「ひまわり」お披露目会でした

ご報告が遅くなってしまいましたが(いつもですね)、2月11日に「おひさまハウスひまわり」のお披露目会を開催しました。1月24日にも一度開催しましたが、一度ではお客様を招ききれなかったため、改めて開催させていただきました。

すでにお伝えしていますが、「おひさまハウスひまわり」は昨年11月に私たちが中古の福祉施設を買い取り、新たな活動拠点として整備を進めている施設です。今回はその施設のオープニングを飾るお祝いということで、日頃お世話になっている方々をお招きして昼食とコンサートを楽しんでいただいたあと、施設の今後についてのプレゼンテーションをさせていただきました。当日はたくさんの方々においでいただいて、おかげさまで大盛況のうちに会を終えることができました。お集まりいただいた皆様、またお祝いのメッセージをくださった皆様、本当にありがとうございました。

90畳の広さがあり、購入当初はみんなで「大きすぎて使いこなせないかも」と心配していた大ホールも、この日はお客様で満員に。別の日には「EDE(エコビレッジ・デザイン・エデュケーション)」の会場としても利用されるなど、大ホールはしっかりと活用されはじめています。

今後、「ひまわり」はますます多方面に活用されていく予定です。どうぞお楽しみに!

090211_122700

木の花4人娘がお祭り衣裳でスマイル!

090211_135018

祝詞を歌うみかちゃん「おいわいえ~」「ヤレコレワイノーセー」

090211_135417

子どもたち演じるかわいい獅子舞が場内を練り歩きました

090211_125908

富士宮市会議員の手嶋こうじさん、深沢りゅうすけさんが駆けつけてくださいました

090211_134043

ゲストとしてご来場くださった猪木快守さん。アントニオ猪木さんのお兄さんです


必見!いさどん&榎本英剛さん対談

告知が遅くなってしまいましたが、今週の金曜日(2/20)にいさどんが東京・青山で対談を行います。お相手は、 日本におけるコーチングの第一人者であり、 現在はトランジション・タウンの推進に全力を投じておられる「ヒデさん」こと榎本英剛さん。

ヒデさんはファミリーにも何度か来訪されていますし、 いさどんと同じくEDE(エコビレッジ・デザイン教育)のファシリテーターを務められるなど、 私たちと深い交流のある方です。深い内容の対談になると思いますので、みなさん、お見逃しなく!

詳細はこちらをご覧ください。

isadon_and_hidesan

ヒデさん(左)といさどん。EDEの会場で

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ エコビレッジ・フォーラム vol.4
┃「コミュニティと経済」 2月20日(金)
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
@青山・環境パートナーシップオフィス

4/24-26に行われる第3回エコビレッジ国際会議TOKYOに
さきがけた学びの場、「エコビレッジ・フォーラム」の第4弾を
開催します。

今回のテーマは、『持続可能なコミュニティと経済』。4月の国際
会議にも参加予定のお二人から、これからのコミュニティづくりの
ポイントや秘訣を一足早くおうかがいします。ぜひお越しください!

■エコビレッジ・フォーラム vol.4「持続可能なコミュニティと経済」

日時: 2008年2月20日(金)18:30~
21:00(18:00受付開始)
※18:15より過去のエコビレッジ国際会議の映像を放映します。
場所: 環境パートナーシップオフィス(EPO)会議室
(東京メトロ表参道駅B2出口よりより徒歩5分)
内容: ゲストトーク、オープンディスカッション 他
ゲスト:古田偉佐美(木の花ファミリー創立メンバー)
榎本英剛(トランジション・ジャパン代表、GEN評議員)
ファシリテーター:シキタ純(NPO法人ビーグッドカフェ代表理事)
参加費 :500円
申込方法:事前申込不要、定員50名(先着順)
主 催 :エコビレッジ・イヤー実行委員会

■お問合せ先
エコビレッジ・イヤー実行委員会 事務局(BeGood Cafe内)
ecovillage※begoodcafe.com(※を@に変えてください)
TEL: 03-5773-0225(平日10:00~18:00、担当:坂本、代田)


今年のお味噌はファミリーで仕込もう!

ファミリーでは毎年恒例の「味噌づくり教室」を開催します。日本の食卓に欠かせないお味噌をファミリーで仕込んでみませんか?

材料にはもちろん、ファミリーで栽培した有機大豆を使用。有機大豆とてづくりの麹で仕込んだお味噌は、市販のものとは比べものにならない絶品の味!お一人様やグループ、親子でのご参加も歓迎です。ぜひ、お申し込みください!

  • 日時:2009年2月22日13:30~16:00
  • 会場:木の花ファミリー
  • 参加費:お一人様500円
  • 材料費:味噌1kgにつき630円(お一人様5kgまで)
    重石用の塩1kgにつき60円(味噌5kgに対して1.5kg必要)

お申し込みはこちらからどうぞ。

060305_150814

060219_154519


節分のお祝い

2月3日、ファミリーでは節分を盛大に祝いました。節分は翌日の立春を年初として、邪気を払う大切な行事です。

ファミリーの節分では、愛知県の重要無形民俗文化財である「花祭り」の鬼の舞が披露されます。これは、ファミリーの創立メンバーたちの出身地が愛知近辺であったことから、その土地の伝統を受け継いでいます。子どもたちが真っ赤な鬼の衣裳をまとい、高校生の靖太郞が榊の枝を持った荒神様に扮して「てーほへ、てほへ」の掛け声で舞います。

その他に獅子舞や楽団による演奏などで祝ったあとは、豆まきをします。ファミリーの豆まきでは、鬼は見た目は怖いけれど、人が自らの邪気に気付き、それを払うために大切な役割をしてくれるありがたいもの、と考えて、「鬼は外!」ではなく、「鬼は内!」と呼びかけます。

例年、本宅の大広間で祝っていた節分も、今年からは「ひまわり」の広々とした大ホールで行われるようになりました。

090203_203118

090203_202818

090203_2059561

090203_204513

090203_205800

090203_205122

090203_205356


京都・亀岡と大阪の旅

よしどんです。1月31日から2月1日にかけて、僕といさどん、いさおちゃんの3人で京都・大阪へ行ってきました。一泊二日の旅の目的は、大阪・天満橋のマルシェ株式会社本社でエコビレッジ創設に向けた打ち合わせをすること。そして、京都・亀岡にある宗教法人「大本」の本部「天恩郷」を訪問することでした。

これまで「木の花ファミリー通信」やブログなどを通じてお知らせしている通り、木の花ファミリーは関西を中心に居酒屋などをチェーン展開するマルシェ株式会社様と共同で京都・亀岡を候補地にエコビレッジの創設を計画しています。これはファミリーのような共同生活型のコミュニティを基盤として、有機農場や加工場、レストランなどを経営、将来的には教育・啓蒙事業や福祉事業といった非営利事業の展開も視野に入れた総合的なエコビレッジ計画です。

このプロジェクトの構想に触れ、「新しい社会づくりに一生を捧げたい!!」と熱い志を抱いて参画してくれたのが、大阪在住の「ひろっち」こと田中宏之さんです。今回は田中さんのご一家が信仰され、お父様が教団の役員をされている京都・亀岡の「大本」本部にご招待いただき、教団幹部の方々にファミリーの生活やプロジェクトの構想をプレゼンテーションさせていただく機会に恵まれました。

1月31日、朝5時に木の花ファミリーを出発。車で一路、京都を目指しました。高速道路の旅はいたって順調で、10時半には無事「天恩郷」に到着。田中宏之さんと彼のお父様で大本の国際部長を務められている田中雅道さん、そして福井県でエコビレッジの創設を目指して活動中のグループで、今回の訪問に「ぜひ参加したい」と駆けつけてくれた「あまてるの里」の5人と合流しました。

全員で揃って昼食をとった後、午後いっぱいをかけて雅道さんに天恩郷を案内していただきました。天恩郷はかつて明智光秀の居城であった亀山城の跡地を大本が買い取り、本部として整備したもので、能楽の舞台が併設された礼拝所や教祖の教えを刻んだ石碑、城の石垣など、境内の全域を見学させていただきました。見学のかたわら、いさどんは雅道さんに大本やその教えと自らの精神的なつながりについて語っていました。

夕食後は、いさどんが大本の教団幹部の方々にファミリーのプレゼンテーションをさせていただきました。ふだん3時間近くかけて説明している内容を1時間半で話したため、少々駆け足になりましたが、私たちの志とこれまでの取り組みに大いに共感していただくことができました。大本副本部長の鹿子木旦夫様からは、今後、ぜひ互いの個性を生かして連携していきたい、とのご挨拶をいただき、また数人の方からは「ぜひ、一度訪問します」とのご感想をいただきました。

その後は宿舎の部屋に戻り、みんなで車座になって交流会をしました。今回のプロジェクトの取り組みが誰のための、何のためのものなのか、ということについていさどんが熱く語り、みんなで深く共感しあう時間となりました。

翌朝、素晴らしい時間を過ごさせていただいた天恩郷を出発、大阪・梅田にあるマルシェ本社に向かいました。マルシェ本社では、マルシェの役員の方々と今後のエコビレッジプロジェクトについてミーティングを行いました。まず、マルシェ専務取締役の竹内浩徳さんから、有機農産物の生産や資源の再利用など、店舗運営の基盤をエコ化する取り組みにおいても経営的な視点は欠かせない、たとえば原価率が高騰しすぎて利益が圧迫されてしまうことは避けなければならないし、また、常に取り組みの意義を株主に対して明確にしなければならないなど、企業活動としての現実的な視野に立ったお話がありました。その一方で、マルシェ様は単に飲食店の運営に直接関わる部分のエコ化だけでなく、より広い視野に立った循環型社会づくりへの参画を社会的使命と考え、そのためにはエコビレッジの創立が不可欠、との認識を持っておられ、木の花ファミリーにはメンバーの移住も視野にいれた事業展開をお願いしたい、とのことでした。

こうした現状認識について互いに確認しあったあとは、農場に実験的な「農家レストラン」を開設して学びの場所として盛り上げていく、といったアイディア交換で盛り上がる楽しいひとときとなりました。最終的には、プロジェクト実現の第一歩として、まず亀岡近辺に農地を探し求めることを確認してミーティングを終了しました。
ミーティング後は、マルシェ系列の自然食レストラン「ソルビバ梅田店」に向かいました。「ソルビバ」はメニューにファミリーの野菜を使っていただいたり、昨年の9月には「木の花楽団」が出張してコンサートを開催したりと、ファミリーと深い親交があるお店です。スタッフの皆さんと再会を果たしたあとは、みんなで和やかに会食を楽しみました。

昼食後、マルシェのみなさんや田中さん、「あまてるの里」メンバーのみなさんと別れて帰路につきました。帰りの車内では今回の旅の成果や今後の展開、そしてこれから広まっていくであろう価値観や世界の変化について、そしてこれからのファミリーの展開についてなど、スケールの大きな話題で盛り上がったのでした。

1泊2日の短い旅でしたが、たいへん密度の濃い時間を過ごさせていただき、大きな収穫を得ることができました。まず、大本の方々との出会いをいただき、短い時間にも関わらず、互いに対する深い理解と絆をつくりあげることができました。また、マルシェさんとの会合も、エコビレッジ構想を具体化させていくための第一歩を着実に踏み出すことができました。今回ご縁をいただいた皆様、そしてお世話になった方々に心から感謝いたします。本当にありがとうございました!

そういうわけで、今後ファミリーとマルシェ様、そして田中さんたち現地スタッフの連携のもとで、京都・亀岡を舞台としたエコビレッジ・プロジェクトを具体化していきます。ファミリーのように明確な精神性を持ったコミュニティをコンセプトとしつつ、企業が全面的に賛同・出資するユニークな取り組みとなります。エコビレッジづくりの大きな夢を共有したいみなさんのご参加を、心からお待ちしています!
ファミリーではまた、新たに取得した施設「ひまわり」を舞台に、エコビレッジづくりの教育プログラムも開始予定です。こちらも、どうぞご期待ください!

090131_151719

「天恩郷」を案内してくださった田中雅道さん。お世話になりました!

090131_134754

広々とした「万祥殿」の礼拝所

090131_151536

亀山城跡の石垣

090131_142200

お茶をごちそうになっています。神妙な面持ち

090131_210334

プレゼンに臨むいさどん

090131_210000

真剣な表情でプレゼンを聞く大本幹部の皆さん

090131_210311

大本副本部長の鹿子木さん

090131_222620

みんなで座談会。熱く盛り上がりました!

090201_084616

みんなで記念写真

090201_1059291

マルシェ本社での打ち合わせ