21世紀を生きる人類の目覚め① Tさんからの手紙

香港で生まれ、台湾で暮らしていた37歳のTさんが難治性うつ病を克服するため、初めて木の花ファミリーを訪れたのは2016年6月7日のことでした。そして、自然療法プログラムを4週間受けた後、見事卒業に至ったTさんの卒業コンサートが7月5日に開かれました。その中で、Tさんは木の花ファミリーメンバーに次のようなお礼の手紙を読み上げました。

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親愛なる皆様へ

ここを出発するための荷造りをする日がやって来たなんて、信じられません。皆さんがわたしを受け入れてくださったことに対し、いつもお礼を言いたいと思っていました。今、わたしの木の花ファミリーでの時間が、どれほどわたしにとって大切であるのかを皆さんに伝える良い機会のようです。

3年前、わたしに奇妙な霊的目覚めを促す出来事が起こりました。医者はわたしの状況を説明することができず、もっとも深刻なうつ病であるとわたしに伝え、入院を勧めるだけでした。わたしは処方された薬をとらず、その代わりに霊的な旅を始めたのです。

わたしは台湾、ハワイ、インドで霊性について学びました。霊的には、わたしは多くの古い痛みや信念を解放してきたと感じていました。日常においてわたしはもはや理由なく泣いたり動揺することはなくなりました。

しかし、わたしの健康は低下し続けました。わたしは3年間睡眠障害で苦しんできました。通常、わたしは朝の6時に完全に疲れ切るまで眠りにつくことができませんでした。わたしのエネルギーはすべて、自分の体内で何かをするために奪われているかのように感じ、わたしの人生を進めていくためのエネルギーはほとんど残っていなかったのです。わたしは3ヶ月毎に新たな種類の痛みと病を持つようになりました。

わたしは木の花行きのチケットを予約した後、詳細な診断書を受け取りました。そこには、わたしの交感神経は極端に活発であり、だからわたしは眠ることができないと書いてありました。わたしの体全体は3年間極端な防御システムを身につけ、わたしの健康は機能停止に直面していました。わたしは多くの食べ物に対してアレルギーとなり、肝臓は毒素を上手に消化できなくなっていました。上記を考慮すると、わたしはガンになる可能性が高いです。今、わたしのしこりは良性ですが、わたしの身体的状況からすると、1年以内に悪性にまで進む可能性があるのです。

わたしはこの診断書に少しショックを受けました。しかし、わたしはすでに木の花へのチケットを予約していたので、比較的穏やかでいられました。なぜだか、木の花へ行けばすべては大丈夫だという直感がわたしにはあったのです。

わたしがここに来る前、木の花ファミリーはエコビレッジであるということだけは知っていました。木の花が精神性を大切にするコミュニティであるとは知りませんでした。ここに到着した直後、わたしは天の招集によってここに来たのだと気付きました。なぜなら、わたしは多くの神の共時性(シンクロニシティ)に出会ったからです。

ここで生活していると、スピリチュアルコミュニティとしての木の花の最大の特徴は、生活の細部にまで精神的な理論と信念が実践されていることだと感じています。それは地球上では奇跡的でたいへん珍しいことなのです。

わたしが家族として木の花ファミリーを見ていた当初、ここをとても気に入っていましたが、わたしは個人的自由にとても慣れていたので、集団生活の理念すべてに慣れることはできないと感じていました。しかし、時と共に、皆さんが地球上での自らの使命とエゴを取り除くという修行の取り組みに献身していることにわたしは気付くようになりました。そして、木の花ファミリーはおそらく地球上で最大の喜びと共にある修行者の家族なのだとわたしは認識しました。

わたしはいさどんの導きを受け取れて幸運でした。英語を話すメンバー・ようこ、みちよ、ともこによって、わたしは多くの助けを得て、わたしの疑いは消えてなくなりました。ようこは、エゴのない人生をわたしに実際に示してくれました。彼女はわたしのサポーターであり、わたしたちは同部屋だったので、彼女が毎日どのように自分が語っていることを行動しているのかをわたしは観てきました。彼女は疑いやネガティブのもとに時間を過ごすことはありません。彼女は自分に与えられたすべての仕事に全力を注ぎます。わたしはこれまで彼女のような高いエネルギーと共に献身する人に出会ったことがありません。

また、わたしに大きなインパクトを与えたふたりのメンバーにとても感謝しています。

やすえどんは甘さと純真さにあふれる永遠の少女のようです。彼女は神に対する大いなる信頼と共にある人生をわたしに示してくれました。それゆえ、彼女は心配から解放されているのです。彼女は常にわたしに思いやりを与えるために努力しています。

やじおさんはわたしともっとも似ている性質を持っているとわたしが感じる人です。彼は集団生活をもっとも楽しまない人のように見えます。彼はおそらく、わたしよりもずっと大きなチャレンジを克服しなければならなかったのでしょう。しかし、彼はそれをやり遂げたのです。彼の物語と献身はわたしに多くの勇気を与えてくれました。

いさどんとの日記のやりとりを通して、わたしが知っているすべての霊的な知識を実践するようわたしは挑まれたように感じました。わたしは過去3年間で進歩してきましたが、わたしが進んで手放してこなかった主要な視点に未だに自分がしがみついていることに気付かされました。子ども時代の経験により、わたしは世界を危険な場所だと観ているのです。

ある出来事が起きると、わたしの古い傷や痛みすべてが強いネガティブな感情を形成するために現れてきます。それからわたしは自己防衛するために、大いなる一連の論理を形成するよう自らの心を使い、走り去るか、他者を攻撃してきました。

その後、わたしの体がまさにそれを反映していることは、わたしにとって非常に明快となりました。わたしの体はそのエネルギーすべてを防衛のために捧げてきたのです。3年間、わたしが完全に疲れ切るまで眠ることができなかったことは、わたしの体が非常事態であり続けたのです。それは無害な物質を攻撃し、わたしの体中に戦場を創り出しました。だから、わたしにはこれほど多くの病、炎症、痛みが体中にあり、わたしは普通の生活を送ることができなかったのです。

わたしはここでの1ヶ月の間、ほとんどの夜、眠りにつくことができたことを報告することを嬉しく思います。時々、午後に眠ることさえありました。わたしは、3年間戦争で戦ってきた戦士が失われていた睡眠すべてをとうとう手にしたかのように、自分のことを感じました。

わたしは、健全な細胞の集団によって囲まれた病気で弱い細胞のように自分のことを感じています。毎日わたしは食事をし、わたしの人生のあらゆる側面がメンバー全員の毎日の重労働によって直接支えられているのです。わたしがお皿洗いをしたり、じゃがいもの皮をむいたり、玉ねぎを選別したり、除草作業をすることはこの上なく幸せであり、光栄に感じています。なぜなら、それは称賛に値する作業であり、わたしをファミリーの一員にさせるからです。

木の花ファミリーは富士山の元にある信号司令塔のようです。皆さんはそのことに気付いていないかもしれませんが、皆さんは世界に愛と進化した意識の波及効果を広げているのです。

わたしからの心からの感謝を受け取ってください。いさどん、このファミリーを確立してくださりありがとうございます。皆さん、この時代に勇気ある魂でいてくださり、ありがとうございます。

 

「21世紀を生きる人類の目覚め② Tさんの目覚めの物語」

 

 


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