こまねちの日記から

ファミリーには、「愛とお米があればいい」「正直・素直・信じる」など、みんなが大切にしているこころを表したいくつかの言葉があります。その中でも最もよく引用される言葉が、「畑を耕す前にこころを耕せ」でしょうか。ファミリーの日常でもっとも大切にされていることは、日々、こころを磨くこと。メンバーひとりひとりの地道な積み重ねがあってこそ、50人を超える血縁を超えた家族が仲良く暮らしていくことができるのです。

「日々『こころを磨く』ことを、自分もしていきたいと感じました。でも、それはファミリーのような暮らしをしていなくては難しそうに思えます」。私たちはよく、お客様からそんな感想をいただきます。

最近メンバーになった「こまねち」が、ある日の「大人ミーティング」でその日の出来事を綴った日記を読んでくれました。淡々としたその文章の中に、日々こころを磨きつづけていくためのヒントがあるかもしれないと思い、ブログで紹介させていただくことにしました。興味のある方は、ぜひ読んでみてくださいね。

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人は変われるなー

今日は、木の花百姓隊のメンバーを紹介します

こちらは、まこっちゃん。去年の7月の体験ツアー初めて参加後。メンバーに。実は、まこっちゃん木の花に来る前は、3年間、家に引きこもっていた時期がありました。8ヶ月前に木の花に来たときは3年間の引きこもりから何とか抜けようとしていたところ。色も真っ白で運動もしていなかったので体もポニョポニョ魚の子でした。

が、みてください。この変わりよう!!

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今は、田んぼ隊の若きエースにまで成長。毎日トラクターにのって、代掻きをしています。色も真っ黒で肉体労働でがっしりとした筋肉質の体に生まれ変わりました。引きこもる前には、車の整備の仕事や機械の設計などの仕事をしていたので、木の花の機械の整備もしっかりとやってくれています

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真剣な表情で代掻きをするまこっちゃん

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今は、みんなのためにしっかりと田んぼ仕事を担ってくれてます。木の花には、うつのひと、引きこもりの人、心に問題を抱えた人がたくさん訪れますが、たくさんの人が木の花で暮らすことで改善して帰っていきます。

愛情深いメンバーに囲まれ、自然にふれながら規則正しい生活と食生活をし、毎日、自分の心を見つめるミーティングでシェアをしながら自分の心の癖を認識し、クリアーしていく。その連続が良い結果を生むことになっているのでしょう

まこっちゃんを見ていて、人は、かわっていけるんだなーって思っています

かっこいいぜ!!まこっちゃん!!


なかのんは金庫番

ファミリーでは、ひとりひとりの役割が自然な流れの中で絶妙に割り当てられていきます。足りないところはみんなで補いあい、日々の仕事がスムーズに回っていくようにみんなで心を合わせていますが、ときには「こんな人が来てくれたらいいね」という要望も出てきたりします。

そんな中で、「食当さん」のリーダーと経理を兼ねているあいちゃんや、青草の会の事務を担当するみちよちゃんをはじめとした何人もの人が「経理ができる人がほしい!」と待ち望んできました。その切実さは、数ヶ月の間ではありますが実際にパートさんを雇っていたことがあるほどです。

そんな中でファミリーメンバーとなったのが、通称『金庫番』のなかのんです。いさどんいわく「なかのんの堅さが、まさに金庫番にぴったり!顔のえらの張り具合も金庫みたいだし(笑)」ということで、なかのんは、なんと移住する前から「ついに経理担当の人が来る!」とみんなに期待され、なかのんも「みんなが望んでくれる仕事なら」と喜んで引き受けてくれたのでした。

「ここに来てから、どんな時に幸せを感じる?」と聞いてみたら、なかのんは「自分が失敗したり、至らない所や醜いところが見えたとしても、それでも生かされていることや、周りのあったかさを感じた時に幸せを感じるよ。何かを達成した時に高揚感を感じることもあるけれど、それよりも、こういうときのほうがじんわりと幸せを感じるんだ」と穏やかに話してくれました。経理の仕事についても「この役割を通じて自分の心をみつめていきたい」とどこまでも真面目ななかのんですが、幼児たちのパワーの前ではたじたじのようです。でも大丈夫!こうやって天使ちゃん(小悪魔ちゃん?!)たちが、なかのんの堅さをやわらかくほぐして、なかのんがみんなのために輝けるように手助けしてくれていますからね。だから、なかのん、たまにはわたしたちとも遊んでね!

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幼児たちにとりつかれた?なかのん。顔は笑っているけど、こころの中は・・・?


花を活けるこころ

「あいちゃーん、お花持って来たよー!」今日も畑で一仕事?終えてきた幼児たちの手には、かわいらしいお花がいっぱい。そう、ファミリーで「お花」といえばあいちゃんです。みんな、きれいなお花を摘んできてはあいちゃんに手渡し、あいちゃんはそのお花たちをお家のあちこちに飾ってくれるのです。

最近は、「寿花」という生け花の称号を持つヤスエさんも、四季折々のお花で我が家を彩ってくれるようになりました。「今日は、涼しげなイメージを出すために、パセリの葉を摘んできたの」と、愛おしそうに話すヤスエさん。4月にファミリーに移住してきて、「買わなくてもこんなに素敵なお花がいつも手に入るなんて、目からうろこだったわ」と笑って話してくれました。鮮やかな手つきで花を活けながら、「お花のある生活本当に豊かよねえ」と嬉しそうです。

ファミリーのみんながいちばん大切にしているものは、こころの豊かさ。さりげなく飾られた花たちにも、そんなこころが表れています。

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あいちゃんとみのり

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玄関に花を活けるヤスエさん


未来のファッションリーダー?

ファッションセンス抜群の名美容師ちーちゃんがファミリーにやってきてから、メンバーの雰囲気も少しずつ垢抜けてきた近頃のファミリーです。その波に乗ってか、最近、とくにおしゃれに目覚めてきたのが4歳のみのり。一日に何度も玄関の大きな鏡の前で髪を直すその目は、まさに真剣そのものです。「三つ編みを自分で出来るようにしたい!」と話すみのりの髪には、かわいらしいお花がささっていたり、紙でできた手作りのせんすがくっついていたり。そんなみのりのファッションは、ファミリーでも一目置かれています。「大人になったら何になりたい?」という質問に、「畑でお仕事する!」と目をキラキラさせながら答えるみのり。みのりをはじめ、木の花のこどもたちがどんな大人に成長するのか、今からとても楽しみです!

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