記録的な猛暑も彼岸を過ぎて秋の気配、と思いきや再び猛暑到来!!の本日の富士宮。皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
夏祭りに川遊び、そして11年ぶりに復活した1日レストラン「恵みいただきます」など、今年もイベントが盛り沢山だった8月も今日で終わり。そして明日、9月1日は、神奈川県は茅ヶ崎市にて、映画『確固たる居場所』の上映イベントを行います!!
昨年1年間をかけて撮影し、今年2月に完成したこの映画。
映画は完成しても、もちろんファミリーの日常は続き、映画に登場するメンバーたちもそれぞれに変化しながら毎日を過ごしています。
映画の中で「やる気がないなら出て行ったらいい」とみんなに追い出される衝撃のシーンの追い出され役・みさちゃん(右)と、追い出し役を買って出たみきちゃん(左)。映画には出てきませんが、実はみさちゃんを追い出した後、そっと様子を見に行くメンバーたちの姿があったのでした。
今は、みさちゃんは掃除に洗濯に子育てに、みきちゃんも掃除に商品デザインにと奔走しながら日々自分の心と向き合う中で「本当の自分の姿がだんだんわかってきた」と言います。
映画冒頭の大人ミーティングでみんなからのダメ出しの嵐を受けていたカトケン(玄米)と、2度の自殺未遂と3年間の引きこもりを乗り越えてメンバーになり今は田んぼ隊の若きエースとして紹介されていたまこっちゃん(黒米)の2人は、木の花夏祭りに田んぼ隊が出店した生春巻き屋さんに「お米ブラザーズ」として登場!
みんなが食べたり飲んだりしている間も、黙々と働き続ける2人。
実はこの日カトケンは、会場設営の責任者を任されていました。これまでとは違う立場に立つことで「どうしたらもっと流れがスムーズになるかをいろいろ考えて、楽しかった」と語るカトケン。そんなカトケンを、まこっちゃんたちが陰ながらにサポートしていました。
そのまこっちゃんのパートナーとして映画に登場したラブちゃんは、この4月に新たに発足した木の花ファミリー・大町ビレッジのスターティングメンバーとして、4人のメンバーと一緒に大町に“単身赴任”しています。
100人家族の中から一気に「4人」という少人数の環境に移ったことで、1人が場に与える影響力の大きさを身をもって体感し、「いい場を創りたい。そのために自分の心をしっかり磨いていく」という強い想いを持つようになったラブちゃん。そんなラブちゃんの変化は、他のメンバーたちも大いに刺激を与えています。
そして、心の病回復のために木の花に「ケア滞在」をし、映画の中では突然のアクシデントで滞在を終えていたえりちゃんは、その後すっかり元気になってケアを卒業!現在は木の花に滞在して畑仕事などに励みながら、新たな道を歩み始めています。お誕生日会で得意のピアノを披露する姿に「病気になってから人前で弾くことはなかったのに」とお母さんも感動していました。
えりちゃんは、明日の茅ヶ崎での上映会にも参加する予定です。
ファミリーには、映画をご覧になった方々から毎日のようにたくさんの感想が寄せられています。
いただいた感想は、毎晩の大人ミーティングでみんなでシェアしています。観る方によって本当に様々な感想があり、私たちも大いに刺激をもらいながら楽しみにしているのですが、不思議と、感想の内容がだんだん変化してきていることを感じています。映画が公開されてからまだ半年足らずなのですが、もしかすると、私たち自身の変化や、社会全体の変化によって、映画の観え方そのものが変わってきているのかもしれません。
明日の茅ヶ崎上映会では、いったいどんな感想が生まれるでしょうか。
上映後には、監督の澤則雄さんや、いさどんを始めとする木の花ファミリーメンバーが参加して、会場の皆さんから質問を受けながらの座談会を行います。映画を題材に、皆さんとお話しできることを楽しみにしています。
*茅ヶ崎上映会の詳細については、こちらのページをどうぞ!
*これまでにいただいた感想はこちらのページにて公開しています。今後も随時更新していきますので、どうぞご覧ください。