夏野菜片付け

 今年は、夏野菜は好調でした。去年まで水田土壌だったところを、サブソイラーをかけ、緑肥をまき、土壌診断をして、塩基飽和度が30%から40%と低く、塩基不足による酸性土壌化が進んでいたので、緩衝能試験をしてから、苦土石灰による塩基補給とphの改善を行いました。

もともと、水田だったので、より早く生物性を改善するための微生物資材の投入。畝の上には、落ち葉や腐葉土をしきました。今日、片付けの際に落ち葉マルチの下をみたら、トビムシや徘徊性のダニ、ゴミ虫、ササラダニ、ヒメミミズ、団子虫、ムカデ、などなどにぎやかでした。土の表面もとても美しい団粒化が進んでおり、まるで雑木林のようでした。というより、ボカシなども追肥していたので、にぎやかさは、雑木林以上です。

土作りの大事な要素として、化学性、物理性、生物性と教科書には書いてあるが、真面目にこの3つを整えるとやはり良く作物は育ちますね。特に、有機農業の人たちは、化学性のアプローチをあまりしないので、土壌診断に基く化学性の補正をおこなっていけば、良質な野菜をつくりやすくなると思います。

ちなみに、人参、大根などは、木の花では緑肥をかませた無施肥栽培を行ってます。自家採種はしていますが、よくよく、よく出来る圃場をしらべてみると化学性が整っている圃場が多いですね。炭素循環農法を以前やったときも、化学性の整った圃場のほうが結果が早くでました。

当然だと思うのですが、忘れがちになるんだよなー。当たり前のことを当たり前にやっていこうとおもう今日この頃。

夏場のナス。よく取れました。この時点で背丈は2メートルを越えてました。溝施肥をしてあり、成育に合わせてボカシを追肥していく栽培の仕方。葉は、色が淡く小ぶりですが、病気にもやられず、うつくしいナスが取れました。

今日、なすの圃場を片付けました。2m50センチ近くになっていて、まるでジャングル。嬉しいのですが、片付けにくいったらありゃしない

たくさんの恵をありがとう。

 

おくらの種取り後の圃場。おくらは、3メートル以上になりました。八丈オクラです。モアで粉砕して来年の土作りの資材になります。

圃場のまわりに障壁で植えてあるソルゴー。背丈3メートルほど。

綺麗に種が実っていたので、来年のソルゴーの種取りをしました。ソルゴーの種は1kgで600円くらいするので、種代の節約になりました。これまた、ありがとう。


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