プロモーションビデオができました。

始まりは、ほんのひと月ほど前のこと。

『血縁を超える自給自足の大家族』の出版記念イベントをするにあたり、
会場で流せるような、木の花の暮らしを紹介するプロモーションビデオを作ろう、
ということになりました。
当初は、イベントに参加できないメンバーが会場の皆さんに向かって
「やっほー」と語りかけるビデオレター程度のものを想定していたのですが、
ひょんなご縁から映像制作のプロの方と出会い、そのご協力を仰ぐことに。

 

そしてこのたび、めでたく、そのプロモーションビデオが完成しました!!
イベントに間に合わせるべく、撮りためた映像を持って東京へ行き、
プロのご協力のもと徹夜で編集したプロモーションビデオを
富士宮へ持ち帰って、さっそくみんなで上映会。

冒頭、20世紀フォックス映画でも始まったかのようなゴージャスな音楽に、
みんなのどよめきが(笑)。
そして10分間の映像を見終えた後は ―――― 大拍手!!!
涙を流しているメンバーもいました。
のりちゃん曰く、
「自分はこんなに素敵なところで暮らしてるんだ、って、ぞくぞくした。」

 

さぁ、そこにいったいどんな暮らしが描かれているのか、
まずは17日のイベントにてご覧いただいたのちに、
インターネットで公開していきたいと思います。

どうぞお楽しみに!

 

 

今回の編集を、徹夜でやってくれたもっちゃん。ありがとう!

編集作業中のもっちゃん。東京のオフィスにて。

 

気が付けば窓の外は朝焼け。

 

 


おひさまの子、日和

ファミリーでは、毎晩夕食後に、「子どもミーティング」をしています。

子どもたちがその日の出来事や思ったことを報告し、
それを聞く大人たちも意見を出し合って、一緒に考えを深めていきます。
子どもたちの年齢は1歳から高校生までと幅広く、
時には大人以上に鋭い意見が出て、ミーティングが1時間以上に及ぶことも。

先日、中学1年生の日和(にちわ)が、ピアスの穴を開けるということがありました。
そのことを子どもミーティングの場で問われた日和は、涙を流しながら
「穴をふさぎます」と言いました。そしてそれ以来ピアスはしていません。

そんな日和に、今思うことを聞いてみました。
 

 
*  *  *  *

 

― 今、ピアスの穴を開けたことについてどう思ってる?

ピアスの穴は、残しておきたいと思った。友だちもかわいいって言ってくれるし。
だけど、学校でやっちゃいけないって決まってることは、やっぱりいけないなと思った。
この話も、本当は自分から子どもミーティングに出すべきだったけど、
結局自分では出さずにいて、和子ちゃんから言われることになった。
自分から積極的に出して、心を磨くべきだったと思う。

 
― あの時はどうして泣いていたの?

子どもミーティングで何か言われると、すぐに泣いちゃう。
みんなから怒られているような気持ちになって。いつもそう思っちゃう。
例えば、司会をやって失敗したときに、はく(小学6年生)やりゅうと(5年生)から
ちゃんとやるようにと言われると、プレッシャーになって顔が真っ赤になったりもする。
みんなをまとめるのは苦手。
何か言われると、すぐに泣いちゃう。責められているように思っちゃう。
でも本当は、みんなからコメントをもらうのは、
それを聞いて自分の悪いところを直していくためなんだよ。
だから、責められてると思っちゃうのは、それだけ心が汚れてるということ。
今、言葉ではこう言ってるけど、実際に言われてるときにはそういう風に思っちゃうから、
それは自分のいけないところ。
責められてると思うんじゃなくて、コメントをもらって、
そこを自分で直していくべきだと思う。
泣いちゃうのは、自分の中に、小さな「何か」があるからなのかな。
本当は責められているなんて思ってないのに、何かわからないけど、
何かのもとが自分の中にあるからすぐ泣いちゃう。
何かちっちゃいものが。なんだろう。悪い心があるの。
それが何かは、日和もよくわからない。
ピアスの穴を開けたのは遊び半分だった。今は、悪いことだと思ってる。

 
― なんで悪いことだと思うの?

まず、ルール違反だということ。校則で禁止されてる。かわいいと思うけど、ルールは守る。

 
― それで不満はない?

最初はあったよ。でも、日本人として、日本の校則があるから。

 
― なぜルールを守らなければいけないと思う?

例えば、交通事故も同じこと。ルールを守らなきゃ死んじゃう。だから守らなきゃいけない。

 
― 将来自分の子どもがピアスの穴を開けたいと言ったら、どうする?

怒ると思う。ルール違反だから。
怒らなかったら、それがいけないということがわからなくて、ずっとやり続けちゃう。

 
― 木の花の大人たちは子どもたちにいろいろなコメントをするけれど、
  そんな大人たちをどう思う?

自分たちがやっていることを、日和たちに教えてくれてるんだと思う。
だけど日和たちも、たまにそれを受け取れないときがある。
前にさくや(17歳)がそういう時があった。
大人がいろいろ伝えても、何日も同じことを続けてた。
でも言われ続けていくうちに反省して、変わった。
大人が言うことを正しいと思えば、ルールを守らなければいけないとかそういうこともなくなる。
子どもミーティングは、日和たちの心をきれいにしていくためにあるんだと思う。
何か悪いことがあった時に「今日こんなことがありました」って報告すると、
大人たちがコメントをくれて、それを聞いて日和たちも思うことを言って、
どんどん振り返っていくことができる。
だから、やっぱり大人たちの言うことは正しいと思う。

 
― 大人っていつも正しいと思う?

たまに大人たちも勘違いして、日和にも自分の想いがあるのに受け取ってくれない時があって、
たまには不満もあるよ。
でも、いつも正しいわけじゃないけど、ここの人たちは基本的に、
その人の心をきれいにしようという想いがあって言ってくれてる。
だから、言っていることは正しい。
 

 
*  *  *  * 

 
 
日和は、その名前の通り、おひさまみたいに、
ただそこにいるだけで周りを明るくする子です。

17日の東京でのイベントには、日和も参加します。
日々変化し続ける日和の成長を、どうぞ見守ってくださいね。

 

みんなを明るくしてくれる日和


テーラーまりこ フル稼働中!

3月17日、東京・カフェスローで開催されるイベントに向けて、日夜練習を重ねる木の花楽団。
そんな楽団の衣装作りを今回担当しているのが、田んぼ隊のまりちゃんです。

農作業中のまりちゃん

まりちゃんは、普段は田んぼ隊の「姉御」として作業全般を切り盛りしていますが、
実は木の花の「仕立て屋さん」としての“裏の顔”も持っています。
忙しい農作業の合間をぬって、お誕生日会やお祭りなどのイベントに合わせて、
これまでにも数えきれないほどのみんなの衣装を作ってきました。

その人が喜んで着たくなる服を作りたい、と語るまりちゃんに、
衣装作りのポイントを聞いてみました。
「相手のことを想うと、自然とその人に合う服のイメージがわいてくるんだ。
 一人ひとり好みや体型も違うから、それぞれに合わせて作ってるよ。
 その人が、この衣装好きだな、って思って着られるように、
 かつ、お客さんからも、もっとも美しく見えるように。」

そんなまりちゃんの手から生まれる衣装はいつも、
イベントを盛り上げるために大きな役割を果たしています。

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そして、今回のイベントの衣装はというと ―

「土の中から出てきて、葉っぱの陰から“ぱっ”と姿を現した森の妖精たちが
心の歌を歌い始めるイメージ」

なのだそうです。

 

イベントに向けて衣装制作中のまりちゃん

どんな衣装ができあがるのか、乞うご期待!!


こうちゃん出陣!

みなさん、こんにちは!

さて、3月17日に東京・カフェスローで行う出版記念イベントが、
いよいよ1週間後に迫ってまいりました。
こちらでは毎日、お昼休みや夕食後に、練習を重ねる楽団の歌声が響いています。
今回のイベントは、東京在住の友人も含めてスタッフ総勢22名の大所帯。
そんな中、ラブちゃんの出産に備えるまこっちゃんに代わり、
急きょ畑隊のこうちゃんが参加することになりました!

長年木の花畑隊をけん引してきたこうちゃんですが、
出張イベントに顔を出すことはほとんどありませんでした。
今回のイベントでは、そんなこうちゃんが
木の花の暮らしを紹介するプレゼンテーションを担当します。

 

みちよちゃんとプレゼンの内容の打ち合わせをするこうちゃん

 

この暮らしの中で、日々大切な心をみんなに伝え続けているこうちゃん。
いったいどんなイベントになるのか、どうぞお楽しみに!!

 

 

以下、イベント詳細です。

※満員の場合は会場に入れなくなる可能性がありますので、
 必ず 事前にご予約ください。

 

■ 日時

2012年3月17日(土) 18:00開場/18:30開演/21:00終了

■ 会場
カフェスロー(JR中央線「国分寺」駅徒歩5分)
〒185-0022 東京都国分寺市東元町2丁目20-10
【電話】042-401-8505

■ 定員
100名(着席80席/立ち見20席) 1ドリンク付き
*ドリンクは、ジュースやビール、ワインなどのほか、
木の花オリジナルのドリンクもご用意しています。

■ 料金
今回は初の試みとして、参加費をすべて任意の寄付制とさせていただきました。
このイベントを通して皆さんが感じられた価値をどうぞ自由に表現してください!

■ 内容
第一部:木の花ファミリーの暮らしと最新の取り組みの紹介
有機農業/エコビレッジ/子育て/心のケア/自然菜食/微生物の活用 など

第二部:「木の花楽団」コンサート
名曲「この星の上で」の他、新曲も披露します!

*会場では、木の花のおいしい野菜を使ったお食事もご用意しています。
無農薬・有機栽培で育った生命力あふれる旬の味を、どうぞお楽しみください。
(お食事代は別途かかります)
その他、オリジナル製品の販売もいたします。

■ ご予約
お電話またはホームページより、会場のカフェスローへ直接お申し込みください。
(定員になり次第締め切ります)

【電話】 042-401-8505(月曜定休)
※下記項目をお知らせください。
参加希望日とイベント名 /お名前(申込代表者)/申込人数/連絡先電話番号

【ホームページ】http://event.cafeslow.com/?eid=1080324
※ホームページからのお申込は、対応の都合上、
ご希望イベント開催前日の19:00までとさ せて頂きます。ご了承下さい。

 

 

ではでは、会場でお会いしましょう☆

 

 

 


「キラキラする砂金」を拾いました。

去る2月11日、1カ月間にわたり開催されていた
「EDE(エコビレッジ・デザイン・エデュケーション) in 木の花ファミリー」が無事終了しました。

EDEは、国連の「持続可能な開発のための教育の10年」から支援を受けている、
次世代の地球の暮らし方を学ぶプログラムです。
「実践者による実践地での学び」として開催されたEDEは、日本で初めてとなります。
受講生の皆さんは1カ月間ファミリーと生活を共にしながら、
18名の講師による多彩な講座を修了したのでした。
密度の濃いプログラムに「ゆっくり休む暇がない!」と悲鳴を上げながらも、
毎晩のように夜中まで語り合い、熱心に学び続けて大きく変化していった10人の受講生たち。
最終日前夜には彼らの主催する修了パーティーが開かれ、笑いと涙が入り混じる中、
受講生の最年長であるキタさんはこう胸を張りました。

「受講生みんなの、この表情を見てください。最初に来た時と全然違うでしょう。」

 

今日は、そのキタさんの日記を皆さんにご紹介したいと思います。

 

20年間にわたって長野県で有機農家を営み、
日本の有機農業の厳しい現実を身をもって体験されてきたというキタさん。
農業を改めて学び直したい、そして共に農業をやっていく仲間を見つけたい―
という思いから、今回のEDEに参加されたのでした。

この1カ月間、受講生の皆さんには、プログラムの一環として毎日日記をつけてもらっていました。
以下にご紹介するのは、2月10日、『持続可能な心の持ち方』と題された
EDEの最終講座の最中にキタさんが書かれたものです。
いさどんが語るファミリー創設当時のエピソードに受講生の多くが涙を流して聞き入る中、
キタさんは一心不乱にペンを走らせていました。

 

 

*    *   *   *

 

 

最後の授業

「持続可能な心の持ち方」

と、最後の日記。

 

1ヶ月間のEDEプログラムを受講しての最後の感想です。

EDE立ち上げの技術的作法も勿論学んだことは多くありました。
でも、本当に分かったことは少しです。
分かったとはどういうことかといいますと、頭で分かっただけではなし、
それを体で消化し、そして自分の血肉にしてこそ「真に分かった」ということなのだと思います。

そういう意味では、自分は、学んだことの一割も「分かった」とは思っていません。一割以下でしょう。

 

言いたいことは、次のことです。

 

「キラキラする砂金」を拾いました。

ハードな技術的講義より、ソフトの部分で得たものがあります。
ソフトとは、「心」の部分です。
ここでは「心」のあり方、持ち方などを、ハードな部分の講義以上の時間をさき、講義してくれました。
人間は、最後は「心」で動きます。
「よく持てる者の苦しみ、持たざるものの苦しみ」が世でよく言われています。
「砂金」とは、その「心のあり方、持ち方、考え方」が、自分の中で変化してきたことです。
ここでの講義、又、日常生活、大人ミーティングなどを通して、それは一言でいうと
「自は他」「いただきもの」「真実、真理とは」「正直、素直・・・」などのことばでした。
明日でこことはしばらくお別れですが、ここを出たあと、ゆっくりとコツコツと時間をかけ、
先の言葉を反すうしながら、自分自身のあり方、そして生き方を見つめなおしていこうと思っています。

EDE受講者の多くが、異口同音でいっています。

エコビレッジをつくるのであれそこで暮すであれエコビレッジコミュニティ外で生きるであれ、
やはり「心の持ち方、あり方」がいかに大切かをここで学んだ ― と。

 

最後ですが、「キラキラする砂金」を拾ったことは、大きな収穫でした。

この日記は今から1時間後に提出しなければならないので、整理して書くことはむずかしいですので、
なぐり書きになりましたが、いさどんの講義中にもかかわらず走り書きしました。
今、いさどんは、これから本題に入るといっていますので傾聴しようと思います。
題は「持続可能な心の持ち方」です。
あと、日記に、第三者、他者の立場から自分を見て、それも記しなさい、とのことでしたが、
今日は第三者から見た目の報告はしません。
何か第三者になることが出来そうにありません。今回の日記内容から見てみると。

 

面白いと思ったことがあります、講義の中で。

最後は「流れに身を任せよう」、それも神様のお導きだ。
正直に素直に自を他に表現することが、いかにすばらしいか、いかに人間関係を円滑に出来るか、
も、ここ木の花の「ひまわり」の家で知りました。

明日ここを離れますが、是非再びここに来たいと考えています。
いさどんとの再度の面談もありますし。
さらに関心ある農業のこともありますし。

後日ここを再訪する時、今日より少しは成長(内面の変化)していれば良いと思います。
己読み、内観を少しの時間でもいいから続けたいと思います。
「持続可能な社会」「持続可能なうんぬん」など「持続可能」のことばが巷で今使われていますが、
自分は「持続可能な自分なりの高い精神性を持った生き方」を目指していきたいと思います。

 

いさどんの昔のとても変わった体験を、今聞いています。
正直に赤裸々に語ってくれるということは、他人の心を最高に打つものですね。
「話し方教室」でのいろいろな技法を使ったものよりもね。

正直であること、正直に言うことは、なんと素晴らしいことでしょうか。
これも自分が拾った「砂金」の一つです。

 


最後の一行「             」(与えられた宿題)

「流れに身を任せよう」←これはいいです。

 

以上、終わり。

 

 

 

追記。

私の好きなことばの一つ

「汝 自らを外に求むることなかれ、運命の星は その人の内にある」

―  エマーソン(米国、心理学者、プラグマティズム道具説)

 

 

 

― 余禄 ―

今まで日記らしい日記は書けなかったのに、
ここに来て、最後の授業で、ここまで一気に書けたということは、
自分の中で何かのタガがはずれかかってきているようです。

 EDEメンバーの誰かが言っていました。
「濃い人間関係」
「素直さのすばらしさ、尊さに気づかされた」
「愛の存在を知った」
「ここは安心感あるところ」

 

いさどん最後のことば。

「生かされている」ことを知るために「生きていきたい」。

 

 

 

― 2月10日のキタさんの日記より(一部抜粋) ―