悩殺?!キューティーハニー!

ファミリーでは毎月一度、その月に誕生日を迎えた人を一緒にお祝いするお誕生会を開きます。おいしいバースデーケーキとともにみんなが楽しみにしているのは、メンバーの工夫をこらした演し物です。今月の目玉は「キューティーハニー」の歌と踊りでした。華麗に悩殺(?)、そして爆笑で本編と拍手喝采のアンコール編の2回、みんなを大いに沸かせました。ボーカルを担当したちーちゃんの決め台詞「つながるわよ!」も大受け。当日はヤマギシ会さんからも7人のゲストがいらっしゃっていましたが、その明るさ、にぎやかさに、「昔は僕らもあんな感じだったんだよね」と感慨深げでした。


人だかりのその理由は?

ブログでも何度か話題になっているヤマギシ会さんとの交流ラッシュ。12月10日に春日山実顕地に訪問したメンバーが後日訪問感想文を送ったことから、最近の大人会議では「ヤマギシの~さんから訪問感想メールが届いています!」「僕はその感想に対する感想をこう書きました!」といった感想合戦?!が続いています。

数日前には「よりどん」こと北大路さんの計らいにより、40枚にわたるヤマギシさんからの感想文が届いたのです!その日の大人会議後、何人ものメンバーがそのコピーを回し読みし、書いた方の熱い想いに涙する人もありました。

こちらから送った訪問感想文が春日山実顕地では壁新聞として貼り出されているとお聞きして、早速こちらでも40枚の感想文を壁新聞として貼り出すことにしました。貼り出したとたんに人だかりが出来、みんな真剣に感想を追っていました。中には、目を潤ませている人も。

今回のブログでは、その中の感想文のひとつをみなさんとシェアしたいと思います。

木の花ファミリーのことを知ってから、一度行ってみたいと思っていたので、訪問が実現した時には本当に嬉しかったです。私は以前から 「みんな異なって当たり前。違う意見があってこそ良い」と、頭では思っていましたが、木の花に行ってみて、それがスーッと身体に入ってきました。

行く前に少し抵抗があったのは、「神様からいただいた…」など、「神様」という言葉でした。プレゼンの時に、いさどんが「山岸巳代蔵さんも自分と同じような体験をされたのではないか」とおっしゃった時、「いやいや、山岸さんには神が降りてきたのではない。そんなものではない…」と、とっさに思ったのですが、このことで、日頃信仰を否定していながら、私は山岸さんを絶対者として信仰しているのではないかと ハッとしました。

2日目の作業で、青木平に落ち葉拾いに行った時の休憩時、いろんな話ができて楽しかったです。その中で晃ちゃんが、「神様が…」と言ったので、「神様ってどういう意味で言っているの?」と聞いたら「宇宙自然界の法則というようなこと」と、答えてくれました。それを聞いた時に、「あ、私たちと同じだな。神様というイメージを固定しているのは私のほうだな」と思いました。

私たちが木の花を訪問してから一週間も経たない内に13名の方が来訪して下さったので、ずっと以前からの懐かしい友が来てくれたような感じでした。夕食の時に愛ちゃんから聞いた 木花咲耶姫が身体に入ってきた時の話は、その時の色や香りまで伝えてくれて、とても神秘的でした。年齢も近いせいか、愛ちゃんともっともっとお話ししたいと思っています。

昨日から今日にかけても、ヤマギシから訪問させてもらっていますが、昨夜の大人ミーティングの様子を読んでいたら、本当に木の花もヤマギシもなく、地球家族としての実態を感じました。

ずっと前からも、これからもひとつだね。一緒にやっていきましょう!!

壁に貼りだしたとたんにできた人だかり

まり姉のゲスト対応講座?!

12月5日からスタートしたESP(エコビレッジ・サポート・プログラム)。メンバーのみちよちゃんが講師兼コーディネーターとなってコミュニティ創設講座や有機農業講座、木の花菌仕込みやこんにゃく作り等、様々な講座が1ヶ月にわたって開催されています。

今回のESPの参加者は「虹のファミリー・大町ビレッジ」のくにさん(室町国輝さん)と、みほさん(神原三保子さん)です。エコビレッジを創設してから1年半が経ちましたが、2人だけで共同生活をしていることに限界を感じ、「まずは心を磨いていきたい」ということで今回のESP参加に至りました。

今日はまり姉によるゲスト対応講座が開催されました。にぎやかな笑い声に誘われてお部屋に入ってみたところ、ちょうど講座が終了し、お互いの感想をシェアしていました。

まず、くにさんは、
「ゲスト対応講座を受講したというよりも、まり姉と楽しい時間を過ごさせてもらったという方が正しいかな?ゲストを想う心が大切で、その人のために大事を伝えていくこと。その人に合わせて、その時に応じて、全体がスムーズに流れるように、と女将まり姉から教えられたことは、日々のミーティングで語られていることと同じでした。

まり姉の積み重ねてきた経験もすべて話してもらえたし、僕たちとの会話から木の花庵に足りないものを見出して、積極的に吸収しようとする姿勢から、謙虚に受け取っていこうとするまり姉に出会いました。

正直に、素直に、信じる道を行くまり姉の姿勢から、僕自身に欠けていたものを見出しました。とにかく謙虚に、とにかく素直に受け取っていくこと。

まり姉と楽しく過ごす時間から多くの学びを得ることができ、ホントにありがたいな~。人生は苦しむよりも楽しんでいきたい!人生の学びを楽しんでいく秘訣を分けてもらえた時間でした。まり姉、ありがと~!」

そして、みほさんは、
「役割として与えられた苦手な家事を、自分の魂の成長のために用意されたことだと受けてとめている“女将まり姉”。“ゲストの受け入れは相手のためにあることで、いただくお金は社会に還元するためのもの”という木の花ファミリーの心を、自分の言葉できっぱりと伝えてくれました。

関西弁の吉本キャラで心から向き合ってくれるおかげで、こちらの聞きたいこと、意見、アイデアがどんどん引き出されていきました。さすが!!本物の教師、“女将、まり姉”~!とっても楽しい、そして有意義な2時間でした!」

最後に講師を務めたまり姉に感想を聞いてみました。
「私が与えられたことがあるとすれば、“お笑い担当”の本領でしょうか。講座をしているうちに自分も楽しくなってきて、この時間は誰の為のものか忘れてしまいそうでした。そうやって自分にシフトしていくところは癖でもありますが、それが功を奏し、たくさんのアイデアをくにさんとみほさんからいただきました。2人で交代に言ってくれるものですから、アイデアがさらに練られ、具体的なものになってきて、私はただそれを採用するだけでした。

早速、そのうちのひとつの案を頂戴し、今日のゲストのおふたりに名前(ニックネーム)のシールをつけていただきました。ゲストの方には感想をお聞きし、よりよい形にしていきたいと思っています。

私達木の花ファミリーが最も大切にしている“心”をどれだけ伝えられるかは、日々の暮らしから私自身が学んでいく姿勢にかかっています。等身大の自分しか結局は伝えられないという現実を謙虚にいただいていくだけです。そういった意味でも、今回の初体験はとてもありがたいものでした。

みほさん、くにさん、これからもともに心を磨き合い、成長し合う仲間としてよろしくね。“お笑いならまかしとき!”」

こんなに笑いが絶えない講座も珍しいです!(左からみほさん、くにさん、まり姉)
あまりにも笑いすぎて、これはもう「ゲスト対応講座」なのか、「まり姉のお笑い講座」なのか?!でも、実はただひたすらに心の話をしていたそうです。

春日山にただいま!した日~後編

施設見学を終えた後は、「村のお風呂」でひと休み。檜風呂に入りながら、一緒にいたヤマギシの方と話が弾みます。いつでもどこでも歌っているちなっぴーを見て、「このお風呂で歌を歌う人は今まであまりいなかったね~。ずっと歌っていてほしいね~」とおばあさんはにこにこ嬉しそう。

夕方の懇親会の場では、冗談が飛び交っていつまでも笑いが絶えませんでした。そして、心のこもった菜食の夕食をいただいた後は、コンサート&交流会の始まりです!

総勢200名近く集まり、会場は熱気がムンムンです!
今日を境に「♪WELCOME TO 木の花ファミリー」という歌は、「♪WELCOME TO アースファミリー(地球家族という意味です)」になりました!子どもからお年寄りまでみんな一緒に「ウッキー!ウッキー!」
ヤマギシの方たちからは「風のカーテン」と「森が生まれる」の2曲を歌ってもらいました。ハレハレバンドの登場です!
私たちもみんなで一緒に肩を組みながら合唱していると。。。
みんなの人気者・ひろしくんが舞台に登場!ユニークなダンスで会場を沸かせます。
その後は、木の花メンバーの自己紹介と今日の滞在の感想をシェアする場となりました。木の花でお笑い&ゲスト担当のまり姉(真ん中)は、春日山に来る前から有名だったそう?!まり姉のユーモアに会場はさらに笑いの渦に包まれていきました。
笑いが一段落した後は、木の花楽団による「♪いのちの泉」。「あなたはわたし わたしはあなた」のフレーズに涙する方もいらっしゃいました。

木の花恒例「♪光るいのちの歌」が始まると、老若男女みんなそろって阿波踊り!ヤマギシ&木の花のみんなが「一体」となって、会場をぐるぐると回りだしたら。。。「地球家族だアースファミリー♪ 愛とお米があればいい♪」
その後、今度はヤマギシの方から感想をいただきました。「感動しました!」「私が普段思っていることを表現してくれて、ありがとうございました!」「今日は石川県から来たのですが、来て良かったです!」「これからも地球家族としてつながっていきましょう!」とみんな心は一緒なのだと確認する場となりました。
みんなでひとつの大きな大きな輪となり、「♪みのりの風」で竹鈴を振るいさどんとよりどん。よりどん曰く、「いさどんのどんは丼ぶりの丼ですが、僕のどんは鈍感の鈍です(笑)。」笑いのセンスはどちらも良い勝負?!

なんといっても、今日の敢闘賞はひろしくんでしょう。こうして楽しく有意義な交流会の場は幕を閉じたのでした。「それでは、春日山実顕地のみなさーん!私たちは富士山実顕地に戻りますが、またすぐに帰ってきますね!みなさんもいつでも富士山の麓に帰ってきてください。みんなで楽しみに待っていまーす!」

春日山にただいま!した日~中編

おいしいお昼御飯をいただいた後は、マイクロバスで養鶏、養豚、養牛場や畑などの見学に連れていっていただきました。

養鶏担当のともやくん。好奇心旺盛な私たちの質問にひとつひとつ丁寧に答えてくれました。

養鶏を担当するのは、ともやくんのような障害を持った方も多いそうです。動物や自然に癒され、自らの活かし所を見つけたともやくんは自分らしさをしっかりと表現していました。
次に、養豚場を案内してくれたのは古坊さん。「結局、作業を通して私たちが表現したいことは、みんなが仲良く暮らしていることです。」
木の花歌姫みかちゃん&ちなっぴー&みちよちゃんが歌い出したら、豚さんたちもとても気持ち良さそうでした。
「春日山実顕地にはトマト名人・川添さん(真ん中)がいる!」ということで、トマトをこよなく愛するたっちゃんは川添さんを質問攻めにしていました(笑)。
養牛場で案内してくれたのはユーモアたっぷり柳さん。「私がこの子たちの種付けをしているので、私にとってはみんな自分の子どものようです。たまに自分が人間なのか牛なのか、わからなくなる時もあります(笑)。」

「木の花さんは牛乳を飲まないと聞いていましたが、今日は飲んでいただけて嬉しいです!」とおっしゃる柳さんに、「私たちはやわらかいんですよ(笑)」と答えるいさどん。
「木の花さんなら何でも見たいとおっしゃると思って・・・」とよりどんが次に案内してくれたのは、普段外の人にはあまり公開することのない「公人の丘」にあるお墓でした。

扉を開け、まるで異次元につながっているような廊下を進んでいくと、下は海・上は宇宙をイメージした空間に出会いました。静かに歌を口ずさみ始めたみかちゃんに、「ここで歌を歌った人は初めてだよ(笑)」とよりどん。そして、さらに奥の空間に納骨堂がありました。永遠のいのちをモチーフにしたモニュメントや、境のない世界を表現した天井、五穀と太陽と水を表した壁を目にした私たちには言葉がありませんでした。

「公人の丘」を案内してくれたこばどん(奥の真ん中)。「この足元にある円を形成するひとつひとつのパーツはひとりの人を表しています。そして、それはどの位置にいても平等であることを表しています。それは創設者・山岸巳代蔵さんの想いでもあります。」「木の花でも上から見たら真円、横から見たら1本の線という表現がありますよ。」