







4月26日は、木の花最年長のえいこばーちゃんの誕生日。今年で71歳を迎えましたが、心は17歳?!のえいこばーちゃんがリクエストしたのは「ウエスパン」!木の花では水を汚さないために、「ウエス」と呼ばれる布切れでお皿を拭いてから洗うという取り組みをしています。食べられる「ウエス」として小さく切ったパンでお皿を拭くこともあり、そのパンをここでは「ウエスパン」と呼んでいます。
えいこばーちゃんに「ウエスパン」をリクエストした理由を聞いてみると。。。
「焼きたてのウエスパンがテーブルの上に置いてあるのを見たら、昔お腹が空いた時にフランスパンを少しちぎって食べては袋に戻して、また少しちぎって食べては袋に戻していたのを思い出して、『丸ごとのウエスパンをこのままちぎって食べたいな』と思ってね(笑)。
実際食べてみたらすごくおいしかった!結局私は3分の1くらいしか食べられなかったから、皆でおいしい、おいしいと言いながら、ちぎって食べたの。最後の方にみこが来て、『ばーちゃん、早く食べないとごちそうさまになっちゃうよ!』と言うくらい大きなパンだったからね。」
木の花でお誕生日を迎えた人は、好きな食べ物をリクエストでき、さらに皆からのメッセージもプレゼントされます。
「皆が書いてくれたメッセージを読んでいたら、すごく涙が出てきて、今でも涙が出てくるんだけれど(泣き笑い)、嬉しくてね。本当にありがたいと思って。世の中では年寄りだと半分邪魔にされてやることもなかったり、孤独に暮らしている人もいるかもしれないけれど、私はこんなに良いところにいて幸せだなと思いながら、皆からのメッセージを読んでいたの。
いつも皆と心を磨きながら暮らせることはありがたいなって。だから、一見悪いと思えることも、どんな出来事もありがたいなと思っています」
創立メンバーとして55歳の時にこの生き方を始めたえいこばーちゃん。創立メンバーであり、娘でもあるまりちゃんが、「色々な人に出会うにつれて、本当に大切に育てられてきたと実感します。今は親子というよりは同士!これからも共に歩んでいきましょう」というメッセージを寄せているように、この16年間、言葉では言い尽くせないような辛い時代を経ながらも心磨きを実践してきました。
何歳でも心を磨いていくことが出来るという見本のようなえいこばーちゃん。謙虚さと感謝の心を持ち続け、時に少女のように無邪気でかわいらしいえいこばーちゃん。これからも心の道を歩む同士としてよろしくね!
5月はいろいろなイベントが目白押し。今日は、ファミリーの地元・富士宮市に隣接する富士市で開催されるイベントへの出店をご案内します。
5月9日に「富士オーガニックフェスタ」に出店します。学校給食をオーガニックに変えるという前例のない試みに挑戦した南仏の小さな村を描いたドキュメンタリー映画「未来の食卓」の上映会、地域の有機農家さんをはじめとした出店者によるオーガニック・マーケットが併催されます。
ファミリーは「オーガニック・マーケット」に出店します。映画のチケットも販売しておりますので、ぜひおいでください!
南仏の小さな村が、子供たちの未来を守るため“学校給食と高齢者の宅配給食を オーガニックにする”という、前例のない試みに挑戦。オーガニックブームを巻き起こした ドキュメンタリー映画です。
富士山に抱かれて育った有機野菜の生産者直販、オーガニック産品の販売、屋台等
(5/1更新:実践交流会はおかげさまで満員となりました。多数のお申し込み、誠にありがとうございました)
これまで16年間に渡って無農薬・無化学肥料による畑作、稲作を行ってきた木の花ファミリーですが、昨年から画期的な無施肥農法「炭素循環農法」を畑作に取り入れ、着実に成果を上げています。
このたび、炭素循環農法の啓発に尽力されている林幸美さんをお迎えして、勉強会を開催することになりました。
既存の有機農法からの転換期にあるファミリーの圃場見学を含め、理論と実践を交えた価値ある学習の機会になると思います。プロの農家さんだけでなく、家庭菜園を実践しておられる方々にもおすすめです。奮ってご参加ください!
■ 木の花ファミリーと炭素循環農法
ファミリーでは16年間にわたって自然農法を実践してきましたが、ボカシや堆肥などをつかったいわゆる有機農業の技術に限界が見えてきていました。そんな折、一年ほど前に知人から炭素循環農法のホームページを紹介され、さっそく実践を始めた次第です。約8ヘクタールの畑作圃場のほとんどをソルゴーや燕麦などのイネ科の緑肥を使用した炭素循環農法に切り替えてきました。今年から始めたきくらげ栽培で廃菌床が出るようになったため、果菜類などに使い始めています。
現在は転換期なのでまだ作物の出来にはばらつきがありますが、確実に作物の姿が変わってきています。今回は、自然農法から転換中の畑の様子をご覧いただき、林氏に解説をお願いします。また、実践者同士の情報交換などもできればと思っています。
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「炭素循環農法」実践交流会@木の花ファミリー
2010年5月5日(水・祝)09:00~16:00
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これまで16年間に渡って無農薬・無化学肥料による
畑作、稲作を行ってきた木の花ファミリーですが、
昨年から画期的な無施肥農法「炭素循環農法」を畑作に取り入れ、
着実な成果を上げています。
このたび、炭素循環農法の啓発に尽力されている
林幸美さんをお迎えして、勉強会を開催することになりました。
既存の有機農法からの転換期にあるファミリーの圃場見学を含め、
理論と実践を交えた価値ある学習の機会になると思います。
ぜひ、ご参加ください!
*日時:平成22年5月5日 09:00~16:00
※ 昼食が必要な方はご持参ください
*集合:おひさまハウスひまわり
〒419-0302 静岡県富士宮市猫沢238-1
(旧住所表示:静岡県富士郡芝川町猫沢238-1)
アクセスマップ http://www.konohana-family.org/way/way.html
TEL/FAX:0544-66-0250
メールアドレス:info@konohana-family.org
*主催:木の花ファミリー
*講師:林幸美氏
*費用:無料
*日程:09:00 おひさまハウスひまわり集合
圃場見学
12:00 林氏による講義、質疑応答、交流会
16:00 終了
*お申し込み:
・インターネット(http://goo.gl/vhrV)よりお申し込みください。
・代表者のお名前、メールアドレス、連絡先、参加人数を明記の上、
メールまたはFAXでお申し込みください。
■ 木の花ファミリーとは
木の花ファミリーは60人(2010年4月現在)が
血縁を超えた大家族として暮らす、
富士山のふもとの農的共同体です。
1994年、20名の創立メンバーが世代や血縁を超えて助け合う
共同生活を志して静岡県富士宮市に移住、
ファミリーの前身である「木の花農園」を創立しました。
メンバー全員が調和の精神のもとで
それぞれの個性を生かした役割を持ち、
互いに助け合いながら日々の生活を送っています。
ファミリーでは、生活の基盤として
化学肥料や化学農薬、遺伝子組み換え技術を一切使用しない
自然農法を営んでいます。
自給自足が可能な生産性とのバランスを取りつつ、
資源の循環に配慮し環境負荷の少ない農法を採用しています。
耕作面積は野菜・穀類が約8ヘクタール、稲が7ヘクタールの
計15ヘクタールで、そのほとんどが
地域の遊休農地を借り入れて活用しています。
110品目、250品種を超える野菜や穀類をはじめ、
10品種のお米、平飼い養鶏による自然卵やヤギのミルク、
養蜂による純粋蜂蜜、伝統製法による手作りの味噌や醤油、
そしてさまざまな加工品など、
砂糖や塩など一部の調味料を除いたほとんどの食材を自給しています。
また、EM(有用微生物群)をもとに独自培養した
「木の花菌」を家畜の飼料や飲料に利用することで、
悪臭の極めて少ない健康な飼育環境を実現しています。
「木の花菌」は肥料の発酵や作物への散布にも使われるほか、
人も飲用して健康づくりに役立てています。
■ 木の花ファミリーと炭素循環農法
ファミリーでは16年間にわたって自然農法を実践してきましたが、
ボカシや堆肥などをつかったいわゆる有機農業の技術に限界が見えてきていまし
た。
そんな折、一年ほど前に知人から炭素循環農法のホームページを紹介され、
さっそく実践を始めた次第です。
約8ヘクタールの畑作圃場のほとんどをソルゴーや燕麦などの
イネ科の緑肥を使用した炭素循環農法に切り替えてきました。
今年から始めたきくらげ栽培で廃菌床が出るようになったため、
果菜類などに使い始めています。
現在は転換期なのでまだ作物の出来にはばらつきがありますが、
確実に作物の姿が変わってきています。
今回は、自然農法から転換中の畑の様子をご覧いただき、
林氏に解説をお願いします。
また、実践者同士の情報交換などもできればと思っています