その2
天が与えたパーフェクトフード
お米の播種(種まき)をしました!
播種を終えた田んぼ隊 通称「田んぼファイブ」(←今つけた)
農の1年の始まりの一大イベント、米の播種(はしゅ)。
お米、特に玄米は、ビタミン、ミネラル、食物繊維などなど、
ほかにもお米のスゴさを語り出したら切りがない!まさしく、
※連作障害
同じ場所で同じ作物を作り続けることで、
と、前置きはさておき、
そんなお米の播種のようすをご紹介します( ≧▽≦ )ノ
お米の播種の流れ
当日、朝6時半に田んぼ隊は育苗用のビニールハウスに集合。
お米の播種は、天の恵みを地上に芽吹かせる、
カタカムナを奏上する田んぼ隊。カタカムナについてはこちらをど
そして播種機に、予めふるいにかけて砂利などを取り除き、
播種機。ベルトコンベアー式に、
こちらが種もみ。小さな芽が出ているのが見えるでしょうか。
実は種もみは、播種の2週間ほど前から「温湯種子消毒」
こちらが、温湯種子消毒と催芽を担ってくれる装置、湯芽工房(
まずは種もみを60度のお湯に浸して10分間殺菌し、
積算温度が100度を越えると芽が出始めるので、
そしてなんと、洗濯機で脱水。
その後、カビることのないように天日で乾燥させます。
こうして準備が整った種は、
もともと自然の世界では種が芽を出すタイミングはまちまちですが
さて、こうして迎えた播種日。苗のトレーを用意する人、
苗のトレーに ────
↓
播種機が自動で種を蒔き ────
↓
覆土された状態でトレーが播種機から出てきます。
↓
種の入ったトレーを、ハウスの中に並べていきます。
木の花ファミリーの座右の銘の一つが「畝(うね)
目印のピンクの紐を張り、そこに沿ってトレーを並べます
並んだトレーにたっぷり2回水をあげたら、
こんなふうに田んぼ隊が連携プレーで播種をしていた頃、
特製コロッケを揚げるれいちゃん。
ピビンバを作るえいこばあちゃんと材料を運ぶはるちゃん。
出来上がった料理をお弁当箱に詰めるミホさん。
こうしてみんなの愛のこもったお弁当が田んぼ隊のもとへ
いただきまーす!(๑´ڡ`๑)
今年の米作りの抱負は、田んぼ隊曰く
「やるべきことをきちんとやる」。
去年はお米の作付けを減らしたけれど、
田んぼ隊のゆうくんは言います。
「一昨年まではいろいろと新しい取り組みをやってきたけれど、
種を蒔くべきタイミングで蒔き、草を取るべきタイミングで取り、
昼食を食べ終わったら、しばし休けい。
休けい中、すぐ横のいちごのハウスに、
日が陰って少し気温が下がったので、
かずこちゃんの育てているいちご
無農薬でいちごを育てるのは大変なこともいろいろあって、
いちごハウスで飼われている蜜蜂。
かずこちゃんは趣味でアボカドやパイナップルやバナナも育ててい
さてさて、休けいが終わって再び播種開始。
「やるべきことをきちんとやる」方針の今年は、
5日ほどしたら芽が出てくることでしょう。昔から「苗半作」
外に出ると、
そして家に帰ると、小雨が降り始める中、
みんながそれぞれの場所でそれぞれの役割してます。
そんな天然循環な暮らしを表す壁画の完成も、
(ともこ)
\ お米を使ったおいしいレシピ /
米 麹 の 甘 酒
「飲む点滴」または「飲む美容液」とも言われる、米麹の甘酒。
甘酒と言えば冬のイメージがあるでしょうか。
材料
・ご飯 350g
・浄水 300cc
・米麹 200g
作り方
- ご飯に浄水を加えて中火で3分ほど加熱し、
少しかためのおかゆを作る。 - 火を止めて、おかゆを60度まで冷ます。
- 米麹をほぐし、おかゆとやさしく混ぜ合わせる。
米麹と混ぜ合わせたおかゆ - 3を炊飯器に入れ、
温度が上がりすぎないようにフタを開けたまま、 布巾をかぶせて保温。温度が55〜 60度に保たれるよう調整する。
温度が上がりすぎたら布巾をめくるなどして調整します - 2時間おきにかき混ぜ、6時間でできあがり。(
甘みを増したい時は8時間おいてもいいです。)
6時間たった甘酒。お米の粒がなめらかになってとても美しいです。 発酵してプクプク小さな泡が立ち、やさしい香りがします。
出来上がった甘酒は、
甘酒作り担当のやーちゃん。
やーちゃん曰く、
「自分で作った甘酒だけど、飲んだ時に、なんて自己主張のない、
古くから、神様への捧げ物ともされてきた甘酒。
そんな甘酒を、おうちで作ってみませんか。
ただ今 手作り布マスク 製作中!
まりちゃんが立ち上げた木の花ファミリーオリジナルブランド「
毎日が幸せ!バァズの日々
ファミリーの毎日の暮らしを支える縁の下の力持ち・バァズ。
若者たちがオタオタしている時でも、バァズの安定感はすごい。木の花きっての陽性パワーの持ち主・みきちゃんをして「ここの暮らしはバァズでまわってるよ」と言わしめる程、陰に日向にみんなの日常を支えているのです。
さて、今月発行予定の木の花ファミリー通信・最新号では、介護士として老人ホームで働くみっちゃんが、福祉の現場で感じたことを紹介しています。今、多くのお年寄りが不安や淋しさを抱える中で、なぜにバァズはこんなに元気なのか。
そのワケを、本人たちにインタビューしてみました!
でこちゃん
役割 : 洗濯、マッサージ、ぬか漬け、天然酵母パン作り、ダジャレ。子どもをはじめメンバーが病院へ行くときの送迎をすることも多く、富士宮界隈の病院に詳しいが、ただ今目の病気のために運転はお休み中。
何で不安がないかって?やっぱり、みんながいるからでしょ。
昔だったら何やるにもお金が必要だったよね。今は・・・まぁ、いつ死んでもいいんだよ。覚悟が決まっちゃってるのかな?(笑) 毎日が充実してる。
何で充実してるかって?働けるってことが、すごい幸せなの。人がたくさんいるってことは、それだけたくさん、生きていくためにやることがあるってことでしょ。やることがあるのが幸せなんだよ。幸せだから、不安がないのかな。
今死ぬことになって、満足して死ねるかって言ったらまだまだだなーと思うけど、その時はその時って思ってるから。この先どうなっても、「こうなったら困る」とか自分で決めて、不安に思うことはないね。生きるも死ぬも、自分の意思じゃどうにもならない。全部、天にお任せ。こんなに楽な生き方はないね。
70歳になってこんなに穏やかに、ガハハと笑って生きられるのは幸せだね!
ヤーちゃん
役割 : 家事、生け花、佃煮や漬物、ジャムなどの保存食作り。塩麹や醤油麹を使ったアレンジも得意!「恵みいただきます」でもいろいろ販売してます。
不安がないのはどうしてか? うん、全くないわねぇ。もうあたり前すぎちゃって・・・どうしてかな。
やっぱり、一緒に暮らす家族がいるからだよ。それだよ!絶対に。
ここは、何かができるとかできないとかいうことじゃなくて、心を磨くことが大事な場所でしょ。そういう家族といるから安心なんだよ。いつも誰かが見ててくれる。普通だったら、みんな忙しかったら放っておかれて一人ぼっちになるよ。
毎日が充実してるのは、やれることがあるのも大きな要素だね。私たち自身もみんなのためになってる。それは大きなポイントだね。
昔は生きてくのに無我夢中だったから、不安があるとかそんなことも考えなかった。仕事でも家庭でも、孤立無援でやっていくのが当たり前だと思ってたの。だけど、ここに来たら全然違った。
要は、どこにいても、人とつながることを大事にしたらいいんだと思うよ。そうしたら孤立する必要はないものね。
今は、昔思い描いてたことがどんどん形になってきてる。その充実感たらないよ!老若男女、病んだ人もお医者さんもヤンキーもいて、みんなが助け合って生きる世界がいいなって思ってたの。
今は、ほんとにこの生き方しかない。毎日が楽しみで、ワクワクドキドキしながら生活してるよ。前に進みすぎる自分の陽性の性質が、昔は裏目に出ることもあったけど、今は生かされてるしね(笑)。
この間、大人ミーティングでネット暴力にどう対応していくかを話し合ったでしょ。あの後、すごく充実感があったの。何か発言ができるわけじゃないんだけど・・・・そこに参加してるーって気持ちでいて、充実感があった。
未来がどうなるかはわからないけど、ワクワクするね。心を磨いてみんなと暮らすことで、ひそかに描いてた夢が現実化していくんだよ。
としちゃん
役割 : 家事、子育て、陶芸。バァズの中でもひときわアクティブなとしちゃんは、畑隊の応援に借り出されることも多い。ひまわりや木の花庵には、所々にとしちゃんの陶芸作品が飾られている。
毎日おいしい食事が食べられるし、ベビーから大人まで、若い子と一緒に暮らせるし、「ただいま」「おかえり」がちゃんと聞こえる。そういうのがすごく安心感がある。ごはんの前に、みんなでそろってお祈りして「いただきます」するとかね。そういうの、なかったから。
人と生きてる、って実感があるね。生かされてるというか、支えられてるというか。
血縁がない人たちと家族として暮らすことをどう思うか?だって、みんな地球で生きてるじゃん!みーんな同じところからつながってる。遠くからというか、昔からというか。それが、ここにおったら実感として感じられるね。人間はこの星にしかいないなんて考えもしなかったけど、そうなんだなー、って感じられるようになってきたよね。人間だけが宇宙の法則から外れたことをしてるってこともね。
群れの中で生活しようって思いは、昔から自分の中にあったね。旦那さんと二人で暮らしてた時、そりゃぁやりたいことはやれたよ。だけど「ただいま」って言っても誰もいないし、一緒に「いただきます」をすることもなかったから。
世の中の人に伝えたいことがあるとしたら・・・・早く気付いてもらいたいね!
そして、どうぞ一緒にまいりましょう。
あさちゃん
役割 : 子育て、家事、卓上醤油と塩の管理。木の花の食卓の醤油と塩は、あさちゃんに守られている!!
日常生活に不安はないです。逝ったら逝ったでその時だし。今までそれなりにやってきたから。自分なりの御の字です。
= = = = = =
口下手のあさちゃんは、多くを語らない。
あさちゃんはもともと老人ホームへの入居を申し込んでいたけれど、木の花ファミリーに出会い、申し込みをキャンセルして木の花メンバーになったのでした。今はベイビーズのお世話から洗濯物たたみ、食卓のセッティング等々、日々休みなく働いて、みんなの暮らしを支えてくれてます。
インタビューでは言葉少なだったけど、あさちゃんは後からトコトコとやってきて、「これが今の私の気持ち」と言って、こんな紙切れを渡してくれました。
かくも素敵な木の花バァズを、どうぞよろしく♡
木の花バァズ・ファッションチェック!
以前このブログにも登場した木の花・バァズ。
その中で、ファッションの東西横綱をはるのがこの二人!
齢を重ねるほどにますます乙女の二人は、とにかくおしゃれ。
今日は、そんな二人の日々のファッションをチェック!
エントリーNo.1 としちゃん
このヘアターバンは、古着のシャツの裾を切り落としただけのもの。
スカーフやネックウォーマーも、古着の切りっぱなしをアレンジしてます。
エントリーNo.2 ヤーちゃん
抜群の生け花のセンスを持つヤーちゃんは、着物のアレンジが得意!
普段着もさり気なくおしゃれ。
カメラを向けるとポーズを取るかわいいヤーちゃん。
こんなかわいいバァズたちを、どうぞよろしく♡
さっちゃんの、バァズの皆さまありがとう♡ 〜 ヤーちゃんの巻
さっちゃんのバァズレポート、第2弾!
■ ■ ■
ヤスエさんは、今年の誕生日を境にヤーちゃんと改名して可愛く生まれ変わりました。
先日、木の花庵のお風呂掃除を終えて廊下に出ると、大人に叱られた子どものように涙を両手で拭いながら歩いてくるヤーちゃんと出会った。
「どうした?」と聞くと、昨日赤ちゃんにごはんをあげていた時の出来事をヤーちゃんなりに振り返ってまりねぇに話したら、「それは心磨きではない」と言われた、と言って泣いた。
ヤーちゃんは以前から子どものごはんの用意が苦手で、それでも最近はメモを取りながらも自らチャレンジしてくれていた。
昨日はヤーちゃんが、ゆうひ(2歳)のごはんのお代わりに、細かく刻んだおかずをのせて持ってきたら、ゆうひは既に私の持って来たお代わりのごはんを食べていて、それを見たヤーちゃんは激怒した。自分がお代わりを作っていたのに誰も気付かない、自分が座っていた席に他の人が座っている、という理由だった。
次の日にヤーちゃんは私に、昨日はびっくりさせてごめんなさい、と謝った。そんなヤーちゃんに何の事か忘れてしまっていた私の方がごめんなさいだった。人から注意された時に、「言われなくてもわかっている」と言いたくなるヤーちゃんの我が出てくるそうだ。
まりねぇの真意もわかっている。このままの心でいれば自分はここにいられなくなる。だから、自分をコントロールしていくんだと涙ながらに語ってくれた。
ヤーちゃんは、耳が悪いからみんなが何を話しているのかよくわからないとよく言うが、(私は耳が良くてもみんなの話がわからない時もある)人の観察は素晴らしいと思う。
あの人はごはんの量が多いからストレスがたまっているとか、人の癖もおもしろいと解説をしてくれる。ヤーちゃんは昔テレビでやっていた「家政婦は見た」というドラマの家政婦さんみたいだと思う。
そんなおもしろおかしい、時にはやくざのように怒るヤーちゃんが、お茶席の時に作務衣を着て、凛と座っている姿を見た。かっこいいと思った。話し方もどこかの奥様のようで、「だよねー」なんて話している人と同一人物のようには思えない。
昨日ヤーちゃんに「調子が悪いの?」と訊かれ、「胸が痛いんだ」と言ったら、「それは心に何か詰まっているんだよ」と言われた。
バァズと一緒にお茶をしながら、「私はあさちゃんやヤーちゃんやでこちゃんやあっちゃんやラブちゃんの事が気になるんだ」「みんな仲良く、楽しく過ごせばいいのに…」と言ったら、ヤーちゃんは「さっちゃんはそうやって気を病んで病気になるんだヨ」と言った。
その時私は、人の心を自分の思うようにしたいと思っていたんだ、と気付いた。
大事なのは自分の心。自分が変われば世界が変わる。
ヤーちゃん、ナイスなアドバイスをありがとう。
そして、私の事も日々観察して見守ってくれてありがとうございます。