さっちゃんのトマト定植

先日木の花ファミリーブログの「さっちゃん物語 〜乳ガンをいただいて」にてご紹介したさっちゃんが、トマトの苗木の定植をしました。

素手に裸足で定植をするさっちゃん
素手に裸足で定植をするさっちゃん

この定植、見ての通り、素手に裸足で行っています。これは、ウラジーミル・メグレ著『アナスタシア』という本を読んだ、育苗隊のきょうこちゃんの提案によるものです。

『アナスタシア』はロシア発の世界的ベストセラーで、日本でも第3巻までが出版されています。シベリアの森の中に住むアナスタシアという女性が、既存の社会の価値観を超えて人間の存在とは何かを伝えてくれる物語で、インターネットのレビューには「感動で涙があふれた」「すべての人に読んでほしい」などの言葉が並んでいます。その世界観は木の花の日々の暮らしとも深く通じていることから、ただ今メンバー(特に女性)たちの間で密かなブームになっているのでした。

この『アナスタシア』の中に、植物について書かれている章があります。
植物の実には人間が作るどんな薬よりも病と戦う力があり、実になる前の種に自分の体の状態を知らせておくと、種は宇宙や地球からその人に必要なエネルギーを吸い込み、その人がお世話をしていくことで、その人持つ病を癒やす力のある実を実らせる ――――
そこで、普段はおひさまハウスひまわりで家事をしているさっちゃんが、トマトの播種(種まき)からやってみよう、ということになりました。

口に含んだ種を両手で包み、その種を空に向けて天体に見せる。その瞬間、種は発芽の時期を決め、全ての惑星がその新芽が必要とする光を降り注いで、手助けをするのだそうです。そうして蒔いて、育てた苗木を、今度は畑に植え替えます。

定植は、素手に素足で行いました。

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体の病に関する情報を含んだ物質は足から汗として流れでて、苗木はその情報を取り込み、実に運んで、病と戦う力を蓄えるのだそうです。だから時々畑を裸足で歩くといいのだとか!
 
品種は「まほうのトマト」です。

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さっちゃんに感想を聞いてみると、
「すごくリッチな気分(笑)。自分のためのトマトなんて、贅沢だと思わない?それをみんなが手助けしてくれるんだよ。みんながいろいろ用意してくれて、私は種まいて定植するだけ。自分の頑固さからガンになったのに、こんな特別待遇でよろしいんでしょうか(笑)。
植物はその人の情報を取り入れて、その人に足りないものを実らせてくれるみたい。植物って、与えるばっかりなんだって。やさしいね。人間は、もらおう、もらおうってするのにね。」

 
いつも長靴を履いて畑を歩いていたきょうこちゃんも、さっちゃんと一緒に裸足で歩いたらとても気持ちよかったのだそうです。
 
 
さて、さっちゃんのまほうのトマトは、どんな実を実らせるのでしょうか。
これからも、皆さんにお伝えしていきますね!
 
 


週刊文春掲載を経て、今思うこと〈かまちゃん&キャサリンより〉

週刊文春への掲載から間もなく2週間が経とうとしています。

このできごとをきっかけに、これまでどちらかと言うと自分の想いを言葉にするのが苦手だったメンバーたちも、少しずつ、想いを表現し始めています。一人ひとりがその人らしさを発揮していくことで、日々、心の距離が近付いて来ていることを実感しています。
そして、木の花ファミリーの中だけではなく、外からも温かいお気遣いや応援をいただき、この出来事がなければ気付けないままだったみなさんの心を知ることになりました。みなさん、本当にありがとうございます。

下記は、2014年度EDE受講生であり、ヘルパーとしてもたびたび木の花へお手伝いに来てくれているかまちゃんと、今回の騒動の真っ最中に木の花に滞在していたカナダ人人類学者のカティからのメッセージです。
   
かまちゃん
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約一ヶ月間のヘルパー滞在では、大変お世話になりました。
『田植え』の時期に、田んぼ隊と念願の仕事が出来た事は、
私にとって最高の手応えある収穫でありました‼
『ありがとうございました。』

帰宅したら梅雨入り…
思い返せば色々とありましたが、
何といっても「週間 文春」の話題ですよね。

珍しく、Skypeで大人ミーティングを傾聴していたら、
皆んなのコメントが発表されて…
EDEを申し込んだ頃、
《他に何も無ければメンバーになる》意志を表明した事を思い出しました。
本当に早いもので「木の花…」通いも約一年…
もうそろそろ、腹を決めねばならぬかな⁉
という気持ちになりました。

「週刊 文春」の件については、
ヘルパー滞在中の出来事でも有りましたので、
一応コメントを記して置きますか。

約一ヶ月間のヘルパー滞在を終えた6/3の18時頃、
高速バスの終点になる東京駅で書店を通り掛かると例の事を思い出し、
まだ見た事のなかった「週刊 文春」を買おうと手に取って観た…
まぁ〜“いさどん”の顔のヒドイこと⁈
重い荷物を担ぎながら上手く立ち読み出来ず、
適当にページをペラペラと巡っただけで閉じてしまった。
そして¥400は高いなと思い、買うのを止めました。

まだ全ての閲覧を済ませて居ませんが、
(木の花メンバー一人ひとりの想いを言葉にしたブログを
大人ミーティングでそれぞれが読み上げるのを)
Skypeにて傾聴した感想は、私の作文よりも面白い‼

発表している時の皆んなが、
レアでリアルでスリリング…ドキドキ、ワクワクして、なんて快いのか‼
だからこそ、週刊誌定番のきな臭ささが一層引き立ちます⁈
これはまるで〔砂漠緑化作戦〕の様にも思える。

今後は「白いビックダディ物語」?!なんちゃって。
“メンバー紹介”も顔写真付きで。
ゲストの感想も軽くさし添えて…
考え始めたらキリがない。
私も、ありえへんことをしなくては⁉
随時、コノハナ専属フリーランスライターとして
投稿を載せて下さいませんか?

HPから、ドンドンFacebookで
《いいね!》してもらう様に‼

「木の花…」に、一人でも多くの人達が真実を確かめに来て下さる様に‼

  

キャサリン
140521-215137 のコピー
木の花ファミリーで10日間過ごした後、私は 気分一新し、活力を取り戻しました。
富士山の麓にあり、約80人のメンバーで構成されるこのコミュニティは完全に自給自足しています。滞在中私が楽しんだことの一つは、キッチンスタッフによって愛とともにつくられた、新鮮な有機栽培の素晴らしい菜食の食事でした。しかし、私にとって食事よりももっと大切なのは、おもてなしの心でした。至るところに笑顔があるコミュニティ全体によって私は歓迎され、滞在の間中ずっと配慮と寛大さとともにもてなされていました。
木の花ファミリーメンバーの日常の活動を観察すると、皆が幸せで満足していることに気付きました。子供たちは強く、健康で、幸せであり、積極的に世界に関わっています。大人たちは取り組んでいる全ての活動を、最も平凡なことでさえ楽しんでいるように見えました。そして、どんなに忙しくても、私が出会った全ての人は、自らの人生の物語を私と共有する時間を喜んでとってくれたのです。
この場のエネルギーは人から人へと広がるものであり、私はそのほんの一部をつかんだことに感謝しています。

愛とともに
キャサリン
   
After ten days at Konohana Family, I feel refreshed and rejuvenated. Located at the foot of Mt. Fuji, this community of almost 80 members is completely food self-sufficient; so one of the things I enjoyed during my stay was wonderful fresh, organic vegetarian meals made with love by the kitchen staff. But more important to me than the food was the hospitality: I was welcomed by the entire community with smiles all around, and treated with care and generosity throughout my stay. As I watched the daily activities of members of Konohana Family, I noticed that everyone seemed happy and content. The children are strong, healthy, happy and positively engaged in the world; and the adults seem to enjoy every activity they undertake, even the most mundane. And no matter how busy they were, everyone I met was willing to take the time to share their life story with me. The energy of the place is contagious, and I am grateful that I caught some of it!

Love,
Catherine
  
140529-154034北米先住民の間に伝わる「ドリームキャッチャー」をプレゼントしてくれたキャサリン。
キャサリンはもともと貧困の研究をしていましたが、貧困の中にも幸福があることを知り、人間にとっての幸福とは何かを探し求めてコミュニティの研究を始め、木の花ファミリーと出会いました。「悪い夢を捕まえ、良い夢だけを通す」と言われるドリームキャッチャーを、誰に渡すつもりもなく持って来たキャサリンですが、「木の花ファミリーは世界の夢です。それも、現実に実現されている夢です」と言って、プレゼントしてくれたのでした。
   
   
   
   
  
   
  
  


週刊文春掲載を経て、今思うこと〈にちわ&ゼンより〉

昨日、木の花ファミリーで毎晩開催されている大人ミーティングにて、「週刊文春掲載を経て、今思うこと」のコメントをメンバー一人ひとりが読み上げました。マイクがリレーのように次々とパスされ、情感たっぷりに読み上げる人もいればたどたどしい人もいて、それぞれの個性がそのまま表現されながら全体がつながってひとつになってゆく、楽しくも温かい時間でした。
そして今日新たに、この春中学を卒業し、晴れて木の花ファミリーに「就職」した15歳のにちわと、アメリカの大学で物理学を専攻し、「将来は中国でコミュニティを立ち上げたい」と木の花に長期滞在中のゼンが、今思うことをシェアしてくれました!
  

にちわ
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書かれた内容についてはイヤなこともあるけど、ここのことをみんなに知ってもらえるという意味では逆に嬉しいし、世の中にもっといっぱいここのことを知ってもらいたいなって思う。

小さな頃からいつも周りを明るくしてきたにちわ
小さな頃からいつも周りを明るくしてきたにちわ

記事の中には誤解もいっぱいあって、確かに外から見たらここはそういう風に見えるかもしれないけど、殴られたのもちゃんと理由があるわけだし、それを暴力って受け取るとダメなことになっちゃうのかもしれないけど、何でそうなったのか理由が気になったら、木の花に来てもらえるといいな。
ここではいつも笑顔でお客さんを迎えてるし、毎日の生活もすごく充実してる。朝早く起きて、学校に行ってる時は面倒だと思う時もあったけど、ここにいると自分の好きなことができて、授業では眠くなったりしたのに、今はひたすら動いてるのが楽しいよ。畑は暑いけど、痩せられるからいいよね(笑)。キッチンに入る日は、今日は何作ろうかなって楽しく決められる。

第7回大人サミットにも最年少で参加
第7回大人サミットにも最年少で参加

周りに何を言われようと、自分はここで生まれてるし、自分にとって雑誌に書いてあるようなイヤな場所じゃないから、気にならないよ。そりゃあ、自分の好きなところがああいうことを書かれるのはイヤだよ。だけど、自分はここを大切だと思ってるから、周りからどう言われようといいかなって思う。
この間、他の子どもたちといさどんと、雑誌のことについて話し合った時に、みんな「周りが何を言おうと自分がどう思うかだけだから、関係ないじゃん」って言ってた。気にしてないって。いさどんがダジャレを連発して、みんなで爆笑して終わったよ(笑)。

大好きないさどんと
大好きないさどんと

  
  
ゼン
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現在、私はアメリカで物理学の博士課程で勉強しています。この夏(2014年5月)、どのようにエコビレッジを創るかを学ぶために「ヘルパー」として木の花ファミリーに滞在しています。

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みんなと一緒に農作業

木の花ファミリーは素晴らしいところです!現在の主流と比べて、全く反対の価値観を持っています。
ここでの暮らしは愛と智恵にあふれています。ここでの愛は民族や宗教、そして国籍を超えています。
ここの人々は特定の宗教や宗派を支持したり、抑圧することはありません。彼らが大切にしているのは、人々がどのようにお互いを愛するのかを学ぶべきだということです。
もし全人類が競争ではなく協働を、そして利己主義ではなく献身的な愛を選ぶのであれば、全ての人々が本当に幸せに共に暮らせるのだということを、彼らは人々に示しています。

ミーティングにも積極的に参加
通訳を受けながらミーティングにも積極的に参加

一言で言えば、ここでの暮らしは私の知る限り最高のものであり、さらに高いレベルに向かって進化しています。従来の医療ではほとんど改善が見られなかった深刻な身体的または精神的病を抱えた多くの人々が、数か月の通常の滞在後、奇跡的に回復することができるのです。
さらに驚くべきことは、ここの人々は植物にまでその愛を広げています。まるで赤ちゃんをお世話するように植物のお世話をするのです!
また、このコミュニティの創設者と私は何度も触れる機会がありますが、彼は全く厳しくも無礼でもなく、それどころか、ほぼいつも愉快で穏やかです。

私の言葉では言い尽くせない素晴らしいことが、ここにはたくさんあります。
私の知る限り、ジャーナリストのほとんどが、一日にも満たない時間をここで過ごしただけで、木の花ファミリーについての報告を書いています。しかし事実は、このような深いコミュニティは一日以内で理解できるものではなく、ここの人々と純粋に話すことによって理解できるものなのです。
ですから、このコミュニティに関する真実を知りたいジャーナリストや人々は、表面的で「社会の現実」や個人的欲望からの圧力によって歪められた記事を書く前に、ここでの詳細を経験するため、ヘルパーとして最低1週間は私のように滞在することをお勧めします。
  
Currently I’m studying my Phd in physics in USA. During this summer (May 2014), I stayed in Konohana family as an “helper” to study how to create an eco-village.
Konohama family is an amazing place! It has totally opposite values compared with the current mainstream. Life here is full of love and wisdom. Love here is beyond race, religion, and nationality. People here neither favor nor suppress any particular religion or school. What they value is that people should learn how to love each other. They show people that if all human beings choose collaboration instead of competition, and devotion instead of egoism, All human beings can truly live happily together.

お茶会などの日本文化も体験
お茶会などの日本文化も体験

In a word, lifestyle here is the best in my knowledge and is progressing towards an even higher level. Many people who got serious physical or mental diseases that showed little improvement after conventional medical care came here can magically recovered merely after a normal stay of several months. More amazingly, people here even spread their love to plants: they care plants just like caring a baby! In addition, according to my many touches with the creator of this community, he is absolutely not rigorous or rude, instead, he is humorous, and peaceful almost all the time.

To many awesome things here that beyond my words. According to my knowledge, most of the journalists only stayed here for less than one day before they wrote the reports. However, the fact is that such a profound community can hardly be understood within one day and by purely talking to people here. So, I suggest that any journalist or individual who want to know the truth regarding this community should, like me, stay here for at least one week as a helper to experience the details here before writing a pice of article that seems superficial and distorted by pressures from “social reality” and personal desires.

IMG_0540*ゼンが描いた絵。
上は様々なエネルギーが融け合い循環していく木の花ファミリーのイメージ。下は個が分離して融け合うことなく固まっている現代社会のイメージ。
   
   
   
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

   
  


週刊文春掲載を経て、今思うこと〈建築/糀/養蜂/養鶏/大町編〉

「週刊文春掲載を経て、今思うこと」いよいよ最終章の第5弾は、建築チーム、糀部、養蜂部、養鶏部、大町メンバー・・・つまりいろいろです!
   
ヒロッチ(建築チーム)
140317-140412一言で言うと、この時が来たのか、と。楽しみだよね、これからが。聞かれてもないのにこちらからしゃべるようなことではないと思ってたけど、今回沢山の人の目に留まるようになって、ようやくここが大事にしてきたことを語れる時が来た。同時に、楽な道ではないと腹もくくってる。まだまだ理解されないだろうし、人によっては僕らを汚いもののように見るだろうしね。
ただ、僕らは踏み台だと思っててさ。世の中が次のステージに上るためのね。だから土で汚れもするやろうし、踏まれて痛い思いもするやろうし。でもそこを乗り越えないと新しい社会は開けてこないから、腹くくって役割全うしますよ。さあ、どうなっていくんでしょうかね。恐れず、矢面に立って、風を受けて先陣切って、次の社会を開いていくぞ!

みかちゃん(建築チーム)
130503-115757記者が来たと聞いた時には、何しに来たんだこいつら、と思いました。でもいさどんが、難色を示すことなく普通な感じでインタビューに答えていたので、さすがいさどんはどこまでもポジティブだなあと感心しました。
実際に雑誌に載った記事を見て、まあ週刊誌なんてこんなもんか、と思いました。私は木の花に入る時点で一回人生が終わったと同じで、それまでの友人もみな連絡を取ってこなくなったし、誰にどう思われるかという恐れはないですね。
「懐かしい未来メーリングリスト」からバッシングが始まって、この一連の出来事は親切にも予告されていて、守られた中で起こっている出来事だなという思いがずっとあります。天が大事な役割を果たすものに仕上げるべく、私たちに磨きをかけ、鍛えてくれる出来事。私たちがいさどんに頼っているから、まわりにこのように思わせているともいえるし、だからこそわたしたちにそこを卒業するようにという愛をもって、天が仕掛けてきていると思っています。
自分自身が大変な汚れを持って生きてきて、バッシングする人たちと同じような心を持っていたので、彼等を悪いとは思いません。全ての魂がそれぞれの役割をしているのであって、どの役割に対しても、それは天の采配なのだから、感謝しかないと思う。
この生き方は、一般人からは理解されないさ、そりゃあ。でもそのうちに、かつての私のように、助けて~とやって来る人たちがどっと来るんじゃないでしょうか。その時が楽しみです。
それにしてもいさどんって、こんなにみんなのことを愛しているのに、そして最近は特に丸くなってゆるキャラ風になってあんなに可愛いのに、地球人ってエゴの中からしかものが見れないから、すぐに悪者になってしまって、天の使いも大変です。
何億年の計画を立てて今このトキとトコロにいるんだから、みんなでこの不安定な安定を楽しみましょう。やっと「みろくの世」を歌えるときがきて、うれしいよ。
マチガイから生まれた兄弟たちへ。
(※「マチガイ」の意味を知りたい方は、カタカムナ勉強会へお越しください!)

やすえどん(糀部)
110803-071654A氏(元メンバー)は本当に盲目だと思う。この世界は愛でできてるのが見えない状態。早く目が覚めればいいのにね。
最初に記事のタイトルの『黒いビッグダディ』というのを見た時には「何これ」と思った。いさどんが非難されるのを見るのは辛いけど、天の意志を念頭に置けば、これも新しい生き方が世に現れていくことの始まりなんだと思う。覚悟を持って生きていきます。

ちなっぴー(養蜂部)
140503-124651今回の掲載は、いいことだと思います。
これによって新たな出会いや関係が築けて、本物の絆が生まれるから。
『奇天烈なビッグダディが率いる大家族は、この先どこに向かうのか。(※記事の最後の一文)』どうぞお楽しみに!
  
  

かっちゃん(養鶏部)
130619-103729今何を思うかというと、別に普段と変わらないねえ。記事についてはいい気持ちはしないけど、人の口に戸は立てられないしね。外でなんと言われようと、ここは何ひとつ変わることはないじゃない。だから私、何も考えてない(笑)。いろいろと言ってくる人たちも、自分たちは自分たちの生活をすればいいのに、人の批判をしても何の向上にもならんよねえ。
外で生活してる夫に、週刊誌に掲載されたよって話したの。買う気ある?って聞いたら、ああいうものは人の興味を引くような書き方をしてるから読む気にならないって。全然関心なしだった。
ここはここで、普段通りやってればいいなと思うよ。

くにさん(大町ビレッジメンバー)
DSC_0206楽しみだな、と思う。ただ、今大町は農地も一気に増えていて、木の花ファミリーってどういうところなんだろうと興味を持つ人もいるだろうし、役場の人たちも気になるだろうし、せっかく流れが良くなってきているのに、その流れが止まってしまわないかな、と。ちょっと不安になったりするけど、削ぎ落とされた本当の仲間との絆がより深まっていく、次に行くための禊として、新しい出会いに向かっていくという点では、僕の想像を超えた世界に行けるんだなと思ってます。

あいちゃん(大町ビレッジメンバー)
140317-153555私は、淡々と囚われないで、良いエネルギーを出しているだけでいいのかなと思う。気負うこともなく、怯むこともなく、出会いの中で感じたことを出していくだけ。
今日花を納品に行った時に、その花を見て「わあ!」と感動をしている人を見た。こうちゃんが畑を通して心を伝えるのと同じことで、私たちも、いいものを作っていくことで伝えるということがいっぱいできると思う。今まではいさどんが出すエネルギーをみんなで共有しているという感じだったけど、これからは一人ひとりがいいものを発していくチャンスでもあると思います。

りょうちん(大町ビレッジメンバー)
121101-132956僕は、不安や楽しみもあるけれど、この流れを通して一番感じているのは、世の中の人達ってこの程度なんだなってこと。とても物事の捉え方が狭くて、一方的。社会の中でも、生物多様性や個性の尊重とか、そういうことを知っているエコビレッジ業界の人達までもが、エコビレッジというものを所有して、一般的な価値観に木の花を当てはめて裁こうとする。可能性も希望も感じられない。とても残念な気持ちになったけど、一方で、木の花ファミリーという集団が日本の中でも、世界の中でも本当に特別な存在なんだと分かった。
とても大切な生き方を与えられていることに、喜びと責任を感じています。

ゆうこちゃん(ケア滞在卒業後、木の花に長期滞在中)
140427-071725-001今回のことで、ここにいるみんな一人ひとりが出したコメントに触れて、改めて、みんなの前向きで輝いているパワーに圧倒されたよ。そして、そんなところに今自分がいることが、すごい不思議なご縁だと思うよ。
時々、ここにいることが夢みたいに思うんだ。本当にこんな世界があるんだ、というところにいるから。ここに来て、以前の私とは180度どころか一回転以上して(360度回って次元上昇しちゃった!?)全く変わってしまった。けど、それは、古い自分がいた小さな世界では全然できなかったよ。ここに来て、たくさんのみんなのおかげで、それができました。
今回のことがきっかけで、また新しくいろんな人が来たならば、おもてなししたいです。よい空間(トコロ)、よい時間(トキ)で、とびきり美味しいごちそう、自然のままの人の暮らしにふれて、来た時より生き生きして帰ってほしい。きっと、そうなるから。
  
  


週刊文春掲載を経て、今思うこと〈センター/子育てチーム編〉

「週刊文春掲載を経て、今思うこと」第4弾は、影に日向にみんなの暮らしを支える縁の下の力持ち、センター&子育てチームがお届けします!
   
さっちゃん
IMG_0150今通っているがんセンターの待合室に、ムンクの「叫び」みたいな、言いようのない恐怖や不安を抱えた人がいっぱいいるんだけど、この雑誌の中にも同じものを感じたよ。何だかわからない不安に追われていて、昔自分もそういう中にいたな、と思った。
みんな性のことは隠しごとにしていて、自分の欲も出してはいけないと思ってる。だけどほんとは興味があるからこういう週刊誌とかを見て、うわさ話みたいに「見た?」と言い合って、自分はそれとは違うような顔をしてる。自分の中にやましさがあるからこそ、自分はそれとは別物ですよ、というふうに装うんだよ。
だけど、いさどんは明るかった。何もコソコソすることなく堂々としていて、ここでは性のこともこういうふうに発信していけるんだ!って思った。それで使命感に燃えて、緊張して、ちょっと固くなりました(笑)。

でこちゃん
130523-134544世間の興味は性のことにばっかり集中してるけど、今回のことを通して、私は自分がずっと何を求めてきたのかが明快になった感じがあるの。
結婚していても、愛がない性なんていくらでもあるでしょ。それで生まれてくる子どももたくさんいる。昔、結婚を勧められても、どうしてもその制度の中に縛られる気になれなかったの。それよりも、もっと心と心が裸で付き合える、本物の信頼関係が欲しかった。もっとほんとうの意味で愛があって、その中に行為がある。結局結婚も出産もしたけど、そういう体験をすることはなく、ずっと何かが足りないと思って生きてきたの。それで最後にここに出会ったんだよ。
ここでは、本当のことをやっている、と思った。だから何を言われても「だって本当のことだもの」と言えるし、相手にも「あなたはどう?」って聞ける。そういうことを、もっとみんなで突っ込んで話し合ってみない?

ラブちゃん
130808-171933思ったのは、どうしても人に理解してもらおうと思いがちやけど、そうじゃなくて、ただ自分がこの生き方をまっとうすることやな、って。私は心にブレが出やすいけど、みんなで生きてるといろんな考えの人がいて、心は一つだけどその中にブレる人もブレない人もいて、全体で進んでいく。ブレるのも、みんなその過程。私は物事を点で見がちやけど、今は流れの中の一つと見るように心がけてる。そういうことを、ここで日々学んでる。
ここがやっているのは、みんなで一つを表現すること。それって一人じゃできない。個がありながら、他者と一つになっていく。そのために自分を観たり、人を想ったり、細かいことを日々やってるんだよね。昔は「こんな自分じゃダメだ」って、こうじゃない自分になることが心磨きだと思ってやってきたけど、そうするとどんどん疲れてきて、おかしいな〜、って(笑)。でもどんどん進んでいく中でターニングポイントがあって、ガラッと変わる時があるんだよね。自分はこのままでいいんや、って、すごく軽くなった。それで自分を出すようにしたら、どんどん違う展開になっていくのね。
この間、「忘れてたな」って言葉が降りてきたの。みんなここに来ることになってたんやな、って。それぞれにいろんな想いがあるけど、一つなんやな、って。そうしたら、日々の小さいことなんてもう、どうでもいいやんね。

ヤスエさん
140402-135505私は難しいことはわかんないから、みんなの言う通りだなーと思うだけよ。記事に対しては、いいとも悪いとも思わない。あとはそれを読む人がどう思うかだけのことで、こちらには何もないもの。
この間実家に帰った時に、行きの電車の中では文春の広告があったんだけど、向こうに着いたらもう店頭には置いてなかったの。ものごとはどんどん進んでいくんだから、いつまでも同じところに想いを留めておくのはいいことじゃないよね。今回のことは、みんなが本当に考えるいい機会になったと思うよ。

トシちゃん
130308-111216今回のことで、木の花のことがより良くわかって逆に学びになったよね。ここには決まった経典も制度もなくて、その時その時の場、人でことが流れて、いいも悪いもない。そして自然におさまっていく。
登山でもいろんな道があるでしょ。疲れて途中で休んだり、まっすぐ登ってるつもりが道に迷ったり、つかまるつもりもないのに目の前に紐があるからつかまったらそれは誰かのリュックで一緒に転げ落ちたり。でも最終的にはみんな登るんだよ。
答えが今あるというよりは、その時その時で湧いてくるものなんじゃないかな。まあみんな一度来てみてよ、という感じ。

あっちゃん
140503-115858感想は、ついに木の花も全国誌に載ったな!と。宣伝もしてないのに(笑)。
子どもたちは普通の学校に行ってるから、ああいうのを先生や父兄が見ていじめにならないかという心配もあったけど、その時はその時。それに、近所の人たちにも思ったより理解してくれている人がいて、それも自分の想像外だったから、今ごちゃごちゃ考えるよりも、まあ先に行ってみるだな、と。問われてるのは、自分たちの揺るぎない心だよね。
今回の件で、子どもたちと接するのにも心で伝えていく姿勢が問われるな、と改めて思う。その成長の機会を与えてもらってるね。

あさちゃん
140317-102920難しくてわかんないよ。世の中の人はそういうもんで判断してるんだなー、と思うくらいで。それはそれでいい。
別にここはここでやってるんだから、それで外の人がどう言おうと、淡々とやってれば、わかる人はわかってくれるものね。
  
  

みさこ
130809-075434最初はひどい書き方だと思った。だけど後から、A氏(記事に出てくる元メンバー)が役割をしてくれたんだな、と思った。私たちが何もしなくても、ここのことが広がっていくんだから、ありがとう、って。あとは、自分がしっかりしなきゃな、と思った。この記事に限らず、日常のどんな場面でも、神さまはいつもいろんな現象を通してメッセージを送り続けてくれているから。
子どもがいじめられないかということも気になって、守れる自分にならなきゃ!と思ったんだけど、話してみたら子どもたちの方がずっとしっかりしてた。子どもたちの魂の方が、ずっと上にいるよね。

みほさん
140427-071906自分たちは揺るがない心でこの生き方をやっているけれど、それを一般の人が理解するのは難しいだろうなと思う。いつの時代も、そういうふうにして進んできたんじゃないかな。時代は後からついてくるもの。私たちはこの生き方を続けていくだけだよね。
もしも本当にこの生き方のことを知りたいと思ってもらえるなら、ここに来てくれたらいいなと思います。

ゆかりちゃん(ケア滞在卒業後、木の花に長期滞在中)
140511-085716人の数だけ価値観があり、人は自分の価値観に基づいて物事を判断するということを以前に人が言っていたことを思い出して、自分と違う価値観があることを知った時にどう反応するのか、どういう感情が出てくるのか、自分はどういう価値観を持っているのだろうかということをしっかり見ることが必要だなと思った。記事に書かれていることは一体どうなのだろうか・・・と改めて考えたけど、今ここにいるみんなが表現していることを見てみようと思った。このことで、関心がある人は足を運ぶし、そうではない人は離れていく。
私は、『この星の上で』という曲にもあるように、「起こりゆくことのすべては善きことの為にあると♪」ということを思って、起こった出来事からそれが一体何だったのかを振り返って学び、みんなと共にそれを淡々と続けていくだけです。

こはる
DSC_0183この道を生きる心がまえが、より明確になった。信じて、確信を持って生き生き過ごしていれば、今はわからない人たちもいずれわかる日が来るでしょう。
同じ感覚の人が集まってくるスピードも、増している感じがする。どこにでも、心で響きあえる人はいる。みんな、もともとはつながっていたんだから。
私は毎日訪問看護師としていろんな人と接してるけど、その人の心の中にある種が芽生えていくための媒体になれるように、自分自身を磨いて、アンテナを高めていこうと思ってる。そういう日々を送れることがありがたいです。押し付けるのではなく、相手の視点の方向を見ながら関わっていこうと思う。
多くの人は物事を一方の側からだけで見ていて、ちょっと視点を変えることを怖がるんだよね。過去の自分もそうだった。ここで視点を変えることを教えてもらってありがたいし、ここでは日常の中に、それを実際に表現する舞台がある。そしてそれが、これから外の舞台とどうつながっていくのかが楽しみです。