「開花の年を迎えて」が開催されました!

昨年末からのヤマギシ会との交流、そしてテネモスネットとの出会いという怒涛の流れの中で、1月18日にファミリーでパネル・ディスカッションが開催されました。その名も、「新春会談・開花の年を迎えて」。まさしく開花の年の幕開けにふさわしい内容となった会談の様子を、少し遅くなりましたが皆様にご報告します。

この日居並んだパネリストは、まさしく四者四様でした。50年の歴史を誇る世界有数の共同体・ヤマギシ会の「よりどん」こと北大路順信さん、従来の科学の枠組みを越えた技術を提唱するテネモスネットの飯島秀行さん、炭素循環農法の実践者である言葉の魔術師・城雄二さん、そしてファミリーのいさどん。それぞれに個性的な四者が、「自然に即した生き方」や「新しい社会における共同体」、「新たなエネルギーの可能性」についてそれぞれの立場から独自の切り口で語り合いました。

自然界の法則についての話題の時、飯島さんがこんなことをおっしゃいました。「知らないから、不幸になる」。私たち人間を含むすべてのものは、目には見えない大いなる法則の下に動いている。けれど、そのことを知らないから人は不幸になるのだ、と。空気からエネルギーを取り出すなど、目に見えない法則を新たな技術を通じて私たちに見える形で示してくださっている飯島さんの宇宙的なお話を、城さんが地球の言葉で皆にわかるよう論理的に解説してくださり、一同納得。そこへ「宇宙人」いさどんが登場し、宇宙の仕組みについて熱く語りました。陰が陽を創り出し、陽が陰を表して、宇宙は陰陽のバランスで成り立っている。そして、陰陽のバランスとはつながることで、つながることは善意のことなのだ、と。「そうか、宇宙の法則の根底にあるものは善意なんだ!」と目が覚めるような思いでした。

「知らないから、不幸になる」という飯島さんの言葉を、いさどんは「無知とは、気付きがないこと」と表現しました。そう、気づきがないから、不幸になるのです。しかし、もし私たちがこの宇宙の法則を知り、その何たるかに気付いたとしたら、不幸になどなりようがありません。幸せな世の中を作りたかったら、この法則を学ぶこと。そしてその学びを、日々の生活で実践していくこと。まさしくそのような場として歩み続けてきたファミリーですが、今年はヤマギシ会とともに大いなる「共同実験場」が開かれていくことになりそうです。ファミリーとヤマギシ会という歩みも個性も異なるお互いを鏡として、コミュニティごと磨き合い、新しい世の中を作っていけたらいいな、と思っています。

それぞれに表現の仕方は違うけれど、目指すところはただひとつ。その思いを確認し合って、より絆を深めていく、そんな新春会談となりました。この輪が、もっともっと、広がっていきますように!

(ともこ)

左から飯島さん、しろちゃん、よりどん、いさどんの面々
左から飯島さん、しろちゃん、よりどん、いさどんの面々
みんな真剣に聞き入っています
みんな真剣に聞き入っています。インターネットを通じてヤマギシ会の実顕地にも中継され、たくさんの人が参加しました