農の会 2012 年定例研究会(in 新宿)

たっちゃんです。僕が幹事をしている「農の会」が一年に一度の定例研究会を開催します。今年は、ファミリーから、道代ちゃんが講師として招かれています。エコビレッジがもつ、人と人を結びつける可能性、地域の人々とつながりながら、持続可能な社会を創っていくあり方などを話してくれると思います

締め切りが19日と短いのですが、東京(新宿)での開催なので、東京近郊の方は是非参加してください。当日、お会いできるのを楽しみにしています。

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農の会 2012 年定例研究会
テーマ「農の力-人に伝えること、人と人とをつなげること」
2012年2月25日(土)-26日(日)
新宿農協会館 8F(渋谷区代々木 2-5-5 新宿駅南口徒歩5分)

 農の会は農作物や家畜をその生き物の生活や環境とのつながりを大切にして育てる実践、その経験を交換し合い、学び合うことを通して、健康によい農産物の安定生産、地域環境を守り発展させる農業を創っていこうという農家、研究者、消費者からなる研究会です。

 昨年2月の定例研究会では、「農業と生物多様性」をテーマに学び、農業は地域の自然に立脚し、 地域資源を活用して行うものであり、生物多様性の保全と安定した食料生産との両立こそが農業本来の姿であるとの認識を新たにしました。畑の数だけ農法があり、それぞれの生産現場において農家自らが技術を組み立てていくことこそ生物多様性を維持発展させる農業であり、農の会が目指す農業のあり方です。
11月に開催された現地研究会では、東京の「小平環境の会」との共催で、市民による落ち葉・生ごみの農的利用の実践、都市農業の課題、市民と農家がどのように関わっていくかを考えました。
 そこでは市民が自分事として生ごみを資源と捉え、都市農業に関わり支えていこうという姿があり、農家は農を通した地域コミュニティづくりを生業としている姿がありました。農を通して 地域資源と食がつながり、人と人とかがつながっていくことを学びました。

折しもTPP問題では、農業はGDPの 1.5% と いった表現がメディアを流れ、大きな反対運動が起きています。TPP問題は経済政策・国際貿易のあり方を通して、日本にとって、地球にとって大切にすべきものは何であるのかを問いかけていると言えます。
TPP議論のなかで、自然と農と人をつなぐ農の多面的な働きが語られることはほとんどありません。自然に対する人間の働きかけが農地という生態系を生み出し、そのことが人間を人間たらしめ、栽培植物、農耕文化を生み出してきました。情報社会となった今日もなお、農は人を結びつけるのです。農産物を生産し、消費する営みのなかにある人に伝える力とは何か、どのようにその力が産まれるのか、そして何故、人を繋げる力がそこにあるのかを学びたいと思います。

今回の定例研究会では、講師が一方的に話し、参加者がそれを聞くという講義スタイルではなく、 皆で話し、それぞれが考えて意見を出し合い、認識を共有していくワークショップの場をつくりたいと考えています。1つの結論を出すことではなく、考える場を皆でつくり、それぞれの営農や社会的な活動に活かしていくことを目的としたいと考えます。まず4名の話題提供者にテーマに関連したお話をお願いし、皆の問題意識をあわせたところでグループ討論(ワールド・カフェ形式)にてディスカッションを行います。

話題提供1:コミュニティビジネス “やさいの森” プロジェクト(仮題) 長野県佐久市 信州ぷ組 石川徹氏
話題提供2:地域コミュニティとしての都市農業(仮題) 東京都小平市 粕谷英雄氏
話題提供3:人と人とのつながりとは?-コミュニティを支えるもの(仮題) 静岡県 木の花ファミリー
話題提供4:作物と人、農と食とをつなげる農の会の視点 長野県会員 / 自然農法センター 石綿薫氏

会員であるなしに関わらず、誰でも参加可能です。

2012年2月25日(土)-26日(日)
新宿農協会館 8F(渋谷区代々木 2-5-5 新宿駅南口徒歩5分)

2/25
13:00 開場
13:30 – 18:00 テーマ研究会
19:00 – 21:00 懇親会 ( 別会場 )
2/26
9:30 – 10:30 ピートン研究会
10:30 – 12:00 総会

参加費:研究会 2,000 円、懇親会 4,000 円 ※参加申し込み時に、懇親会の参加予定を明確 にして頂きますようお願い申し上げます。 懇親会場は別会場になります。

申し込み締め切り2/19
申し込み先 FAX専用電話:0263-92-6683 メール:nounokai3901401(あっとまーく)gmail.com


漬物大根を干しましたー!!

漬物大根(耐病干し理想)を収獲して漬物用に干しました

 

今年は、雨が多かったせいなのか、生育不良な株が多かった。

 

富士をバックに「とったどー!!」

軽トラに積んで洗います

朝、凛と澄んだ空気の中に綺麗な富士がみえました

あまりの綺麗な富士にしばしたたずむファミリーのみんな

水をはって、綺麗に洗って、紐で縛ってほします

   

こんな感じに干していって完成!!

しばらく干して、糠漬けにします。切れ端とか葉のないものは、甘酢漬けにします


大根の母本選抜

11月30日に宮重大根の母本選抜をしました。今年は350本のダイコンを調査し、うち100本を選んで次年度のタネとり用に移植しました。
自然農法センターの石綿さん(以下わたわた)が作り出した品種を自家採種して富士宮で取り続けて

今年で4年になります。見てもらえれば分かるけれど、とっても、母本のそろいが良くなりました。

栽培の仕方は、エンバクを栽培し、鋤きこんで、分解させてから大根を作付。母本を選抜して、その後にエンバクを撒き付けて

また大根につなげるというもの。前年まで出ていた白さび病も今年は発生しなくなりました。同じ畑で栽培と種取りを続けているので育てている土のほうにも病気を発生させず、健康に大根を育て上げる仕組みが整ったのだと思います。同じ圃場で同じ作物を栽培し続けて、種取りまでしていくとどうなっていくのかというひとつの見本になるような品種と圃場になってきたようです。

「いやーうれしい」

いつも技術的な指導とその背景にある世界観を懇切丁寧に教えてくれているわたわたとの共同作業でできた素敵な品種:仮称:富士宮重(ふじのみやしげ)再来年あたり、自農センターからの頒布品種になったらうれしいなーと思っています。

葉も対象性があり、病気もかかっていない

 

全部引き抜いて、長い順から並べていきます

平均的な大きさのものより少し大きめの母本を選んでいきます

こちらは、去年、根長の長い富士宮重と漬物大根(耐病干し理想)を掛け合わせたもの。FIになっていますここから、種取りを続けて、種の取れる美味しい漬物大根を選抜していく予定にしてます

隣にある採種圃場に株間60cm 条間30cmのちどりで深い穴をほっていきます

首の所までしっかり埋めて土をかけていきます。寒くなるので首まで埋めます

最後に葉をもって、首の周りを踏んでいきます

    

完成!!

花が咲く前にネットを欠けて、交配ははたきでパタパタして受粉させます

来年もたのしみだなー


エルファームとバイオバランス

今日は、麦予定地に牛糞堆肥を撒きました。昨年までは、堆肥などを一切つかわない炭素循環という栽培をやってきました。ただ、まったく、成熟していない畑などはには、まず堆肥を施肥し、緑肥を作って、ベースを整えてからスタートしたほうが、早道だなーと感じています。

ということで今日は、僕らが使っている牛糞のお話し。

僕らが使っている牛糞は、エルファームさんという牛屋さんです。富士農場では、乳牛を400頭飼ってます

http://www12.ocn.ne.jp/~lfarm/

富士の朝霧高原にあるエルファーム

こちらは、堆肥舎です

■バイオバランスの特許について

http://www.patentjp.com/17/L/L102699/DA10001.html

株式会社バイオバランスが世界特許をもつ新規乳酸菌を利用して研究開発されたバイオバランスは、抗菌、
抗カビ作用にすぐれ、それを飼料として摂取すると、牛も豚も鶏も各種の調査から明らかな健康状態の向上がみら
れます。とくに、飼育舎内にアンモニアをほとんど発生させなくなるという興味深いデータもあるとのこと。

また、牛舎には、バークが敷き詰められていて、それが糞と混ざってバイオベッドと呼ばれる家畜の寝床ができますが、バイオバランスの使用によって、つねに寝心地のいい適温が保たれるベッドができ、牛がその上に寝ても、乳房炎が起こらない。ということ。

確かに、これだけの堆肥がある堆肥舎なので、牛糞特有のにおいがあっても良いはずだか、全然においがしない。清浄な空気が保たれているのです。

前から、分かっていたが、さすがに堆肥舎に初めて牛糞を貰いに言ってみて、実際ににおいをかいで、本当にびっくり。

これは、堆肥を混ぜる機械。大きいのとかっこいいので写真にアップ

僕らが近づくと、コクピットのようなものを下に下げて、降りてきてくれました。

ガンタンクなのか?

軽トラなので、小さなボブキャットをもってきて、積んでくれました。親切に積んでくれました。

ながーい堆肥舎

いつもありがとうエルファームさん


おひさしぶりでーす

まったくといって良いほど、ブログを更新してませんでした。

ようやく、ひと段落です。少しずつ様子をアップしていこうかな。

自家用のイチゴを300株ほど、定植しました。ハウスのメロンの畝間に敷いてあったカヤを一旦どけて、畝たて定植しました。

定植後に、カヤを戻してマルチ。上から、ボカシを少々降って、しばらくしたら、マルチをかけます。品種は、紅ほっぺ、秋姫

こちらも、ハウスメロン跡地のカヤをモアガケして、そのまま、レタスを定植。上から、嫌気ボカシをパラパラ撒いて収穫までそのまま。

品種は、自農センターのロックウェル

これは、エンサイの花。綺麗!!

お米の収穫まっさかり。これは、飼料米の収穫でした。ちなみに、今年は、たんじゅん方式で

米も作ってみました。剪定枝のチップを収穫後の田んぼに撒いてイナワラと共に耕起。昨年よりも収量は上がったということでした。原因は

分からないけど、味もいい感じ。

お米の収穫のひとこま。通りかかった畑隊も合流して、写真をパチリ