第32回生活体験ツアー

よしどんです。さる12月5日・6日に第32回の「木の花ファミリー生活体験ツアー」が行われました。

参加人数は6名と少なかったのですが、参加してくださった方々が「地元でコミュニティをつくりたい」「有機農業の先生になるために研究所に行く予定」といった具体的な目的意識を持っておられたため、たいへん有意義な二日間となりました。

皆さんが特に関心を持ってくださったのが、臭いのほとんどしないバイオマストイレや、微生物(木の花菌)発酵による餌をベースに6百数十羽の鶏を飼育しているにわとり小学校(鶏舎)でした。

僕らにとってはそれ(臭いがほとんどしない状態)が当たり前になっているため、特に話題にのぼることもないのですが、初めて見学される方には衝撃的なようで、何人かの方が木の花菌の作り方や、ファミリーでの利用状況などについて何度も質問をされていたのが印象的でした。

最近は、この木の花菌を自宅やコミュニティで作りたいという方がたくさんいらっしゃいます。そこで、先月始まった「エコビレッジサポートプログラム」
(http://esp.lifevillage.net/)の公開講座のひとつとして「木の花菌づくり」を設けました。一般の方も参加できますので、興味のある方は、ぜひご利用下さい。

最終日の午後に行われる振り返りの時間では、近未来の理想の社会、暮らしについての話題で盛り上がりました。お年寄りが余生を心配しない暮らし、お年寄りも障がいを持った方も、幼児も、どんな人にも役割があって、生き生きと暮らせる暮らし方。木の花ファミリーは、その理想の形になりつつあるねと、参加者の皆さんと話し合いました。

参加者の皆さん、ありがとうございました!

次回の生活体験ツアーは、年明けの1月23日・24日です。ご興味をお持ちの方は、こちらをご覧下さい!

第32回生活体験ツアー参加者の皆さん。ありがとうございました!
第32回生活体験ツアー参加者の皆さん。ありがとうございました!

「木の花ファミリー通信」Vol.32

毎月発行しているファミリーのニューズレター「木の花ファミリー通信」の12月号を発行しました!

<トピックス>

  • ラブちゃんが来た!
  • みんなでつくる「木の花憲章」
  • 「未来ビレッジサミット」が開催されました!

<プロジェクト>

いのちの村ネットワーク

  • 「エコビレッジ・サポート・プログラム」始まりました!
  • 第4回交流会開催

<イベント・講座のお知らせ>

  • エコビレッジ・サポート・プログラム12月度公開講座

<今月のおすすめ!>

  • 木の花ファミリーの旬野菜セット
  • 自家栽培・製粉 そば粉

<今月のレシピ>

  • そばすいとん

木の花ファミリー通信 Vol.28


ニンジンの母本選抜

今日もわたわたが記事をかいてくれましたー!!

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自然農法センターの品種 筑摩五寸 自家採種できます

わたわたです。ダイコンの調査選抜と同じ日にニンジンもタネ取り用の母本選抜をしました。品種は「筑摩野五寸」(自然農法センター育成)という品種で、草勢が強く、無肥料でも栽培でき、味が濃く、香りも強い品種です。聞いたところによると、この品種は長野県の自然農法センターの畑では五寸ニンジンになるけれど、作土の深いところで栽培すると長めになるとのこと。またニンジンの芯の部分の色が、黄色っぽいものと周辺部と同じく橙色のものが混ざっているのが特徴なのだそうです。栽培したものを実際に調べてみると、木の花の畑では確かに長いものが見られ、芯の色も確かに2タイプありました。

固定種は母本の選び方しだいで、品種の性質が良くもなり、悪くもなります。草勢が強いのが特徴といっても、強すぎれば形が崩れ、料理するにも使いにくいし、割れてしまうものも多くなってしまいます。そこでまずニンジンの形状が綺麗な円形で整っていて、太りがよいものを選びました。そして根の先端部分を切り落とし、芯の部分の色が橙色のものをさらに選び出しました。

こうして選んだニンジンを穴を掘って丁寧に別の畑へ植え直しました。これで来年6月には真っ白なニンジンの花が咲き、7月にはタネになります。富士山をバックに白い花が満開の風景が見れるかな~。楽しみです。

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〈根の先端部分を切り落とし、芯の部分の色が橙色のものをさらに選ぶ〉

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選抜した母本を30cm間隔で植えました

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最後は、みんなで記念撮影。自農センターの研究員 わたわた(石綿さん) 千嶋さん ありがとう


ジャングルジムがやってきた!

みてみて!おうちにジャングルジムがきたよ!
みてみて!おうちにジャングルジムがきたよ!
みこ、おさるさんみたいでしょ?
みこ、おさるさんみたいでしょ?
みのりは、ブランコみたいにあそんでいるの♪
みのりは、ブランコみたいにあそんでいるの♪
きよ、たかいよ!すごいでしょ!
きよ、たかいよ!すごいでしょ!
あっちゃんにはのぼっちゃダメ!っておこられたけど、わたしたちのためにジャングルジムはきたんだよ♪
あっちゃんにはのぼっちゃダメ!っておこられたけど、わたしたちのためにジャングルジムはきたんだよ♪
追記:
看板を書き直すために組まれた足場を見て、幼児たちは、「わーい!わーい!ジャングルジムがやってきた!」と大はしゃぎ。早速、はしごを昇り、自由自在に足場を使って遊んでいます。それを見た子育て担当のあっちゃんは、「ダメーー!!すぐ降りなさーーい!」と気が気ではありません。
しかし、その夜の大人会議で、あっちゃんは次のような報告をしました。「幼児に対してつい指摘モードになってしまい、ちょっとしたことでもすぐダメでしょという自分がいて。もっとおおらかに接することができたら、自分もいらいらしないで過ごすことができるのになと思っていました。今日、幼児たちが足場で遊んでいるのを見た時には、手すりもないのにもうやめてーー!と1回は言ったんだけれど、これじゃいつもの自分と同じだなって。近くに、いさどんやじゅんちゃんはいたんだけれど、何も言わずに仕事をしているの。それを見て、彼女たちの様子を見ながら接すればいいんだと気付き、どきどきしながら見守っていました。これからは、その子の成長を想いながら、その場その場で接していきたいと思い、勉強になりました。」

大根とニンジンの母本選抜

たっちゃんです。今日は、自然農法センターの研究員かつ、ファミリーでもある「わたわた」が記事を書いてくれるということだったのでアップします

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母本選抜の前に、ウイルスチェック、長さ、太さを計測してます

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ツꀀ

今日は木の花でタネとりしながら育成を進めているオリジナル青首ダイコン「富士宮重」の選抜と移植をしました。この畑では冬~初夏にエンバクなどの緑肥を育てて鋤込み、秋作はこのダイコン作っています。外からの肥料の持ち込み肥料をせずに、その畑で育てた緑肥を土に戻して循環を作り、その循環に適応するダイコン品種を作ろうというわけです。この試みは自然農法センターの研究員の方と協力して進めています。

まず研究員の方が、ウイルス病の程度を調べ、全部抜いて根の長さや太さなどを測定しました。次にダイコンの長い順に並べ、揃いをチェックし、病気がなく長さも十分で太りの良い優良な株を選び出しました。調査の結果、昨年よりも揃いが向上しており、病気にも強く、形状も申し分ない品種に固定してきていると思われました。母本数は昨年の2.5倍くらいとれたように思います。品種特性も良い方向へ向かっており、タネもたくさん採れそうだし、本当に楽しみです。

選び出したダイコン(母本といいます)は、すぐ横の別の畑へ移植しました。母本が冬期に凍らないように葉の付け根部分までしっかりと埋まるように穴を掘り、1本ずつ丁寧に移植していきます。

春になったら防虫ネットのトンネルを作り、その中で開花させて、他所の花粉が混ざらないようにして交配させてタネとりをする予定です。

きれいにそろった大根。来年の種取りと栽培もたのしみ

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太さを計測しています

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根もきれいにそろったものがとれました

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この文章をシェアしたファミリーからは、研究員の方っていうけれど、研究員のわたわた本人がかいてるじゃーんってみんな笑ってました。

今回の母本選抜のために、一緒に来て作業くれた千嶋研究員にも感謝です。

みんなで作業を出来てたのしかったー!!