先日11月8日と9日の二日間で、さつまいもを全部収穫しました!
作業の様子はこんな感じです。

- トラクターで起こした後、みんなで楽しく!速く!キレイに!掘り出しました♪


紅東 表皮の色・赤 最もポピュラーな品種 寒さに弱い
食味や収量は気候や土質に左右されるようですね。
紅東 表皮の色・赤 最もポピュラーな品種 寒さに弱い
木の花ファミリーも積極的に活動に参加している「いのちの村ネットワーク」では、この11月から「エコビレッジ・サポート・プログラム(ESP)」と題した教育プログラムを開始しています。
ESPは本気でエコビレッジ作りを目指す人たちを対象に、体験を軸とした実践的な学びを提供するプログラムです。既存のエコビレッジの全面協力のもと、参加者は実際にエコビレッジに滞在してその生活に参加、エコビレッジの運営に関わる生きた智恵やスキルをしっかりと身につけることができる画期的なカリキュラムです。エコビレッジを立ち上げたい方だけでなく、生活にエコビレッジ的な要素を取り入れたい方にもおすすめです。
その記念すべき第一回の舞台は、木の花ファミリー。参加者は来春、京都府綾部市を舞台にエコビレッジの創立を準備している「みろくビレッジプロジェクト」のメンバー2名で、「みろくビレッジプロジェクト」リーダーの「ひろっち」こと田中宏之さん、福井県でエコビレッジづくりに取り組む「あまてるの里」の「まっちゃん」こと松山幸広さんです。
11月2日にファミリーに到着したふたりは、さっそく農作業に参加。ファミリーの生活に馴染みながら、日々の生活の中に組み込まれるさまざまな学びをこなしています。毎晩の「大人ミーティング」にも参加して、学びや日々の気付きを積極的にシェアしています。日々の活動は、ブログでも公開されていますので、ぜひご覧ください。
学びのいくつかは、公開講座として皆様にも自由にご参加いただけます。16年の歴史を持つ「木の花ファミリー」で実践的に編み出され、
日々の暮らしを支えている技術を学ぶことができます。興味をお持ちの方は、ぜひご参加ください!
<11月度公開講座>
・11日(水)
09:00~12:00 天然酵母のパンづくり
15:30~18:00 有機農業の基本(1)
・12日(木)
09:00~11:00 こんにゃくづくり
11:00~12:00 ゲスト対応講座
15:30~18:00 有機農業の基本(2)
・19日(木)
14:00~15:30 菜食の献立の立て方
15:30~18:00 有機農業の基本(3)
*日時は天候や参加人数等の都合により変更になる場合があります。
お申し込みの際に必ずご確認ください。
*参加費:ドネーション(寄付)制です。
受講して感じた価値の分、任意の金額をお納めください。
*参加申し込み方法:
下記のフォームよりお申し込みください。
http://bit.ly/GPzWL
*持ち物など:
参加の受付後、別途ご案内します。
ぽかぽか暖かい陽だまりの午前。いつもは田んぼや畑で作業をしているまこっちゃんが、本宅の敷地内のいすに座りながら、隣にはのりちゃんがいます。何をしているのかな?と2人に近づいてみると、まこっちゃんの左人差し指には血が。それをのりちゃんがテルミー(編注:温熱療法の一種)していたのです。
何があったの?とまこっちゃんに聞いてみると。。。
「畑で芋蔓を切っていたら、一瞬にして、指をカマで切ってしまった。その時はやるぞ!という感じでやっていたから、切った瞬間はわけがわからなかった。
今日も一日、神様、存分に自分を使って下さい。御心のままに働かせて下さいと思っていたから、えっ、まさか?!と思ったよ。」と淡々とその時の気持ちを話してくれました。
切った後すぐ、こうちゃんに「のりちゃんにテルミーしてもらったらいいよ」と言われ、よしどんが本宅まで連れてきてくれたそうです。
心を磨くことを最も大切にしている木の花では、「現象を持って真実とすべし」という言葉があるように、すべて自分に起こる出来事は、自分の心の表われだと捉えています。そう考えると、カマで自分の指を切ってしまったまこっちゃんは、心の滞りからそういう現象をいただいたとも考えられるのですが、まこっちゃんとのりちゃんの醸し出している空気は、とても穏やかで、まさに今日の暖かい陽だまりのように、思わず近づきたくなるようないい空気です。
のりちゃんに、どんな話をしているのか聞いてみると、
「以前、自分があられを切っていた時に自分の指を切った話を、ちょうどまこっちゃんにしていてね。一瞬ですべてが変わるし、一瞬の積み重ねでいろいろなことが起こる。一瞬の怖さを伝えていたの。一瞬のおかげで自分はいろいろなことに気づいたから、私は指を切ってよかったなって。」
それを聞いていたまこっちゃんは、
「ああ、そうだなって。一瞬は怖いし、大切。だから、生きてるってすごい。何も起こっていないように見えても、一瞬の積み重ねで生きているわけだから、どれだけ守られているのかなって。本当にありがたい。」
こんなことでもなければ、まこっちゃんとこの話をすることもなかったよね、と微笑むのりちゃんは、今のりちゃんが読んでいる、ネイティブアメリカンの本の中の智慧のある女性を連想させます。智慧のあるものが若者にその智慧を伝える。
まこっちゃんが指を切ったことで、今2人がこうやって良い話ができて、良い空気を外に醸し出しているのなら、果たして指を切ったことは悪いことだったのでしょうか。良いも悪いもなく、そういったものを越えたもの。それがこの世界の仕組みであり、木の花が皆さんに伝えたい心です。
何でもありがたい、ありがたいと言って感謝しながら、ともに喜び、助け合って暮らしていく。神様に心を向け、お互いを想う気持ちが幸せな世の中を創っていく。
まこっちゃんとのりちゃんの今朝の空気から、そんなことを感じました。でもいつも、ミーティングが終わってからも、夜遅くまで、まるで受験生のように農業の勉強をしているまこっちゃん。体もたまにはゆっくり休めてね!
一昨年の秋に中古のデイサービスセンターを購入、ファミリーの新たな施設として整備を進めてきた「おひさまハウスひまわり」。ここしばらくは、大ホールを中心とした整備を進んできています。今日は、みなさんのその経過をご披露したいと思います。
まずは、ホールの天井をリニューアル。インテリア・デザイナーの「らくさん」こと中里柾己さんのアイディアで、素っ気ないベージュから濃い茶色に塗り替えられました。電灯もごくふつうの蛍光灯から白熱灯(を思わせる蛍光灯)に。電灯は安価なソケットに市販の電球を組み合わせただけのものですが、並べて点灯するとシックな印象です。これも、らくさんのアイディアです。大磯で廃倉庫を再生したスタジオ「エピナール」を主宰しているらくさんは、お金を掛けずに智恵と工夫でセンスのいい空間を創りあげる名人なのです。
電気工事をしてくださったのは、生活体験ツアーをきっかけにファミリーと親しくなったコン・セルソさん。手弁当でファミリーに駆けつけて数日間滞在、手際よく配線を仕上げてくださいました。電気工事のほか、インターネット用のLANや電話線を引いたりと、セルソさんには本当にお世話になりました。
プレゼンテーションや映写に備えて、110インチのスクリーンを新たに設置。業務用プロジェクターも導入しました。鮮明な画像に、ファミリーのみんなからは「すごい、映画館みたい!」と歓声が。ちなみに、ホールでのふだんの食事のときはテレビを楽しんでいます。
ふつう、プロジェクターを天井に設置するときは専用の金具で吊りますが、「ひまわり」ではいさどん発案の置き台に設置。地元の金属加工業「望月リング」さんがご厚意で作ってくださいました。抜群の加工技術力を誇る望月リングさんは、今までにたくさんのものをファミリーのために作ってくださっています。
購入時、ホールの入口の側面の出入り口には扉のない状態でした。建具屋さんに特注した白木の扉を、縁あって知人から頂いた柿渋入りの塗料で仕上げました。
そして、冬に備えてホール角には薪ストーブが。ファミリーの親戚で京都で工務店を営む上仲建築さんが受注・設置してくださいました。ファミリーのよしどんのお父さんである賢司さんがタイル職人で、コーナーを見事に仕上げてくださいました。
ホールの隅に置いてあるのは、建築用の足場です。地元の鉄工所さんにお借りして、天井の配線工事の際に使ったのですが、そのまま置いていたところ、子供たちの格好の遊び場に。ならば、木製の「キューブ」を作って、子供たちの遊び場や洋服掛けなど、多目的に使えるものを作ろう!といさどんが発案。現在、設計を考えているところです。
そして、今後の計画は、何と言っても「おひさまハウスひまわり」「木の花庵」のふたつの施設を文字通り「合体」させての宿泊施設化プロジェクトです。こちらは、後日またお伝えしたいと思います。途中経過として、以前、建築事務所に勤めていたみかちゃんによるアイディア図面をお見せします。
たくさんの方々のご協力をいただきながら、「ひまわり」と「木の花庵」の整備はこれからも進んでいきます!
今日11月7日は、10月30日にメンバーになった、LOVEちゃんこと、高田愛ちゃんのお誕生日。LOVEちゃんがお誕生日にリクエストしたのは、カレーパンです。「カレーが大好物!みほちゃんが木の花のカレーパンはすっごくおいしいよ!と何度も教えてくれたから(笑)。めっちゃおいしかった!食べ終わるのが嫌で、めちゃくちゃゆっくり食べちゃった」と楽しそうに話すLOVEちゃんは、兵庫県出身。
「今日、あいちゃんに『去年のお誕生日は、どう過ごしていたの?』と聞かれて、去年は仕事で家に帰ったら11時だったなって。家に帰ってひとりぼっちで、36年間生きてきてワースト1位の誕生日だった。でも今年は、こんなに沢山の人からお祝いしてもらって、37年間で一番素晴らしいお誕生日です!」
LOVEちゃんがメンバーになりたいと思った理由を聞くと、
「これから残りの人生は心の修行だなと漠然と思っていて、でも具体的にどうしていいかわからなかった。本当に偶然に、ふらっと木の花に来て、志高い人たちに出会って、みんながすごく生き生き楽しそうに生活している様子を見て、ここでなら私がやりたいと思っていたことが全部できるなと思った。実際暮らしてみて、毎日が幸せ。本当に幸せ。幸せすぎて、全然修行じゃないよね(笑)ってたまに思う。木の花の誰と話しても、心の学びになる。」
そんなLOVEちゃんにとって、今一番楽しいことは?
「なんやろ。ずっと楽しいからな。今まで食に対して、そんなにこだわりがなかったの。でもここで、毎食楽しみで、今まで甘いものはほとんど食べなかったけど、今はおやつも楽しみ!」
今は、畑に出ていることが多いLOVEちゃんですが、さて、これからどんな役割が与えられるでしょうか?神のみぞ知るですね。最後に神様についてどう思う?と聞いてみると、
「10年前の私は、きっと理解できなかったと思う。今も、実感として体験したりというのはないんだけれど、みんなの話していることはすごく理解できる。今起っていることは、起こるべくして起こっているし、流れに逆らわなければ、間違った方向にいかないなというのは確信している。そういうふうにこれからも生きていきたいな。」
すでに御心のままにあるLOVEちゃんは、特技のマッサージでみんなの心身をほぐし、名前のごとく愛をふりまいています。LOVEちゃんの愛が、これからどこまで広がっていくのか楽しみです。