貴き素晴らしい極みに存じたてまつります!

昨年の8月から1年間の農業研修ということでファミリーに滞在しているひろしさんは、今日1月2日で76歳になりました。朝から晩まで若いメンバーと同じように黙々と働く姿はさやわかで、76歳という年齢をまったく感じさせません。また、毎晩遅くまで行なわれている大人会議にも欠かさず参加され、発言はないものの、真剣に学んでいる姿勢がうかがわれます。

そんなひろしさんと一緒に作業をしているメンバーは、彼のことをこう語ります。
「ひろしさんは自分のやり方やこだわりがなく、その場に合わせて作業をしていくので、一緒に仕事をしていてすごく気持ちがいいです!」

「無口だけれど、畑に対する感謝の気持ちをものすごく感じます。ひろしさんの動きには無駄がないし、かゆい所に手が届く感じで、一緒に作業をしていて本当にありがたい存在です。」

普段は口数の多くないひろしさんですが、元旦の昼食後、ひとりひとりが今年の抱負について発表した際、次のように話してくれました。

「本年もどうぞよろしくお願いします!これからもよろしく!もっともっとよろしく!

去年、家内が亡くなりましてちょうど10年になり、お百姓の勉強でもしようかなと思ってここに来ました。8月からここにいて、すっかり皆さんのお世話になっております。

さて、農業も大変勉強になりますが、大人ミーティングというものが青春謳歌と言いますか、私もそれなりにそういった勉強をやっておりましたが、ここに来てますます勉強になりました。どうもありがとうございます!

こうやって、皆さんと自分の想いを共有できることに御礼を申し上げたいと思います。ありがとうございます。かたじけのうございます。もったいのうございます。嬉しゅうございます。楽しゅうございます。喜ばしゅうございます。貴き素晴らしい極みに存じたてまつります!」

普段は多くを語らないひろしさんなだけに、このコメントは私たちメンバーの心に響き、温かい拍手が場を包みました。何歳になっても謙虚に学び続けることが大切だと、改めて感じさせてくれたひろしさん。こちらこそ、ひろしさんと出会えて嬉しゅうございます!

今年の抱負を語るひろしさん。感謝の想いにあふれています。

2 thoughts on “貴き素晴らしい極みに存じたてまつります!”

  1. 開花の年。 おめでとうございます。

    ひろしさん、いつも、お会いしてたのに、御挨拶できず申し訳ありません。

    ひろしさんの発言を聞き、いつも行き慣れてしまってる自分に、反省!!

    あらためて、一般社会でなかなか味わえない、木の花の、心磨きの素晴らしさを再認識させて頂けました。

    感謝、感謝」、感謝、、これからも、私も学び続けさせて頂きたいと思います。

    よろしくお願いします。

          たけちゃん より

  2. ひろしさんとは11月にはじめて木の花ファミリーへ訪問した時、畑の作業でさつま芋収穫を一緒にやらせてもらいました。その時はお名前も存じませんでしたが、おこした畑の芋を収穫している姿は、丁寧で淡々と作業していました。周りの人と調和した仕事ぶりは今でも記憶に残っています。
    私もひろしさんと出会えて嬉しゅうございます。

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