ただ今乳がんとのお付き合い人体実験中のさっちゃんより、久々の近況報告です!
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夜の大人ミーティングで、誰かが何か失敗をしてみんなが反省モードになり、シーンとしてしまうことが続いていた。いさどんもお小言を言っているようでいやになると言ってミーティングに出ないという状態。情けない。なのに相変わらず寝ている人がいる。(以前は私も寝ていましたが・・・)
自分が変わらないと!と思い、「ありえへんこと」をやろう!と、ウェルカムコンサートの司会をかって出ました。
夜中にしこしことあんちょこを書いてドキドキでした。
コンサートの前にともちゃんから、「緊張しないでいつも通りでいいんだよ」と言われ、「うん」と言いながらも緊張しまくりで、ゲストの方に二回も自己紹介をお願いしてしまったりと、私のバタバタ感がにじみ出たコンサートとなり、楽団や子ども達が一生懸命歌の練習をしていた苦労も水の泡でした。
「最初からうまくできる人はいないよ」と慰められ、「くじけないぞ」と思っていたけど、夜のミーティングで「お客様にとっては一度きりのコンサートかもしれないのに台無しにした。司会には向き不向きがある」と言われ、私の「ありえへんこと」はあえなく自爆となりました。
それでも「みんなのためにやっていくぞ!」と切り替えたつもりで朝早くから畑に出て、夜はご飯も食べずに、ミーティングにも出ずに寝てしまう日々。そしてとうとう車のトランク(と言っても軽自動車だからそのまま荷物も落ちかねない)を開けたまま、気付かずに道路を走行。私ってやっぱダメ人間。
ともちゃんに「さっちゃんはカタカムナを唱えてゴキゲンでいればいいって言われて『そんなカンタンなことでいいんだ』って喜んでいたけど、本当はそれじゃあいやなんじゃない?」と言われ、ズキッ。「うばすて山になっちゃうよ~(泣)」(㊟もっと大活躍したいのに必要ないと捨てられちゃうという被害妄想です。)ババ達に「また泣いてるヨ」とあきれられ、私は風邪でダウン。「帰っていいヨ」と言われても、みんなと一緒にいたいとウロウロ。みんなのご機嫌取りしていたらとしちゃんに「まだいるヨ」と言われ、後ろ髪を引かれつつ帰っていきました。
体中の痛みと鼻水と咳で一晩中苦しんで、朝、でこちゃんが「ぐるぐるしてる?」って部屋を覗いてくれたらまた涙・・・「そんなのはキライだよ」ってでこちゃんは出ていったけど、また部屋に来て「何か食べる?」と聞いてくれた。「いらない」と私。「そんなんじゃ元気にならないヨ」と言われ、「やっぱ食べる」と私。「おにぎり玄米と酵素玄米、どっちがいい?」「両方」(笑)お昼に届けられたおにぎりのおいしかったこと。
こんなことしてちゃいけないぞ!と思い、何か気持ちを切り替えられるものはないかと探したら、みかちゃんの癌の話(そこにはできの悪いみかちゃんに対するいさどんの大きな愛が書いてあった)と私の「乳がんをいただいて」の記事のプリントがあった。
読んでみたら、「そうか、そうか。私はいいかっこしいだったから人生負け続きだったんだ!」ということを思い出した。木の花でみんなの中で守られてきたから、がんも小さくなって物事が良い方向に進んでいたけど、まだまだプライドが高くて失敗するのが怖かった。がんは小さくなってもなかなか性格は治らないんだね。
そして、ようこちゃんの「ありえない出来事から自分を知り学ぶ」という話を最後に読んだ。
私は私以上に私の癖を知っている人達の中で「無理しないでいいヨ」って守られているんだナと気付いた。こうちゃんも私がトランクを開けっ放しで走った日の私の後ろ姿を見て、「疲れてるナと感じた」と言っていたと、としちゃんが教えてくれた。
私も、木の花の船の乗組員として、必要とされている。
もう「私なんて」って言わない?ようこちゃんのように瞬時に切り替えできるだろうか・・・また不安になった。
そしたらこの間頭の中がグルグルしていた時、ようこちゃんに「さっちゃん、よろしくネ!」と言われ、「こんな私に何をよろしくなの?」と訊いたら、「一人分をよろしくネ!」と言われ、ほっとしたことを思い出した。
それから重い体を押して、シャワーを浴びてひまわりへ戻ると
「さっちゃん、お帰り~」「グルグルしてたって?」
「うん」
私のことをよくわかっている人達。そして無邪気な子ども達。
夜のミーティングでは、いさどんの「天然循環療法プログラム」(自然療法プログラムがさらに進化したもの)のプレゼンを聞いた。「病は気から」・・・
そう言えば風邪で胸があんなに苦しくて鼻水がダラダラだったのに、治ってる。
ここは心の湯治場だね!!
次はカタカムナ勉強会。そしてがんセンターでエコー検査の日。乳がんと診断されてまる1年になります。
はてさて、本当に心でがんが治るのか?ただ今人体実験中のさちよでした。