まり姉の初出勤!

まり姉です。

前日の雨もあがり、からっとした秋晴れのさわやかな今日、10月の一ヶ月の間、臨時講師としての依頼を受けた地元の小学校に初出勤しました。今年の三月末に退職した学校の先生方から餞別としていただいた財布とバッグを持って、久しぶりの正装で校門をくぐりました。

最近、沖縄から移住してきた新メンバーのしげどんが持ってきた軽乗用車で出勤したのですが、「沖縄ナンバーの車で来た」というのが先生方にはインパクトが強かったようで、他のことはすっかり霞んでしまったのでした。

7時50分から始まった全校朝礼で自己紹介をしたのですが、つい「特技は漫才です」と口を滑らせたことで笑いを取り、児童のみんなにはなんとか「沖縄ナンバー」よりも強い印象を与えることができました。私は大阪出身なので「英語は話せるけど静岡の言葉は話せない」と言うと、妙な大阪弁で話しかけてきた児童もいて、すぐに仲良くなりました。

教職員の方々も皆自然体で接してくださり、各学年20~30名のクラスがひとつずつという小規模校ということもあって和気あいあいとした雰囲気で、すぐに私も自分のペースをつかみ、職員室を騒がせることとなりました。

今日は算数のT.T.(チームティーチング)で、担任の先生の補助として机間支援(机の間を回ってマンツーマン指導をすること)をしました。来週からは高学年の家庭科の授業も担当してミシン縫いを指導する予定です。

ファミリー始まって以来、初の外勤ということで、多様性の幅がさらに広がることになり、私個人のことだけでなくファミリー全体としての今後の展開がますます楽しみになってきました。さて、神様はこれからどんなプレゼントを私たちにくださるのでしょうか。

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「綾部里山交流大学」にいさどん登場!

10月11日、ファミリーのいさどんが「綾部里山交流大学」で講義します!

「綾部里山交流大学」は綾部市で都市農村交流や農村への定住促進を行っているNPO里山ねっと・あやべが主催する講座です。コーディネーターは「半農半X」の提唱で知られる塩見直紀さん。今回、2009年10月度の講座にいさどんを講師としてお招きいただきました。

10月10日から12日にかけての2泊3日、7時限の講義のうち、いさどんは11日の「感性学」「価値創出学」の2時限を担当します。講座の仮題は「いま、なぜ木の花ファミリーなのか」そして「エコビレッジとしての木の花ファミリーの可能性」です。ちなみに、今回講座を担当する7名の講師のうち、2時限を担当させていただくのはいさどんだけ、なのです。

先日、いさどんと講義内容についての打ち合わせをしました。ファミリーのライフスタイルがどのような世界観/宇宙観に基づいていて、その表れとしての生活はどのようなものになるか。現代社会のさまざまな問題に対して、それは何を提示できるのか・・・そういったテーマについて講義することになりそうです。

先にお伝えしているとおり、綾部はファミリーが有志の個人と共同で「みろくビレッジ」の立ち上げを計画している場所です。今回の講義では「みろくビレッジ」とそのビジョンについてもご紹介する予定です!

講座の案内とお申し込みはこちらです。

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きび刈りだよ!全員集合!!

自然農法技術交流会も結婚式も無事に終わり、ファミリーの次なるイベントはというと・・・「きび刈り」です!

きびの収穫は穂を手作業で丁寧に刈っていくため、かなりの人手がかかります。そこで、「出られる人は皆、畑に出よう!」ということで、ファミリー内で「総動員体制」が敷かれたのでした。その結果、今日のきび刈りには、なんと総勢23名が参加!畑隊のメンバーはもちろん、「ご飯も簡単に卵かけご飯にすればいいよね」と食当さんからも6名が参加、「まことの家」からはシニアメンバーのヤスエさんとかっちゃん、加えて、昨日から滞在している静岡大学の農業サークルのメンバー9名も参加してくれました。

昨年5月からメンバーになり、普段は「まことの家」の家事を担当しているヤスエさんは、なんと今日が畑デビューでした。感想を聞いてみると、「実は、きびが実っているのを初めて見たのよ。こんなふうにススキのように実るのね。きび刈りも稲刈りのようなものだと思っていたから、体がきつくならないか、やる前は自分にもできるか不安だったけれど、案外簡単なのね。風も爽やかだし、畑に出てよかったわ」と嬉しそうです。

事務班のよしどんも、「本当に気持ちがいい!いくらでもやっていたい!」と淡々ときびを刈っていきます。静岡大学の学生さんも、「想像通り、楽しいです!」と、みんな和気あいあいと作業をしていきます。

実は、かくいう私も畑に出るのは約2年ぶり。普段はゲスト対応をさせていただいたり、ブログや本の原稿をまとめたりしていますが、畑で皆と作業をするのは、やっぱりいいですね!気持ちいいお日様の下、大地のぬくもりを踏みしめ、清々しい空気、爽やかな風を感じて、心地よい汗をかく。畑の向こうでは、みかちゃんがゆりちゃんに心の大事を伝えていたり、またあちらでは、あいちゃんやのんちゃん、ゆみちゃんたち食当さんチームのにぎやかな笑い声が響いていたりと、こちらまでつられて笑顔になります。

自然を見ても、皆を見ても、ただただ幸せだな、と。

そして、お腹を空かせた皆を待っていたのは、今が旬の栗ご飯!食当さんも、いつもありがとう!「今日は忙しいから、卵かけご飯でもいいよね」と言っていたのに、たくさんの愛情のこもったご飯をつくってくれました。

いつでも、どんなことでもみんなで助け合いながら、協力し合って暮らしていく。一人ひとりが全体を感じながら、全体の中でその時その時必要なことを担っていく。それが、自然の在りようをお手本にして木の花ファミリーが日々、大切にしている心なのです。

さあ、みんな位置について、用意スタート!
さあ、みんな位置について、用意スタート!
10時のおやつ休憩時には、あいちゃんのきび刈り講座が。
10時のおやつ休憩時には、あいちゃんのきび刈り講座が。
きび刈りデビューのヤスエさんスマイル!
きび刈りデビューのヤスエさんスマイル!

家中のライトをかき集めて?!

ほの暗いホールは癒しの雰囲気。でも、眠くなりそう・・・
ほの暗いホールは癒しの雰囲気。でも、眠くなりそう・・・

ファミリーの毎日の習慣、大人ミーティング。場所を本宅から「ひまわり」のホールに移して一ヶ月ほどがたちますが、今日はこんなにムーディーな(?)雰囲気です。

今、ひまわりのホールはリフォームの真っ最中。大磯のスタジオ「エピナール」を主宰するインテリア・デザイナーの「らくさん」こと中里征巳さんのアドバイスで、まずは天井をえび茶色に塗り直し。これで、ぐっと落ち着いた空間になりました。ただ、塗り直しにともなって蛍光灯をすべて取り外したあと、まだ新しい照明器具が入っていないため、とりあえず手持ちの電灯をぶらさげたり、床にスタンドを置いたりして急場をしのいでいるのです。夕食はテーブルにキャンドルを灯して、レストランのような雰囲気。みんな「キャンドルナイトだね!」と、いつもとは違う雰囲気を楽しんでいました。

天井の塗装を皮切りに、電灯を青白い蛍光灯から蛍光電球にしたり、出入り口に木の扉を付けたりします。また、大きなスクリーンとプロジェクターを設置したり、冬に備えて薪ストーブを入れたりと、ひまわりのリフォームを進めていく予定です。

これからの社会づくりのためのセンター施設になれば、と購入した「ひまわり」。みなさまに快適に集っていただくための場所づくりが着々と進んでいます。みなさんも、ぜひ遊びに来てくださいね!また、イベントやワークショップなどへのご利用も、ぜひご相談ください。ファミリーのおいしいお食事つきプランも可能です。


ファミリー初!の結婚式&披露宴

こんにちは!よしどんです。

シルバーウィークのファミリーはふたつのイベントの準備で大忙しで、久々のブログ掲載となりました。いつも楽しみにしてくださっている皆さん、ごめんなさい。

イベントのひとつは「自然農法技術交流会」でした。こちらについては近日中にまこっちゃんからレポートを掲載させていただきますね。

もうひとつのイベントは、結婚式でした。ファミリー初となった結婚式の新郎は、僕。そして、 新婦は同じくファミリーのメンバーであるちーちゃんでした。僕らはファミリー内で出会い、恋をして、この日を迎えることになりました。

実は、結婚式前日の午前中まで、僕は会場のセッティングやら当日のスピーチの準備やら、やるべきことが山積みで、心が詰まり気味でした。心楽しいはずの準備を楽しめない状況だったのですが、信じられないほど見事な飾り付けで結婚式場となった「にわとり小学校」を見た瞬間、何日も前から式場づくりのプランを一生懸命に考えて、試行錯誤しながら準備を進めてくれた収穫隊のあきちゃんたちの姿が心に浮かびました。他にも披露宴会場の準備をしてくれたあっちゃん、 お料理の様々な試作品を出してはみんなの意見を聞き、新たな創作料理を 次々と生み出してくれたこうへいくんやのんちゃん、ウェディングケーキを一生懸命作ってくれたさくやとれいか、新婦の衣装作りをしている愛ちゃん・・・そんなみんなの気持ちが自分の中にぶわーっ・・・と入ってきて、あぁ、自分はみんなと共にあるんだ、そのことを忘れていたなあ、と 肩の力が抜けました。そして、その瞬間から結婚式が終わるまで、とてもゆったりした幸せな時間を過ごす事が出来たのでした。

この挙式まで一週間ほど、僕には僕の、ちーちゃんにはちーちゃんの「結婚式」へのこだわりがそれぞれにありました。そのこだわりに固執すればするほど心が苦しくなるのですが、それに気付いて手放してみると、手放した分、心が開放されて、物事も楽に進んでいくということをそれぞれに身をもって体験することができました。

特別な「お祝いの日」であっても、普段通りの農作業の一日であっても、僕らにとって、それはどちらも同じ日常の一日。その日のいろいろなできごとを通じて頂く学びのための一日であることに変わりはありません。この結婚式を通じて、僕は僕なりに、そしてちーちゃんはちーちゃんなりに、本当に大きな学びの機会を頂いたなぁと感謝しています。

それから、今回の結婚式は、ちーちゃんが最初にイメージした結婚式の形をかなりリアルに再現したものとなりました。それは世間で行われている結婚式の形式をほぼ踏襲したものだったのですが、それを業者さんなどに一切頼らず、すべて自前で材料を揃えて取り仕切れたのはすごいことだと思いました。この経験でファミリーでできることの幅が大きく広がりましたが、次にもし機会があれば、もっとファミリーらしい形を考えていけたらいいね、とみんなで話しています。

遠方からお越しいただいた皆様、本当にありがとうございました!日常の木の花ファミリーもまた、ゆったりしていて、とても気持ちが良いです。いつでも気軽に遊びに来てくださいね。

最後に、木の花ファミリーという家族と、 ちーちゃんという最高のパートナーをいただいた事を神様に感謝します。この全てをいただいていることを、みんなと共に感謝するための一日だったのではないかと思います。

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パオパオ(農業資材なのです)を駆使して飾り付けられた「にわとり小学校」。すごいでしょ?

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新婦のちーちゃん(右)とお父さんのいさどんが入場します

指輪の交換。厳粛な瞬間です。でも、周囲からは鶏の声も・・・(笑)

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牧師さん役をしたのはいさおちゃん。なぜか竹鈴を振っています

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祝福のライスシャワーを浴びるふたり

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こちらは披露宴会場となった「ひまわり」。会議室机とスクール椅子もこの通り!ファミリー自慢のおいしい手料理が並びます

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ウェディング・ケーキは、なんと中学生ふたりの手づくり!とてもそうとは思えないできばえです

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入場するふたり。堂々としています

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ケーキカットにキャンドルサービス。なんだか芸能人みたいです(笑)スポットライトも、知り合いの方が貸してくださいました。こうして、ちゃんと必要なものは揃うのです

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よしどん&ちーちゃんの「愛の告白シーン」を演じる寸劇。ちーちゃん役(に全然見えない)のたっちゃんのオカマ芸(?)

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関西人コンビによる漫才。ゆみちゃん(左)は今回ボケ役で初登場、とぼけた味わいが絶妙!でした

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子どもたちが合唱を披露してくれました。ちょっと照れてます

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ファミリーのお祝い事と言えばこの歌、「愛とお米があればいい」

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ようこちゃん&みっちゃんの情熱的なダンス

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ちーちゃんのおばあちゃん、まさこさんは腰の据わった堂々とした舞いを披露してくれました。なんと83歳!

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披露宴会場となった「ひまわり」の前で、みんなで記念撮影