木の花に健康ブーム到来?!

最近、一日一食を実践しているメンバーが何人かいます。その火付け役となったのは、以前ブログでも紹介しました「食べないと気持ちがいいぞ」と言ういさどんです。昼食を抜いて、その時間に読書をしたり、部屋の片付けや掃除をしたり、睡眠をとったり。。。
その中でも秘かにブームになっているのが、自力整体です。木の花で3番目に体がやわらかいのりちゃん(ちなみに1番はちなっぴ、2番はかずこちゃん)と一緒に体操をするのは、至福の時間です。

そして、今晩は、自力整体インストラクターの資格を持つみちよちゃんの指導のもと、14名のメンバーが夕食を抜いて自力整体に参加しました。場所は、おひさまハウス・ひまわりの2階の和室。スタンドライトだけの照明でほんのり薄暗く、リラックスした雰囲気の中、外では涼しげな虫の声が響いています。また、インストラクションを出していくみちよちゃんのやわらかい声は、癒し効果抜群で、まるで異次元空間にいるかのよう。

普段とらない姿勢の連続に、「きくーー!」「いたーーい!」という声も時折出ましたが、「気持ちいいー!」「ええかんじや、ええかんじや」とおおむね大好評。「足の裏の真ん中の“ゆうせん”というつぼを押してくださいね」と言うみちよちゃんに、「ゆうせんというつぼは、何にいいの?」とちなっぴが聞くと、すかさず「演歌とかいろいろ流れます!」といさどん。「瞑想状態で静かにやると効果的ですよ」とみちよちゃんはアドバイスしますが、次々と冗談が飛び出すいさどんがいると、やっぱり笑いが絶えません。

1時間の自力整体教室の終了後には、「あっという間だった!」「ごはん食べるよりよかった。」「早くおしっこいきたーい!」とみんな大満足。これから週2回、月曜と金曜の夕食時に実施される予定です。

木の花で、こういった時間がとれるようになったことは、豊かさの表れだね、とその日の大人会議でも話題にのぼりました。将来、カルチャーセンターのように、みなさんにもいろいろなことが提供できそうな流れを感じます。もちろん、みなさんが何か教えてくださることも大歓迎ですよ!

身も心も宇宙空間に?!
身も心も宇宙空間に?!

あきちゃんの「これはおすすめ!」

ふだんは農作物の収穫や配送を専門とする「収穫さん」のリーダーとして外で作業をしていることが多いあきちゃんですが、今日のような雨降りの日には、お家で経理の仕事をすることもあります。いつもは黙々とパソコンに向かっているあきちゃんですが、今日は、「これサイコー!」「いや、これはいいわー」と何やら興奮している様子です。あきちゃん、どうしたの?

つい先日、あきちゃんは配送を担当しているお宅のお庭で、絨毯のようにびっしりと咲いているピンクのかわいい花を見かけたそうです。「これはいい!」と直感したあきちゃんはその場で花の名前を聞いておいて、パソコンでいろいろと調べているところなのでした。

お花の名前は「ヒメイワダレソウ」で、いわゆる「グランド・カバー・プランツ」のひとつです。「グランド・カバー・プランツ」は地面を覆うように生える植物で、その性質を利用して庭造りや雑草対策に使われます。中でも「ヒメワレダイソウ」は土を覆うスピードが速いため、雑草対策に極めて有効、なのだそうです。他にも、「多年生植物のため冬でも枯れない」「植えたあとの刈り込み作業も不要で手間がかからない」「ファミリーで飼っているミツバチさんの蜜源になる」と、いいことづくめのようです。あきちゃんはこの情報を夜の大人ミーティングで報告、みんなも関心を持って「さっそく試してみよう」ということになりました。

あきちゃんのおかげで、ファミリーにはどんどん新しいものが取り入れられていきます。最近、ファミリーでは『炭素循環農法』という技術との出会いをきっかけとして、土壌微生物の力を活かして肥料を大幅に減らす農業に取り組み始めましたが、事の発端はあきちゃんの「これはいい!」というインスピレーションなのでした。

そんなあきちゃんに、「いつも『何かいいものはないかな』って思いながら暮らしているの?」と聞いてみると、「ううん、全然思ってないよ。何も考えてない」とあっさり。でも、欲のないあきちゃんだからこそ、たくさんの直感が神様のメッセージとして降りてくるのでしょう。

神様に心を向けたなら、あなたにも必ずインスピレーションの贈り物が届きますよ。だって神様は、いつだってあなたのことを想っていますから!

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調べものをするあきちゃん


木の花ファミリーのうなぎ丼!

夏バテを吹き飛ばせ!ということで、本日の夕食は、「土用の丑」メニュー、「うなぎ丼」です。ただ、菜食を実践している私達が、うなぎに見立てて使ったものは・・・?

なんと、「じゃがいも」!食当頭のあいちゃんが、じゃがいもをジューサーミキサーですりおろし、それを小さく切ったのりの上にのせていきます。それをどんどん揚げていくのは、我らが「フライヤー」はるちゃん!木の花で揚げ物と言えば、はるちゃんです。はるちゃんが揚げると、なぜが時間が経ってもサクサクの出来。いつもにこにこマイペースのはるちゃんにそのコツを聞いてみると・・・。

「温度とタイミングだね!」とニッコリ答えたのは、隣にいたあいちゃん。「じゃがいもさんに、うなぎに変身していただくようおねがいしながらね!」

「今日の目標は100匹だね!」といつも愛情たっぷりのあいちゃん。実際には、150匹以上ものうなぎがファミリーみんなの胃袋に入りました。

「暑さに負けず、みんな元気に頑張って!」という食当さんの愛情があるからこそ、ファミリーみんながいつも元気でいられるのです。ファミリーの縁の下の力持ちの食当さん。いつもいつもありがとう!!

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食当ゴールデンコンビ、あいちゃんとはるちゃん

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本物のうなぎよりおいしい!50人分を揚げてくれたはるちゃんに感謝!


潔い心と坊主頭

「あれ、ようこちゃん、どうしたのー?なんで坊主にしちゃったのー?」

夕食前、学校から帰ってきた子どもたちは、さっぱりしたようこちゃんの頭を見て、驚きの声を上げています。夕食後の子ども会議で、ようこちゃんは子どもたちに自分の想いを語りました。

「私は木の花に来て、来月で丸二年になるんだけど、ここに来て初めて神様の存在を知りました。みんなの暮らしぶりを見たり、みんなと語り合う中でね、神様がすべてを与えてくださっているんだな、ってわかったとき、自分のすべてを神様にお返ししたいと思って、その想いを表すために坊主にしたいな、と思ったの。でも、坊主にしようがしまいが、この心を持ち続ければいいと感じたから、そのときはしなかったんだ。それ以降も、心のどこかで坊主にしたいな、と想いながらも、ゲスト対応の役割もいただいているし、全体の調和を乱すことになるかも、と躊躇する心もあって。

ただ、数日前の朝、いさどんと話している中で、ファミリーメンバーの「潔さ」が美しい心をつくり、訪れる人を癒す、美しい場をつくるという話があってね。そこで自分自身に「自分は潔いだろうか?」という問うたとき、はっきり「潔い!」と答えられるな、と思ったの。それを形として表したいと思ったとき、以前から願っていた坊主にしよう!と思いたって、今日、ちーちゃんに切ってもらったの」

「ここで、子どもたちに伝えたいのは、みんなはここでの暮らしがいわゆる普通の家庭と違うから、窮屈に感じられたり、不自由に思うこともあるかもしれないけれど、ようこちゃんからすると、すごく自由な場所で。というのも、女性が坊主にするのは世間ではなかなか受け入れられないかもしれないけれど、ここでは、全体の調和の中であれば、自由に自分を表現することができるんだよ。ようこちゃんは念願叶って坊主になれて、もう死んでも悔いなし!あとの人生はただただ、皆のために生きたいです!」

そう明るく爽やかに語るようこちゃんに、「ようこちゃん、あっぱれ!」とちなっぴー。みんなからも拍手が上がります。みこも「みこも、ようこちゃんみたいに坊主になりたいです!」と報告し、翌日、なんとみこも坊主姿に!みんなが坊主になる必要はありませんが、言い訳や理屈なしに「潔く」生きることは、みんなと仲良く楽しく暮らすための大切なキーワードになるのではないでしょうか。

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とっても嬉しそうに坊主にしてもらっているみこ

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(左から)坊主ほやほやのみことようこちゃん、生まれながらに?!坊主のひみー


宇宙の意志を地球上にふりまくセンター、木の花ファミリー

「人は、とかく自分に近いものだけの幸せを得ようとするけれど、それが菩薩の意識になると、地球全体のことを考えるようになる。また、それが神の意識になると、地球をはなれて宇宙空間の中で、どう天体を動かしていくのか、ということさえも創造していくことができる。宇宙人意識で、太陽系の外をも、宇宙をも、創造していけるということ。人には、それだけの可能性がある」

いさどんの朝のお話を聞いて、ファミリーのようこちゃんは、「そうか!そういう意志で地球上に生きていくこともできるのか!」と目から鱗です。新しい生き方に希望を見出し、わくわく楽しそう。ただ、一方のひとみちゃんは、「難しそう。自分にはできない」と言います。それを聞いてようこちゃんは、「なんでひとみちゃんは、色のないものに、わざわざ『難しい』という色をつけてしまうのかな?」と不思議そう。

そこで、いさどんは優しくふたりに語ります。「人それぞれの魂の歩みがあるからいいんだよ。ただ、『自分にはできる』とか『これからそうなれるんだ』とか、もっといえば、『もう、自分はそうなっているんだ』と思うこともできる。どんな手法を使ってもいいんだよ。いつかはみんな必ず同じところに到達するんだから」

最近、ファミリーメンバーから、「いさどん、なんか変わったね。人間の意識じゃなくて、宇宙人の意識みたい」という声も出るほど、いさどんのこころは自由自在にこの世界を観ています。どんどん進化する木の花ファミリー。自由に楽しく成長していく私達をいつも見守ってくださる方に、今日も一日感謝します。

追記:

この日、午前中の作業を終えたひとみちゃんが、彼女の気づきをシェアしてくれました。
「収穫チームで作業をしながら、『何でも私は難しいと感じてしまう』という話しをしているときに、ちょうど翔太が通りかかったの。雨にぬれてずぶぬれで傘をさしている翔太に、あきちゃんが、『どうせずぶぬれなんだから、傘さすのやめたら?』と言ったら、翔太はぱっと傘をさすのをやめたの。さらにあきちゃんが、『ぬれてるんだから、そのまま泳いでいったら?』と言うと、彼は泳ぐふりをしながら楽しそうに去っていった、ということがあったの。今まで私は、まず人の話を聞いて、それから、自分の中で理解しないと次に進めない、というのがあったんだけど、それじゃ歩みが遅いなって。翔太のように、ぱっとその場で受け取っていくと、軽やかに生きていけるんだって、気づきがあったの」と嬉しそうに話すひとみちゃん。そう、ここにもひとつ、宇宙の意志がふりまかれましたね。