「ひまわり」整備、着々と進行中!

一昨年の秋に中古のデイサービスセンターを購入、ファミリーの新たな施設として整備を進めてきた「おひさまハウスひまわり」。ここしばらくは、大ホールを中心とした整備を進んできています。今日は、みなさんのその経過をご披露したいと思います。

まずは、ホールの天井をリニューアル。インテリア・デザイナーの「らくさん」こと中里柾己さんのアイディアで、素っ気ないベージュから濃い茶色に塗り替えられました。電灯もごくふつうの蛍光灯から白熱灯(を思わせる蛍光灯)に。電灯は安価なソケットに市販の電球を組み合わせただけのものですが、並べて点灯するとシックな印象です。これも、らくさんのアイディアです。大磯で廃倉庫を再生したスタジオ「エピナール」を主宰しているらくさんは、お金を掛けずに智恵と工夫でセンスのいい空間を創りあげる名人なのです。

電気工事をしてくださったのは、生活体験ツアーをきっかけにファミリーと親しくなったコン・セルソさん。手弁当でファミリーに駆けつけて数日間滞在、手際よく配線を仕上げてくださいました。電気工事のほか、インターネット用のLANや電話線を引いたりと、セルソさんには本当にお世話になりました。

シンプルでシックな天井とライティング
シンプルでシックな天井とライティング。ぐっと雰囲気が落ち着きました
シンプルな電灯ソケットと電球型の蛍光灯
実はごくふつうの電灯ソケットと電球型の蛍光灯なのです

プレゼンテーションや映写に備えて、110インチのスクリーンを新たに設置。業務用プロジェクターも導入しました。鮮明な画像に、ファミリーのみんなからは「すごい、映画館みたい!」と歓声が。ちなみに、ホールでのふだんの食事のときはテレビを楽しんでいます。

ふつう、プロジェクターを天井に設置するときは専用の金具で吊りますが、「ひまわり」ではいさどん発案の置き台に設置。地元の金属加工業「望月リング」さんがご厚意で作ってくださいました。抜群の加工技術力を誇る望月リングさんは、今までにたくさんのものをファミリーのために作ってくださっています。

110インチの大画面
110インチの大画面!
業務用のプロジェクター。毎日活躍しています
「望月リング」さんが作ってくださった置き台に載ったプロジェクター

購入時、ホールの入口の側面の出入り口には扉のない状態でした。建具屋さんに特注した白木の扉を、縁あって知人から頂いた柿渋入りの塗料で仕上げました。

木製の大きな扉。白木の特注品を柿渋入り塗料で仕上げました
入口の扉。和洋折衷のインテリアの大きなアクセントです

そして、冬に備えてホール角には薪ストーブが。ファミリーの親戚で京都で工務店を営む上仲建築さんが受注・設置してくださいました。ファミリーのよしどんのお父さんである賢司さんがタイル職人で、コーナーを見事に仕上げてくださいました。

ノルウェー・JOTUL社の薪ストーブ。稼働が楽しみです
ノルウェー・JOTUL社の薪ストーブ。稼働が楽しみです

ホールの隅に置いてあるのは、建築用の足場です。地元の鉄工所さんにお借りして、天井の配線工事の際に使ったのですが、そのまま置いていたところ、子供たちの格好の遊び場に。ならば、木製の「キューブ」を作って、子供たちの遊び場や洋服掛けなど、多目的に使えるものを作ろう!といさどんが発案。現在、設計を考えているところです。

どんな「キューブ」ができるかな?
どんな「キューブ」ができるかな?

そして、今後の計画は、何と言っても「おひさまハウスひまわり」「木の花庵」のふたつの施設を文字通り「合体」させての宿泊施設化プロジェクトです。こちらは、後日またお伝えしたいと思います。途中経過として、以前、建築事務所に勤めていたみかちゃんによるアイディア図面をお見せします。

「ひまわり」と「木の花庵」をつなげます!
「ひまわり」と「木の花庵」をつなげます!

たくさんの方々のご協力をいただきながら、「ひまわり」と「木の花庵」の整備はこれからも進んでいきます!


2 thoughts on “「ひまわり」整備、着々と進行中!”

  1. こんにちは、ひまわりのホールの様子拝見しました。
    いい感じに仕上がって、良かったですね。
    想像通りの雰囲気になり、空間に奥行きが出ましたね。

    あくまでもベースの完成ではありますが、
    これからの空間つくりの可能性に、勝負どころですね。

    空間のもつ厚み、奥行き感、質感、センスがこれから問われるところですね。
    空間つくりは、ペンキを塗ると同じで素人でもできますが、簡単なものほど奥が深いのから面白いです。

    デザインという業種も言葉で話してしまえば、形のあるものではないので、あ、と言う間にまねすることは
    簡単ですが、長年培った生身の人間が考える感性なのであります。

    さて今回、日高氏とのコラボによるプランが却下された後、数ヶ月後の訪問から少しデザインプランヂィレクションをお受けした訳ですが。
    理由は、木の花さんが予算がない中でやらなければならないのか、ならばお金を頂かないでお米でいいかと思い、がしかしそれは間違いであったと、解釈しています。

    小生も、山田さんや日高さんと同じ、また木の花さんも同じように、資本主義の社会の中で毎月の維持管理費と仲間を抱えている経営者である訳であります。
    という事は、他のクライアンと同じように仕事に対する代償として金額を請求しませんとバランスがとれない訳であります。

    そしてその事が理解されませんと、その価値を認めないという事か、目に見えない作業と才能を不当に扱われていると判断し、関係が持続出来ない事をご理解下さい。

    もちろん余計な経費をかけない考え方は、経営をする上で考えなければならない事は、どの経営者も同じ
    事です、その考えのセンスにはバランスが大切ですね。

    これは、木の花さんがお客様からの野菜やお米の注文を、お金で代償を頂いているものと同じ事ですね。
    ペンキ屋さんに支払いをすると同じ、デザインも設計も職人と同じであります。
    また、テレビを購入したら支払うと同じです。

    ただその発案や作業は、証拠が目に見えてきません、または具現化しないものも多々あります。

     話しは戻りますが、ホールのキューブの案は最初のデザイン案に提案させて頂いたものですがしかし、
    却下されましたが。

    数ヶ月前、日高さんと何回か通い、ビジネス抜きで、喜んでわくわくしながら、二人でイメージを膨らませた事を、覚えています。
    たしかに、日高さんが出した総工費は検討する予算には、オーバーしていたのかもしれません。
    がしかし、決して不当な見積もりだとは判断するものではなかったと、私も理解します。

    もちろん私が今回のようにプランする事は、いかに安く面白い発想をして、センスを引き出すか、
    私の好きとするところです、しかしその安価に計算する反面、その価値を一般のクライアントは
    代償を支払って下さいます、だからこそ安価でしかも価値の高いイメージを実現しようとする
    力が沸いて来る訳です。
    その作業は、私にとって決して簡単なものではありません、何故なら30年やっても
    奥が深いと思うからです、
    そして、経験でいい職人やブレーンを手配もする事も、後に完成にこぎ着けるのです。

    これは村つくりも同じように。

    機能的空間は、ある程度で完成しますね、

    しかし芸術的空間は生身の生きた空間ですから、
    簡単に完成しませんし、ここで終わりは付けられません。
    何故ならその中には沢山の心が、盛り込まれるから、

    だから、温ったかくもお洒落でセンス良く、知的空間に
    変化して、生きて行く空間に生まれるのだと思います。

    数ヶ月前いや、何年か前に出会った忙しい中、遠くから通い、一生懸命動いてくれた仲間の事、
    目に見えないセンス、作業をする才能の価値。
    もう一度考えてみて下さい。

    私も、木の花の考える発展に尊敬し、いろいろな人たちと繋がり、自分の持つ力を100%発揮し、日本中の村つくりに貢献したい気持ちに変わりはありません。

    場所は離れていても、日本を繋げていく。

    同じ、ビジネスと社会貢献という水と油のような、ものと向かい合う仲間として

    富士宮も、湘南も、大磯も、千葉も、綾部も、同じ気持ちで

    同じ村の屋根を遠くても、協力して葺き替えてあげに行くように、

    温故知新

    沢山の人の才能、センスをいい形で繋げて、バランス良く

    持続可能に発展させたいものです。

    すべては、共に有り

    中里 柾巳  楽

  2. らくさん

    コメントありがとうございました。
    これからもお互いの力を発揮して、つながって
    日本中で「むらづくり」に貢献していきましょう!

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