第一回カタカムナ研究会レポート

2015年4月より、木の花ファミリーでは
「カタカムナ勉強会」を改め

「カタカムナ研究会」を発足しました

IMG_2199
 
ー 古代の叡智を現代に生かし、生活に表現する ー
 
カタカムナとは

カタカムナは、今から約13000年前の上古代の日本で高度に発達したといわれる、言霊を元にした宇宙物理学のことです。
現代の最先端の物理化学とそれを元に発達した現代社会は、今あらゆる方面で行き詰まりを見せています。それは、私たちが生きているこの三次元物理世界の背後にあって、この世界を生み出す元になっている「潜象界」(多次元世界)があるという発想がないからです。
この世界を生み出す根源の世界の存在を忘れているので、視野が狭く、物事を思考する発想が物理性に重きを置いているので、世界が行き詰まるのは至極当たり前のことと言えます。ですから、この行き詰まりに行き当たったことは予定通りのことと言えるのです。

予定通りということは、この状態は約束されていたということであり、当然その先があるのです。
その先の時代へ人類は今、進もうとしています。このような流れの中で、13000年前の宇宙物理学が封印をほどかれて、今、私たちに呈示されています。

カタカムナでみる宇宙の仕組み
カタカムナでみる宇宙の仕組み

カタカムナでは潜象界のことを「カムの世界」、そして三次元物理世界(現象界)のことを「カタの世界」と言い、全ての命や物質は「カムの世界」から生まれて、質的に転換(ナ)した結果、命や物質が存在する「カタの世界」ができていくと示しています。その事を「カタ・カム・ナ」と言います。
この二つの世界は質的転換を伴いながら常に循環しており、その循環のことを「天然循環」と言います。

「カムの世界」は、意識レベルが低いと感受することが出来ない緻密で微細な世界です。上古代のカタカムナ人は、そういった世界があることを認識していました。そして、宇宙が発する響きの中から48音を聞き分け、なおかつ一音一音に深い意味が秘められていることを感受し体系化し、残してくれました。この48音が世界中の言語の元になっていると言われています。
その後、時代と共に人々の感受性は鈍っていき、カムの世界の存在を見失っていきました。そして、世界中の言語は歴史と共に分裂して発達し、変化していきましたが、日本の大和言葉ではカタカムナの時代から殆ど変化することなく純粋に48音が現代に引き継がれてきたのです。

大和のクニは「コトダマノサキアフクニ」といい、多くを語らなくても、以心伝心で想いが伝わる民の住むクニでした。人々の心は調和的であり、言葉は言霊であるということを熟知していたので、言挙げしない民、つまり議論しない民だったといいます。それは、言葉には人を殺す事が出来るほどの力があることを知っていたからなのです。

しかし、時代の流れと共に、人々の心は汚れてゆき「カムの響き」を感受出来なくなり、そんな状況と共に、カタカムナはレベルダウンし、封印されていきました。
現代人の感受性は鈍くて荒くなり、それはまるで目の粗いザルのようなものです。「カムの世界」という微細な世界は目の粗い網ではすくうことは出来ません。
「カムの世界」は三次元の理論や平面的思考では捉えられず、記憶するものでもありません。心や全身の細胞で感受するような微細な波動の世界なので、きめの粗い心や脳では感受出来ないのです。
現代の科学は、3次元の物理的物差しで測れるものしかその存在を認めません。ですから、直観や心で感受するカムの世界を認識することは出来ないのです。しかし、人は誰でもカムの世界から生まれてきているのですから、DNAには必ずその記憶は刻まれており、時が来れば封印された記憶がほどかれ理解出来るようになるものでもあります。
これからの時代はカタカムナ的世界観と、カムの世界という多次元世界を感受する能力が必要とされています。そのためには、一人一人の波動量を上げ、直感力を磨くための心磨きが必須となってくるのです。

カタカムナの八鏡文字
カタカムナの八鏡文字

カタカムナが世に出たのは、1949年楢崎皐月が兵庫県六甲山系の金鳥山で地質調査中に平十字という謎の人物に出会って、見る機会を得た古文書「カタカムナ」(八鏡文字)を、5年かけて読解したのが始まりです。しかしそれは一般人にはなかなか理解出来ない難解なものでした。
楢崎皐月に続き宇野多美恵、関川次郎そして芳賀俊一に引き継がれてきた「カタカムナ」が何故今私たち木の花ファミリーに出会ったのかを考察すると、知識として引き継がれてきたカタカムナがいよいよ生活に表現される時代になったからなのでしょう。
 
カタカムナ勉強会からカタカムナ研究会へ

3月30日、31日の2日間、春分が開けて新しい季節のサイクルが始まり、カタカムナ勉強会が木の花ファミリーの湧泉閣を会場として行われました。昨年一年間の勉強会を経て、いったん白紙に戻して新たに出直そうということになったカタカムナ勉強会を、教えを請うものの集まりとしてではなく、自ら探求してゆくものの集まりとして「カタカムナ研究会」を新たに発足し、活動していくことになりました。

一年の中で春分の日は特別な意味を持ちます。太陽と、地球が作りだすサイクルの中でも、最も意味深い節目の日が春分であり、太陽系を俯瞰してみることが出来る地球暦ではこの日が1年の始まりである「お正月」になります。そして、この日に木の花ファミリーは発足しました。
私たちは、星々が刻む悠久の時代の流れに乗って生き続けています。
カタカムナでは、宇宙の創生・発展・消滅を「ヒフミヨイムナヤコト」の数理で現しますが、その始まりは「ヒ」であり、「ヒ」を現すカタカムナの図象文字は、地球暦で見る春分の日の太陽と地球の配置図と同じなのです。

講師の芳賀俊一さん
講師の芳賀俊一さん

このように意味深い「春分」という大きな節目を過ぎて初めてのカタカムナ勉強会ということで、木の花ファミリーから講師の芳賀俊一氏(芳賀兄)にカタカムナ研究会発足という投げかけをしました。

いさどんは芳賀兄に以下のように伝えました。
「芳賀兄以外にカタカムナの勉強会をしている人をネット上で探しましたが、勉強会らしきものは殆どありません。カタカムナを純粋に研究し王道を行っているのは芳賀兄だということがわかりました。
今までの先人達が作って来たカタカムナの流れは、カタカムナを分析し資料として現してはくれましたけれども、カタカムナの本義を生きてきたわけではありません。そして、いよいよ時代が訪れ、カタカムナ的古代の叡智が進化したものとして生きる時代が来ているのです。そういうことからすると、今まで長年芳賀兄がカタカムナ勉強会として蓄積し伝えてきたものは、先人達が作り上げてきてくれたものなのですが、先人達がやってきたことすら途上なのです。カタカムナを知識的、御利益的に学ぶというだけでは、今までの勉強会と同じになってしまいます。
これからは、如何にカタカムナを生活に落とし生かしていくかが求められる時代が来ています。それが時代に貢献するということであり、木の花ファミリーはそれにふさわしい場であるからこそ、今この時にカタカムナと縁があったと考えています。今後カタカムナをより発展させていくために、勉強会という『与えられる場』ではなく、共にカタカムナを探求していく場という意味で、この会を『研究会』とすることを考えています。」

芳賀兄はそれに対して全く同感ですと語り、カタカムナ研究会が発足し、今回がその記念すべき第一回カタカムナ研究会となりました。参加者10名という小さな会でしたが、その意義は大きいと感じています。

第一回は、カタカムナの概論と、参加者との活発なやり取りの中で「魂のメカニズム」や「カムの世界の感受の方法」について深めるなど、脱線を交えながら有意義な会が進められました。
今後の会の進め方として、研究会に毎回同じ人が来るわけではないので、常にそのときそのとき出会った人達を感じて直観で進めていくとを確認しあいました。

また、最近木の花ファミリーメンバーになったばかりの12歳のかのこちゃんも会の初日に参加してくれました。

カタカムナを学ぶかのこちゃん
カタカムナを学ぶかのこちゃん

ファミリーメンバー最年少のかのこちゃんは、時代の申し子的な子です。彼女の意志はとてもはっきりしていて、小学校6年生の1学期で学校へ行くのを止めました。
その理由は「授業中ずっと椅子に座って先生が言うどうでも良いことを、ノートに写すという勉強が嫌だなと思った。これが自分の人生に本当に役に立つとは思えなかった。でも先生は、国の方針に従っているだけなので、先生は悪くないと思う。」と明快な意見を持っています。

かのこちゃんは、今までのような登校拒否とは違って、自分の人生の役に立つことを学びたいという意志がはっきりしているので、学校の勉強が合わないのです。今まで大人の解釈で子ども達に教育を進めてきたのですが、こうった子ども達に生まれて来た本当の意味に目覚めてもらうためには、きっと変な教育はしない方がいいのでしょう。そのために、こういった生き方や学びを提供する場を創ることが、これからの時代にカタカムナの探求の場としての役割があるのでしょう。

芳賀兄によると、最近30代のお母さんがカタカムナ勉強会に参加することが多くなっているそうです。お母さん達が何故勉強会に参加するのかというと、子どもが学校に行くのをいやがったり、親の価値観では解釈しきれない子どもをもち、その扱いに困っているというのです。その方向性を見つけるために、カタカムナの勉強会に来ているという現象が起きているそうです。そのようなお母さん達にも子ども達にも、本来の生き方を見つけてもらう場にするということ、本当に道を求める人たちの受け皿になるための勉強会をやるということを、芳賀兄は講義の中で語っていました。

いさどんから宇宙の話を聞く子ども達
いさどんから宇宙の話を聞く子ども達

子ども達は、大人より進化した魂であると言いますが、かのこちゃんの言葉は明快で力があります。
3月21日の木の花創立21周年の日、いさどんは宇宙の話をしました。その時、子ども達、特に小学校3、4年生の子達はいさどんの話に目を輝かせ、「うんうん」とうなずいたり、たくさんの質問をしながら、いさどんのそばに貼り付いて話を聞いていました。子ども達は、難しい所は解らなくても、魂で大切な事を感じているのです。子ども達を見ると未来は明るいと思えてきます。

時代は連綿と続いて今現在に至っています。新しく生まれてくる子ども達は常に大人より進化した時代を生きる未来の魂です。大人達が創っている社会の中で、時代が生んだ「進化した魂」である子ども達の個性をつぶさないよう大人達は自らのエゴの殻を超えて時代に合わせて、学んでいかなければならないのです。

私たちが生きている今は、過去の何万年・何億年の積み重ねの上にあり、星の運行(天盤の巡り)により、いよいよ一般大衆が真理に目覚めるサイクルが巡ってきているのです。そして、その奥にある大いなる意志を感じるマクロの視点と、日々の細かなことの中で己の心を緻密に振り返りながらこの世界の奥にある微細な世界を観じるミクロの視点、その二つを両輪とした学びはこれから真理を求める人には欠かせないものです。

古代のカタカムナ人は、群れで生きることで一人一人の個性的な直観を集結し、自然環境の厳しい時代を乗り切っていったといわれています。
現在、人々の価値観が多様になり、欲望の渦に巻き込まれて真実を見失っている現代は長い歴史の中でも時代の大きなターニングポイントです。人間の経済活動のために自然環境は悪化の一途をたどり、これから自然災害はさらに厳しくなります。社会情勢を見ても人の心は荒れ果て心の病が蔓延し、犯罪も増えています。民族紛争も絶えることがなく世界情勢も悪化している状況の中で、私たち人間が目指すべき事はまだまだ多くあります。
宇宙の星々の運行も、みんなでつながって生きて行く調和の時代が始まることを告げています。
そんな時代の流れの中、カタカムナの深い叡智をみんなで探求し深め、一人一人が直観を磨き、それを生活に落としてゆく事が大切です。集い語り合うところから、新たな時代の真実が生まれてくるのです。

カタカムナの学びは、知意行一体といって、宇宙の道理を知り(知)、意欲を持ち(意)、生活に表現する(行)ということを元にしています。それは木の花ファミリーが創立以来実践してきたことでもあります。この新たな時代に向けての大切な叡智の学びを、皆さんの参加と共に広めていきたいと思っています。
本物に出会い、人生を変え、この世界を探求したいと願う人々の元へ届くように、今後はカタカムナ研究会のレポートも発信していきますのでよろしくお願いします。
 
 


出張木の花塾「すべては響き〜宇宙視点の農」レポート

先週末、出張木の花塾@千葉「すべては響き 〜 宇宙視点の農」が開催されました!

IMG_7642
講座終了後、会場に残ったみんなで記念撮影!
真剣に聞き入る参加者の皆さん
真剣に聞き入る参加者の皆さん

毎度大好評の出張木の花塾、今回はこれまでと同じ会場が予約できなかったため、ちょっと遠い広めの会場を借りたこと、そして「農」というテーマが現代の多くの人に身近に感じられていない?ということもあり、開催直前になっても珍しく定員まで空きがある〜〜!という状況でしたが、「本当にいい場になるから、ぜひ来て!」とメンバーおよび友人一同一丸となって呼びかけた結果、気がつけば当日は本当に熱意ある方々が集っていたのでした。

さてさて、その講座の内容や如何に。
今回は、プレゼンの資料を交えながら、その詳細をレポートしたいと思います。
 

■    ■    ■
 

講座は木の花楽団の歌で幕を開け、インドから帰国したばかりの木の花塾塾長・いさどんによる宇宙視点プレゼンテーションがスタートしました。

IMG_7354
インドの民族衣装で登場

「皆さん、今いるこの場所は、昨日も同じ所にあったと思いますか」といさどん。

「当然、同じ所にあったから、地図を見て今日ここに辿り着けたんだと思います。しかし、宇宙的に見ると、実は同じ所というのは2度とありません。なぜなら、地球は秒速30kmで移動し続けているからです。一生の間に同じ場所というのは、2度とないんです。
地球上に生命として生まれてくるということは、変化し続けるということが宿命です。ではその変化は自分の意志かというと、そうではなく、トキが時代を刻む中で与えてくれているものなんです。
その中で、自分とはいったい何なのか、その存在の意味を知るのが、本当の『生きる』ということです。
今日は皆さんに、これまで自分が常識と思ってきたこととは真逆の、生きることの本当の意味に気付いてもらえたらいいと思っています。そういう人がこれから増えていかないと、地球が人間を排除する日が来るかもしれません。ぜひ、そこに気付いて、これからの人生を誇りを持って生きていってもらえたらと思います。」
 
そして「農」の話が始まりました。
 
1 現代の農の現状と位置づけ

スライド03
地球温暖化などで農に厳しい環境が世界的に進行する中、大量生産される家畜の飼料などのために農業が巨大化し、農薬や化学肥料の大量使用による土地の弱体化、地下水の枯渇、二酸化炭素排出等によるさらなる温暖化の増進が起こっていること、そうやって生産された食料は日本を含む世界の一部の人々の飽食のために消費され、12億人の人々は未だに飢餓状態にあること、自分の利益だけを追い求める人間の心が穀物メジャー(大手商社)による食料支配を生み、遺伝子組み換え作物は年々増加し、日本の輸入作物の半量以上は既に遺伝子組み換え作物であると推定されること ――――――
そんな世界の農の現状が解説されました。

ここで皆さんにお伝えしたいことがあります。

確かに、人類は気付く必要があります。私たちが物質的な豊かさを無自覚に享受している影で、世界で何が起きているのか。それがどんな未来を築いていくのか。ちょっと立ち止まって目を向ければすぐに分かることなのに、半径5メートルの自分の周りの世界にしか興味が無い人の多いこと!目先の景気回復を期待してアベノミクスに投票している場合じゃぁないのです。
けれども本講座は、いたずらに人々の不安を煽り、警鐘を鳴らすことが目的ではありません。そんなセミナーはこれまでにも数えきれないほどありました。
大切なのは、その現象を通してより良い未来を築くための新たな視点を学び、それを語るだけではなく、実際に生きること。そこでは、それまでの自分の常識も180度ひっくり返っちゃうかもしれません。けれどもそのひっくり返った先に、人が本当の意味で自由に、豊かに生きる世界がある。そこへ向かう第一歩として、木の花塾はあるのです。
 
そして講義は、目に見える現象の奥の世界へと進みます。
 

2 この世界は響きによって表現されている

スライド19
自分は今、宇宙の中で生きている、ということを、日常の中で意識する人はほとんどいないかもしれません。けれどもまぎれもなく、私たちは宇宙の中に存在しています。宇宙の仕組みを紐解くことは、どこか遠い世界の非日常的な話ではなく、今この瞬間、私たち自身が生きる世界の構造を知ることなのです。
その広大な宇宙の中で、私たちの住む地球は一粒の塵のように、本当に小さな小さな存在です。ところがその小さな存在の中に、多種多様な生命が無限の連鎖によって存在しています。一つひとつの個性が響きあい、調和を表現しているのです。

ここで、カタカムナ的世界観からみる響きから命が生まれるこの世界の仕組みと、その中での農の位置付けが解説されました。

スライド17

この世界の成り立ちを表すフトマニボール
この世界の成り立ちを表すフトマニボール

 
ここらへんから、だんだんみんなの頭がパンク状態になってきます。
 
そして、命の本質のお話。

スライド23

現代を生きる多くの人々が知らずにいる命の本質とはいったい何なのか、と核心に迫ったところで、ブレイク!
考えるより感じるが易しということで、天然循環法育ちの生命力豊かな作物から作った木の花の天然菜食弁当を、実際に食べていただきました。

IMG_7399
こちらがそのお弁当。
左手前より時計回りに:白米&酵素玄米/カブと2色の人参のお漬物/おからとさつま芋に玉ねぎとパプリカを混ぜたバーグ/パパイヤの豆乳マヨネーズ和え/卵焼き/カブの酢の物/自家製天然醸造しょう油/パパイヤのタカキビはさみ揚げ/人参フライ/ほうれん草のおひたし/ヤーコンと米粉マカロニ入りカボチャサラダ。朝5時前からキッチンスタッフはじめみんなで作った、愛情いっぱいの弁当です。

会場からは口々に、「本当においしい」の声。

和気あいあいと歓談しながら。
語らいながらのランチタイム
世代を超えた交流も誕生。
世代を超えた交流も

このおいしさの奥には、ただ単に新鮮な野菜を使ってるとか味付けが上手とかいうことを超える何かが、ある。
午後の講義では、その作物が実際にどのように育てられているのかを通して、この世界の仕組みを紐解いていきました。
 

3 「農」とは何か

スライド25
スライド26

「百姓」とは、何なのか。

スライド27
スライド28
切り口は農ですが、もはや農の枠に留まらない、人間の生き方そのものの話になっています。
ほとんどの人がメモを取ったりスライドの1枚1枚を写真に撮っており、会場は熱意に満ちていました。

IMG_7427-001IMG_7591IMG_7473IMG_7603IMG_7452IMG_7475
この世界観を、日々の暮らしの中で現実にどう生かしていくのか。
木の花ファミリーの取り組みの紹介が続きます。
 

4 天然循環法

スライド30
スライド31
生まれたての元の響きを響かせるために、もっとも大切なのが「心磨き」。人間が心を磨き精度を高めていくことで、元の響きを甘受する「直観力」が開花していきます。それは、何もおいしい作物を育てるだけが目的ではありません。

古代カタカムナ人は、非常に優れた直観力を有していたといいます。その時代、地球は人間にとって大変厳しい環境でしたが、カタカムナ人たちはこの直観力を使い、群れの中で協働しながら、宇宙の法に沿って生き抜いてきました。
今、人々が目先の利益を求め安穏としている影で、地球環境は着々と厳しい方向へと進んでいます。既存の制度や常識ではどこへも進めなくなる日が、遠くない未来にやって来ます。その時に、私たちはどのような心であるべきなのか。古のカタカムナ人から示唆を得た天然循環法の世界には、その大きな鍵が秘められているのです。
 
さてここで、木の花のお百姓代表、こうちゃんが登場!

出張木の花塾初参加のこうちゃん
出張木の花塾初参加のこうちゃん

作物にかける想いは人一倍のこうちゃんが、日々の畑での取り組みを紹介しながら、天然循環法とは一体何であるかを語ります。

天然循環法の野菜を試食
天然循環野菜の試食。体がポカポカしてきたという人も。

「今日持ってきた野菜を見てください。ぱっと見て、ああ、美しいな、と感じるものがとれるように
 なってきました。」
今年は一度枯れたカボチャ畑が復活して豊作になるという奇跡があったことを話すこうちゃん。
「今までの農業の知識や固定概念を全部捨てて、天意に任せた。そうしたら奇跡が起きたんです。」

去年1年だけとれた桃はほんとに奇跡になっちゃいました、と笑うこうちゃん
去年1年だけとれた桃はほんとに奇跡になっちゃいました、と笑うこうちゃん
レーザーポインター故障のためホウキを使ってプレゼン
手に持ってるのは、ホウキ。レーザーポインター故障のためこれでプレゼン。

会場にも笑いがあふれます
会場にも笑いがあふれます

 

そして再びいさどんにバトンタッチ。
 
地・水・火・風・空 ――――――
自然界に響きわたる天然循環の響きについて語ったいさどんは、こんな問いを投げかけました。

スライド63

最後にスクリーンに現れたのは、72角形の1点1点を線でつないだ「コノハナ曼荼羅」。

スライド65
曼荼羅の一つひとつの点は、私達一人ひとりです。一人ひとりがすべての人とつながった時、それは全体で美しい曼荼羅を描き、円の中央に自然と中心点が現れます。中心とはつまり、「天」のこと。
これが、私たちが目指している世界です。
 

そしてプレゼンが終了。
その後は、参加者と木の花ファミリーメンバーの座談会となりました。会場からの質問に、9人のメンバーたちが答えていきます。

ぐるりと円になって
ぐるりと円になって
いちごとルバーブのパウンドケーキとクッキーのおやつ
いちごとルバーブのパウンドケーキとクッキーのおやつを食べながら

パートナーシップについての話題の中で、「みかちゃんは昔は本当に性格が悪くて、僕が出会った中でもワースト3の中の1人でした」といさどん。
IMG_7628
「だけどそのみかちゃんが、今はこうして講座をやったりプレゼンの資料を作ったりする時に僕の足りない部分を補ってくれる、欠かせないパートナーになっています。そんな風に、一人ひとりが変化しながら、欠かすことのできないパートナーシップを築いてきました。」

自身の体験を語るみかちゃん
自身の体験を語るみかちゃん

かつてワースト3と言われながら、今や欠かせない存在になるほど変化したみかちゃん。みかちゃんに限らず、メンバーの一人ひとりは誰をとっても我が強く、不調和な人たちばかりでした。そんな出来の悪い人たちがわぁわぁきゃぁきゃぁ言いながらも、あの美しい曼荼羅の世界を描こうと歩み続け、変化していく。そう!この「変化」こそが木の花ファミリーの醍醐味であり、それは秒速30kmで宇宙空間を移動し続ける変化変容の星・地球の縮図そのものなのです。
 

最後にみんなで木の花楽団の歌『何億年もの時を超えて』を歌い、講座終了。終わってみればあっという間の1日でした。そして多くの人が、その場で次回出張木の花塾への参加を予約していました。
朝から夕方まで大ボリュームで目眩がしそうな1日だった、と語る参加者の一人、むーらんちゃんは、講座を終えての感想を自身のブログにこう書いています。

「もうこれは説明とかの次元じゃないな、と。響くか響かないか。」
  

■    ■    ■
 

次回出張木の花塾は12月23日(天皇誕生日)、「すべては響き」シリーズ最終章、「宇宙視点の性」をお届けします。
聖なるクリスマスの前に、長い間語られずに来た本物の性の話をしませんか。それはきっと、あなたを自由に、そして地球を豊かにします。
 
皆さまのご参加を、心からお待ちしています!
 
m81_hst_big