ペニー・ベラスコさんとの出会い

よしどんです。今日のブログは僕が担当します。

11月23・24日に東京で行われたエコビレッジ国際会議TOKYO2007にフィリピンからゲストとして招待されていたペニー・ベラスコさんが25日にファミリーを来訪されました(ペニーさんのプロフィールは文末に掲載しました)。

午後に来訪されたペニーさんには施設や圃場を見学していただき、夕食のあとはウェルカムコンサート、そしてペニーさんからファミリーのみんなに「宇 宙・世界観・創造主」に関するプレゼンテーションをしていただき、毎晩行われている大人ミーティングに参加、というスケジュールでした。翌日の26日の朝にはファミリーを発たれるという短い滞在でしたが、わずかな時間に残った印象の強さは、言葉にならないものがあります。

僕らが日々感じていることと彼女が感じていること、彼女の持っている世界観と僕らの持っている世界観が、あまりにも同じで、あまりにもお互いの話がシンクロしすぎて、お互いに笑うしかない、という現象が何度も起きました。

生きとし生けるものすべては元のひとつから始まっていて、僕らはみんなつながっている。

全体を通じてそうしたテーマの話になりましたが、それを言葉ではなく、ここまで心と心で感じ合えた瞬間は、僕がここに移住してきて一年あまりの間で初めての経験でした。

面白かったのは、ペニーさんがしてくださったプレゼンテーションやお話の内容の多くが、ちょうど前日からファミリーで行われていた生活体験ツアーでいさどんが話していた内容にあまりにも重なっていて、ここでもお互いが笑い合うというような状況でした。

また、大人ミーティングで僕らが心の問題を話しあっている時、彼女は通訳なしで話をしている人の空気から大枠の流れをつかみ、ビジョンを受け取って、それを話してくれました。その想像力の豊かさには、みんなが驚かされました。

ワンネスを、肌で感じ合えた瞬間でした。また同じ心を持つ仲間が一人増えました・・・というよりも、意識レベルで再びつながったということですね。新しい時代はもう、すぐそこに来ていますね。

さて、最近、ひとつの大きな変化があります。ペニーさんもフィリピンでコミュニティの立ち上げを進めているとのことですが、最近は、世界中でコミュ ニティの立ち上げラッシュのようで、ファミリーを来訪される方々の中にもコミュニティを作りたい、あるいはすでにつくり始めていると言っている人が多くい らっしゃいます。これは、一年前と比べると、とても大きな変化です。

経済至上主義の時代は、まもなく終わると思います。

これからは、万人がアーティスト!

僕は、事業の仕組みをデザインするアーティスト!

皆さんは、どんなアーティストですか?

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パソコンを使ったプレゼンテーションの途中、パソコンのトラブルで画面が表示されなくなりました。そこから、ペニーさんは何も見ずに話し始めました。言葉が自動的にあふれてきた、とあとでおっしゃっていました。

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目を閉じてビジョンを感じるペニーさん。横で見守るのは通訳をつとめたファミリーのようこちゃん

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帰りぎわ、いさどんとハグ。強い絆を確認しあいました

ペニー・ベラスコ(環境NPO Happy Earth 代表)
環境学者、作家。フィリピン・アースデイ・ネットワークの事務局長。グローバル・エコビレッジ・ネットワーク(GEN)オセアニア/アジア支部フィリピン代表コーディネータ。アテネオ・デ・マニラ大学、サンフランシスコ大学で環境マネージメント学修士過程終了。国連環境プログラム(UNEP)主催のヨー ロッパ自然遺産基金と持続可能な発展についてのベラッジオ・フォーラムより環境コミュニケーション賞を受賞。


第7回生活体験ツアー

11月24日(土)から25日(日)にかけて、第7回の生活体験ツアーが実施されました。今回はキャンセルがあったため定員以下の8名でのスタートとなりましたが、同時期に訪問されていた方々が見学に参加されて、いつも通りにぎやかでした。

毎回、本当に不思議なくらい全体の雰囲気が異なる体験ツアーですが、今回いらした方々に共通する特徴は「目的意識の明確さ」だったように思います。こんなことをやりたい、こういう点を見てみたい、ということがはっきりしている方々が多くいらっしゃいました。8名様のうち6名様が同じ会社で社会貢献の道を追求している仲間の方々とそのご家族で、お子様4人も加わったこともあって、ツアーは終始アットホームな雰囲気でした。

「もっと自然に沿った生き方がしたい」「調和した人の集まりを作りたい」「だけど、実際にはどうすればよいかわからない」という方々に、ファミリーのライフスタイルはたくさんのヒントを提供できているように思います。こんな風だといいな、と漠然と思い描いていることが目の前に現実化されていて感動した、という感想を今回もたくさんいただくことができました。

第7回ツアーに参加してくださった皆様に、この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。皆さんからたくさんの学びや気付き、そして確信と勇気をいただきました。本当にありがとうございました。

ここで紹介しきれなかったツアーの写真を、下記のアルバムで公開しています。どうぞご覧ください。

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昼食は大混雑。ツアー以外にもお客様が多数いらっしゃり、実は広間からファミリーのメンバーが押し出されています

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にわとり小学校で。いつもどおり物怖じしない鶏さんたち

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めずらしい青玉に興味しんしん

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「よぉ、元気か」…と言っているのはどちらでしょう?

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ヤギさんのミルクを試飲。おいしい!

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さつまいも畑を見学中

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ウェルカムコンサートの締めくくり、みんなで手をつないで

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大人ミーティング体験中。好奇心と眠気の闘い?

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初めてのヤギ乳搾り体験。真剣な表情

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農作業体験は芋掘りでした。シモンというサツマイモの一種で、こんなでっかいのがゴロゴロ!

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快晴の富士山をバックに大人数のおやつ

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ファミリーの「聖地」宮ノ下で記念撮影!

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2日間の体験を振り返ります。いさどんの話に聴き入っています


ファミリー通信第4号

ファミリーの月刊ニューズレター、「木の花ファミリー通信」の第4号が発行されましたので、お知らせします。今月はみちよちゃんのエコビレッジ関連の海外出張、ファミリーを中心として展開されるエコビレッジ・プロジェクトについてレポートしています。恒例のレシピも掲載されていますので、ぜひお読みください!

木の花ファミリーではニューズレター「木の花ファミリー通信」を毎月発行しています。郵送でお届けする写真入りの印刷版(送料として年間1,000円)、メールマガジン形式のテキスト版(無料)があります。印刷版はPDFファイルとしてこちらで無料ダウンロード可能です。定期購読をご希望の方は、お名前とメールアドレス、郵送/テキストの種別を明記して network[at] konohana-family [dot] org までご連絡ください(アドレスの[at]は@、[dot]は . で読み替えてください)。

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ニューズレターのイメージです。プロのデザイナーさんによる読みやすいレイアウトでお届けします!

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こちらは制作現場です。デザイナーさんのご指導のもと、InDesignというプロ用の出版ソフトを使用しています。もともとは農業集団なのに、こうして自前で出版ソフトまで操るようになりました。


ふたつの会場でイベント

11月19日(日)に「名古屋市環境浄化をすすめる会」の80名様がファミリーに見学にお見えになりました。農場や施設の見学のほか、プレゼンテーションとお食事、ウェルカムコンサートをご希望いただいたのですが、現在のファミリーにはそれだけのお客様をお迎えするスペースは残念ながらありません。そこで、関係する団体の広間をお借りして、ファミリーでの見学のあとにバスで移動していただく「2会場体制」でお迎えすることになりました。

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お食事とコンサートの会場となった「世界救世教富士教会」の大広間。80畳で、奥には祭壇があるお部屋です。汚さないように、ビニールシートを敷いてあります。

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コンサートの準備。今回を機にファミリーではミニPAセットを導入、出張コンサートもできるようになりました!

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いさどんが音頭を取って「いただきます」

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ファミリーの菜食弁当で昼食中。色とりどりでおいしそうでしょ?

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食事のあとは、ファミリーについてのプレゼンテーションです

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木の花楽団によるコンサートがはじまりました。奥の祭壇とマッチして、いい雰囲気です

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最後は、みんなで手をつないで大団円!

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みなさんにごあいさつ。本の宣伝をしています


うこん収穫続き

うこんの収穫の続きをしました春ウコン、秋ウコン、紫うこんです。

木の花では、秋ウコンをターメリック用(カレーなどに使います)、そのほか、春うこん、紫うこんは、秋ウコンを混ぜて3種類で飲用に加工します。

ツꀀ木の花のメンバーが健康なのも、ウコンパウダー、シモンパウダー、なた豆パウダーなどを飲んだり、自然農法でつくったお米や野菜などを食べているからに他なりません。うちは262種類ほどの作物を作っていますが、医食同源と言う言葉がここではあたりまえに実現されているなーと改めて感じました

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昨日に続いてあり君が紫うこんをもってくれてます。笑顔ですが、実は一株がとっても重いんです。

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みんなで収穫してまーす

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うこんの株