イベント「これからの社会における共同体の可能性」

昨今、現代社会のさまざまな問題に対する包括的な解決策として、共同体の動きは世界中で注目を集めています。エコビレッジ・ムーブメントもそのひとつです。

日本には1953年から継続し、80年代には世界最大の農業系コミューンとしての地位を確立した「幸福会ヤマギシ会」が存在します。スイス、ブラジル、アメリカ、韓国、オーストラリアなどの国々にも支部を持ち、欧米のエコビレッジの資料には日本を代表するエコビレッジとして取り上げられています。

今回、ヤマギシ会の活動に会員として19年間かかわり、村民として4年間の居住経験も持つ城雄二さんが木の花ファミリーを来訪、ご自身のヤマギシでの体験を振り返りながらファミリーのメンバーと共に共同体の可能性とその未来について語り合います。

規模や歴史、設立経緯など、まったく異なる背景を持ちながら、理念や取り組みで多くの共通項を持つ両者の対話から、これからの社会における共同体の可能性を展望します。ぜひ、ご参加ください!

  • 日時:2010年11月21日(日)
  • 会場:木の花ファミリー おひさまハウスひまわり
    419-0302 静岡県富士宮市猫沢238-1
    TEL:0544-66-0250 FAX:0544-66-0810
  • スケジュール:
    • 09:30 開場
    • 10:00 プレゼンテーション「木の花ファミリー」
      プレゼンテーター:古田偉佐美
    • 12:00 昼食(木の花菜食)
    • 13:15 プレゼンテーション「ヤマギシ会」
      プレゼンテーター:城雄二
    • 14:30 休憩(15分間)
    • 14:45 パネル・ディスカッション
      パネリスト:城雄二、古橋道代、古田偉佐美 ほか
      ファシリテーター:内田達也
    • 17:15 まとめ
    • 17:30 終了
  • 参加費:1,500円
    ※ 当日、会場でお支払いください。
    ※ 前後のご宿泊も可能です。1泊の宿泊費と参加費で5,900円になります。
  • お申し込み:下の申し込みフォームをご利用ください。
  • アクセス:こちらをご参照ください。
  • お問い合わせ:木の花ファミリー
    TEL:0544-66-0250 FAX:0544-66-0810

パネリスト紹介:

☆ 城雄二
1941年生まれ、69歳。36歳から51歳までヤマギシの会に会員としてかかわる。
仕事は子どもたちに科学を学ぶ面白さを伝える研究。
51歳、仕事を辞め、ヤマギシ会に村民として参画。
56歳で、韓国自然農法の趙漢珪(チョウ ハンギュ)さんに出会い、57歳でカタカムナに出会う。
62歳でありがとう村にも2年間。
68歳で、たんじゅん農法、心は光のHPに出会って、69歳で木の花に出会う。

☆ 古田偉佐美
1951年岐阜県生まれ、58歳。
木の花ファミリー創設者、NPO法人青草の会理事。通称「いさどん」。
1994年春、19人の仲間たちとともに富士山の麓に移住、「木の花農園」を創立。

☆ 古橋道代
Global Ecovillage Network(GEN)日本大使として、
世界のエコビレッジの動きを日本に紹介。
フィンドホーンにおいてEDE指導者養成コース修了。
木の花ファミリーにてエコビレッジ関連のプロジェクトを担当。

ファシリテーター紹介:

☆ 内田達也: 1976年生まれ。
– 元のメッセージを隠す –
2004年(財)自然農法国際研究開発センターにて育種を学ぶ。
2005年より有機農業先進地にて実践を積み、
2007年1月から木の花ファミリーのメンバーとなり、畑チームをリードしている。
木の花ファミリー大人会議にてファシリテーターを務める。


秋の収穫ヘルパーさん、募集しま~す!

天気のいい日は、雄大な富士山と一緒に農作業できます!
無料のお泊まりはファミリー自慢の和風家屋「木の花庵」ですよ~

朝晩、めっきり寒くなってきましたね。ファミリーの畑は、これからたくさんの収穫作業を控え、いよいよ忙しくなってきます。そこで、また皆さんの手をお借りしたく、恒例の収穫ヘルパーさんを募集させていただきます!

収穫をお手伝いいただける方には、おいしいお食事と日本家屋での快適な宿泊を無償で提供させていただきます。なお、今回は勝手ながら原則として2泊3日以上作業できる方に限定させていただきます。期限は11月いっぱいですが、状況によっては延長または早期の終了もありますので、ご了承くださいませ。

募集条件は、以下の通りとなります。

  • 募集期間:2010/11/13(土)~11/30(火)
  • 作業時間:(午前)07:30~12:00、(午後)14:00~18:30
    ※ 午前または午後の最初からご参加いただきます。
  • 主な作業は収穫です。
    ※ 手作業で、化学肥料、農薬等は一切使用しません。
  • 食事、宿泊費は無償です。
  • 原則として2泊3日以上で作業できる方に限定させていただきます。
  • 農作業着はこちらのリストに従ってご持参ください。

ご希望の方は、こちらのページから「訪問申込書」をダウンロード、ご記入の上、メール添付またはFAXにてご送信ください。

  • メールアドレス:booking@konohana-family.org
  • FAX:0544-66-0810

木の花と社会の架け橋として

今週末はNPO法人サステナビリティ日本フォーラムの方がファミリーを訪れました。持続可能な社会実現に寄与するために組織に働きかけていくことを目的としたNPO法人であり、2002年より活動されているそうです。「今までの価値観を変える幸せ指標とは?」について3回シリーズの勉強会を開催し、その総括の場として今回のファミリー訪問に至りました。

1泊2日の滞在ということで、初日はファミリーの施設見学とプレゼンテーションに参加、そして2日目にはいさどんと座談会の場がもたれました。その座談会に参加したエリーは、次のような感想をシェアしてくれました。

この座談会は木の花ファミリーの運営する旅館「木の花庵」の談話室で、朝8時から昼の12時まで持たれました。木の花ファミリーからはいさどんと私、そしてサステナビリティ日本フォーラムからは8人の方が参加しました。若い人は30代、40代、年輩の人は60代、70代、ともに地域、社会で相当な活躍をしておられる方々でした。木の花ファミリーを訪れる人々が、どちらかというと社会に行き詰まって新しい生き方を求める目的があるのに対し、今回の参加者、特にシニアの世代は、社会の勝ち組であった、また現在もあり続け、社会を支え社会を新たにリードしようとする意識の持ち主であることが、木の花への社会のニーズの多様性を感じさせ、新鮮なものでした。

ここでは精神性、宗教、環境、教育、パートナーシップなど多岐にわたる話題がアトランダムに飛び交いました。環境問題について考える人々の中では、「環境とモラル」という切り口がやっと認められるようになった、という話がありました。その発言に対し、モラルという言葉は確かに一般人に受け取りやすいが、ここは直に(妥協しないで)「スピリチュアリティー」を使ってはどうか、という発言もありました。

宗教(定義にもよりますが)のない我が国において、そうした宗教性をほのめかす用語が人々のアレルギー反応を引き起こす現状の中、それでもあえて「スピリチュアリティー」を出すか、「モラル」にとどめるのか。このやりとりは、木の花ファミリーの在り方を先進的なら先進的なままで提示することと、一般社会の理解度に応じてアレルギー反応を極力抑えることのどちらが賢明であるかを考えさせる大切な機会でした。

私は木の花ファミリーのメンバーとして、ここと社会の架け橋になりたいという希望を持っています。それ故に上記のような問題意識を絶えず持っています。宗教的風土の薄い我が国でクリスチャンとして、社会の偏見を増幅させないよう、人々をつまずかせないよう生きてきた者として、どうしても妥協的に生きる道を選択して参りました。どの様に先進的な生き方を世に伝えるのか、所有しない生き方、プライバシーのない生き方をどうあやまたず伝えられるかが私の今の課題です。

木の花の実践は、日々営々と行なわれています。そうした重みのある日常をどうわかりやすく伝えられるか。それは今回の参加者のような外で活動する方々とつながることが一つの道であると確信致しました。

沢山の気づきを与えてくれた今回の会合は、生き物のように生成発展する木の花に一つの活力を与えてくれたもののようです。

エリーの相棒まりん(1歳)と。「エリーがみんなとおはなししているときは、いいこにしてまってるからね!」

楽しい楽しい秋の遠足?!

今日は楽しい秋の遠足・動物園に行ってきました。西尾家の仲良し姉妹、かずこちゃん(左)とちなっぴ(右)は毎年恒例のアニマル柄で決めています!
今年は大人30名、子供18名、合計48名でのお出かけ。動物園のどこを歩いていてもメンバーに出会います(笑)。
今年は9カ月になったすまいるも参加です。「そとでのおひるねはきもちいいな♪」
「ゆうとう、あれ見てごらん!」とりょうちんが指さしているのは。。。

ゆかいで楽しそうなお猿さんたち?!「さあ、皆さんも一緒にウッキー!ウッキー!」

でも、動物園を一番楽しんでいるのはやっぱり子供たちです!「みんなで乗ると楽しいねーー!」
「あやなはもう1さいになったから、ひとりでものれるよ!」

みんながそれぞれ楽しんでいる中、ひとり雲行きが怪しいのは。。。「ゆうとうくんはひみちゃんとドライブにいくよ笙ォ」
「こわい、こわいよーーー!!」と泣き叫ぶひみ。人一倍怖がりのひみには、楽しいはずの動物園も厳しい修行なのでした!

多人数用のベビーカー、ありませんか?

今日は、ファミリーから皆様にお願いがあって投稿しました。

ますます進む日本社会の少子化の流れもなんのその、みんなで楽しく子育てをするファミリーでは子供人口が順調に増加中!2歳以下の乳幼児が6人もいます。

そんなファミリーでは、かわいい盛りの子供たちをお散歩に連れていくのに大型のベビーカー(こんなのです)がほしいね、という声が上がっています。でも、買えばそれなりのお値段のようです。

そこで、もし、使わなくなったものをお持ちの方がいらっしゃいましたら、お譲りいただけませんか?または、安価で買えるところなどご存じの方などいらっしゃいましたら、ぜひご一報いただければと思います。

どうぞよろしくお願いいたします!

多人数用ベビーカーの一例。楽しくお散歩できそう