3月末からケア滞在しているHちゃんの日記の紹介第2弾です。
≪5月4日≫
今日、ヘルパーで来ていた方からステキな話を聞いた。彼女曰く、
「ここの人たちは、畑での作業が丁寧で、そして無駄がない。きゅうりのツタをはわせるためのテープをめぐらす時もきっちりメジャーで計る。めぐらすやり方も右回りか左回りが決められている。
1つ1つの作業に意味があり、効率的で無駄がないのは、茶道を思い出させる。茶道では所作の1つ1つの意味を理解し、身につけることが精神性の“道”につながっている。木の花の畑隊のみなさんの作業は茶道のように考えられた効率性があるのでとても美しい。
そして、今までは“自然を大切に”なんて考えてはいたけど、イメージにすぎなかったと思う。畑に出て、自然と共に作業して初めて、自然に生かされていることを実感できる。言葉上だけではなく、実体験で理解できるのは畑に出てこそ!というのは、自然の神々と人間をつなぐもの。自然の神々と人間の共同作業は畑でしかできないから。畑に出れば色んな問題が解決していくんじゃないかな。
阿吽も、自然が阿と言って、それを人間が察知して吽と言うところから始まったんじゃないかな。阿吽の呼吸も1人では決してできない農業をするからこそ、必要なのであって、共同体や人と人同士の阿吽の呼吸が先にあるんじゃなくて、畑での作業があるからこそ、そういうことが必要であり、実体験もできていくんじゃないかな。」
34歳のお若くかわいい女性から、何とも知恵のあるお言葉をいただいた。
私も畑に出させていただこうかな。りゅうしろうさんが苗の作業だったら座ってできるものがあるよと言ってくださった。あ、でも、そろそろ苗の季節は終わりかな。
~いさどんからのコメント~
とても良い学びの毎日になっています。そろそろ次のステップに進む時ですね。