新米出来ました!

9月初旬から始まった稲刈りシーズン。今年から「木の花米すまいる」と「木の花米ひとみ」も作られるようになり、田んぼ隊はますます大忙しです。

田んぼ隊の看板娘ちなっぴは、収穫にあたって色々な想いを語ってくれました。

「今日お米を収穫しながら、小さい種から稲穂になるまで成長してきた過程を思い出していました。苗のあるビニールハウスの温度を調整するために、まりちゃんとまこっちゃんが夜の大人会議を抜けて『芽が出たよ!』と言っていたのがついこの間のことです。それがこうやってお米になったんだ、と思うと嬉しいです!

今日じゅんじマンが『稲刈りはまこっちゃんとこまねちに任せて、僕はコンバインに乗らないから』と言っているのを聞いて、世代交代だな、たくましいなと思っていました。お米は常に成長して変化し止まっていることはない。同じように新しく木の花に来た人たちも勉強熱心で常に成長し続ける、と思うと涙が出てきました。」

そして、今日たまたま収穫に居合わせたいさどんは次のように語りました。

「まこっちゃんとこまねちが同時にコンバインで稲刈りをしているのを見て、うちも本格的な農家になるなと思いました。そのかたわら、無謀な運転で田んぼをゴトゴトにして楽しそうに稲刈りをしているのがじゅんじマン(笑)。そういうじゅんじマンはそろそろ田んぼ隊を引退して、新メンバーが主力でやっていくようになる。そうやって時代は移り変わっていくのだと思うと、素晴らしいと思いました。

お米の収穫はおめでたいものです。天高原でも天照大御神が田んぼでお米を作っているのです。その畔をスサノオが壊してしまったという霊界物語もあるくらいです。

去年お米を収穫していたことを思っていたら、もう今年こうやって収穫の時期を迎えて、私たちの命をつないでくれています。つまり、お米を収穫するということは私たちの命そのものを収穫しているということなのです。なんて不思議な世界に私たちはいるのでしょうか?火星に行っても月に行ってもそんなことは出来ません。地球だからこそ出来る不思議です。」

地球の不思議、自然の恵みの新米をみなさんも召し上がってみて下さいね。

光輝く赤米の前で。いつも仲良しチームワーク抜群の田んぼ隊!
8ヶ月になったすまいるが、新米採れたての「木の花米すまいる」と一緒に記念撮影♪

自然農法センター国際部視察

今日は、自然農法センターの国際部の見学会。

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各国の代表(ブラジル・フランス・ハワイ・アンゴラ・タイ・韓国)が木の花の自然農法の視察と農的なくらしから発展した総合的なエコビレッジの取り組みを見学されました。

午前中は、圃場見学

。鶏舎・山羊舎・養蜂を見て貰って、自農センターとの実証圃場①稲作は、無施肥・施肥による生育の差を調査する圃場 ②畑作:育種中の宮重大根・筑摩の五寸の採種圃場と白菜の圃場を見てもらいました。

各国の農業担当者だけあって、質問も積極的に出て充実した見学になりました。

午後は、木の花のプレゼンテーション1時間、その後、数名の木の花メンバーとの意見交流会をしました。

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みなさん、自然農法センターの職員であると同時に救世教の信者さんだけあって、木の花が大切にしている精神性の話しを聞いて、すんなり受け取っていただけでなく、非常に感銘を受けていた印象をもちました。

質問の内容も確信をついていて、楽しかった。

例えば、エコビレッジを調和的に運営するにあたって、メンバーの調整をどうおこなってるのか?

意見の違いがあったとき、どういう方法で、意思決定を行うのか?木の花の実際の収益の分配について。などなど。

最後の質問で、木の花のようなエコビレッジに暮らしていて一番、良かったなと思う事はなんですかと問いがありました。

これは、僕自身、みんなの意見を聞いて、すごく感動した。僕も木の花で暮らしていて本当に幸せだけど、他のみんなも本当に幸せなんだなーって感じる瞬間だった。

以下、一部を紹介(多少実際の表現とはことなっていますのであしからず・・・)

■まこっちゃん:3年間引きこもっていて、何回か自殺を試みたが、失敗した。そんな絶望の中で、なんとか外にでれるようになったときに木の花に出会い。ここで滞在する中で回復して、メンバーになった。みんなの暖かい心に支えられて今、本当に生き生きとここで過ごせている。本当に幸せだ。

■たっちゃん:僕は、6年前に自然農法センターで研修を受けた。そこで身に着けた農業のスキルもいかんなく発揮できている。また、救世教の教えの中に地上天国の建設というのがあるが、ぼくも信者ではないにせよ。この世を天国にしていきたいという希望を持っていた。今、木の花で過ごしていて地上天国を創りたいという想いと言葉と行動が一致して矛盾の無い生活がおくれている。そのことにとても喜びを感じている。

■じゅんちゃん:28年前からいさどんとの出会いがあり、心の学びが始まった。自分が社長だった造園会社を他の人に任せて、ここにきたが、今は、その選択が本当に間違っていなかったとおもっている。ここで心許しあえる仲間と心を成長させることができることがなによりもうれしい。

■エリー:10年近くわずらってきたうつ病がここに来て、3ヶ月でほぼ治った。(ちなみに、エリーは、うつ病を患う前は、国立大学で教鞭をとっていた)、今は、大学教授の経験を生かして木の花のうつ病克服体験をまとめるための執筆活動が出来ているし、長年やってきた音楽など、自分のやりたいことが、この生活の中で生かされできていることに喜びを感じる

などなど

メンバーを見回しても、僕らはみんな素朴な人達だなーって思う。特に、地位も名誉もないし、いわゆる民草。でも、みんなで支えあって生きることで、食に始まり、生活全般すべてにおいて非常な豊かさを実現できている。また、血縁を超えた72名の家族は、調和的で愛にあふれ、いつもあったかい中で生き生き自分の個性がいかされている。

自然に沿った農業は、もちろん大事。それ以上に、人と人が調和していることって、本当に個々人に大きな喜びをもたらす。その喜びが回りに波及して世の中を変えるひとつのパワーになったらいいなって今日、おもいました。

ありがたい一日でした。

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最後に、自然農法センターの皆様とは、これからも協力してやっていくことを確認できたいい場所になりました。センターの皆様、今回のような素敵な機会を頂き本当にありがとうございました。そして、今後ともよろしくお願いします


炭素循環交流会報告①

10月10日に炭素循環交流会を木の花ファミリーで開催しました。ファミリー以外で41名の参加者になりました。ファミリーを入れると55名と大盛況の会になりました。

午前中は、圃場見学。2つの圃場を見学しました。

まずは、キャベツとブロッコリー・レタスなどの葉物の圃場。キャベツに関しては、きれいにできているものと、ヨトウ虫の虫害がでて、ボロボロな事例をみてもらいました。この畑は、たんじゅん農法に転換してから、ちょうど一年経ち、2年目の圃場です。昨年もかなりの虫害がでました。

やり方は、野菜作付け前に緑肥のソルゴーを作って、それをモアで粉砕してから、鋤き込み、廃菌床を追加して、定植・播種をしました。

虫害のひどい作物のそばにある雑草を抜いてみると表層の根はきれいな白だが、深いところになると茶色になっている。僕は、ソルゴーを10~15cmにすきこんだので、鋤き込み害による根痛みなのかななーと考えていました。

いろいろな意見が出ましたが、城さんからは、たんじゅんに切り替える前に使っていた鶏糞・ぼかしなどの施肥の影響が少し深い位置にあってそれによる影響ではないかと言っていました。

具体的な原因はわかりませんが、虫が発生すると言う事は、虫を発生させてるやり方をしてるよと、自然が教えてくれていること。

来年はスイートコーンとキャベツ・ブロッコリーの輪作を試します。ソルゴーを使わず、スイートコーンをつくり、畝間には、廃菌床か剪定枝チップをまいておいて、収穫後、モアで残渣を砕いて表層5センチに鋤き込み、定植をしていきます。スイートコーン残渣とチップを炭素源にします。

二つ目の圃場は、人参・大根・ゴボウ・ほうれん草・白菜の圃場。根菜類は、エンバク鋤き込み後に、1ヶ月くらいおき、作付けしました。人参は、比較的良くできています。大根も葉に虫害が出ていますが、何とか逃げ切れるでしょう。ほうれん草はこれから、結果がでてくる。ゴボウは、発芽を失敗させたので、生育がいまいち結果まちですね。

白菜は、昨年は、かなりヨトウが発生しましたが、今年は虫害も少ない模様。去年より確実によくなっていることを感じました。

同じ緑肥を活用した炭素循環でも作物により反応が違う。白菜は、見た感じで生の緑肥でもかなりこなす。キャベ・ブロは、どうも根が生の緑肥に当たってるように見える。人参は、2年やったけど、緑肥だけで出来ますね。大根も同じく。もし他の炭素資材を追加するとしても廃菌床を反1トンくらいまいておけば、問題なくできると思います。

とりあえず、続く(写真は、後日載せます)


今日もわくわく絵本タイム♪

9月17日からメンバーとなったサヤカちゃんは、なんと400冊もの絵本と一緒にこちらに引越してきました!

「小さい頃、母親に絵本を読んでもらっていたから、自分も子供に絵本を読んであげるのが自然な感覚で。2年前から本格的に絵本の読み聞かせをするようになりました。子供が読んでほしい本がいつでも手元にあるように、図書館で借りるのではなく本を購入していたら、ここ2年で400冊もの絵本を集めていました(笑)。

一番好きな絵本は『きょうはみんなでクマがりだ』です。リズムが良く、ノリノリで、大人も子供も楽しめます!」

そんなサヤカちゃんの「ここの子供たちにも絵本を読んであげたい」という想いから、夕食後に絵本を読み聞かせる時間がもたれるようになりました。絵本が大好きな子供たちは、夕食後歯みがきを終えたら一目散にサヤカちゃんのところに集まっていきます。

「きょうはなにかな?」と目を輝かせながら、真剣に絵本に食い入るように見ている子供たち。サヤカちゃんの心のこもった朗読ぶりも上手です。

「おもしろかったあ!」「もっとよんで!」絵本をどんなに読んでもらっても、あきるということはなさそうですね。

「あしたもたのしみ!」

新しい人がここのメンバーになると、その分だけここの多様性が広がっていきます。絵本を読み聞かせるのが大好きなサヤカちゃんと、絵本を読んでもらうのが大好きな子供たち。あなたの幸せとわたしの幸せが自然と一致すること。そうやって、今日も幸せの輪がここから広がっていくのです。

真剣な子供たちのまなざし。
絵本が大好きなのは大人も一緒。みんなでわいわい楽しい雰囲気です。

10月は東京出店が2回あります!

10月のファミリーは出店ラッシュ。秋空の下、全部で4つのイベントに出店者として参加します!4つのイベントのうち、2つは地元の富士宮、そして2つは東京での開催です。都内近郊にお住まいの方は、ぜひご来店ください!

東京でのイベント出店の際は、いつもお手伝いとして参加してくださる方々が支えてくださっています。おかげさまで、農繁期で忙しいファミリーでも出店することができて、本当にありがたい限りです。今回も、販売や搬入・搬出を手伝ってくださる方を募集しています。ぜひ、メール(info@konohana-family.org、@と.を半角に置き換えてください)でご応募ください!

また、確実に取りに来ていただけることが条件になりますが、事前に注文をいただければ会場まで商品をお持ちします。こちらも、取りに来ていただける日時と希望商品をメールでご連絡ください。

それでは、みなさま会場でお会いしましょう!

第7回 日本の採れたて市 Mid-Market

今年の4月に引き続き、東京・六本木の「東京ミッドタウン」で行われる青空市「Mid-market」に出店します。今回は4日間連続の出店となります。首都圏にお住まいの皆さま、ぜひお越し下さい!

  • 期日:2010年10月8日(金)~11日(月)
  • 時間:11:00~17:00
  • 会場:東京ミッドタウン「ミッドタウン・ガーデン」(入場無料)
  • 問い合わせ:03-3475-3100(東京ミッドタウン・コールセンター)

土と平和の祭典2010

土と平和の祭典」は、東京・日比谷公園を舞台に「農」「地球環境」「平和」をテーマにした収穫祭です。ファミリーは今年が初出店。秋空の下、おいしい味覚を取り揃えて皆さまをお待ちしております!

  • 期日:2010年10月17日(日)
  • 会場:東京・日比谷公園(入場無料)
  • 主催:種まき大作戦実行委員会
  • 問い合わせ:seed@tanemaki.jp
Mid-Market の前回出店の様子