第7回生活体験ツアー

11月24日(土)から25日(日)にかけて、第7回の生活体験ツアーが実施されました。今回はキャンセルがあったため定員以下の8名でのスタートとなりましたが、同時期に訪問されていた方々が見学に参加されて、いつも通りにぎやかでした。

毎回、本当に不思議なくらい全体の雰囲気が異なる体験ツアーですが、今回いらした方々に共通する特徴は「目的意識の明確さ」だったように思います。こんなことをやりたい、こういう点を見てみたい、ということがはっきりしている方々が多くいらっしゃいました。8名様のうち6名様が同じ会社で社会貢献の道を追求している仲間の方々とそのご家族で、お子様4人も加わったこともあって、ツアーは終始アットホームな雰囲気でした。

「もっと自然に沿った生き方がしたい」「調和した人の集まりを作りたい」「だけど、実際にはどうすればよいかわからない」という方々に、ファミリーのライフスタイルはたくさんのヒントを提供できているように思います。こんな風だといいな、と漠然と思い描いていることが目の前に現実化されていて感動した、という感想を今回もたくさんいただくことができました。

第7回ツアーに参加してくださった皆様に、この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。皆さんからたくさんの学びや気付き、そして確信と勇気をいただきました。本当にありがとうございました。

ここで紹介しきれなかったツアーの写真を、下記のアルバムで公開しています。どうぞご覧ください。

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昼食は大混雑。ツアー以外にもお客様が多数いらっしゃり、実は広間からファミリーのメンバーが押し出されています

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にわとり小学校で。いつもどおり物怖じしない鶏さんたち

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めずらしい青玉に興味しんしん

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「よぉ、元気か」…と言っているのはどちらでしょう?

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ヤギさんのミルクを試飲。おいしい!

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さつまいも畑を見学中

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ウェルカムコンサートの締めくくり、みんなで手をつないで

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大人ミーティング体験中。好奇心と眠気の闘い?

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初めてのヤギ乳搾り体験。真剣な表情

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農作業体験は芋掘りでした。シモンというサツマイモの一種で、こんなでっかいのがゴロゴロ!

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快晴の富士山をバックに大人数のおやつ

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ファミリーの「聖地」宮ノ下で記念撮影!

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2日間の体験を振り返ります。いさどんの話に聴き入っています


ファミリー通信第4号

ファミリーの月刊ニューズレター、「木の花ファミリー通信」の第4号が発行されましたので、お知らせします。今月はみちよちゃんのエコビレッジ関連の海外出張、ファミリーを中心として展開されるエコビレッジ・プロジェクトについてレポートしています。恒例のレシピも掲載されていますので、ぜひお読みください!

木の花ファミリーではニューズレター「木の花ファミリー通信」を毎月発行しています。郵送でお届けする写真入りの印刷版(送料として年間1,000円)、メールマガジン形式のテキスト版(無料)があります。印刷版はPDFファイルとしてこちらで無料ダウンロード可能です。定期購読をご希望の方は、お名前とメールアドレス、郵送/テキストの種別を明記して network[at] konohana-family [dot] org までご連絡ください(アドレスの[at]は@、[dot]は . で読み替えてください)。

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ニューズレターのイメージです。プロのデザイナーさんによる読みやすいレイアウトでお届けします!

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こちらは制作現場です。デザイナーさんのご指導のもと、InDesignというプロ用の出版ソフトを使用しています。もともとは農業集団なのに、こうして自前で出版ソフトまで操るようになりました。


ふたつの会場でイベント

11月19日(日)に「名古屋市環境浄化をすすめる会」の80名様がファミリーに見学にお見えになりました。農場や施設の見学のほか、プレゼンテーションとお食事、ウェルカムコンサートをご希望いただいたのですが、現在のファミリーにはそれだけのお客様をお迎えするスペースは残念ながらありません。そこで、関係する団体の広間をお借りして、ファミリーでの見学のあとにバスで移動していただく「2会場体制」でお迎えすることになりました。

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お食事とコンサートの会場となった「世界救世教富士教会」の大広間。80畳で、奥には祭壇があるお部屋です。汚さないように、ビニールシートを敷いてあります。

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コンサートの準備。今回を機にファミリーではミニPAセットを導入、出張コンサートもできるようになりました!

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いさどんが音頭を取って「いただきます」

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ファミリーの菜食弁当で昼食中。色とりどりでおいしそうでしょ?

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食事のあとは、ファミリーについてのプレゼンテーションです

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木の花楽団によるコンサートがはじまりました。奥の祭壇とマッチして、いい雰囲気です

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最後は、みんなで手をつないで大団円!

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みなさんにごあいさつ。本の宣伝をしています


第3回エコ菜園講座

NPO法人青草の会では、富士宮市との共催で「自然を楽しむエコ菜園講座」毎月第3土曜日に開催中です。

11月17日(土)に開催された第3回目では、生ごみを使ったボカシ堆肥の作り方、施肥の方法を実習しました。第1、2回目は座学が中心でしたが、今回は屋外や畑での実習で、菜園講座らしくなってきました。受講生の方々はすでに家庭菜園を実践されている方々がほとんどで、実践的な質問が飛び交っていました。

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糖蜜をお湯で溶いています

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山に積んだ米ぬかにジョウロで糖蜜をまんべんなく振りかけます

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念いりに混ぜていきます

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袋詰めしています

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これで完成です。

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こちらは土ぼかし。土を半分に分け、半分を敷いて生ゴミ堆肥をのせます。

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残り半分の土をのせて、スコップで混ぜます。あとは時々切り返しながら一ヵ月ほど完熟させます。

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ファミリー近くの畑へ実習に向かいます。

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以下は畑での生ゴミ堆肥の施肥例です。生ゴミ堆肥を溝に入れていきます

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ボカシをふりかけて

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作物の残渣(ここではサトイモの葉)を入れています

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落ち葉をかぶせて

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活性液を散布して

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溝を埋めています。これで完了です。


フィンドホーンで研修中!

こんにちは!木の花ファミリーのみちよです。10月26日からスコットランドのフィンドホーンというエコビレッジに来ています。5年前にも1ヵ月半ほどエコビレッジ・トレーニングを受講するために来たことがあるのですが、今回は「エコビレッジ・デザイン教育(EDE)」の講師養成講座を受講するために来ました。実は、私が代表をつとめる日本エコビレッジ推進プロジェクト(JEPP)NPO法人開発と未来工房の共催で、木の花ファミリーを拠点として2008年末を目標にEDEを開催する計画があります。そこで、EDEの内容をしっかりと把握し、より良いプログラムを日本の皆さんに提供するために、またフィンドホーンやグローバル・エコビレッジ・ネットワーク(GEN)の関係者とのつながりを確かなものにするために、ファミリーを代表してここにやって来ました。

4週間の講座ではエコビレッジを作るにあたって大切な4つの柱、「環境」、「経済」、「社会」、そして「世界観」を1週間ごとに分けて学び、またこれらの要素を講師として伝えていくためのトレーニングなども兼ねて行っています。

毎日、結構ハードスケジュールです。月曜日から金曜日までは朝8時35分から9時まで瞑想、9時から12時半まで授業(途中1回休憩あり)、昼食後は午後2時から5時まで授業、6時に夕食を済ませて、7時半から9時まで曜日によって多様なプログラムが提供されます。土曜日と日曜日は午前中の授業がないので、その間に洗濯物や宿泊している家の掃除を済ませます。午後からは通常どおりの授業。夜もトピックに関連するビデオやDVDの上映会があります。

今回のフィンドホーンへの訪問は、木の花ファミリーとフィンドホーンという「光のセンター」をつなぐという役割もあり、ファミリーのウェルカムコンサートで美雅ちゃんが歌っている「むかしむかし」を130人ほどのコミュニティのメンバーに披露したのと、テーゼという15人ほどの歌のグループに「お帰りなさい」をお届けしました。木の花の心を感じてくださった方からは、「涙が出ました」とか、「感動しました」、「素晴らしい歌ですね」といったコメントを頂きました。テーゼのグループの皆は、木の花とフィンドホーンを結ぶために「オーム」を唱えてくれました。感動して涙が出ました。

このプログラムは24日に終了し、25日にはデンマークに立ち寄ってGENの創設者であるヒルダー&ロス・ジャクソン夫妻に再会してきます。またデンマークのスワンホルムというエコビレッジにも招かれているので、そちらも見学してきます。来年の1月12日、東京・表参道のEPOで報告会を開催予定ですので、お楽しみに!(日本エコビレッジ推進プロジェクト jepp.info[at]gmail.com までお問い合わせください:[at]は@に読み替える)。

フィンドホーンではファミリーについてのプレゼンテーションを行う機会がありましたが、スワンホルムでもプレゼンテーションを行う予定です。授業の中でも、ファミリーがどのような取り組みをしているのかをクラスの皆や講師に伝えることで、良い事例提供ができています。そして、ファミリーのあり方がエコビレッジ的な取り組みであることを強く感じています。
あとは、環境に負荷をかけない住居やエネルギーの自給といった課題をクリアすれば、世界に誇れるエコビレッジができると思います。その課題も、「富士山エコビレッジ研究会」で実現の方向に向かって着実に動き始めています。日本に帰ってからのプロジェクトの進展が楽しみです!

(みちよ)

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