2013年2月17日〜3月19日、木の花ファミリーでは
エコビレッジ・デザイン・エデュケーション(EDE)を開催します。
このEDEに、宮城県石巻市の網地島より受講のお申し込みがありました。
網地島在住のアメリカ人、リック・ミッケルソンさんです。
2004年、英語教師として日本にやって来たリックさん。
その後日本人女性と結婚し、
夫婦で網地島を訪れた際にその美しさに魅了されたといいます。
そして1年越しでようやく網地島に移ろうという日の4日前、
東北大震災が起こりました。
震災後、がれきを撤去するトラック運転手として復興に携わる中で、リックさんは
まだ十分利用できる木材などが大量に焼却処分されていく光景を目にします。
再生のための機会を失っている ―
そんな思いを抱きつつ、作業の合間に島の人々との語り合い、
皆を家族のように感じるようになったというリックさんは、
誰もが安心して暮らせる場としての網地島の真の復興の力になりたい、
と願うようになりました。
そしてそのための智慧と実践力を身に付けたい、と、EDEの受講を決意しました。
EDEは、世界のエコビレッジ関係者の教育組織であるガイア・エデュケーションによって
開発された、持続可能な暮らしを「環境」「経済」「社会」「世界観」の4つの側面から
総合的に学ぶプログラムです。
現在ガイア・エデュケーションの理事を務めるファミリーメンバーのみちよちゃんは
かつて、英語で書かれたEDEカリキュラムの「自然再生と災害復興」の章を読んだ際に
「これはいつか必ず日本でも必要になる。導入を急がなければいけない」
と感じたといいます。
その後仲間とともに170ページに及ぶカリキュラムを翻訳し、
EDEの日本開催を実現しました。
前年度受講生からも
「持続可能な社会を目指すなら必ず受けるべきプログラム」
と高い評価を受けた木の花ファミリーで開催されるEDEは、
必ずや大きな力になれるものと信じて、
ファミリーとしてもリックさんの受講とその後の活動を応援しています。
リックさんは現在、受講に必要な資金への寄付を募り、
サポートしてくれた方々への受講レポートの提出や、
網地島へのご招待を企画しています。
以下は、リックさん本人からのメッセージです。
みなさん、リックさんとその活動をぜひ応援してください!
* * * リックさんからのメッセージ * * *
しかしその前に、知恵と実践力を身につけるため、
木の花ファミリーにて開催される「エコビレッジ・デザイン・
受講をしたいのです。
寄付を通して網地島に注目してもらい
そして、
との願いも込めています。
寄付の目標は、1月末までに18万円を募ることです。
◆スポンサーへの引換券
1000円〜 EDE受講レポート(英語)
3000円〜 EDE受講レポート(英語)とEDE写真
5000円〜 EDE受講レポート(英語+日本語)とEDE写真
10000円毎 EDE受講レポート(英語+日本語)とEDE写真と
網地島ご招待券(ペアで一泊+お子様やペットも同伴可)
例:2万円であれば二泊、3万円であれば三泊…
網地島ツアーと シェフ リックの料理付き!
(現地までの交通費は、各自ご負担お願い致します)
ゆうちょ銀行 記号 18140 番号 3684981
ゆうちょ銀行 店名 八一八(ハチイチハチ)
普通預金 3684981
*口座振込の際には、お名前と振込日を、
rick@dreamseedfarms.com
循環して、人と人、自然がつながり合う暮らしの提供。
『自然農』で、人にも環境にも優しい野菜作り。
それは日本の食料自給率向上にもつながっていくこと!
震災前は、毎日のように本島から来てくれていた八百屋のトラック。
足腰の弱い高齢者の家の近くをちゃんと回ってくれていました。
でも、被災して来られなくなってしまいました。
今は、坂の上の公民館で、週に一度だけの青空市場。
小さな商店はあっても、コンビニも信号もない島、人口300人程の網地島。
坂道の多い島では、一人暮らしではなかなか自由が利きません。
漁師として働き盛りの多くは、船を失い、職のないままです。
不便でも、生まれた場所、網地島で暮らしたいという、多くの人の願い。
エコビレッジに若い人が集まって、本来の健康的な野菜を作って、
それを配達するシステムを創っていったら、それはそれは大歓迎!
島の高齢化と共に荒れ地となっている、沢山の畑。
有効活用できる土地が数多くあるのです。
働き手が集まって、食料を自給していくことは、小さな島の大きな力。
Thank you so much!
= = = = = = リックさんプロフィール = = = = = = =
数々のボランティアを経験。
大学卒業後、タイの孤児院ボランティア等を経て、 2005年よりスマトラ沖大地震の
被害を受けたインドのアンドラプラデシュ州の不可触民の村の再建に5年間尽力。
ボランティアリーダーとして集めた義援金 550万、育てたリーダー1 0名、
集めたボランティア150名。
レンガ造りの家を132軒建設し、食糧支援や学校再建、
子どもたちと思い切り遊んだり、文房具や英語の授業の提供等を行う。
日本へは高校の英語教師として来日し、その後日本人女性と結婚。
インド滞在時の経験を生かし、インド文化の授業をシリーズ化する。
スパイスからカレーを作る英語の調理実習を学校や公民館で開催し、
インドの村に興味を持った人から寄付を募ったり、
一緒にインドへ行って建築のボランティア活動 を行う。
震災後は、瓦礫撤去のトラック運転手や古民家解体作業等の復興支援活動を行う。
その他、コンポストトイレやストローベイル建築、自然農を学んだ経験があるので、
エコビレッジの立ち上げに生かしたい。