2013年7月から2014年1月に得た情報やその生活の中で感じ取ったことを基に書かれている。その期間でも様々な出来事が起こり、それぞれのメンバーもコミュニティ全体もめまぐるしく変化しており、これからも常に変化をしていくものであると考えられる。また、私が木の花ファミリーで見たことや聞いたことをできるだけ忠実に認識し描写することを心がけているが、誤った情報や私の主観が入っているかもしれないため、それが必ずしも正しいとは限らないという点についてはご了承していただき、木の花ファミリーを見て知っていただきたい。

( 第1章 はじめに ー「研究の背景と目的」より )

============================================

理解できない、でも、だからこそ、それが何であるのか知りたい ―――

その一心で、あきのちゃんは木の花に滞在し、日々の農作業にも参加しながら、大人ミーティングでの話し合いに耳を傾け、メンバーたちへのインタビューを重ね、木の花を離れた元メンバーにも直接会って話を聞きました。「自分に書けるだろうか」 ――― そんな葛藤を抱えながらも、面白いから続けなさいという指導教官の後押しもあり、自分の目で確かめ、心で感じたことを率直に書き上げた論文は、見事なまでに木の花ファミリーの精神性を表していたのでした。
届いた論文は、大人ミーティングの場でみんなにシェアされました。誰からの借り物でもない、あきのちゃん自身の言葉で書かれたその論文は一言一言に力があり、聞きながら涙を流すメンバーもいました。いさどんも、目に涙を浮かべながら言いました。

「木の花ファミリーのことが理解されたから嬉しいんじゃありません。
 木の花ファミリーが大切にしている“心”が理解されたから嬉しいんです。」

メンバー一人ひとりがこの生き方の意味を自らに問うこととなった激動の日々の中で、もっとも大きく変化したのは、人生最大のカルチャーショックを受けながらも、それが何であるのかを柔軟な心で探求し続けたあきのちゃん自身だったかもしれません。

「あとがき」の中であきのちゃんは、心の内を語ってくれたファミリーメンバーたちへの感謝の気持ちと、自分にできる恩返しは心を磨いて調和を生み出していくことだと語り、以下のような言葉で卒論を締めくくりました。

============================================

世界を変えたい、日本を変えたい、地域を変えたい、とたくさんの問題意識を持ちながら、それでもやっぱり大きすぎて、結局自分にできることはほとんど何もないと半ば諦めながら、生きる道を模索している中での木の花ファミリーとの出会いでした。

木の花ファミリーの精神性について知っていくうちに、問題意識が外に向いてばかりで、自分とまっすぐ向き合ったことがなかった自分に気づくことができました。幼い頃から対人恐怖症だった私は、自分で自分を見ないよう目を背けながら、人に心の内を知られないように取り繕いながら、表面的な人付き合いを多くしてきました。しかし、ときに深い付き合いをしようとすると、自らその人間関係を壊してしまうこともありました。答えは自分の中にありました。
どこにいても、何をしていてもいいから、自分の心は自分で綺麗にしていこう。「自分が変われば、世界が変わる」という言葉の意味が、自分の経験とつながることで、じわじわと理解できるようになっていました。

一方で精神性について知ることで、私はときに精神的高慢になり無意識のうちに人を蔑む気持ちを抱いていることにも気づきました。それは精神性について知っただけで、本当はまだまだ自分の心は未熟なままだということでした。やっとスタート地点に立てたところだと思います。

この論文の執筆を終えても、これからもずっと毎日を丁寧に生き、起こりうる様々な現象から学び続け良い人生を生きていきたいと思います。

============================================

1532122_637912556268134_1347083135_n
  
地球の未来を担う世代が、確実に動き始めています。