にんにく一斉収穫

たっちゃんです

ニンニクの一斉収穫をしました。

作りかたとしては、前年度、溶燐200kg/10a 鶏糞500kg/10a を施肥し、ソルゴーを蒔きました。ソルゴーをつくることで鶏糞の中の即効性の肥料成分は有機化させます。ソルゴーは1.5mくらいまで生育させて、トラクターで粉砕してから鋤きこんで、しばらく分解させてから30センチくらいの高い畝を立てて、ニンニクを播種しました。このスタイルで、3年連作をしていますが、年々、つくり安く、安定したものができるようになってきました。

冬に葉面散布のような形で液肥に光合成細菌、活性液をまぜたものを2回くらい散布しました。

形も大きさも良い感じのニンニクが収穫できました。

抜いてから、午前中の間はマルチの上で乾燥させましsた

まず、来年の種にするニンニクを収穫します

大体こんな感じのにんにくです

今日、明日は忙しいので、とりあえず、倉庫の中で扇風機をかけて乾燥させながら保存します

通常のにんにくの食べ方でも美味しいですが、

今年は、発酵黒ニンニクを作っている業者としりあったので、一部を発酵黒ニンニクをつくるのと、発酵ニンニクエキスも作ってみようと思ってます。数量限定で皆さんにもお分けする予定です。

作ったものを業者から送って貰って試食しましたが、なかなか甘くて美味しいです。

 


けんたくんからのメール

今回のユース・ビジョン・サミット参加者の一人である、
けんたくんこと住岡健太くんから、ファミリーにメールが届きました。

 

住岡健太くん

 

けんたくんは、渋谷での傘のシェアリングシステム「シブカサ」の発起人であり、
現在はパワースポット居酒屋「魚串炙縁」(うおぐしあぶりえん)を経営しています。
そして今また、人と人とがつながる新しい形のネットワークを創り上げようとしています。
サミットの数日前に偶然木の花を訪れて開催を聞いたけんたくんは、
そのまま滞在を延長し、ユース・ビジョン・サミットと、ユース・大人合同サミットに
参加したのでした。

 

以下は、
ぎりぎりまでサミットに参加して
夜中に東京に帰り着いたけんたくんから届いたメールです。
とても気持ちのこもったメールに、ファミリー一同嬉しくなって、
ぜひ皆さんにもシェアしたくなりました。

 

■   ■   ■   ■

 

木の花ファミリーのみなさんへ

 

こんばんは。

旅を終え2週間ぶりに家に帰った住岡健太です

あっ健康の健に太いで
健太です(注1)

ワクワクした感情が今も続いています。
テンションがハイになる状態ではなく、魂がフツフツと喜んでいる感覚です。

少し長いですが、耳を傾けながら豆を数えて頂けると嬉しいです(注2)

僕は2週間、関西を旅していました
その最終地点が木の花ファミリーでした

始めに
淡路島で村を作ろうとしている人達とMTGをし

奈良県で
農家さんと村おこしについてMTGし

三重県では農業を研究している大学院生と語り合いました

語り合う中で見えてきたもの
それは「人」の重要性でした

仕組みや制度では村(コミュニティ)を作ることはできない

人や想いこそが永続可能な村を作る

それこそがこれからの時代に求められるものだ!

そう答えを出しやってきました

みなさんが微笑んでいる様子が目に浮かびます

そうです。
求めていた世界がココにはありました。

精神と物質のバランス
人生を探求する生き方
仲間をこえた家族の絆

江戸時代にやってきた外国人が日本人の精神性の高さに驚いたといいます

まさか僕が外国人と同じ経験をするとは思いませんでした

しかも同じ日本で!

僕がずっとずっと探していたものがありました

20代前半引きこもりで死にたい時もありました
ビジネスで人間不信になった時もありました

その中でも1番辛かったのは
誰かに相談をしようと携帯の
ア行から一件一件見ていき
最後まで誰にも相談が出来なかった時でした

悲しすぎて涙が溢れてきました
次から次にこぼれ落ちる涙

今まで何のために生きてきたんだろう
どんな人間関係を作ってきたんだろう

それから生き方を変えました

あれから5年

とうとう求めていた世界に出逢えたんです。

今までの経験、全てに感謝です

僕は、みなさんと同じビジョンを見ているんじゃないかと勝手に思っています

みなさんに出会えたことを僕は一生忘れません
むしろ忘れる前に会いにいきます!

今回、お話が出来なかった方もいますが、次回はお話が出来たらと思います

ユースビジョンサミットで語りあえたのも
お仕事をしてくれていたみなさんの存在があったからです

個別に名前をあげようと思ったのですが
みんなで1つなので

みんなに感謝です!!

そんな木の花ファミリーが大好きです。

僕は、周りから変人扱いです
それが嬉しいのですが笑

みなさんも変人だと思います。
(良い意味ですよ~)

僕は、未来のライフスタイルで生きてるだけだと思ってます。

共に調和した世界を創っていけたらと思います。

最後に提案なのですが
木の花ファミリーの土地にUFOが不時着できる場所を作ってはどうかと思います。

真っ先にやってくると思いますよ
豆1つ分の場所でいいので笑

いつの日かUFOに乗って行けたらいいな~と思ってます

長くなりましたが、
また木の花ファミリーというお家に帰ります。

本当にありがとうございました。
ただただ存在に感謝します

みなさんと今も幸せを共有しています
東京の夜空を見上げながら
住岡健太 2012、6、26

 

■   ■   ■   ■

注1
ファミリーでは名前からその人の心の形を観るため、
名前を漢字でどう書くのかをよく聞かれる。

注2
ファミリーでは、ゲストからのメールなどを全員でシェアする
「大人ミーティング」の最中に、販売用の豆の選別作業などを やっていることが多い。


「地球の未来に心配なし!」-ユース&大人サミット、無事終了しました。

5月25日より、3日間にわたって開催されていた
ユース・ビジョン・サミットと大人サミットが、無事終了しました。

 

今回が初めての開催となるユース・ビジョン・サミットを企画したのは、
中央大学経済学部の池見優くん - 通称“ポール”。
「次にあるべき地球のビジョンを共有し、創り上げていく」ために、
大人たちからバトンを受け取り、共に走り出すきっかけとなることを目指した
今回の合同サミットは、大人、若者の双方に、
「想像を超えた収獲」をもたらしました。

名ファシリテーターとして大活躍のポール

 

ユース・ビジョン・サミットには、学生や青年起業家に加えて、
木の花の若手メンバーや、心のケアで滞在中の大学生も参加。
大人サミットも、大学教授から弁護士、専業主婦まで多彩な顔ぶれがそろいました。
今回は、大人たちよりも1日早く集まった若者たちが相互に意見を出し合いながら
自分たちのビジョンをまとめ、その提言を受けて大人サミットが開催される、
という流れとなりました。

若者たちの提言を聞いて、大人の一人であるみねっちは
「それは本か何かを読んで勉強したのですか?」と質問。
若者たちからは「いいえ」の返事。
「自分たちの中から湧きだしてきたんです。」

 

「 若者たちが出した結論に驚いた。
私が長年かかって学んできたことを、彼らはすでに当然のものとして
話に織り込んでいたから。
彼らのような若者が世界を変えていくことを望みます。」
と、みねっち。

サミット中、終始穏やかな笑顔で話を聞いていたみねっち(中央)

 

 

さて、それでは一体若者たちはどんなことを話し合ったのか。
具体的な内容については
後日ポールからのレポートでご報告させていただくことにしまして、
ここでは取り急ぎ、写真と、
そして大人・若者双方から頂いたアンケートにて、第一報とさせて頂きます!

 

なお、大人からのアンケートの中に、
こんな言葉がありました。

「ユース・ビジョン・サミットの報告に感激しました。
 地球の未来に心配なし!

 

大人たちへプレゼンテーションする若者たち

 

 

 

このサミットを終えての、大人たちの感想

「これだけ若い人達が心の問題を、又、未来のビジョンを
適格に明るく伝えられることに感激しました。
共に語り合い、前進して行きましょう。」

「安心もしたし、学びを頂きました。
可能な限り共有化や支援をしていきたいです。
自分の枠を少し外せたような気がします。」

「実体験に基づく説得力が大切。」

「新しい人達と出会い、全く違った感性に触れることができて、
実り多いサミットでした。」

 

若者たちの感想

「こんなに素で議論できる会は初めてでした。」

「語り合う中で、自分たちの中からどんどん湧き出してくる。
それは本当に興奮するプロセスでした。」

「一人では行き着かないところに、すごいスピードで
みんなと行ってしまった・・・そんな感じ。」

「とうとう求めていた世界に出会えた。今までの経験全てに感謝。」

 

発起人・ポールの感想

「自分の成長(というよりは気付き)につながって、
皆が喜んでくれて、嬉しかったです。
ことばにならない気持ちでいっぱいです。
感謝、感動や共鳴、そして愛を感じました。
これから、具体的な行動に今すぐ移していきます。

誰かのために一生懸命になるとこんないいことがあるんだと知りました。」

 

若者たちの中から湧き出たものを統合して表した図

 

 

皆さま、報告をどうぞお楽しみに!

 

 


木の花ファミリー通信 Vol.57 2012年5月号が発行されました!

 

月刊ニューズレター「木の花ファミリー通信」の5月号が完成しました!今月は毎月開催している「生活体験ツアー」のレポート、長年の付き合いだったご近所の友人とのエピソードなど、盛りだくさんの内容でお届けします。

こちらからPDFファイルを[download id=”9″ format=”2″]も可能です。どうぞご覧ください!

トピックス

  • 「生活体験ツアー」での出会い
みんなのくらし
  • けんちゃん、おつかれさま

今月の「たより」

  • 毎月、ファミリーのさまざまな仕事の現場をレポートする「たより」シリーズ。今週は「養蜂隊」のつくしくんの登場です。

その他

  • お知らせ掲示板、今月の木の花菜食レシピ

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フランスからのお坊さん

ポールは、フランスのプラム・ビレッジに住むお坊さんです。
今月初めに木の花にやって来て、2週間をみんなとともに過ごしました。

 

フランス人僧侶のポール(後列中央)

 

プラム・ビレッジは、ベトナムの禅僧ティク・ナット・ハン師によって設立され、
世界中から多くの人が学びに訪れている、仏教をベースとしたコミュニティです。
木の花の「ひまわり」の廊下には、
偶然にも!同師の言葉が飾られているのでした。

ティク・ナット・ハン師のことば

 

カトリックがメジャーなフランスでなぜ禅僧になる道を選んだのかを尋ねると、
“信じる”ことを教えるキリスト教よりも、 自分で道を見出していく仏教の方が
おもしろく思えたのだそうです。

「だけど、仏教を学んで、キリスト教のことをより深く知るようになった。」

 

木の花には学べることがあると思って来た、というポール。

「人と暮らす、ということが、もっとわかった。
みんなすごく、あたたかい。」

 

30年間続いているプラム・ビレッジと、18年間続いている木の花ファミリー。

「それだけ続くのは、すごいこと。
そこには、“collective wisdom”(多くの人が集まることで生まれる智慧)がある。」

「でも本当は、続けても、やめても、きっとどっちでもいい。
だって、その人の道は続いていくから。 何でもいいんだよ。」

 

出発の朝、ラブちゃんとたくみにお別れのハグをするポール

 

 

もっといたいけど、行かなくちゃ、と言って、帰って行ったポールへ ―

ボン・ボヤージュ! 

 

 

自分で絵を描いた、というポールのリュック