木の花ファミリー通信2020年冬至号『風が吹いてくる』

2019年5月1日、「令和」という新たな元号の時代が幕を開けました。
その名は、万葉集「梅花歌三十二首并序」の詩序にある「令月」と「風和」に由来し、当時の安倍首相は「厳しい寒さの後に、春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように、一人ひとりの日本人が、明日への希望と共に、それぞれの花を大きく咲かせることができる。そうした日本でありたいとの願いを込め、令和に決定した」と語っています。

奇しくも、冬至を越えた2020年12月22日より、宇宙的には「風の時代」が始まったと言われます。

壁に囲まれた部屋の中にいれば、そこは無風の状態です。しかしその無風の中にも、人生の風が吹いています。私たちは常に、時代の風を受けて生きているのです。
時代は、様々な風を吹かせます。これまで、数多の文明が地上に現れては消え、ダイナミックな変化の歴史が刻まれてきましたが、人々はそこに流れている風の存在に気付いてはいませんでした。流れに逆らえば、負荷の力が大きくなります。そしてやがて、壊れます。しかしそれは、次の新たな時代への扉を開くことへとつながってきたのです。
やわらかな風も、強い風も、風は私たちを未来へいざなうメッセンジャーとして、希望を乗せてやって来ます。その風を感じ、風に乗って生きる時代が始まりました。風は私たちに、こう呼びかけています。

「真に自由であれ。」

 


 

地上に吹く風を感じることのできる象徴的な存在が、物理的肉体を持つ私たち生命です。

私たちの命は、地水火風空という自然の五大要素から成り立っています。大地に育まれたものを食べ、水を飲み、太陽の光を浴び、空気を吸って呼吸する。では風はどんな役割をするのかというと、生命を逞しくする働きをします。
植物は無風の中で育つと、自らの体を維持するだけの強さしか持つことができません。すると、やがて子孫を残すための実を充実させる時に、その重みを支えることができなくなってしまいます。風を受けることで、その刺激に耐えられる逞しさが育まれるのです。
そういった物理的な作用と同時に、この世界には常に、見えない風が流れています。それは、次の時代へと向かう気配を運んでいます。それを感じられるのは、人間が時代を読み解くセンサーを持ち合わせているからです。

私たちの生きる世界には、様々な現象が起こります。その現象は、無秩序に起きているのではありません。もしも無秩序であったなら、過去から現在に至るまでの現象の羅列が、まるでひとつらなりの物語のように進化のプロセスを表現することはなく、世界は継続性を保つことができなかったでしょう。そこには確固たる秩序があり、現象世界を生きる私たちは、その制約のもとに生きる定めを与えられているとも言えるのです。
その制約の背後には、この世界を創造する大いなる存在の意図があります。しかしその意図が理解できない人々は、自らが出会う現象に対し「なぜこんなことが起こるのだろう」と疑問や不満を持ちます。そして自らを変えることなく、現象が変わることを願うのです。その奥にあるメッセージに目を向けぬまま、ただ現象だけを変えようとすれば、それは流れに逆らうこととなり、さらに負荷が膨らみ、負の現象の連鎖へとつながります。そういった場では、人々は目の前の出来事に右往左往しながら、周りと類似したものを求め、人と同じになることで安心を得ようとするのです。
しかし本来自分とは、過去にも未来にも、宇宙にたったひとつだけの、極めて個性的な存在です。
地球は宇宙の中でも類まれなる、無限の生命にあふれた星です。それは極めて多様で、それぞれが個性的でありながら、その全てがひとつの共通の秩序の下に存在しています。秩序に従い、この世界の大いなる流れに沿うことで、それぞれの存在はそこにあるべきものとしての役割を果たしながら、安定して存在し続けます。その安定の下に、大空へと羽ばたき、風に乗って舞うかのように、個性豊かに自らを表現する。それが、この星に生きるものに与えられた自由という姿です。

地球は、宇宙の中でも際立って自由が表現される場です。宇宙は本来自由な場ですが、他の天体たちのサイクルは非常に長く、例えば50年以上前に人類が月に降り立った時の足跡が今も残っていると言われるように、水も空気も風もない他の星々の変化の速度は、気が遠くなるほど緩やかなものです。ところが地球上に足跡を残せば、そこには風が吹き、雨が降り、草木も生えれば無数の生物たちの生命活動があり、生態系の循環の中で足跡はあっという間に消えてなくなるでしょう。宇宙は、自由であることの本質を学習する場として、地球に大循環生命生態系を創ったのです。
その数千万種とも言われるほどの生命の中でも、とりわけ人間は、一人ひとりが他とは違う際立った個性を与えられたオリジナルな存在です。しかしこれまで、多くの人々は「みんなと一緒」であることを良しとして、多様性を欠いた社会を作ってきました。或いは、自らが正しいと信じて過剰に自己主張をし、対立を生んできました。そのどちらも、既存の価値観の枠の中に自らを閉じ込めることで固定された状態にあり、本当の自由とは言えないのです。
地球は秒速30㎞で広大な宇宙空間を移動し続け、他の無数の星々と共に、常に未知なる場所へと進んでいます。その地球上で表現される時代の変遷は、星々の対話によってもたらされており、地球上に吹く時代の風とは、宇宙の風なのです。全ての地球生命は、この宇宙の風に乗り、時代と共に自在に変化しながら未来へ向かって進化し続けます。その中にあって、いかに現状を維持するかに腐心し、同じ場に留まり続けようとしているのが、私たち人間の作る人工の世界です。

しかしそもそも、私たち生命は、人工の力を遥かに超えるこの世界の大いなる仕組みによって生かされています。

一つの種の中でそれぞれが全く違う個性を持つ人間は、それだけ強い自我を与えられたということでもあります。それは、ただこの世界の創造物として仕組みのままに生きるのではなく、その世界から自らを切り離して捉え、全体を俯瞰し、この世界を創造したものと同じ視点に立つことのできる能力として与えられたものです。ところがその自我故に、私たち人間は世界のために生きるよりも、自分のために生きることとなりました。
しかし私たちは、自分である前に人間であり、人間である前に生命です。本来、生命の領域では、個々の生命は自分のために生きてはいません。多種多様な生命がそれぞれの個性を発揮して生きることで他の生命を支え、つないでいく、大生命循環の一員として、地球生命生態系を表現する役割を果たしているのです。

今、世界は大きく混乱し、大転換の時を迎えています。これからの人間は、個々の枠を超え、他者のため、世界のために生きることが求められています。それは生命の本来の姿に立ち返ることです。
さらに人間は、ただ生命としてこの世界の仕組みのままに生きる以上の役割を果たすために、地球上に降ろされました。それはこの世界を創造したものと同じ視点に立ち、共に世界を創造していくことです。この世界の創造主を神と呼ぶならば、それは自らを空にして、神の器となることです。私たちは神の領域に達するために、神から切り離されたのです。

この世界には常に、見えない風が吹いています。風は、私たちを生かす大いなる宇宙の意思を乗せてやって来ます。地球上に新たな命が次々と芽吹いていくように、そして地球や他の無数の星々が決して留まることなく宇宙の中を進み、果てしない旅を続けているように、宇宙とは無限の連鎖(フリーエネルギー)を続ける世界なのです。
その風を感じ、風に乗った時、物事は極めてスムーズに進むようになり、無駄が削がれて大いなる宇宙の好循環が地上に表現され、全ての生命たちが喜ぶ、地上天国が顕れることでしょう。そこでは、自分のための人生はなくなります。そしてそれが、真に自分のための人生となるのです。

そこに吹くのは、希望の風です。その流れに乗り、宇宙にただひとつの個性を羽ばたかせ、自分らしく自由に生きることが世界のためになっていく。そして誰もが、自らの存在を誇って生きられるようになる。

その時、世界に奇跡が起きるのです。

 

 


 

生命力の強い葉っぱを採取し、お茶やパウダー、酵素液など様々に加工して日々の生活に取り入れ、人の免疫力を高める新たな取り組み「プロジェクト64」が始動しました。

葉っぱは、風と共にあります。
自然は時と共に変化し続け、進化するものです。変化するのが、自然の掟です。人工のものが同じ形を保ち続けようとするのに対し、自然は流れに乗って変化しながら、逞しい生命力を育みます。それは天然(天の然るべき姿)に近いものであり、これからの時代の人々は、より天然のものをいただいて生きることが大切になってきます。そうすると、現代のように複雑で環境に負荷をかける多くのものが、不要になっていくのです。

折しも、新型ウィルスによって医療現場は混乱し、各国がワクチンの開発を競いながらも、その安全性には疑問の声が上がっています。そして人間が自然の摂理を無視し、抗生物質等の薬物を乱用してきた結果、それに対する耐性菌が広がり、近い将来に抗生物質が効かなくなる時代が訪れることが予測されています。
現代医療が限界を迎えつつある一方で、私たち人間の経済活動が引き起こした温暖化によって、100年に一度と言われる災害が毎年のように訪れるほど気候が不安定になり、これまでと同じように作物を育てることが難しくなってきました。
そのような中、気候変動にも負けない旺盛な生命力を持つのが、葉っぱです。
木の花ファミリーでは、自然界に自生する薬効成分の高い葉っぱを採取すると同時に、様々な効能を持つ樹木等を育て、その葉っぱを活用することで、薬に頼らずに人々の免疫力を高める新しい取り組みを始めました。その名を「8(は)×(っ)8(ぱ)=64」で「プロジェクト64」と言います。

自然は、天然の生命力に満ちています。牛や馬が草を食べて立派な体を作るように、植物には、私たちを健康にし、逞しくしてくれる力があります。その天然の力を暮らしの中に取り入れていくことで、私たちはもっとシンプルに、もっと健全に生きていくことが、きっとできる。
みんなが健康で幸せに生きる時代が訪れることを願い、これからもプロジェクト64を発展させてまいります!

 

 


プロジェクト64では、ローゼル、蓮、マコモ、イチジク、パパイヤ、ビワ、柿、桑、熊笹、ヨモギ、シモン他、多彩な葉っぱの加工を行っています。製品は、カフェ&ショップロータスランド等にて好評販売中です!


 


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