炭素循環をはじめて感じたのは、苗の重要さです。
今までは、木の花では、①腐葉土(落ち葉と鶏糞を2年堆積させたもの) ②育苗土(有機物を組み合わせて発酵させた肥料効果の強い倍土)③山土の3種類を作物ごとに配合割合を変えて使っていました。比較的、失敗無く良質な苗が出来ていていました。
しかし、炭素循環にしてから、甘やかした環境で育苗された苗が炭素循環の畑にでると、どうも窒素飢餓のような症状を起こして初期の立ち上がりに苦労するというのがわかりました。そのうち、自己修正をかけて回復するのですが、定植したからの生育をスムーズにするためには、苗の倍土をかえてく必要に迫られました。
きゅうりの2回目の定植分の一部を写真のような配合で育てて見ました。
①廃菌床のみ ②廃菌床+ヤシガラ ③廃菌床+ブラックピートモスの3パターンです
廃菌床のみの配合
廃菌床+やしがら
廃菌床+ブラックピートモス
廃菌床+椰子がら
廃菌床のみ
ポットから出して根張をを比べました。 みたころ、ブラックピートモスを混ぜたのが、根の細根が発達していました。また、養分があまり無いため、以前の培土で作った苗と比べて、色が淡く、生育がかたい感じです。畑にだしてどうなるか楽しみです。
3粒播きして、畑に出してから、生育の良いものを1本残します。
炭素循環のような低窒素の栽培では、若苗定植をした方が、畑に出てからバランスを取りやすいんだと思います。
現在、きゅうりを通常の定植・若苗定植・直播の3パターン、3種類の培土、3つの品種の組み合わせて試してみてます
あと、7月10日くらいに定植する抑制トマトの培土は、廃菌床・椰子がら・ブラックピートモス・土・ゼオライトを配合して作りました。低養分で、水持ちがよく、水はけがよくという土になっていると思います。
どうなるんでしょう。また報告します