幸せの柚子胡椒

大分冷え込む季節となってきましたが、皆さんはいかがお過ごしですか?今夜の木の花の夜ご飯は、体も芯からあったまる、お餅とうどん入りのお鍋です。木の花では、からしの代わりに、手作りの“柚子胡椒”と一緒にお鍋をいただきます。その柚子胡椒を作ってくれるのが、普段は苗担当のきょうこちゃんです。

「作り方はすごく簡単!青トウガラシと柚子の皮を同量用意してね。青トウガラシは、辛みが強い、たかの爪がいいわね。柚子もできたら無農薬のものがあるといいのよね。うちも、今年から自家製の柚子が取れたのよ。

まず、トウガラシのへたの部分を取って、粗く刻んだら、フードプロセッサーで細かくします。それを35度くらいの焼酎とミキサーにかけて、とろっとさせるの。水分が多いと、冷凍保存の時にしゃりしゃりになってしまうから、焼酎の量は最低限で。柚子も同様に、まず皮をむいて粗く刻み、フードプロセッサーで細かくします。それを焼酎といっしょにミキサーにかけたものを、先ほどの青トウガラシと合わせたらできあがり。

冷凍保存したら、1年中おいしい柚子胡椒が楽しめます。お鍋にもいいし、わさび代わりにおすしやおさしみにもどうぞ♪」

柚子の皮を慣れた手つきで刻んでいくきょうこちゃんの隣にいるだけで、柚子のとてもいい香りが漂ってきて、幸せな気分になります。でも、幸せな気分になれるのは、柚子の香りだけではなく、きょうこちゃんが醸し出している優しい空気も関係していそうです。

「この柚子胡椒の作り方は、2年ほど前に亡くなられた東さんが教えて下さったの。東さんは、ご近所に住んでいらっしゃって、いつも木の花のことをサポートしてくれていたの。東さんは亡くなられたけれど、私たちの心の中にはいつもいらっしゃるし、柚子胡椒もこうやって木の花で作れることはありがたいわ。」

いつも優しく皆を癒すきょうこちゃんは、お昼休憩時に、幼児たちに絵本を読んでくれます。幼児たちも、きょうこちゃんに絵本を読んでもらって、いつもとてもうれしそう。そんなきょうこちゃんには、来年の2月、赤ちゃんが生まれる予定です。いつもにこにこきょうこちゃんの優しい波動を受けながら、さて一体どんな赤ちゃんが生まれてくるのでしょう。来年、ますます木の花がにぎやかになることは間違いありませんね。

ひみ(左)とゆうとう(右)にも、もうひとり妹か弟ができるね。「もうちょっとで来るって!」BYゆうとう
ひみ(左)とゆうとう(右)もお待ちかねのきょうこちゃんの赤ちゃんです。「もうちょっとで来るって!!」BYゆうとう

とびきりの花 Part II

田んぼ隊長じゅんじマンの冬の内職はパスタ作り!「クリスマスまでには、何とか間に合わせたいな。失敗してもうどんにはなりそう?!できなかったらごめんね!僕が責任を持って全部食べるから(笑)」

田んぼ隊長じゅんじまんの冬の内職はパスタ作り!「クリスマスまでには、何とか間に合わせたいな。失敗してもうどんにはなりそう?!できなかったらごめんね!僕が責任を持って全部食べるから(笑)」
パスタマシン+じゅんじマン。何となく、いい組み合わせです

田んぼ隊の特攻隊長?まこっちゃんの冬の内職と言えば、薪割り。でも、皆が一番まこっちゃんに感謝する瞬間は、御飯を何でもさらって食べ切ってくれること!「いつも皆に愛されているなって思います。」

田んぼ隊特攻隊長!まこっちゃんの冬の内職と言えば、薪割り。でも、皆が一番まこっちゃんに感謝する瞬間は、御飯を何でもさらって食べ切ってくれること!「いつも皆に愛されているなって思います。」
きれいに食べるのも愛情への感謝!

田んぼ隊のマスコット♪こまねち♪の活かしどころは、「断捨離」という名の整頓と大人会議の書記。「全て皆の愛の海の中に浸かっているから、何でも自主的に取り組めているんだな。ということを踏まえた上で、ガンガン働きます!でも、ついうっかり自分で走っているように見えたら教えてね笙・」

田んぼ隊のマスコット♪こまねち♪の活かしどころは、断捨離という名の整頓と大人会議の書記。「全て皆の愛の海の中に浸かっているから、何でも自主的に取り組めているんだな。ということを踏まえた上で、ガンガン働きます!でも、ついうっかり自分で走っているように見えたら教えてね笙・」
今日も遅くまでパソコンに向かいます

田んぼ隊のマネージャー、まりちゃんの冬の内職は、「断捨離リサイクル」!破れたこたつカバーがエプロンとバンダナセットになったり、腕抜きになったりと、いろいろ考えるのが楽しい!『これはあの人に合いそうだな』と布を見ながら、皆のことを想うのが幸せです」

田んぼ隊マネージャー、まりちゃんの冬の内職は、「断捨離リサイクル!破れたこたつカバーがエプロンとバンダナセットになったり、腕抜きになったりと、いろいろ考えるのが楽しい!『これはあの人に合いそうだな』と布を見ながら、皆のことを想うのが幸せです。」
渡された人がみんな「うわー、すごい、ありがとう!」と感謝する魔法の技

田んぼ隊チアリーダー、最近は英語に凝っていて「キャサリン」を名乗っているちなっぴーの冬の内職は、お正月に向けてのしめ縄作り。「ちなっぴーは今、宇宙旅行に行っていることになっているから(笑)日本と外国の文化の違いを見ることが、小さい頃からの夢でね。今、滞在中の韓国人のヨンちゃんに、英語の先生になってもらったり、しめ縄作りを教えたり、夢が実現して、Nice! Great! Wonderful!!皆もキャサリンに英語で話しかけてね♪」

“]田んぼ隊チアリーダー、最近キャサリンになった?!ちなっぴの冬の内職は、お正月に向けてのしめ縄作り。「ちなっぴは今、宇宙旅行に行っていることになっているから(笑)日本と外国の文化の違いを見ることが、小さい頃からの夢でね。今滞在中の韓国人のヨンちゃんに、英語の先生になってもらったり、しめ縄を一緒に作ったり、夢が実現して、Nice! Great! Wonderful!!]
しめ縄は自然のアート!お正月を彩ります

とびきりの花 Part I

憲章チームリーダーのなかのんは、哲学科卒、兎年生まれ。「僕の名前は善文です。兎年の守り本尊は、文殊菩薩。文殊菩薩の文は、善文の文で、文証の文でもある。僕にとって文章は命そのもの。」

憲章チームリーダーのなかのんは、哲学科卒、兎年生まれ。「僕の名前は善文です。兎年の守り本尊は、文殊菩薩。文殊菩薩の文は、善文の文で、文証の文でもある。僕にとって文章は命そのもの。」
パソコンに向かうなかのん。大切な文章が生み出されていきます

普段は収穫・配送チームのあきちゃん。今日は朝から一日パン作りです。「皆においしいパンを食べてもらいたい、という想いだけです。皆が喜んでくれれば、それでいい。」

普段は収穫・配送チームのあきちゃん。今日は朝から一日パン作りです。「皆においしいパンを食べてもらいたい、という想いだけです。皆が喜んでくれれば、それでいい。」
パンづくりをするあきちゃん(右)。いつも、なんでも一生懸命です

今日はクリスマス用のクッキー作りをしているちーちゃんは、いつもとっても楽しそうに幸せそうにお菓子を作ってくれます。「お菓子好きの私としては、思い浮かんだお菓子をぱっと作るのが好き!失敗する時もあるけれど(笑)、洋菓子から和菓子までどんどん新しいものに挑戦するのが好き!」

今日はクリスマス用のクッキー作りをしているちーちゃんは、いつもとっても楽しそうに幸せそうにお菓子を作ってくれます。「お菓子好きの私としては、思い浮かんだお菓子をぱっと作るのが好き!失敗する時もあるけれど(笑)、洋菓子から和菓子までどんどん新しいものに挑戦するのが好き!」
楽しそうにクッキーをつくるちーちゃん

昨日からケア滞在中のあんべちゃんは、外食産業で20年近く働いていました。ケア主治医のいさどんからは、「とりあえず、最初の1週間は自由に過ごしていいからね」と言われていましたが、いつの間にやら厨房で夕食の準備に加わっています。「手を動かしているほうが、安心するんです。」

昨日からケア滞在中のあんべちゃんは、外食産業で20年近く働いていました。ケア主治医のいさどんからは、「とりあえず、最初の1週間は自由に過ごしていいからね」と言われていましたが、いつの間にやら厨房で夕食の準備に加わっています。「手を動かしているほうが、安心するんです。」
慣れた包丁さばきのあんべちゃん(右)

とにかくお花が大好きなきょうこちゃんは、いつの間にやら木の花のお花係として、皆の心を癒すのに一役買っています。「木の花という場がお花でいっぱいになって、皆の心が安らいで、明るい気持ちになるといいなって。好きが走ると皆の調和を乱すけれど、生産第一でただ野菜だけを作るよりも、心のゆとりの部分も大切だねということで、お花のお世話ができてありがたいです。」

とにかくお花が大好きなきょうこちゃんは、いつの間にやら木の花のお花係として、皆の心を癒すのに一役買っています。「木の花という場がお花でいっぱいになって、皆の心が安らいで、明るい気持ちになるといいなって。好きが走ると皆の調和を乱すけれど、生産第一でただ野菜だけを作るよりも、心のゆとりの部分も大切だねということで、お花のお世話ができてありがたいです。」
ファミリーの施設は、どこもお花がいっぱい。きょうこちゃんのおかげです

文章を書くのが好きな人、パンを作るのが好きな人、お菓子を作るのが好きな人、お料理するのが好きな人、お花のお世話をするのが好きな人・・・。ひとりひとりの中に、自分が喜んですることがまわりを幸せにする種があります。

♪ あなただけの大きな花が 大地の上に開いたならば
この星はどんなにか 美しくなるだろう 美しくなるだろう 美しくなるだろう

(「とびきりの花」の歌詞は、いさどんブログを参照下さい。)

何べん生まれ変わっても、この人生は一度きりですから。ともに、お互いのとびきりの花を咲かせていきましょう。


木の花ファミリー憲章ブログができました

今、ファミリーでは15年の歴史で初めて明文化した取り決めである「木の花ファミリー憲章」を作成する準備をしています。

最近までこの木の花ファミリーブログでその様子を報告させていただいていましたが、この度、「木の花ファミリー憲章ブログ」として独立させました。

15年間。ファミリーは自然の仕組みに沿う形で、生活を営んできました。自然から学ぶ姿勢を忘れずに、愛と調和と善意を大切にしてきました。

その生活は閉ざされたものではなく、外に対して開かれたものです。広がることでみんなと繋がっていくことを目指しています。

今回、その理念を文章にまとめ、憲章を制定することにしました。この憲章は自然を雛形にして作成されます。より多くの人が自然界を自らの暮らしの雛形とするように―。そんな願いを込めて憲章創りを進めていきます。


今年は皆が干し芋隊!

今年も、皆が待ちに待っていた、干し芋の季節がやってきました!今年で干し芋作りを担当して4年目になるみかちゃんは、いつもこの時期になると、「誰が干し芋作りの助手をしてくれるのかな?」と思うそうです。一昨年も去年も、ちょうどこの時期に、ぴったりの助手がゲストとしてどこからともなく現れ、そして干し芋終了の時期とともに、ここを去っていきました。

でも、今年は待てと暮らせど現れず。そこで、「今年は、助手を一人に固定せず、できる人皆でやっていこう!」という新しい形が生まれました。

今日の助手は、ラブちゃん。とても嬉しそうに作業をしています。「東海テレビのDVDを10回以上見ていて、一番印象的だったのは、この干し芋作り!もう、おいしそうで仕方がなくて(笑)でも、私は配送チームだから、干し芋作りは無理かなと思っていたんだけれど、こうやってお声がかかって、憧れの干し芋隊に入れて幸せ!」

そんなラブちゃんのことをみかちゃんは、「今まで、午前中で芋を7籠も洗った人は初めて!(笑)風の噂で、ラブちゃんが干し芋作りをやりたがっているのを聞いていたから、配送チームで上手く回してもらって、皆でローテーションを組んでやればいいかなって。今は、こういう形でラブちゃんに入ってもらえて、ありがたいな。

干し芋の作業は、一人でえんえんと芋を洗ったり、一人でえんえんと芋を干したりと、孤独な作業が多いから、それに耐えられる人がいいなと(笑)皮をむくのは、午前中でやりきらないといけないから、何人かでやるけどね。

干し芋の仕事が始まる時は、いつも身が引き締まる思いがする。火を見たり、生きているものを相手にするからね。火の番をするのも最初は下手くそで、「自分に火を燃やせるのかな」と思っていたけれど、長年火を扱っている人に教えてもらいながらやってきた。ばーちゃんややすえどんだと、ぱっぱっとやるだけで、ぽーっと火が燃えて、達人の域なんだよね。

最初にこの仕事を任された時は、皆には言わなかったけれど、実は不安で、自分に回ってこないように小さくなっていた(笑)でも今は、自分で何から何まで決められるからやりがいもあるし、釜戸小屋で火のそばにいることもすごく好き。どちらかと言うと朝は苦手なんだけれど、この時期は、「干し芋のためなら!」とモードが変わるんだよね。お芋は、本当に1個1個がかわいいと思うの。」

最近のここでの流れ(詳しくは、いさどんブログをご覧下さい)を受けて、「ここ2、3日、ずっと自分を振り返っていてね。今は自分が冴えないの」というみかちゃん。「今もこうやって話しながら、自分の垢も見えるものだから、冴えないなと思いつつ。今気づいたことは、自分が正解をやりたいという心が根深くあったなって。でも、皆がそれぞれ正解なんだということを、今回のことですごく感じた。干し芋の淡々とした作業は、自分の心を振り返るのにいいんだよね」

そんなふうに語るみかちゃんのそばにいると、みかちゃんがお芋1個1個をまるで我が子のように愛しく想うように、神様は私たち一人一人のことをどこまでも優しく見守ってくださっているように感じました。

蒸したてのお芋をどんどん出していくみかちゃん。
蒸したてのお芋をどんどん出していくみかちゃん。
その蒸したてのお芋をどんどん?食べていくのは、幼児の役目です!
その蒸したてのお芋をどんどん?食べていくのは、幼児の役目です!