今日の畑の様子

 今日の畑の様子でーす

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キュウリは、長らくの旱魃などでマグネシウム欠乏が見られます。いまひとつ元気が無い感じ。雨がようやっと定期的にふってくれているので、回復傾向。あと、旱魃で表層の根がやられたところに、田んぼの草刈りをした時にでた草を敷き草しました。弱り目に祟り目で青草から出てくる有機酸によって表層の根が障害を受けた模様。わたわたと相談して、貝化石(天然の石灰資材)を50kg/10aまいて表層の酸性を中和する処理をして様子をみることに。酸性だと立ち枯れや根を溶かしてしまうピシウムなどの糸状菌が増えるようで、すこしアルカリにふることにより、ピシウムなどの増殖を防ぎ、バクテリアの増殖を促すのだそうです。さてどうなるかな?

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ズッキーニ(左)ものすごい勢いが良いです。結構、収穫できるぞこれは!!右は、ツルムラサキです。今日、支柱を立てました。

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 夏の葉物。おかひじきを定植しました。

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 おかひじき。昨年からつくってるけど、食感がいい感じ。

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ナスの様子。今のところ良い出来。豊作の予感

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ナスは、毎年、水田の隣で育てます。水田が近いので、そこから迎撃部隊のアマガエル君達がやってきています。多いところだと一株に3匹くらいいます。害虫のニジュウヤホシテントウムシなどをたべてくれてるのかな。害虫の被害も迎撃部隊の活躍なのか、あまりみられません。

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落ち葉を敷いた上には、敷き草をしました。畝の表面は、まるで森の生態系のような状態になってます。トビムシ、ササラダニ、ヒメミミズ、ヤスデ・・・・・・・いろんなのがたくさんいます。多様性の中で健康にナスが育ってます。畝間には、エンバクがまいてあります。天敵のすみかになるのと、エンバクがなすのセンチュウ予防にもなります。麦の根が通路に入るので、排水性などのことも考えてまいています

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自農センターの自生えピーマンという品種。数年間、自家採種してます。つくりやすくなってきた。

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 ピーマンの様子

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人参の採種圃場。もともとは、自農センターの筑摩の5寸。5年間、無肥料の環境下で採種し続けて、ものすごく良い品種になりました。この花が咲き終わって種がついたら、採種をして、今年の秋冬にんじんとしてまきます。

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採種圃場のとなりの人参の圃場。除草労力削減のためと、未熟有機物の分解促進のため、播種の4週間前にビニールを張って太陽熱処理をかけます。

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ポリマルチを全面にかけました。播種の時にはがして、ビニールは丁寧に回収して来年も再利用。昨年は、間引きの時に、気になった草をとった以外は、除草に入らなくて良かった。エンバク→人参→エンバク→にんじんというようなローテーションをしてます。エンバクなどの残渣の未熟有機物がしっかりと分解するので、又根などもすくなく、秀品率が高かったです。

 


スイカ交配

今日は、スイカの交配を朝しました。スイカ栽培一年生の僕としては、初めての交配。

自家採種している品種は前日に雌花に袋がけをしておくのと、雄花も開かないように花びらをとめておきます。虫に交配されないように。

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前日に袋がけした雌花の様子

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雄花を取ってその花粉を雌花につけています

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自家採種する品種は袋がけして日付も書いておきました。

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畝間には、萱が敷いてあります。草を抑える役割と、作付が終わったら育土の資材として使えます

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   木の花は養蜂もやっているので、一応、スイカ畑には交配用にみつばちさんを持ってきて交配してもらってます。もちろん確実に受粉させるために手でやるけれど。

長野でやっている友人のスイカ農家のどっひーさんや産地の農家さんは、180センチ幅くらいのマルチを張るそうです。そのほうがつるが引きやすい。萱を使うことの欠点は、萱にツルが絡んでつる引きしにくいところかな。来年は、幅広のマルチを使ってつる引きをやりやすいようにしようと思っています。ただ、萱を使うととっても土が良くなる。フカフカの土になります。また、富士山麓には、カヤが取れるところがたくさんあるので敷き藁として使っています。冬に借り集めてきて、夏野菜に使います。カボチャやスイカなど。


かぼちゃ様子

今日は、かぼちゃの整枝をしました。木の花では、親づるを6~8節くらいでとめて、そこからでる強い子づるを3本選んで3本仕立てをします。

今日は、こづるを3本にする作業をしました。子づるの10節目くらいから雌花をつけて実をならせます。今のところ、すごく良い出来です。これからが楽しみだなー

 

畝間には、冬に刈り取ってきたカヤを敷き詰めて、草を抑えるのと、作付が終わったらこれを鋤きこんで育土します。バックには富士山もあり美しい畑になってます

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今日は、早く起きてみんなで整枝作業。和気あいあいと作業をしました。


かぼちゃ定植

 今日は、かぼちゃの定植でした。2回目の定植で約700株ほど。今年の作付面積は全部で2反です。

品種は、早どり品種のえびす系のほっこり133、長期保存のきく「雪化粧」、ぺぽかぼちゃ、すくなかぼちゃ、そうめんかぼちゃ、自農センターの試作品種などでした。

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苗は今年も美しくできました。

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良い苗です。ビューティフル!!

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みんなで並んで定植です。後ろには、富士山。

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昨年は、ソバの畑だったのでソバがはえてきてます。自家用にそばもやしの収穫をしているみかちゃん

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畝間は、トラクターで耕起してから萱をしく予定だったのですが、草が多いので急遽変更して、嫌気性ボカシを50kg/10aまいて、キューホーで表層をぼかし除草しました。トラクターで起こすと下に眠っている草が出てくるので、手間はかかりましたが、こちらのほうが後々、草がでない。ちなみに、ボカシ除草は、ボカシを表層の5ミリ~1センチくらいにキューホーで混和することにより、ボカシが分解する際にでる有機酸で雑草の芽が焼けて除草効果が長持ちするというもの。また、萱を敷く前にボカシをまいておく事によって、小動物などが表層で増える事も狙ってボカシをまいています

 

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キューホーでぼかし除草中

この後に萱を畝間全面に引きます。おそらく、追肥なしでそのまま育てる予定。様子をみて、ぼかしの追肥をするかも。

作付終了後は、萱を細かく粉砕し、米ヌカもしくは、ボカシをまいて、萱の分解を促し、しばらく分解期間を経た後に、エンバク(ヘイオーツ)を播種して来年の2~3月ころに鋤き込み予定。その後、緑肥を刈り倒した後には、また、かぼちゃの定植になります。基本、連作で行います。

さて、今年はどうなるのか、たのしみだな。


トマト定植

自然農法センター職員で、ファミリー同然のお付き合いの「わたわた」こと石綿薫さんのブログ記事の転載です)

木の花ファミリーではトマトの定植が始まりました。わたわたもお手伝いしてきました。前作はレタスや菜っぱなどの葉もの野菜で、後作トマトはその畝をそのままつかって栽培していきます。

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葉ものの生育状況。土壌が酸性なのでホウレンソウは生育が悪いのですが、レタスや菜っ葉は良いできです。施肥ではなく、鋤き込みした緑肥が栄養源です。生育が悪い場合に土ぼかしやぼかしで補助しますが、基本的に作物と緑肥が自ら地力(=土壌生態系)をつくっていく作用を利用して、そこに耕耘や不耕起リレー作付けなどの方法と微生物資材(木の花菌活性液や光合成細菌)による調整をすることで栽培していきます。日持ちが良いシャキットした野菜になっています。ここの葉ものの跡地もトマトになります。

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こちらが今回トマトを定植する区画。ついこの間葉ものを収穫し終えて、表面を除草して植え穴を開けた状態。まだレタスや葉ものの根は残っていますが、そのままトマト畑に移行します。植え穴には木酢液「キクノール」+木の花菌活性液+光合成細菌液を入れています。これで初期生育期の水分供給を兼ね、微生物を活性化させたり、交換性ミネラルを一時的に水溶性に変えて吸収しやすくすることを期待しています。

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たっちゃんが植え方の説明をしています。苗が若いので不耕起ベットにはちょうど良いのですが、それでも栄養成長過剰にならないように、根鉢を2cmほど高く植える浅植えにすることにしました。地温が高く空気の多い表層に初期の根を張らせることで花芽の発育を促進しようというわけです。畑の状況や苗の生育に合わせて臨機応変に栽培方法を修正したり、初期生育期の水管理の方針を立てたりするのが自然農法の自然農法たるところかと思います。