ますます好調!お誕生会

ブログでも何度もお伝えしていますが、毎月恒例のファミリーのお誕生会では、その月に誕生日を迎えた人を盛大にお祝いします。以前から、お誕生会にはいろいろな余興が登場していましたが、最近はますますパワーアップ。

2月のお誕生会もいろいろな演し物がありました。その中から、今回は「首タオル」の男臭いパフォーマンスをお届けします。「首タオル」は農作業には欠かせないアイテムですが、発端は「Exile(エグザイル)に対抗して『首タオル』ってどお?」といういさどんの「しょうもないダジャレ」。それをここまでやるか?という感じですが、アホなことでも、やるとなったら全力投球!!なのでした。


「集合知」が未来を創る時代

今週末、富士山麓の我が家に戻ってきているさのっちです。

最近僕はいろんなところで「ワールドカフェ」のファシリテーターをやっています。ワールドカフェというのは、最近流行っているワークショップ手法のひとつで「人々がカフェのようなオープンで創造性に富んだ会話ができる場を用意することで、組織やコミュニティの文化の共有や新しい知識の生成を行う」ものです。

具体的にいうと、4人一組で机に座り、何かテーマのもとに話し合いをします。机の上には模造紙とペンが置かれていて、思いついたことを自由に書き留めることができるようになっています。その後グループ替えをしながら、他のメンバーとも話し合いを深めていきます。そして最後にファシリテーターがその全体の内容をまとめていくのですが、それによりあたかも全員で話しあっているかのような感覚が味わえます。

僕は東京・池袋での「都市農山漁村交流しごと塾」という場でこのワールドカフェのファシリテーターを毎月担っている他、様々な市民団体のイベントでも依頼を受けて行っています。

そこで感じるのは、「自由に思いを出しあって、それを対等に受けとめあう場」を本当に世の中の人が求めているということです。またこれからは偉大な思想家や政治家によって時代が動かされるのではなく、ひとりひとりの思いの「集合知」によって社会が創られていく、ということを実感します。

さらに、どの会場でどんなテーマでワールドカフェをやっても、人と人、人と自然の「つながり」を取り戻すことがすべての問題解決の鍵だ、ということが話し合いの中で浮かび上がってきます。それぞれのこころの一番深い部分をつなげていけば、そこから“叡智と答え”が浮かび上がってくる。そんな時代になりつつあるなあと肌で感じます。

その意味で、これからは本当にひとりひとりが主人公の時代。自分の中にある深い叡智につながっていけば、そこから歩むべき方向が見えてくる。そうやって、みんなでいっしょに「北極星」を探して歩む活動を、今後も東京でたくさんつくっていきたいと思っています。


桃の節句・桃源郷・木の花

3月3日、桃の節句。今年は本格的なお雛様が「おひさまハウス・ひまわり」のホールに飾られ、艶やかな着物姿での舞いがみんなの心を楽しませてくれました。そして、お祝いの締めくくりに、いさどんがこんなお話をしてくれました。

「桃の節句で飾るお雛様は、どんな人としてつくられたのか知っていますか?天皇と皇后のことです。この国の繁栄を象徴するということでお雛様はあるのです。

桃の節句の桃と言えば桃源郷です。桃というのは不老長寿の食べ物と言われ、色々な神話にも出てきます。桃源郷とは、昔中国のある山深い奥地に桃の花が綺麗に咲く村がありました。そこに中国の役人の一人が迷い込んでしまうのですが、あまりにも素晴らしい場所だったので、それを見て帰った後、もう一度その国を見ようと政府の役人を連れていったそうです。そうしたら、二度とその場所は見つからなかったというのが桃源郷のお話です。

それくらい、心の綺麗な場所に出会うというのはなかなか難しいことです。しかし、その桃源郷は心の中にある世界です。

『木の花ファミリー』の木は桜だったり桃だったり梅だったりしますが、木の花を咲かせるということは桃源郷の世界をつくることではないかと思っています。ここでは、心を綺麗にして、美しい心の人たちの生活というものを目指して暮らしています。

まさしく今日は、桃の節句のお祝いにふさわしく、女の人たちがとても綺麗な衣装を着ていますが、その衣装や振る舞いにふさわしい心で常日頃ありたいと思っています。

桃の節句、桃源郷、木の花、まさしくここのことだなと思っています。」

でこちゃんが子供たちのために、かわいいおひな寿司を作ってくれました♪
にちわと幼児たちによる♪ひなまつりの舞いです。
みずほちゃん(左)とひとみちゃん(右)による♪さくらさくらの舞いです。

ファミリーの節分祭 Part II

(ブログ管理人のいさおです。節分祭のPart Iを掲載したのですが、Part II以降がすっかり遅れてしまいました。動画を掲載したかったのですが、それが難航しているうちに時間が過ぎてしまいました。遅くなりましたが、写真でお楽しみいただければと思います)

鬼の舞い

節分祭のクライマックスがこの「鬼の舞」です。鬼は人の心を見透かして、今年一年の邪気を祓う大切な役割を担います。今年は素戔嗚尊(すさのおのみこと)が舞うとされている「山見鬼」を須佐乃王、鬼の大将つまり閻魔様であり、国常立大神(くにのとこたちのかみ)である「榊鬼」をひろっちが、そしてを大和、翔太、龍音の3人が「赤鬼」を演じてくれました。

今年は初回の練習の時からいさどんが立ち会って舞いの流れを一緒に決め、ポイントを教え込みました。5人は毎日夕食後に集まり、そのアドバイスを元にもとに真剣に練習を重ねていきました。

山見鬼は「山割り」といって、舞い場の地面にまさかりを振り下ろす所作をします。このことによって大地がひび割れて耕され、「生まれ清まり」が起こる、ということを表しています。

榊鬼は国之常立神という地球を体とする神です。山見鬼によって山割りされた体からあらゆる生命が産み出されるという意味を持たせ、生命力あふれる躍動感を表現しました。

本番では、赤鬼の3人は重い鬼の面をかぶり、全員がいさどん手作りの重いまさかりを持って舞いました。客席の盛り上がりに応えて、練習よりも長く激しい舞いを汗びっしょりになってやり通したのでした。須佐乃王は部活で痛めた足をものともせず、練習でも本番でも力を出し切っていました。

鋭い目でにらみつける榊鬼(左、ひろっち)と山鬼(須佐乃王)

獅子舞、田子作

鬼が邪気祓いをして清められた舞い場におめでたい獅子舞が和やかな空気をもたらします。今年の獅子舞はまこっちゃんとまっちゃんの2頭立て。掛け合いで動きのある舞いを見事に表現し、最後は獅子の口から「愛」と「お米」の文字が出てきて、皆を楽しませてくれました。可愛い小学生と幼児の獅子舞も出てきて、皆の笑顔を誘っていました。

獅子舞との滑稽なやりとりで皆を笑わせる田吾作は、3年前から翔太が演じています。鬼の舞でも赤鬼を演じた翔太は、忙しい合間を縫って従来のストーリーに自分なりのアイディアを加えて、一生懸命に演じてくれました。

ユーモラスな獅子舞
獅子と田吾作

豊穣の舞

節分から一夜明ければ立春正月、農業暦では種まきの始まりです。鬼が邪気を祓い、生命力があふれた土壌に、神様が静かにやってきて、種をまきます。

天の恵みをもたらす「天の神」をようこちゃん、地から湧いてくる生命力を表す「地の神」をのんちゃんが踊ってくれました。天と地のふたつの神がそれぞれに躍動し、溶けあう姿は美しく、皆、しばし時間を忘れて舞いに見とれていました。

地の神(左、のんちゃん)と天の神(ようこちゃん)

りおちゃんの朗読

1月6日から心身の改善のためケア滞在している19歳のりおちゃんは、中学生の時に全国朗読コンクールで第3位に選ばれた経歴の持ち主です。

メンバーのさのっちが、そんなりおちゃんに自分のお気に入りの詩の朗読をリクエストしたところ、りおちゃんは早速、みんなの前でその朗読を披露してくれました。

ぜひ、皆さんもりおちゃんのプロ級の朗読を聞いてみてください!

[audio:http://blog-konohanafamily.org/wp-content/uploads/2010/02/20100228080047_rio_reading.mp3]

「聖フランシスコの平和の祈りより」

神よ 私をあなたの平和を実らせるために用いてください
私が憎しみのあるところに愛を
もたらすことができるように
また争いのあるところに和解を
分裂のあるところに一致を
疑いのあるところに真実を
絶望のあるところに希望を
悲しみのあるところに喜びを
暗闇のあるところに光を
もたらすことができるように
助け導いてください

神よ 私に慰められることよりも慰めることを
理解されることよりも理解することを
愛されることよりも愛することを望ませてください
私たちは自分を与えることによって与えられ
進んで許すことによって許され
人のために死ぬことによって
永遠に生きることができるからです

「マザー・テレサの言葉」

人生はひとつのチャンス 人生から何かをつかみなさい
人生はひとつの美 人生を大事にしなさい
人生はひとつの喜び 人生をうんと味わいなさい
人生はひとつの挑戦 人生を受けて立ちなさい
人生はひとつの責任 人生を全うしなさい
人生はひとつのゲーム 人生を楽しみなさい
人生は富 簡単に失わないように
人生は神秘 そのことを知りなさい
人生は悲しみ それを乗り越えなさい
人生は冒険 大胆に挑みなさい
人生は幸運 その幸運を本物にしなさい
人生はかけがいのないもの 壊してしまわないように
人生は人生 立ち向かいなさい