第27回生活体験ツアー

こんにちは、よしどんです。

第27回目となる木の花ファミリー生活体験ツアーが、今月の18日から20日にかけて行われました!ふだんの体験ツアーは週末の一泊二日ですが、今回は祝日を含めて久しぶりの2泊3日コースです。

ツアー初日の最初の体験は、ファミリーのみんなと揃っての昼食です。幼児たちの「座ってくださーい!」「お祈りしまーす」というかけ声でお祈りが始まると、がやがやしていた食卓が水を打ったようにシーンとします。三十秒ほどの沈黙のあと、幼児たちの「お祈り終わります!」「いただきますします、いただきます!」という掛け声に続いて全員で「いただきます」をします。ツアーの一番はじめのこの体験が多くの参加者の方々にとても新鮮なようで、ツアーの終了後に一番印象に残ったこととして良く話題になります。

昼食後は、親睦を深めるきっかけとしてファミリーのメンバーとツアー参加者の方々がお互いの自己紹介をしていきます。そのときに、ファミリーのメンバーの何人かが「夏の体験ツアーでここに来て、気がついたらファミリーメンバーになっていました」と自己紹介しました。「夏の体験ツアーは危険だぞ!みんな気をつけて!」と誰かが言ってみんなで大笑いしましたが、実際、不思議と夏の体験ツアーで参加された方はその後メンバーになったり、頻繁にファミリーに出入りしたりと、ファミリーと深い縁になることが多いようです。

ツアーでは毎回、バラバラの動機で参加したはずの皆さんに不思議なくらい共通したテーマが現れてきます。僕は毎回、そこに神様の意志を感じるのですが、今回もやっぱりそうでした。

最終日、みんなの体験や感想を振り返る時間では、表現こそ異なっていましたが、みんな同じようなことを感じて、お互いの話に共感しあっているのを感じました。「原点に戻ることができた」「自分の周りにすべてあるのだ、ということに気付いた」「ただ、あるだけでいい。自分で信じたことをすればいい」・・・今回もまた、多くの方々がそんな気付きを得られる場となったことに感謝しています。

ツアーに参加してくださったみなさん、本当にありがとうございました。また、気軽に帰ってきてくださいね!

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手放すということ

「ダメだなあ」今朝、開口一番のいさどんのことばです。

「何がダメなの?」と聞くと、「夢の中で怒ってた」と言います。

「昔はよく怒ってたんだよなあ」といさどん。

「今は日常生活の中で、大抵のことが起こっても、それを容認できていると思っているけれども、心の奥には、例えばこちらが理解できないことに対して、怒りの感情があるんだよな。夢の中では、それがリアルに起こるから、自分の中にそういった感情があるというのがよくわかる。ただ、そういった感情が湧いてきたときに、悲しくなったり自分はダメだと思うんじゃなくて、『ただ、あるんだなあ。』と」

とかく、人は心を磨く道の過程で、自分の中のいろいろな感情に出会ったとき、「こんな自分はダメだなあ」と思いがちですが、そうなる必要はないということをいさどんから感じます。また、ダメだからそれをどうにかしよう、と力が入る必要もないんだと。ただただ、「そういう自分があるんだなあ」と今の自分を受け入れ認めること。それが、手放すということなんだと。

昨日のブログを読んで、「そうか、手放すということが大切なんだ。ようし、どんどん自分の枠を手放していくぞ!」と思ったあなた。昨日のブログの話ではないですが、「手放そうとしないことが、手放すこと」につながるのです。そう思うと案外、「自分の枠を手放すこと」は、日頃つい頑張ってしまうあなたが思っている以上に、簡単で楽なことなのかもしれません。

それもそのはず。いつだって神様は、苦しんでいるあなたを見るのではなく、共に喜びを分かち合いたいと願っていらっしゃるのですから。


解決への道は、解決しようとしないこと

「朝の想いは、神様の気づき」といういさどんとの朝のお話は、とてもひとりで聞くだけではもったいない!ということで、以前ご紹介したいさどんの夢の話に引き続き、今回もいさどんの話を紹介します。

「自分は何のためにここで生きているのか?」と問うたら、『よりよい社会をつくるため』と答えるけれども、それ自身も枠である。結局は、『やれることしか、やれない』というのが答えだから、『~したい』『~しよう』と思うことは、自分のできないこともやろうとしたり、やれることもできなかったりという結果を生む。

また、『自分の役割を果たしたい』というのも、どこか頑固な考えで、『ただ淡々と日々生きていく』とか『自分の歩みをただたどっていく』というのが自然の姿。実際、生きていて、食べられていて、役割を果たしているのだから、それをさらに役割を果たしていきたい、と思うのも欲。物事を解決しようとしない。それが、一番の解決への道。そうやって自分の想いを手放していくこと。人は、地球に生まれて肉体を持つから、それに縛られてしまいがちだけれど、地球人の意識から宇宙人の意識へと転換していくこと。そうやって、今自分が持っている枠をひとつひとつ超えていき、手放していくこと。そうすることで、肉体的な疲れもなくなっていく。

物事を解決しようとしないのが、解決への道。相反する二つのことが存在するのが、この世の真理。どちらか一つだけをよしとすることは、この世のシステムを理解していないことになるし、自分の思い通りにならない現象を与えられることになる。相反する二つの物事を理解できた時、人は自分の枠を越えて、宇宙人の意識で、地球上にいながら生きていくことができる」

ここ数日、「一日一食」を実践しているいさどん。「食べないといけない」という枠を越え、「食べないと気持ちがいいぞ」と語ります。さあ、みなさんは、自分の中のどんな枠を越えていきたいですか?

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宇宙人?というよりはクレオパトラ!みこ(左)とみのり


田んぼ隊+ちーちゃん=柿の葉軍団!

この季節、来る日も来る日も草取りに明け暮れているはずの「田んぼ隊」の面々が、今日はおうちで初めての柿の葉茶作りに挑戦です!隊長・じゅんじマンの指導のもと、みんなで柿の葉を3mmに切り刻んでいきます。おうちにいたちーちゃんも飛び入り参加して、わいわいとにぎやかです。

「いそがしい梅雨時の合間に、田んぼ隊がみんなのために内職してる、って書いといて!」とじゅんじマン。すかさず、「外は晴れてるけどね」と突っ込みを入れるまりちゃん。じゅんじマンの指導で始まった作業でしたが、いつの間にかまりちゃんがレシピを片手にどんどんみんなに指示を出しています。黙々とマイペースに作業を進めるこまねち。ちなっぴーとまこっちゃんは、おしゃべりしながら楽しそうです。個性派揃いの田んぼ隊ですが、ひとつの目標に向かってみんなで取り組む姿勢には、勢いと一体感を感じます。いつもにぎやかで笑いの絶えない田んぼ隊!今日の午後は、爽やかな柿の葉の香りとともに、おうちに楽しい笑顔の輪が咲いていました。

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(左から)田んぼ隊長・じゅんじマン、まりちゃん、まこっちゃん、こまねち、ちーちゃん、ちなっぴー


のんちゃんは「癒し系」

7月10日にファミリーになった「のんちゃん」こと前田典子ちゃん。ファミリーになってからは畑隊のメンバーとして活躍していますが、今日は厨房でお料理づくりをしてくれています。のんちゃんはカフェなどで働いていたこともあって、本人も「やっぱりお料理を作っているときが一番楽しい!」とのこと。センスの光るお料理の数々に、みんなの夢もふくらみます。

のんちゃんは昨年8月の体験ツアーで初めてファミリーにやってきました。イベントや短期の滞在で何度かファミリーと再会したあと、昨年の11月から12月にかけてファミリーに滞在、すっかりこの生活に馴染んだのでした。その後は倉敷のカフェで働いていたのんちゃんでしたが、ときどきその様子を知らせてくれて、遠くに住むファミリーの一員みたいでした。

そんなのんちゃんが再びファミリーにやって来たのは、ファミリーに新たな事業の話が持ち上がり、みんなが「その担当なら、のんちゃんが適任だよ!」と白羽の矢が立ったことがきっかけでした。ところが、事業の話は諸般の事情で流動的になってしまいました(そんなわけで、皆様にはまだ詳細をお伝えできません)。

でも、そんな状況でものんちゃんは少しも動じることなく、大人ミーティングで「事業の話とは関係なく、自分はファミリーの一員になりたいという意志を思ってここにきました」と宣言。みんなに笑顔と拍手で迎えられたのでした。

いつもおっとりとした微笑みをたやさず、そこにいるだけで空気が穏やかになる「癒し系」ののんちゃんですが、仕事ぶりはてきぱきと的確で、一緒に働いている畑隊のみんなや食当さんたちからは、「できる!」「仕事師だね」と評判です。

今日も淡々と楽しそうにお料理しているように見えるのんちゃんですが、「実はけっこう緊張しているの」という本音もぽろっと。でも、ファミリーに来てまだ半月も経っていないのんちゃんは、食当さんたちに「まだそれしか経ってないんだっけ」と言われるほど、すっかりファミリーになじんでいます。

のんちゃんに今の心境を聞いてみると、「あっという間のような、もう何年も経つような感じ。ここに移住してからは、自然に囲まれて、自分がその一部になっていると感じるの。昨日の夜は、星がいっぱい出ていて、それを見ながら幸せだな、と思っていたよ」と、微笑みながら話してくれました。

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お誕生会の日、手づくりのケーキを手に微笑むのんちゃん