木の花ファミリー通信 2013年2月号が発行されました!

諸般の事情でたいへんお待たせしてしまいましたが、木の花ファミリー通信の2013年2月号が発行されました!ぜひ、お読みください。

今月の記事は、以下のとおりです。

  • 祭りの伝統と未来への光~富士浅間(せんげん)木の花祭り
  • ゆうひくんとすめらくんが誕生しました!
  • エコビレッジ・デザイン・エデュケーション(EDE)、いよいよ開始!
  • 大町だより

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ジャガイモ定植

 今日はジャガイモ定植をしました。今年の作付面積は2反5畝。連作3年目。緑肥とジャガイモの組み合わせです。

今年は、昨年のジャガイモ終了後に、セスバニアを育てて、鋤きこんで、その後、土壌診断をして苦土石灰によるPHの補正をはかりました。あと、カリが非常に少ない畑だったので、パームアッシュといわれている、灰をまきました。これは、主にカリ補給をかねてです。

その後、少しの間、エンバクを伸ばして、鋤き込みました。緑肥の鋤き込み時は、木の花菌の活性液と光合成細菌、糖蜜をまいて、緑肥を乳酸発酵させ土の中でゆっくりと発酵分解させます。疫病対策になればいいなーと思ってやってみました。2ヶ月弱おいて定植を迎えました。

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浴光催芽をした後に、包丁で適正なサイズに切りました。切った切り口には、余っていたシリカをつけて3日間ほど乾燥させてました。伝統的には草木灰などが良く使われます。

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出島の種。今年の品種は、レッドムーン、出島、サヤアカネです。どうも木の花では、この品種がよく出来るようだ。

男爵やメークイーン、キタアカリはあまり相性が良くないみたいなので、今年はやめました。

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まず、ラインとメジャーをまっすぐ引きます。そして、曲がらないようにまっすぐ植えていきます。まっすぐ定植すると後の土寄せの際の管理作業などの時に管理機で土寄せをする際、とても楽に作業が出来ます。少しの意識を持つだけで綺麗に定植できる。その少しづつの意識が作物の成育を助けていくと僕は思ってます。丁寧に心をこめると作物もそれに答えてくれるんだよなー。

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出島は25cm、レッドムーンは33センチ 間隔 条間は80cm間隔で植えました。

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芽が10cmの深さになるように掘って、土をかけます。それで定植終了。芽を下向きにして植えます。下向きに植えることによって、弱い芽は伸びられず、強い芽だけがのびてくるということになります。

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作業記録を撮りたい僕の意図を知ってか知らずか、つくつくはいつものエキセントリック。

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みんなで定植作業。

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午前中は14人ほどで定植。10時のおやつの風景

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隣の畑は、ゴマの予定地。ゴマを3年ほど連作してます。ゴマ終了後、残渣を鋤き込み、ヘアリーベッチを蒔きました。

ヘアリーベッチを鋤きこんでゴマを作ります。緑肥のヘアリーベッチとゴマの循環で作り続けます

 

 


緑肥連続栽培

わたわたが有機農業研究会の全国大会IN静岡に講師として参加するため、木の花に来てくれました。圃場を見てくれて、記事もブログにアップしてくれましたので今日はそれを報告します。

■以下、わたわた記事 http://blogwatawata.blog.fc2.com/

木の花ファミリーのハウスでは一足早く春の葉もの野菜がすくすく育っています。冬の終わり頃から春にかけての時期は、気温・地温ともに低いので、ハウスでもなかなか生育がゆっくりで揃いにくいのですが、冬でもハウスなら緑肥エンバクは結構育ちます。麦類は強いですね。そこで、畝立ては前年のうちに終わらせておき、エンバクを畝に播いて、冬の間にもゆっくりと生育しておいてもらいます。
緑肥連続栽培1
タネまきの時期が来たら、刈り倒して播種します。予めタネまきするスジは決めておき、条間にエンバクは播いてあったというわけです。
緑肥連続栽培2
芽が出て伸びてくるころには敷いたエンバクはかなり小さくなっています。地面に接しているところからどんどん分解して栄養に変わっていきます。
緑肥連続栽培3
すっかり葉ものに入れ替わった感じです。エンバクの敷き藁効果と葉もの自体がしっかり根張りをして育つので、雑草が出てきません。出てきても葉ものを凌駕するような伸び方は出来ないのです。
緑肥連続栽培4
葉は厚みがあって、旨味があります。生育はゆっくりですが、日持ち性が良いのです。
緑肥連続栽培5
野菜自らが生態系の支配者として緑肥エンバクに置き換わっていく過程を担っています。
前作の作物残さや緑肥などの粗大有機物を鋤き込んで、さらに緑肥エンバクを播けば、堆肥や有機肥料を入れずとも、大抵の場合はエンバクは難なく育ちます。エンバクを播かずに、鋤き込んで保温しておいて、ダイレクトに野菜のタネを播いても育つのですが、粗大有機物に斑があったりすると不安定になります。緑肥が生育するということは少なくとも植物が根を伸ばしたりする条件がちゃんとあることを意味し、また緑肥が育つことで土の中には安全に根を伸ばす物理空間が確保されていきます。ここを緑肥から野菜に置き換えていく栽培というイメージです。


EDE2013開講ーリックさんからのメッセージ

エコビレッジ・デザイン・エデュケーション2013が
いよいよ始まりました!

国内外のエコビレッジについての講座を受ける受講生たち
初回講義は「国内外のエコビレッジについて」

年齢も経歴もさまざまな14人の受講生たちが、
1ヶ月間寝食を共にしながら、真に持続可能な暮らしについて学んでいきます。

その受講生の中に、これまでブログフェイスブックでもご紹介してきました
宮城県は石巻市の網地島在住のリック・ミッケルソンさんがいます。

まこっちゃんとつくつくと共に
まこっちゃんとつくつくと一緒に

リックさんは、受講までの1ヶ月間網地島でごみ拾いを続け、
EDEの受講費を寄付で募っての参加でした。
そんなリックさんから、皆さんにお知らせがあります!

リックさんは、EDE受講を支援をしてくれた方々に、
寄付金額ごとに下記のプレゼントを用意しています。

1000円〜  EDE受講レポート(英語)
3000円〜  EDE受講レポート(英語)とEDE写真
5000円〜  EDE受講レポート(英語+日本語)とEDE写真
10000円毎 EDE受講レポート(英語+日本語)とEDE写真と
網地島ご招待券(ペアで一泊+お子様やペットも同伴可)

例:2万円であれば二泊、3万円であれば三泊…
網地島ツアーと シェフ リックの料理付き!
(現地までの交通費は、各自ご負担お願い致します)

寄付サイトJustGivingなどを通して寄付してくださった方の中には
連絡先のわからない方もいらっしゃいます。
そこで、もしもこの案内をご覧になり、プレゼントを受けたい!という方は
どうぞお気軽に下記EDE事務局アドレス又は電話にてお知らせください。

ede[at]konohana-family.org
*[at]は@に変換してください。

 

受講の様子は、フェイスブック
EDE@木の花ファミリーのホームページでも公開していきます
どうぞお楽しみに!

これから1ヶ月間を共に過ごす仲間たち
これから1ヶ月間を共に過ごす仲間たち

 

 


リックさん(網地島在住)への寄付額目標に達しました!!!

2月17日からいよいろエコビレッジ・デザイン・エデュケーション(EDE)が開催されます。
今回のEDEは日本各地から15名の参加者が集まりますが、
そのうちの一人、リック・ミッケルソンさんは被災地である宮城県石巻市網地島に暮らしています。

リックさんは先日このBLOGでお知らせしたとおり、EDE受講料の寄付を募っていました。
毎日網地島のごみを拾うチャレンジを掲げ、その様子をご自分のBLOGにUPしています。)

愛犬と一緒にゴミ拾いにまわるリックさん。
愛犬と一緒にゴミ拾いにまわるリックさん。
流木を使って冷床を作成しているリックさん
流木を使って冷床を作成しているリックさん

毎日こつこつごみを拾い続けているリックさん。
流木や瓦礫を再利用し、
犬小屋や冷床、非電化冷蔵庫など様々なものを生み出し活用しているリックさん。
その様子からは誠実で優しい人柄が伝わってくるようです。
その姿勢がきっと多くの人に伝わったのだと思います。
リックさんへの寄付は現実点で目標額以上集めることが出来ました。

内訳は以下の通りです。

JustGivingへの寄付:73,000円(受取額:65,700円)
リックさんへ直接寄付:126,000円
ぐりーんぐらすへ直接寄付:15,000円
イベント収益(被災地):14,597円
合計:228,597円(221,297円)

あらためて皆さんの温かい支援に感謝します。
リックさんを通して、被災地に人と人が支えあい、自然と調和した暮らしが広がるように。
皆さんにお気持ちが活きるように。
私たちはしっかりとEDEを運営していきます。

なお差額につきましては、
リックさんの諸経費や時期EDEの被災地支援枠などに使わせていただく予定です。

今後も被災地からの受講者を募り続けるために。
これからも皆さんからの支援は歓迎いたします。
どうぞよろしくお願いします。