天の川銀河の中心から、星が密集する太い大きな星の川が5本、渦巻くように腕を伸ばしています。
その川のうちの一本のほとりに、いのちの木がたっています。
いのちの木の根元にはいのちの泉があり、この目に見える世界と、目に見えない世界をつないでいるのです。
その水はとても美しく、今日はこの泉のまわりに星が集まって、輪になってすわり、会合をひらいています。
星たちは脇に立っている大きな命の木になっているももいろのきのみを食べながら、この広い宇宙の神秘やら、自分という星の個性について語り合うのです。
この透明ないのちの泉をひとすくい、みんなで飲みます。
そうして、鏡のような泉の水面に星々は自分の心の姿を写してみるのです。
「なんと、僕の心はこんな姿をしているんだね」「私の心って、こんなにいろんなくせがあったのね」
星々は、見えた自分の姿をもとに、皆で語り合うのです。
「私のテーマは、こういうことだとわかったわ」「きみはこうすると、もっと輝くね」など、星々の楽しい会話はつきません。
そして隣にたっているいのちの木は、皆のその話を脇でじっと聞いているのです。
この木は宇宙の叡智の木。みんなの心の学びや、一つ一つの星の心のかたちについてどんどん吸収して、たくさんのももいろの実をつけるのです。
宇宙の中の銀河の中のある場所に、そんなところがあるのでした。行ってみたいと思いませんか?