

ファミリーと親しくお付き合いしている大阪のオーガニック・レストラン「SOLVIVA」さんが、近鉄・あべの橋駅の「HOOP」で契約農家さんと共同の朝市を定期開催しています。毎回、農家さん自慢の農産物に並び、たくさんのお客様でにぎわっています。
今週末(11/28、29)に開催される朝市では、木の花ファミリーの農産物が並びます!
新鮮な旬のお野菜や豆・雑穀類のほか、香り高い古代米やファミリー自慢の「純粋はちみつ」を販売します。
ファミリーの農産物は、もちろん化学農薬・化学肥料など一切不使用。絞ったままの純粋蜂蜜も、一般的に広く使用されている抗生物質をまったく使わずに自然な飼育環境を実現した貴重なものです。
ファミリーの農産物を召しあがったことのない方は、この機会にぜひ、ご体験ください!すでに体験済みの方も、関西地区での直売は初めてですのでこの機会をどうぞお見逃しなく!
今日は、毎年恒例の秋の遠足の日。子供たちを連れて、静岡市の「日本平動物園」に行ってきました。総勢42名、車7台を連ねての遠足です。天気予報では雨ということで、朝はどんよりとしていた天気も、動物園についたころにはすっかり秋晴れに。暖かな日差しの下で、みんなでのんびり楽しんできました。
しとしと雨ふりの午後。普段は、ヤギさんやミツバチさんのお世話、田んぼの作業をしているちなっぴが、お家の厨房で何やら作っています。何しているの?と聞いてみると、
「皆の好きなミードを作ってるの!ミードはハニーワインとも言われてね、はちみつを発酵させて作るお酒なの。」
ヨーロッパでは結婚すると、新婦は新郎のために一ヶ月間ミードを作り、新郎に飲ませ、子作りに励んだそうです。これが「蜜月」の語源になっているとのこと。
「夫婦円満のハニーワインは、とっても健康にいいよ!しかも、作り方も、とっても簡単♪
200~250ccのはちみつにドライイーストを小さじ一杯入れて、人肌(30~40度)のお湯1、75邃唐ニ混ぜるだけ!発酵する時に二酸化炭素が出るので、フタを軽く閉めてそのまま置いておくと、2~3日で甘くておいしいミードの出来上がり♪季節によって変わるけど、5日以降置くと、お酒っぽくなるので、いろいろ飲み比べてみてね。」
早速、今ちなっぴが作っているミードと3日目のミードを飲み比べてみると、出来立てのものは「はちみつ水」という感じでとても甘いのですが、3日目のものはサイダーのようにシュワシュワ飲みやすくておいしい!
「今年の夏、いさどんとふもとっぱらに日本みつばちを取りに行ったの。そこで、『ミードがあるけど飲んでみる?』と言われて飲んでみたらね、『これはおいしい!うちでも作ってみよう!』ということになってね。いろいろと試行錯誤しながら、今でもいろいろと実験中(笑)手軽で簡単だし、健康にもいいし、ぜひ皆さんも作ってみてくださいね!」
いつもにこにこ笑顔のちなっぴが作るミードは、結婚式やお誕生日会にも重宝しています。子供も大人も大好きなミード。いつも皆のことを想い、神様に「いつもありがとうございます!」と感謝の心を向けているちなっぴの愛がたっぷり詰まっています。皆をハッピーにするハニーワイン。でも、強精作用も強いので飲みすぎには要注意?!
今木の花に滞在しているひろちゃんは、北海道のニセコ在住です。木の花に行くととにかく幸せな長女のしおりちゃんを見て、自分もそれを味わいたいと思い、京都にいる息子さんに会いにいった帰りに寄って下さいました。
15年おひとりで和食カフェを切り盛りしてきたひろちゃんは、早速厨房でみんなと楽しそうにお昼御飯の準備をしてくれています。
「しおりのために来たと思っていたら、実は自分のためだったんだと気づいたの」と嬉しそうに話すひろちゃんにお話を聞いてみました。
「サラダ用にかぶをくし形に切るように言われて、切っていた時にね。通りがかったえいこばあちゃんが、『これ何にするの?』と聞いてきたから、『サラダ用です』と答えたら、『そうやって繊維に沿って切るとかたいから、繊維に対して直角にして繊維を壊すほうが、食べやすいよ』とアドバイスしてくれました。
でも、正直言って最初、『何だろうな?』とむっときたの。しおりからのアドバイスで、自分の我を捨てて、郷に入れば郷に従えということで、言われた通りにしていたつもりなのにって。実は、私の主人が歯医者なので、歯並びや顎を鍛えるために、お料理をする時には繊維を活かして、かたいものを出すことがいいことだってずっと信じてきた。それで、今までカフェのお客様も何もおっしゃらなかったし。
でも、これって自己満足だったんじゃないのかなって気づいたの。お客様の中には、歯の悪いひとも、歯のない人も、今思い返せばいらっしゃった。そう思うと、実は私の出したお料理がかたかったんじゃなかったかなって。ひとりひとり、お客様のことを想ってつくることが、本当は大事だってことに、今日かぶを切ることで気づいたの。
もう、今回来た目的を達成した気分です!」と晴れやかな笑顔で話すひろちゃん。
そんなひろちゃんの今一番の悩みは、しおりちゃんとの親子関係。ひろちゃんは、家族でコミュニティを立ち上げようとしているのですが、しおりちゃんから、「我を置いていかないと、コミュニティはできないよ。私もまだ無理だけど、お母さんも今のままだと無理だよ」と言われているそうです。
「しおりが本当に私のことを想って、私にこれからの人生を幸せに生きていってほしいというのはよくわかるの。いつもがむしゃらに働く私に、『お母さんは、生かされているのではなく、自分で生きているよ』としおりが言うのも、もっともだって思う。でも、自分の中に親だから子供の上に立ちたいという心があって。他のひとに言われるのはいいけれど、自分の子供だけには言われたくないって心があってね。しかも、しおりは親子の遠慮のなさからずばっと言ってくるので、どうしても反抗してしまうの。」
その日の夜、いさどんと親子関係について相談する機会を得たひろちゃん。いさどんから、
「これは、親子の問題ではなくて、あなたの問題ですね。あなたがこれから、どういう意思を持ってどう生きていくのか。親子の区別も兄弟の区別もない、平等な関係を築いていければ、新しい家族像を社会に示すことができるでしょう。これからは人生の仕上げとして、共に人生1年生の気持ちで取り組んでいきましょう!」
という、いさどんの暖かい励ましを受けて、ひろちゃんは、
「本当に心が軽くなりました!ようし、これから生まれ変わるぞーー!でも、もっと早くに、いさどんと出会っていればよかった。」
それに対していさどんは、
「それは、欲深な心ですよ。この世界は、本当にありがたいしか言いようのない世界です。本来ストレスも不満もなく、問題事と思うことすら、完璧にふさわしくあなたに与えられています。自分でそれを選んで生まれてきています。本当にありがたい、ありがたい、それだけなんですよ。」
目に涙を浮かべながら、深く頷いているひろちゃん。ありがたい人生のスタートが、今切られましたね。