トマト定植

自然農法センター職員で、ファミリー同然のお付き合いの「わたわた」こと石綿薫さんのブログ記事の転載です)

木の花ファミリーではトマトの定植が始まりました。わたわたもお手伝いしてきました。前作はレタスや菜っぱなどの葉もの野菜で、後作トマトはその畝をそのままつかって栽培していきます。

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葉ものの生育状況。土壌が酸性なのでホウレンソウは生育が悪いのですが、レタスや菜っ葉は良いできです。施肥ではなく、鋤き込みした緑肥が栄養源です。生育が悪い場合に土ぼかしやぼかしで補助しますが、基本的に作物と緑肥が自ら地力(=土壌生態系)をつくっていく作用を利用して、そこに耕耘や不耕起リレー作付けなどの方法と微生物資材(木の花菌活性液や光合成細菌)による調整をすることで栽培していきます。日持ちが良いシャキットした野菜になっています。ここの葉ものの跡地もトマトになります。

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こちらが今回トマトを定植する区画。ついこの間葉ものを収穫し終えて、表面を除草して植え穴を開けた状態。まだレタスや葉ものの根は残っていますが、そのままトマト畑に移行します。植え穴には木酢液「キクノール」+木の花菌活性液+光合成細菌液を入れています。これで初期生育期の水分供給を兼ね、微生物を活性化させたり、交換性ミネラルを一時的に水溶性に変えて吸収しやすくすることを期待しています。

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たっちゃんが植え方の説明をしています。苗が若いので不耕起ベットにはちょうど良いのですが、それでも栄養成長過剰にならないように、根鉢を2cmほど高く植える浅植えにすることにしました。地温が高く空気の多い表層に初期の根を張らせることで花芽の発育を促進しようというわけです。畑の状況や苗の生育に合わせて臨機応変に栽培方法を修正したり、初期生育期の水管理の方針を立てたりするのが自然農法の自然農法たるところかと思います。


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