ポールは、フランスのプラム・ビレッジに住むお坊さんです。
今月初めに木の花にやって来て、2週間をみんなとともに過ごしました。
プラム・ビレッジは、ベトナムの禅僧ティク・ナット・ハン師によって設立され、
世界中から多くの人が学びに訪れている、仏教をベースとしたコミュニティです。
木の花の「ひまわり」の廊下には、
偶然にも!同師の言葉が飾られているのでした。
カトリックがメジャーなフランスでなぜ禅僧になる道を選んだのかを尋ねると、
“信じる”ことを教えるキリスト教よりも、 自分で道を見出していく仏教の方が
おもしろく思えたのだそうです。
「だけど、仏教を学んで、キリスト教のことをより深く知るようになった。」
木の花には学べることがあると思って来た、というポール。
「人と暮らす、ということが、もっとわかった。
みんなすごく、あたたかい。」
30年間続いているプラム・ビレッジと、18年間続いている木の花ファミリー。
「それだけ続くのは、すごいこと。
そこには、“collective wisdom”(多くの人が集まることで生まれる智慧)がある。」
「でも本当は、続けても、やめても、きっとどっちでもいい。
だって、その人の道は続いていくから。 何でもいいんだよ。」
もっといたいけど、行かなくちゃ、と言って、帰って行ったポールへ ―
ボン・ボヤージュ!