那須に生まれた繋がり

こんにちは。木の花ファミリーのなかのんです。

もうご存知の方も多いと思いますが、来年の2月17日(日)~3月19日(火)の30日間、
木の花ファミリーにてEDE(エコビレッジ・デザイン・エデュケーション)が開催されます。
開催に向けてみんなで準備を進めているところですが、
今回、その準備の一環として経済の講師をお願いする「たかくん」こと富田貴史さんのワークショップに参加してきました。

たかくんは暦やお金、エネルギーシフトをテーマに、全国各地で年間200本以上のワークショップを行っています。
そして、今回のテーマは、『ローカリゼーションは世界を救う?』です。

このワークショップに主催団体は、地域通貨イーネを通した集まりです。
数年前、たかくんが鎌仲監督の『6ヶ所村ラプソディー』の上映会を開催したのがきっかけで
問題意識を共有する仲間が集まり、今に至っています。

ワークショップではまず、みんなで昔は地域で自給していたもので、今は外部から取り入れているものを確認しました。
「食事、衣服、家、医療、教育、祭り、メディア、娯楽、マーケット、塩、褌、知恵、麹・・・」などたくさんのものがあげられました。

みんなでキーワードを考えています。

そして、たかくんからの話。

たかくん。

エネルギー学者の飯田哲也さんは、

「今、世界ではエネルギー、お金、メディアの小規模分散型革命(ローカリゼーション)が起きている」

と仰っているようです。

今までの経済は、都市にあらゆる機能が集中する大規模集中型でした。それが変わりつつあります。

そんな中、『Act Locally Network Globally (アクトローカリ―、ネットワークグローバリー)』

という態度が大切になってきます。

ただ、考えるだけでなく、実際に様々な地域の人々が出会い繋がっていくことが大切なのです。
そんな実践をしていこう!ということを共有しまいした。

それぞれの地域が自立し、繋がり合う新しい経済を生み出すための取り組みですね。
僕が那須を訪問したのもそんな機会となったのではないかと思っています。
多くの方々が木の花の取り組みに衝撃と感動を味わっている様子が伺えました。
たかくんを通して、那須の地に繋がりが出来たことを嬉しく思っています。
この繋がりから何が生まれるか今から楽しみです。

会場の「穀菜茶房こと葉」さんでご馳走になった夕食

実りの秋!農作業&生活ヘルパー募集中です

実りの秋を迎え、収穫に、秋冬野菜の定植にと、ファミリーの畑隊&田んぼ隊は忙しくも充実した日々を過ごしています。

そこで、恒例の農作業&生活ヘルパーを募集させていただきます。農作業や食事づくり、子育て、お掃除などをお手伝いいただける方は、おいしいお食事と宿泊を無償で提供させていただきます。「血縁を超えた大家族」の暮らしに、あなたも参加してみませんか?

募集条件は、以下の通りです。

  • 募集期間:2011/9/25~10/31 まで
  • 作業時間:【午前】 07:30~12:00 (4時間半) 【午後】14:00~18:00 (4時間)
    ※ 都合により、若干延長する場合もあります。
    ※ 午前または午後の最初からご参加いただきます。
  • 主な作業は農作業、食事づくり、子育て、お掃除などです。
    ※ 当方の都合に合わせて作業にご参加いただきますので、ご了承ください。
  • 食事、宿泊費は無償です。交通費、賃金等は支給いたしませんので、ご了承ください。
  • 原則として2泊3日以上(実質労働時間16時間以上)で作業できる方にお願いしています。
  • 見学やケアなどを目的とした滞在は、別途有償にてお申し込みください。
  • こちらのリストにしたがって農作業着をご持参ください。

ご希望の方は、こちらのページからお申し込みください。

皆様のご応募を、ファミリー一同、心からお待ちしております!

天気のいい日は、雄大な富士山と一緒に農作業できます!

ひろっちの「出家」

ひろっちです。

昨日、頭を丸めました。
今までも時々丸刈りにすることはあったけど
ここまで短く丸めたのは生まれて初めて。
気持ちの上では「出家」の気分。

これまでの古い自分におさらばして
新しい自分へと向かうことへの
「決意」の現われ。

僕は「我が強い」。
それも相当に強い。

「我が強い」を国語辞典で調べてみる。
…自分の考えを押し通そうとする気持ちが強い。他人と協調する気持ちに欠ける。

その通りだろう。正にそれは僕のこと。

コレまでの人生、丁度中学に入って間もない頃より
僕は反骨精神むき出しで今日まで生きてきた。

常識といわれるものへの反抗
ルールといわれるものへの反抗
スタンダードといわれるものへの反抗
現代社会・大人社会に対しての反抗

常に疑問を持ち、反抗し、逆らうかのようにして生きてきた。
そんな13歳からの17年間だったように思う。
そうしていつしか、僕の中で
大きく、そして強い強い「我」というものが出来ていった。

しかしまた「我」は、自分を守る為のものでもあった。
自分のことしか考えないような
弱肉強食とも思えるこの時代。
社会には自己愛が溢れ
欲望が渦巻き
怠惰で満たされている。

生きる意味を見出せないのか、ただただ
「その日その日を楽して生きる」
「己がよければそれで良し」
というような生き方で溢れかえっている。

そんな時代にあって、それらに流され染まってしまうのを拒むため
そして、誰が決めたのかも知れないものに従い
骨抜きの操り人形のようになることを
どこかで強烈に拒んだ結果育った「我の強さ」だった。

何か現代社会に存在する現象の裏にある
大きな大きな「闇」の部分に対して
強烈に反抗して生きてきたように思う。

そうやって生きてきたからこその
今の自分があるとも言える。
こんな時代にあって、人の道を外すことなく
周りに流されることなく
真っ直ぐに、そして自分の人生に
100%責任を持って生きてきたと思う。

僕は、ただ正々堂々と、胸を張って生きていきたかっただけだった。
己に恥じることなく
自尊心を持って生きていきたかった。
ただただ人として真っ直ぐに生きていきたかった。

それを周りがなんと言おうと
自分が正しいと思ったことや己の信念に従うこと
自分の中から湧き上がってくるものなどに従うという事へと繋がっていった。
確かにこれまではそれでもよかったんだろう。

そんな中、最近一緒に暮らす家族からこんな手紙を貰った。
「ひろっちの個性が100%活かされるといいなと思い
いつもひろっちのことを見ているのだけれど
今現在30%か、もしくはまだ10%ぐらいしか
ひろっちの良さが表現されていないと思っています。

裏を返せば、将来ひろっちがどう化けるか!?
凄く楽しみでもあり、逆に言えば、もっと自分のためにも
皆のためにも活かされる人材なのにもったいないとも言えるかな。
(今はまだ十分に活かされていいないから)

皆と共に、心の底の底から信頼しきって
互いに委ねあい、真に想い合える世界を表現できることを
楽しみにしています」
というものだった。

「心の底の底から、自分ではない他の存在を信頼しきって、それに100%委ねきる」
それは今まで一度だってしたことのない生き方。

この世界を創造し、今もこの世界の営みを司っている
「絶対で、無限で、永遠なる存在」に対しては
完璧なる、1000%の信頼と、完璧に委ねられる心がある。
ほんの芥子粒(けしつぶ)ほどの疑いも持たず
そこに己の全てを委ねられる自分が在る。
この大自然に対してもその心は同じである。

しかしこと対象が人間になると
どうしても信じられない気持ち
疑う気持ち、逆らおうとする気持ち
汚いものをそこに見出してしまう自分がある。

だからこそ
「心の底の底から、自分ではない他の誰かを信頼しきって、100%委ねきって生きる」
それは今まで一度だってしたことのない生き方。

ところがその心が、真の自分を活かしきれていない現実を創り出している。
「もっと自分のためにも
皆のためにも活かされる人材」
になることから遠ざけている。

その手紙を貰った時から
この数日間、沢山のことを考え、想いを馳せた。

そうすると沢山、今までの生き方を変えることに
「抗う気持ち・抵抗感」が湧き上がってきた。

まだまだ未熟者であることはわかりながらも
しかしながら現時点の自分に対する自負心もある。
今まで命に変えても真っ直ぐに生きることを貫いてきた自尊心もある。
己の信念に対する信頼もある。
己に対する誇りもある。

でも、これまでの自分・今の自分を超える
さらに外側に広がる
「もう一つ高次元の自分」
が在ることもわかる。

しかしそこに行くことが
どこかそれまでの自分を否定するように感じてしまい
すんなりそっちに行くことに対し
抗う気持ちがこの数日間、自分の中で蠢いて(うごめいて)いた。

二つの想いの狭間で行ったり来たり・・・・・・
行っては戻り・・・・・・
戻ってはまた反対側に戻り・・・・・・
果てしない葛藤と苦悩・・・・・・

グルグル グルグル・・・・・・
色んな思考が入り乱れ悶々とする日々。
ハッとして、そんなグルグル状態の自分になっていることに気が付いた。
そうしてその時、再び神に問うた

頂いた想いは
「己に仕えるのではなく
神に仕えよ」
だった。

その通りだ
俺は自分が強い。そして謙虚さに欠ける。
俺が仕えていたのは、自分だったかもしれない。
もっと自我をときほぐし
神気で内を満たすことが大切だ。

随分昔と比べて柔らかくなってきたとは思っていたが
この数日の葛藤している自分を振り返ると
まだまだ「強烈な我」が内側にあることに気付き
その強さに愕然とした。
まざまざとそれを見せ付けられてうなだれた。

「我」によって己を守るのではなく
「我」によって自らの可能性を己の中だけに留めるのではなく
「我」という鎧を脱ぎ、己をドンドンと外に拡げ
可能性も無限大に拡げていく。
それは「真我」への目覚めなのかもしれない。
「成長」でもあろうし、もしかしたら「覚醒」とも言えるのかもしれない。

そんな葛藤を繰り返す数日の末、ようやく僕は
過去の古い自分におさらばする決意をした。
というより本当は進むべき道は最初から分かっていたのだが・・・・

そう、今年の目標は
「脱皮と創造」
だった。

これまでの延長線上の自分ではなく
全く新しい自分になること。
勇気を持ってそっちに進むことだった。

青虫が、茶色い硬い殻に閉じこもってさなぎになるように
そんなさなぎが、色とりどりの羽を背負い
自由に空を羽ばたく蝶の姿になるように
それまでと全く違う自分になること。
既存のものをぶち壊し、新たなるものを一から創造すること。
それが年初に自分自身で立てた目標だった。

「委ねるしかない」
それが、天から与えられた今生の役目を勤め上げることにおいて
必要不可欠なことであると分かっているから。

己としての役割もあるが
今いる家族に与えられた、この時代における役割もある。
そこにも神の意思が込められている。

最近自分にとって大きなテーマのひとつであった「統合」も
「心を開く事」と
「100%の信頼と委ねる心」で
達成されていくことであろう。

というわけで今回頭を丸めました。
丸めたからといって
パッと全く変った自分になれるわけではないけれど
変っていくことに対する決意をしたってことです。

気持ちの上では「出家」です。
侍魂も在り続けるけれど
なんだか僧侶にもなった気持ちです(笑)
会ったときには1回300円で触らせてあげましょう(爆笑)


木の花ファミリーでワールドカフェ

こんばんは、木の花ファミリー&SOPM運営のなかのんこと中野善文です。

先日ご案内した5月2日のヒアリング会(@木の花ファミリー)ですが、運営チームで話し合った結果、「ワールドカフェ」という手法を使うことになりました。ワールドカフェはワークショップの手法の一つで、カフェで気軽に話すようなスタイルで、多くの人との交流を深めていくことができます。

今回、みんなで語り合うテーマは「一般社会で『正直、素直、信じる』心を実践するには?」です。

「正直、素直、信じる」はファミリーで大切にしている心構えです。正直であれば、自分のこころをまっすぐに見つめ、表現することが出来ます。素直であれば、他人の善意を受け入れ、自分の心に反映させていくことができます。そして、すべては善きことのためのあると信じる心がそれらの行動を支えてくれます。

「正直、素直、信じる」心は、その場に愛と調和をもたらします。そんな空間を社会全体に広げていくには、どうすればよいか?ファミリーメンバーと参加者が一緒になって 、その方法を語り合い、明日から実践していく。そんなワークショップを企画しました。

3日の午前中は農作業にご参加いただき、午後にSOPMメンバーによるシェアリングタイムを持ちたいと思っています。スケジュールをおおまかに書くと以下のようになります。

5月2日(日)
  • 20:30~ ワールドカフェ
  • 22:00~ 大人会議(自由参加)
5月3日(月) 7:00 起床(希望者は朝食)
  • 7:30~ 農作業
  • 12:30~ 昼食
  • 14:00~17:00 シェアリング

料金は、木の花ファミリーの滞在費(1泊3,000円+シーツ代200円)です。

参加ご希望の方は、メール(sopm [at] konohana-family [dot] org [at] は@、[dot]は. に置き換えてください)またはFAX(0544-66-0250)に木の花ファミリーの訪問申込書(こちらからダウンロード可能です)をご提出下さい。

また、Skypeでの参加も検討しています。Skypeなら参加したい!という方がいましたら、前記のメールアドレスまでお知らせ下さい。

それでは、皆さんにお会い出来るのを楽しみにしています!

昨年行われた「ヒアリング会」の様子。中央の輪がファミリーの創立メンバーたちです。その話をみんなで囲んで聞いています

SOPM第3回公開ヒアリング会の開催!

こんにちは、SOPM運営のつよしです。

まだまだ花冷えする日々が続いておりますが、
桜も散り始め、本格的に春めいてくるのも、もうすぐですね。

さて、本日は、ゴールデンウィークに開催いたします
第3回SOPM公開ヒアリング会のお知らせです。

仲間で集い、心を磨くSOPMプロジェクトでは、
昨年のゴールデンウィーク、そして夏と
2回にわたってSOPM公開ヒアリング会を開催してまいりましたが、
このたびゴールデンウィークの5/2~3の二日に渡って
第3回のヒアリング会&ココベン合宿を開催する運びとなりました。

開催場所、日程は以下の通りです。

開催場所:木の花ファミリー
開催日程:ヒアリング会   5/2 20:30~
SOPMココベン 5/3
(当日は20:00までに木の花ファミリー「おひさまハウスひまわり」までお越しください。)
テーマ:「木の花1年生メンバーに心の変化を振り返ってもらおう」
1年生メンバ-:ちーちゃん、こまねち、みほちゃん、まり姉、なかのん、のんちゃん、ラブちゃん、まっちゃん、ひろっち、こはるちゃん、ともちゃん
参加費用:ファミリーへの滞在費 1泊¥3,000+シーツ代200円

(滞在費:小学3年以下、1泊1,500円、2歳以下、お布団を希望される場合1泊500円)

前回、前々回は木の花創立メンバーを交えてのヒアリング会でしたが、
3回目となる今回は今までとは趣旨を変えて
私たちSOPMメンバーに一番近い存在である
木の花一年生にヒアリングを行っていきます。

彼らにファミリーに参加してから今日までの変化や、
取組み、心への向きあい方を聞いていくことによって
僕らの心磨きに活かしていけるエッセンスをいただいてしまおう
というのが今回の目的です。

もちろん2日のヒアリング会だけの参加も大歓迎。
参加を希望いただける方は、
neccocco@gmail.com
まで木の花ファミリーの訪問申込書の提出をお願いします。

その際、訪問目的欄に「ヒアリング希望」とお書き下さい。

また、5/4には木の花恒例の田楽祭も予定されております。
滞在を伸ばして合わせてご参加されることをお勧めします。

皆様のご参加を心よりお待ちしております。