無心の幸せ

気持ちいいお日様のもと、小豆収穫もラストスパートに入りました。淡々と作業をしている人もいれば、楽しそうにおしゃべりしながら収穫している人もいる中で、ひとりで泣いているのは。。。あいちゃんです。

「無心で作業をしていたら、神様を感じて、幸せで幸せで。ただただ、籠の中に小豆を入れるだけなのに。大地と自分と神様と地球とが一体化して、何とも言えない絶頂感にはまってしまうのです。無心でいられることは本当にありがたいなって。自分がいるべきところにいる感じ。」

無心でただひたすら小豆収穫をしているあいちゃんは、まさに水を得た魚のよう。みんなと比べ群を抜いたスピードで、黙々と作業をしているあいちゃんは、本当にキラキラ輝いています。

しばらくして、また泣きだしたあいちゃんは、こう語ってくれました。

「この前の大人会議で、鳩山首相の所信表明演説をみんなで読んだでしょ。その前日、いさどんがテレビで鳩山首相の演説を聞いていた時にね、厨房からガラス越しに見えるいさどんの顔が本当に嬉しそうで、目に涙を浮かべて手をたたいていました。いさどんが富士山の頂上で、『これからは、その心、日の本の国全体に説くがよい』と言われたこと、いさどんがこの心を広めていきたいといさどんのお父さんに話した時に、『ひとりで何ができるのか』と言われたこと(注1)、いさどんが『首相になりたいけど、自分はならない(注2)』と言ったことを思い出してね。今、いさどんの想いが首相の心に届き、日本の国が変わりかけていくんだなと思った。

一緒に富士山に登った時は、あまりよくわからなかったけれど、今いろんなことがつながって、鳩山首相の演説を聞きながら喜んでいる、いさどんの顔を思いだしたら、なんだか私も嬉しくて泣けてきてね。神様は、「人の喜びを食べ物とする」とおっしゃるけれど、まさに私もそうなの。最近は食べることよりも、みんなの幸せな姿を見ると、胸がいっぱいになって。」

いつも「話すのは苦手なの」と言うあいちゃんですが、人を想う心にあふれているあいちゃんの隣にいるだけで、こちらまで幸せになってきます。

まだまだ木の花は、秋の収穫真っ盛り!あいちゃんはじめ、ファミリーみんなと畑で作業をしに来ませんか?無心の幸せのヒントが見つかるかもしれませんよ。

(注1:いさどん談)「お前が一人でそんなことを言っても、日本は広いんだぞ。沢山の人間がいる。ましてや、世界はもっと広い。そんな夢のようなことを言って、想いが叶うわけがない。」それに対して、僕が父親に答えたことは、「そういった人たちが沢山集まって、今の世の中がある。自分は皆がやらなくても、自分一人分はこの世の中を変えることができる。一人が変わることによって、すべてが変わっていく可能性がある。だから自分は、一人だけでも世のため人のため、地球に沿った生き方をしていく。」

(注2:いさどん談)人の在り方にとって大切なことは、志の高さである。どんなに裕福でも、地位が高くても、志が低ければ、自分のためにも社会のためにもならない。僕は、今のように、社会的に何でもない立場にいても、この世界を思う心、この国を思う心、人々を思う心は誰にも負けない心でいます。これからは、そういった一人ひとりの善意で愛に満ちた、調和の精神がつながって、社会が成り立っていく時代がやってきます。つまり、一人ひとりが国のリーダー的意識を持っていく大切な時代がやってきます。それは、何でもない人々が主役の時代が来るということです。

無心の幸せ、あなたにも届くでしょうか?
無心の幸せ、あなたにも届くでしょうか?

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