炭素循環交流会①

昨年の秋作から新しい農業の取り組みをしてきました。

その方法とは、「炭素循環農法」と呼ばれる自然農法の1つで、高炭素比の資材(落葉、カヤ、木材チップ、竹繊維)やキノコ廃菌床、大きく育てた緑肥などを主体にした有機物投入により、土壌中に糸状菌(担子菌類)を多く発生れさせ、その分解過程で作物を栽培するという方法です。ボカシなどの炭素比の低い資材を極力使わないことにより、土壌中の硝酸態窒素を極低濃度で維持することを特徴とするとされています(未検証)。今後は、このうち緑肥を主体に、カヤや木材のチップや廃菌床を補助的に使う栽培方法を行っていく予定にしています。

ツꀀその炭素循環農法の実践交流会をさる5月5日木の花ファミリーで開催しました。

ちょうど、今回の講師である林さんがブラジルから来日され、2ヶ月にわたり日本を縦断して30箇所以上で圃場見学や講習会を開催するという話を聞き、早速、木の花で開催したい旨を伝えたら、即OKということで開催させてもらうことになりました。

ツꀀ当日は、ファミリー以外の参加者が30名以上に及び、ファミリーメンバー含め40名以上で圃場見学と講演会を聞きました。まさか、そんなに参加者がくるとは予想していなかったため、この農法への関心の高さが伺われました。

ツꀀ炭素循環に切り替えてから2シーズン目は、転換期における典型的な症状がおこるということを聞いていましたが、今、木の花の圃場でも作物の出来にばらつきや生育不良がおきるなどの

症状が発生しており、林さんにそれを見てもらい、具体的なアドバイスをもらえたことは私たちにとっても非常に参考になりました。

ツꀀ今までの肥料をあげながら育てる有機農業の考え方とかなり異なる部分があるので、苗から無肥料で育てていくための育苗土の工夫など、いままでの技術の枠組み全体をみなおしていく必要があるなと思っています。

いろいろ問題に見えることが起こる可能性が高いですが、やりがいもあります。

炭素資材の連続使用による土壌の変化などは、気になるところなので研究機関と共にデータを蓄積していこうと思っています

転換時の畑の様子やトラブルなども適宜報告していくつもりなので、まあ、おおらかにみていてください


One thought on “炭素循環交流会①”

  1. はじめまして。
    私は、家庭菜園で、去年の今頃から、ネット上の手引きを読んで、施肥をやめ資材の投入を続けています。ちょうど一年目なので、不作に我慢している日々です(笑)
    当サイトを初めて拝見しましたが、我が心の勇気づけにさせて頂きたいと、思います。
    よろしくお願いします。

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