とうもろこし(スイートコーン)

   今年もトウモロコシが取れ始めました。非常に良い出来です。

ちなみに、今年の栽培の仕方を紹介します。

昨年のスイートコーンを収穫した後に、スイートコーンの残渣を鋤きこんで、その後、冬場は緑肥としてヘアリーベッチを作付けました。春先に、ヘアリーベッチを鋤きこみます。トウモロコシを初期は苗をつくって、透明のマルチを張って定植。ある程度温かくなってからは、露地にそのまま播種します。

ヘアリーベッチの鋤き込みをしているので、元肥はゼロでスタートし、追肥で栽培します。播種後、2週間後、4週間後に木の花菌ボカシ(EMボカシ)を一回当たり150kg/10aで追肥します。木の花菌ボカシの中には、4%でキーゼライトというマグネシウムの資材を入れてあります。これは光合成の促進のために入れています。ボカシを追肥する時には、貝化石(カルシウムと微量要素の資材)を少々いれます。これは、作物の組織を丈夫にするために入れています

元肥がゼロ、追肥で追う形の栽培にすると、トウモロコシの下の方の節間が短くて倒れにくい草姿になってます。また、実がとても低いところになるので、カエルや天敵などの上ってきやすいので、害虫であるアワノメイガの被害に会いにくくなるようです。今のところ綺麗なとうもろこしが出来ています。いつもおなじみの自農センターのわたわたの栽培の方式を参考にさせてもらいました。やり方を切替えて2年目ですが、安定して良品ができるようになってきてます

IMG_7256

周りには、ハクビシンよけの電気柵がはってあります。

IMG_7255 IMG_7254

低い位置に実がついているのと、二つなってます。

IMG_7253

低い位置につく実の様子です

IMG_7252

節間がつまっているので背丈も低くなってます。

IMG_7246

お昼にでたスイートコーン。家族とゲスト合わせて、100人くらいなので、ほぼ100本くらい蒸かしました

IMG_7250

子供達も喜んでたべました。今年も美味しくてあまーいスイートコーンがたくさんとれるぞー!!


フィンドホーンからあいさつを

ただ今、グローバル・エコビレッジ・ネットワークの
アジア・オセアニア代表を務めるメンバーのみちよちゃんが、
イギリスのエコビレッジフィンドホーンにて開催されている
コミュニティの国際会議に出席しています。

会場のフィンドホーン
会場のフィンドホーン
昨年ファミリーに滞在していた文化人類学者のカチャとも再会!
昨年ファミリーに滞在していた文化人類学者のカチャとも再会!

世界中から集ってきたたくさんの友人に再会し、
地球上でのネットワークが着実に構築されていることを感じたという
みちよちゃん。日本時間の昨日深夜には、会議の参加者に向けて
自己を深く見つめるためのワークショップを行いました。

木の花の取り組みについても説明するみちよちゃん
木の花の取り組みについても説明するみちよちゃん
ワークショップのようす
ワークショップのようす

その後、ワークショップに参加した男性より
個人的に挨拶をしたい、と、ファミリー宛に1通のメールが届きました。


*   *   *   *   *   *   *   *   *   *

親愛なる木の花ファミリーの皆様へ

私の名前はアルバート・デル・ディンです。
私はイタリア人で、フィンドホーン財団のメンバーとして6年住んでいます。
私はICSA会議に参加しており、
今日古橋道代さんによって行なわれた、皆さんのエコビレッジの
素晴らしいプレゼンテーションに参加しました。

いかに良く皆さんが活動され、
皆さんのコミュニティが成功してきたのかを聞き、
私は感銘を受け、嬉しく思いましたので、
皆さんにごあいさつをし、
皆さんが世界に示している素晴らしい模範を祝福するために、
ただ数行記したいと思いました。

フィンドホーンから心からのあいさつを送ります。
いつか皆さんと直接お会いできることを願っています。

皆さんにハグを。

アルバート

アルバートさん
アルバートさん

*   *   *   *   *   *   *   *   *   *

 

アルバートさんへ、私たちからも心からのあいさつを送ります!

 

 


腫瘍が小さくなってました

『木の花ファミリー通信 5月号』でご紹介した収穫隊のくわっちより、
大人ミーティングで報告がありました。

ファミリーの大人全員が集まるミーティングで報告をするくわっち
ファミリーの大人全員が集まるミーティングで報告をするくわっち

木の花ファミリー通信にてご紹介した通り、
昨年子宮筋腫であることがわかったくわっち。
自分の頑なな心が病気を作り出したんだ、と思ったくわっちは、心機一転!
食事を玄米と生野菜中心の養生食に切り替えたり
体操や寒冷浴などの健康法を取り入れると同時に、
これまで自分の中にため込んできた思いをどんどん正直に出す、
ということを実践し始めました。
その彼女から、こんな報告がありました。

「今日、病院の検診に行って来ました。腫瘍が小さくなってました!」

みんなからも大拍手!!

 

2年前にメンバーになり、一時は自身のエゴと向き合うことが辛くて
「もしもこの病気をもらわなかったら、ここを離れていたかもしれない」
と言うくわっちですが、今はどんどん新しいことにチャレンジしています。

5月の田楽祭では、生まれて初めてダンスに挑戦!

田楽祭で女神の舞を舞うくわっち
そして6月のお誕生日会の出し物では、
いかりや長介なりきって「オイ〜〜ッス!!」

長さんになりきって「オイ〜〜ッス!!」
このお誕生日会の翌朝、
看護師でもある彼女が自分の腫瘍を触ってみたところ、なんと
「さらに小さくなった気がした」のだそうです。

「きっと昨日の『オイ〜〜ッス!!』が効いたんだよ。
今までだったら恥ずかしくてムリ、と思ってたけど、
昨日は全然そんなのなくて、笑ってもらえるならいいやって
捨て身の気分だった(笑)。自分の枠がまたひとつ外れた感じ。
私ってお笑いがあってるのかも!」

 

これからはそういう自分をどんどん表現していきたい、とのこと。
ファミリーにまた一人、新たなお笑い芸人が誕生しそうです。

「新しい自分に出会った」というくわっち。期待してます!
「新しい自分に出会った」というくわっち。期待してます!

 

 


名古屋上映会まであと2週間!

ただ今各地で開催中の『確固たる居場所』上映会。
次回開催の名古屋まで、いよいよあと2週間を切りました!

名古屋は、木の花ファミリー創立メンバーたちの
ゆかりの地でもあります。

創立メンバーたち。どれが誰か、わかる?
創立メンバーたち。どれが誰か、わかる?

そんなわけで今回は、いさどん始め、映画にも登場する和子ちゃんや、
ファミリー最年長のえいこばあちゃんなど、創立メンバーたちも参加します。
上映後には、監督の澤則雄さんや、会場となる徳林寺のご住職を交えての座談会を開催!

そう、この徳林寺はちょっと変わったお寺なのです。
主催者の一人であり、徳林寺の住人でもあるじゅんぞうくんが
写真を送ってくれましたのでご紹介します。

P1010971

P1010970

Photo-2

P1010972

Photo-1

227426_460971827330654_648798923_n

996791_460971047330732_1378711201_n

1017642_460971697330667_1518504822_n

1004566_460971403997363_1828000300_n

Photo-4

945653_460971767330660_217470157_n

このユニークなお寺を舞台にどんな場が出来上がるのか、乞うご期待!


今日の畑の様子

 今日の畑の様子でーす

IMG_7138

キュウリは、長らくの旱魃などでマグネシウム欠乏が見られます。いまひとつ元気が無い感じ。雨がようやっと定期的にふってくれているので、回復傾向。あと、旱魃で表層の根がやられたところに、田んぼの草刈りをした時にでた草を敷き草しました。弱り目に祟り目で青草から出てくる有機酸によって表層の根が障害を受けた模様。わたわたと相談して、貝化石(天然の石灰資材)を50kg/10aまいて表層の酸性を中和する処理をして様子をみることに。酸性だと立ち枯れや根を溶かしてしまうピシウムなどの糸状菌が増えるようで、すこしアルカリにふることにより、ピシウムなどの増殖を防ぎ、バクテリアの増殖を促すのだそうです。さてどうなるかな?

IMG_7142

ズッキーニ(左)ものすごい勢いが良いです。結構、収穫できるぞこれは!!右は、ツルムラサキです。今日、支柱を立てました。

IMG_7143

 夏の葉物。おかひじきを定植しました。

IMG_7145

 おかひじき。昨年からつくってるけど、食感がいい感じ。

IMG_7148

ナスの様子。今のところ良い出来。豊作の予感

IMG_7149

ナスは、毎年、水田の隣で育てます。水田が近いので、そこから迎撃部隊のアマガエル君達がやってきています。多いところだと一株に3匹くらいいます。害虫のニジュウヤホシテントウムシなどをたべてくれてるのかな。害虫の被害も迎撃部隊の活躍なのか、あまりみられません。

IMG_7154

落ち葉を敷いた上には、敷き草をしました。畝の表面は、まるで森の生態系のような状態になってます。トビムシ、ササラダニ、ヒメミミズ、ヤスデ・・・・・・・いろんなのがたくさんいます。多様性の中で健康にナスが育ってます。畝間には、エンバクがまいてあります。天敵のすみかになるのと、エンバクがなすのセンチュウ予防にもなります。麦の根が通路に入るので、排水性などのことも考えてまいています

IMG_7153

自農センターの自生えピーマンという品種。数年間、自家採種してます。つくりやすくなってきた。

IMG_7156

 ピーマンの様子

IMG_7158

人参の採種圃場。もともとは、自農センターの筑摩の5寸。5年間、無肥料の環境下で採種し続けて、ものすごく良い品種になりました。この花が咲き終わって種がついたら、採種をして、今年の秋冬にんじんとしてまきます。

IMG_7157

採種圃場のとなりの人参の圃場。除草労力削減のためと、未熟有機物の分解促進のため、播種の4週間前にビニールを張って太陽熱処理をかけます。

IMG_7160

ポリマルチを全面にかけました。播種の時にはがして、ビニールは丁寧に回収して来年も再利用。昨年は、間引きの時に、気になった草をとった以外は、除草に入らなくて良かった。エンバク→人参→エンバク→にんじんというようなローテーションをしてます。エンバクなどの残渣の未熟有機物がしっかりと分解するので、又根などもすくなく、秀品率が高かったです。