「世界のエコビレッジ」いよいよ発売です!

ファミリーのみちよです。こんにちは!

今日はみなさんに日本で初めての本格的なエコビレッジ関連の書籍をご案内します。

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『世界のエコビレッジ
~持続可能性の新しいフロンティア』

著:ジョナサン・ドーソン
訳:緒方俊雄・松谷泰樹・古橋道代
日本経済評論社 1,575円(税込)
ISBN 978-4-9199-2128-6

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この本は、国際的なエコビレッジ組織であり、わたしも理事や日本大使を務めるグローバル・エコビレッジ・ネットワーク(GEN)の
前代表、ジョナサン・ドーソンさんの著作を中央大学の緒方俊雄教授(経済生態学)と教え子の松谷泰樹さん、わたしが3人で共訳したものです。

エコビレッジの概要について書かれた専門書としては、国内で初めての出版ではないかと思います。

※ 原著について情報はこちら

(以下、目次の概要です)

  • 謝辞
  • まえがき
  • キャロライン・ルーカス博士による序文
  • 第1章 エコビレッジの起源と系譜
  • 第2章 エコビレッジの5つの事例
  • 第3章 エコビレッジの活動領域
  • 第4章 エコビレッジの課題
  • 第5章 持続可能性の新しいフロンティア

世界の多様なエコビレッジの姿を紹介しながら、エコビレッジの幅広い取り組みとその可能性について解説しています。

また、エコビレッジの素晴らしさだけでなく、それぞれの取り組みが抱える課題についても取り上げています。

既に実践を始められた方、これからエコビレッジを始めようとされている方、エコビレッジ的な暮らしに興味を持ち始めた方に自信を持ってお薦めします。

ぜひ、お買い求めください!なお、ネット書店では9/22頃扱いが開始されるそうです。

表紙です
こちらは裏表紙

ダル・ド・ヴェールの光

9月9日、「おひさまハウスひまわり」大ホールの南側の窓に美しいステンドグラスが取り付けられました。太陽、月、星、空、海、大地、永遠なる炎(中央)が描写された円形のステンドグラスで、「ダル・ド・ヴェール」という技法を用いています。薄いガラスを使う通常のステンドグラスと違い、分厚いガラスをハンマーで割って使用するのが特長で、複雑な断面が光を幾重にも屈折させ、豊かな色彩を生みだしています。

昨年8月、ファミリーにイギリスから一通のメールが届きました。送り主は「Flight Of The Phoenix World Peace 2000 (世界平和に向けた不死鳥の飛行2000)」という団体のジョイさんとおっしゃる方で、私たちにダル・ド・ヴェールを寄贈したい、という内容でした。

同団体のホームページには、その理念が次のように書かれていました(原文はこちらです)。

「わたしたちは、調和、そして自らの内側と世界の平和に貢献するために生きる人々のコミュニティです。色々なプロジェクトがありますが、その目的は人と人、地域、そして組織を世界平和という共通のテーマでつなぐことです。宗教、文化、政治といった信念体系には関係なく、全ての信仰と文化のコミュニティが、環境に対して敬意を払い、世界平和に向けて取り組むことを励ますことを目的としています」

メールをいただいた一ヶ月前、「パーマカルチャー・マガジン」という世界に8万人の読者を持つイギリスの雑誌に私が執筆したファミリーについての記事が掲載されたのですが、団体の方がその記事を見たことをきっかけに、直接出会ったことにない海の向こうの私たちを寄贈先に選んでくださったのです。

実は、メールをいただいてから無事にダル・ド・ヴェールが取り付けられるまでには丸一年かかっています。寄贈活動の責任者が急死されるなど先方の事情で発送が遅れ、ようやく日本に到着してみると運送会社の過失で大きなヒビが入っている状態でした。しかし、親しい友人の親戚でステンドグラスの著名な専門家である二見美和子さんに補修の方法を教えていただき、いさどんが根気よく補修に取り組んで無事に復元、取り付けに至ることができたのでした。

ジョイさんからのメールには、「南側の皆が良く集う場所に取り付け、毎日1分間、平和への祈りの時間をささげてください」と書いてありました。太陽の光に美しく輝くダル・ド・ヴェールを前にして、寄贈してくださった方々の願いに思いをはせるとき、自然に祈りの気持ちが湧き上がってきます。

神秘的な光は、私たちの歩みを照らす神様の導きのようです。調和した社会を願う世界中の人々と共に、日々の実践を続けていこうと気持ちを新たにしています。

みんなで記念撮影!明るいとこんな感じで・・・
暗いとこんな風に輝きます。
写真では伝わりきらない豊かな色彩
こんな風に設置されました

わーい!川遊び!

川と言えば、まずは飛び込み?!
毎年恒例のビーチバレーも大盛り上がり!
ミスをして皆からの水攻めに遭うのも楽しいものです。
食当さんが心を込めて作ってくれたお弁当を食べた後は。。。
マッサージをする人もいれば、
本を読んだり(金庫番のなかのんは木の花を大富豪にすることを考えているのかな?!)、
お昼寝をしたり(青空お昼寝はサイコー!!)、
青空カットを満喫している人もいました(笑)。
でも、せっかく川遊びに来たのだから。。。「ずっと水の中にいたいよー!」
川の水で冷やしたスイカを皆でおいしくいただいたら、
最後は皆で記念撮影です!今年は総勢54名で楽しんだ川遊び。さあ、来年は何人で来るのかな?

十萌くんの自由研究~発表編

こんにちは!まり姉です。

夏休みの自由研究として、木の花ファミリーについての取材を無事に終えた十萌くんは、帰る日を予定より一日遅らせ、清書にかかります。まとめ役をおおせつかった私は、十萌くんが書いた下書きの漢字のチェックをしていきました。生まれて初めて電子辞書を手にした十萌くんは、それでも今時の小学生、ローマ字入力をしながら調べていきます。わかりやすく、見やすくする工夫の仕方を考えながら、模造紙に書くための原案を書いていきました。
 
だいたいのまとめを終えた十萌くんは、それに自分の感想を加えて、大人会議で報告しました。眠い目をこすりながら、一人ひとりのインタビュー内容を一生懸命発表する姿に、大人から何度も励ましと拍手が起きました。内容も要点を的確につかんだもので、とても小学校5年生のものとは思えないほどしっかりしたものでした。
 
例えば、前回のブログに私が受けたインタビューの内容を書きましたが、そのインタビューの際には、
「得意とする家庭教師の仕事からより、苦手な家事やゲスト対応からの方が学べることが多い」
ということも話しました。
十萌くんは、そういう話もしっかり自分のものにしていて、
「自分も苦手な算数から学んでいきたい」
とコメントを加えてくれました。
話した自分自身が忘れていたようなことまでしっかりと受け取っていた姿から、このような未来の大人たちに明るい希望を感じました。

最後に十萌くんは、
「みんなが『学ぶ』姿勢を持っていることが共通している、ということが印象に残った。インタビューに答えてくれたみんなに感謝したい」
と感想を述べ、大きな拍手の中で発表が終わりました。

今回のインタビューで、たくさんの感動と感謝をもてたのは、十萌くんより私たちの方だったのかもしれません。 

私たちの方こそ、ありがとう、十萌くん!

大人会議の冒頭で発表する十萌くん。堂々としています。