田んぼ隊、グラビアデビュー!?

ファミリーの地元である富士宮市が発行している広報誌「広報ふじのみや」の9月号の表紙を、田んぼ隊のまりちゃん、ありくん、じゅんじマンが飾りました!ちょうど、ファミリーの本宅前の田んぼでヒエ取りをしていた3人のところに、市役所の担当の方が「写真を撮らせてください!」と言って来られました。「外で仕事をしている人を撮影したい」と街中を探していたところ、ちょうどお盆で人影がなく、困っていたところでファミリーの前を通りかかられたそうです。みんな、いい笑顔で写っています。


愛ちゃんの誕生日

ファミリーではお食事の調理をする人たちを「食当さん」と呼んでいますが、そのリーダーである愛ちゃんは、今日、55歳のお誕生日でした。

お誕生日には、誰でも夕食に好きなメニューを注文することができます。でも今年の愛ちゃんは、好きな食べ物の代わりに「一日中、畑で草取りをしたい」とリクエストしました。

今はほとんどの時間を厨房や本宅で過ごす愛ちゃんも、かつてはみんなと一緒に農作業に出ていました。特に草取りは名人で、誰よりも早く、丁寧な作業が自慢でした。本宅近くのこんにゃく畑で久しぶりの作業を満喫している愛ちゃんの写真を撮りに、畑に出かけてみました。

青空の下、愛ちゃんはひとりで楽しそうに草取りをしていました。撮影をしながら、「草取りをしながら、何か考えてた?」と聞いてみたら、「無心になろうと思ってたんだけど、ずっとみんなのことを考えてた」と愛ちゃんは言いました。「ひとりひとりの顔を思い浮かべながら、みんなが幸せになるといいなあ、って」

自然の中に身を置いてみて、本当にありがたいなあ、と身にしみて感じることができて、最高に幸せ、と愛ちゃんは涙ぐんで言いました。そんな愛ちゃんの大きな幸せが、この記事を見たみんなにも伝わるでしょうか。

こんにゃく畑で草取りをする愛ちゃん

ウェルカムコンサートで流行中(?)の「幸せの種をふりまこう」のポーズ


幸せの水色カエル

先日、NPO法人メダカのがっこうのみなさんに「田んぼの生きもの調査」に来ていただいた際に(記事はこちら)、珍しい「水色のアマガエル」の話題で盛り上がりました。先天的な色素の欠乏で鮮やかな水色になるアマガエルがいるそうで、その確率はおよそ1万分の1。生きもの調査のベテランである林鷹央さんも「まだ見たことがない」とのことでしたが、ファミリーのメンバーは何人かが「見たことあるよ~」と話していました。

そんなことがあったわずか数日後、ファミリーの田んぼで幻の水色ガエルが見つかりました。さっそくお家に連れてきて、家族中でその姿を楽しませてもらいました。しばし写真撮影に付き合ってくれたカエルくんは、またファミリーの田んぼに帰っていきました。

そんなわけで、姿を見た人に幸福をもたらす?かわいいカエルくんの姿を皆さんにご披露します。

撮影が済んだから田んぼにカエル


教育ファーム第3回、大豆の草取りでした

数日のぐずついた空模様がうそのように気持ちのよい晴れ間がのぞいた日曜日、NPO法人青草の会が主催している教育ファーム事業、「自然のめぐみをいただきます!」の第3回、「大豆の草取り」が行われました!

体験会場となったファミリーの田畑は、もちろんすべて無農薬有機栽培。大豆の根もとや畝間にたくさんの草が生えています。畝間の草はファミリーのお百姓さんたちが草刈り機で刈り取っていきます。参加者のみなさんには、根本に生えている草を手で取ってもらいます。

いさどんは、作業の途中で手を休め、虫と植物が共存する様子を交えて、畑で生きる命たちのつながりについて説明しました。ちょうどそのとき、私たちがいた畑の向かいにあるよその畑で、除草剤をまいていました。除草剤を使えば、たしかにたいへんな草取り作業は省くことができます。けれども、ファミリーではさまざまな生物が平和に共存する畑で、生命力の強い作物を作ることをポリシーにしています。 だから、手間を惜しまず、手作業であっても草取りに精を出すのです。

さて、ここで皆さんに打ち明け話とお誘いです。この教育ファーム事業は農水省の助成を受けて今年から始めた事業です。地元富士宮市の小学生とその保護者の皆さんを対象に企画したのですが、土地柄なのか、有機農業や環境に関する関心の低さなのか、残念ながら、応募の人数がかなり少ないという現状があります。

引き続き、地元での広報の努力は続けていきますが、遠隔地の皆様も大歓迎です。今回も、東京から3名様がご参加くださいました。有機農業体験だけでなく、漬け物や味噌づくり、エコ・クッキング講座など盛りだくさんな内容です。また、午前中の企画となりますので、お昼ご飯をファミリーで召し上がっていただくことも可能です。来年2月まで毎月1回開催ですが、ご都合のよい回のみの参加も大歓迎です。お部屋に空きがあれば、前日の土曜日からファミリーで宿泊していただくことも可能です。

詳しくは、教育ファーム専用ホームページをご覧の上、ぜひお申し込みください!チラシはこちらからダウンロード可能です(PDFファイル、約1.6MB)

ファミリーのいさどん(右)が作業の説明をしています

暑い中、草取りに熱中する参加者のみなさん

ファミリーの畑隊は畝(うね)の間を草刈り機で手際よく刈っていきます


第16回生活体験ツアー

よしどんです。こんにちは!

ご報告が遅くなりましたが、8月23日(土)、24日(日)に、第16回生活体験ツアーが開催されました。参加者は、女性4名、男性6名と、昨年5月にツアーが始まって以来、初めて男性の参加者が多いツアーになりました。

実はツアーに限らず、このような農的暮らしやコミュニティに興味を持ってここを訪問される方や、移住希望者についても女性が多いのがひとつの特徴です。赤ちゃんを産むという役割があるせいなのか、生きるということに対して女性の方が真剣で貪欲なのか、ファミリーのメンバーも女性の方が多いのです。

そんな中で今回、男女の比率が逆転したことを受けて、何か新たな動きが始まるかも?と少し期待をしていたのですが、その部分に関しては、特に何も起こりませんでした(笑)

さて、本題です。あいにく雨の多い二日間となりましたが、その分、室内の施設案内や作業が多くなり、結果的にはファミリーのメンバーと色々な話をする機会が増えて良かったと思います。

2日目には、いつも通り皆さんとこの2日の経験を踏まえての感想、意見のシェアリングをしたり、質疑応答をしたりする時間を持ちました。今回も振り返ってみて、やはりもっとも心に残るのは、この時間でした。感想を話しながら涙する方や、叱って下さいと言いながら(笑)自分の内面にある葛藤を赤裸々に語られた方や・・・いつもながら、みんなにとって2日間の体験がぎゅっと集約された貴重な時間になります。それは、僕らが大切にしている毎日の大人ミーティングの時間にも似ていますね。

参加者の皆さんに帰ってから感想メールをいただいたり、メーリングリスト上で参加者同士の交流が始まっている様子を見て、今回もやって良かったなぁと思いました。ツアーに参加された皆さん!本当に有難うございました!

(いさおより:今回、写真があまりなくてごめんなさい。りょうくん、全体写真の提供ありがとう!)

参加者の方々で記念撮影(写真提供:りょうくん。ありがとう!)

ちょうどゲストとしていらしていた猪木快守さん(アントニオ猪木氏の実兄)と一緒に「にわとり小学校」を見学。猪木さんのお話を伺いました

にわとり小学校の見学

ウェルカムコンサートのクライマックスは、いつも通りみんなで手をつないで