たのしいお誕生日会(後編)

 

木の花のお誕生日会の日に出会えたゲストは、ラッキーです。
だって、無添加の手作りケーキに芸達者なメンバーたちの
個性あふれる出し物を見ることができるのですから。
 
 

お誕生会の日に合わせて(?)生まれた、たくみくん。

 
3月のお誕生日会は、なんといっても焚空水(たくみ)くんが生まれた日ということで、
一層盛り上がりました。
ダンスの得意なようこちゃんは、歌い手のみかちゃん、
キーボードのかずこちゃんと即興で舞を披露。
焚空水くんの誕生により湧いてきたインスピレーションから
美しい歌と音楽と舞がうまれてきました。
 
みかちゃんの美しい歌声に合わせて。

 
つづいて、こどもたちが“てあそびうた”を披露。
かわいいしぐさにおとなたち、拍手喝采!!
 
曲目は・・・
♪ はじまるよ、はじまるよ
♪ 大きくなったら
♪ ピクニック

大きな声で歌う子供たち

 

左から、ひみ・ゆりか・みこ。たのしそうです。

 
そしてお次は、ピアノをみのりとゆうゆが弾いてくれました。
トップバッターはみのり。
 
みのり「えっと、♪ねこふんじゃったをとちゅうまでひきます・・・。」
みんな「えっっ!?途中まで?(笑)」
 
つづくゆうゆも見事に“途中まで”弾ききりました。
「上手だったので次は一曲弾いてね」と言ったら約束してくれました。
 
♪ ねこふんじゃったを見事に“途中まで”弾ききったみのり。

 
 
そして今回の目玉はこちら。
 
ゆうとうくんがみつめるさきには・・・

 
毎回おとなもこどもも楽しみな、オフィスの精鋭がそろって演じる紙芝居!
こわーいお話から思わず笑ってしまう愉快なお話。
迫真の演技にこどもたちは前に乗り出してみつめます。
 
役者ぞろいのオフィスチームの恒例の紙芝居。

 

紙芝居にくぎ付け。

 
個性ゆたかな大家族のお誕生日会。
今月の誕生日会はいったい誰がどんな出し物をしてくれるでしょうか。

 

 


豊里でコンサートをしてきました!

昨日、福井での出版記念イベントに先駆けて、
かねてより交流のある三重県のヤマギシ会豊里実顕地にてコンサートをしてきました!

豊里でのコンサートは昨年の1月以来で、今回が2回目。
木の花からの「ただいまー!」の声に「おかえりー!」とこたえてくれた
ヤマギシのみなさんの暖かい空気に包まれて、会場は大いに盛り上がったのでした。

 

まずは出発の朝、豊里に向かうメンバーのお弁当を作るキッチンのみんな。

いつもワイワイ、にぎやかなキッチン

 

そしてできあがったお弁当が、こちら!

一人ひとりに、名前入り

道中のランチタイムでがぜんやる気が湧いて、いざ豊里へ!
嵐の中、前を進むトラックの幌も平行四辺形にゆがむほどの強風にあおられながら進みます。

 

そして豊里に着いてびっくり。

なんと、空に特大の虹が!

 

メンバーたちはそれぞれに、ヤマギシのみんなとの再会を喜び合いました。
前回訪れたときに、「また次に 会う時まで」と互いの名札を交換した
ヤマギシののぶたんと木の花のえいこばあちゃん。

二人とも、お互いの名札を大切に持っていました。

1年2ヶ月ぶりに名札は本人のもとへ・・・・と思いきや、
「やっぱりまた会いたいからもう1回交換しよう!」とのぶたん。
というわけで、やっぱり名札は交換したままです。

 

そしていよいよ、コンサート開始!

「おかえりー!」の声に迎えられて登場の木の花楽団

 

1曲目は、『Welcome to 木の花ファミリー』ならぬ『Welcome to アースファミリー』!

会場のみんなも一緒に

 

心を伝える楽団のかなめ、みかちゃん

 

いつも元気いっぱいのちなっぴー

 

新星、ちーちゃん

 

心を天に向けて歌うみちよちゃん

 

キーボードのかずこちゃんと、ギターのきょうこちゃん

 

歌を聴きながら瞑想するたっちゃん

 

そしてコンサートの中で、「交流の時間」が持たれました。
みんながそれぞれの想いを語る中、ヤマギシのもとやんより
「今回は出版記念コンサートということなので、本の登場人物であるえいこばあちゃんにも
ぜひ語ってもらいたい」と、マイクはえいこばあちゃんのもとへ。

突然話題をふられたえいこばあは、すっと立ち上がりました。

みんながえいこばあの話に聞き入ります。

 

自分は学歴がないとかそういうことが、ずっと心の中に引っかかっていたこと、
だけど今は、心の中のそういうものが全部とれて何もなくなったこと、
あとはもう、お迎えが来たらいつでも逝くだけなんです、と語るえいこばあ。

笑顔で語るえいこばあと、それを見守る同じく笑顔ののぶたん

 

えいこばあとのぶたんの二人に、会場からは大きな拍手がわき起こりました。
そこですかさず木の花のじゅんじいが登場!
「お二人にはぜひ、PPK対決をやっていただきたい。」
― 「PPK」とは「ピンピンコロリ」の略です、とじゅんちゃん。

笑いに包まれる会場

 

盛り上がったところでコンサート再開!
自然とみんながつながってゆきます。

手をつなぎ、みんなで歌います

 

後ろの方も総立ち

 

そして最後は『みんなで踊ろう』!
その通り、みんなで踊って大きく盛り上がり、フィナーレを迎えたのでした。

老いも若きもみんないっしょに!

 

ヤマギシのみなさん、すばらしい時間をどうもありがとう!

 

 

― 追記 ―

実はこの日のコンサートは、インターネットで木の花にも中継されていました。
画面の向こうの盛り上がりをキャッチした木の花では、
洗面器を持ったでこちゃんと鍋敷きを持ったあっちゃんが踊り出し、
同じく盛り上がっていたそうです。

 

なかのんとあっちゃん。ヤマギシのやすみさんからのケーキを手に。

 

 

 


たのしいお誕生日会(前編)

 

メンバーの数が現在79名になった木の花ファミリーでは、
毎月お誕生日会が開催されます。
これだけ人数がいると、お誕生日なんて忘れられてしまいそうですが
お誕生日の日には『生まれてきてくれて、ありがとう!』の心と共に、
みんなでハッピーバースデーソングをプレゼント。
 
大家族からの『おめでとう!』のシャワーは
ときどき涙する人もいるくらいうれしいものです。
 

ゆいとなりくん

 

今回は3月に行われたファミリーのお誕生会の模様をお届けします。
 
 
木の花ファミリーではお誕生日には自分の好きなメニューをキッチンさんが作ってくれます。
それも特別な盛り付けで!

「ねえ、ねえ、こんどのおたんじょうび、何がたべたい?」
と聞かれて、

「いちごのケーキ・・・。」
と答えたなりくん。

晴れてその願いは叶えられました!
 

キッチンさんから、なりくんへのバースデープレート

 

小学二年生になるゆいのバースデープレートはとってもかわいいものでした。
ゆめいっぱいの飾りつけです。
イラスト入りのカードはだれが描いてくれたのでしょうか?
 

こちらは、ゆいのバースデープレートです。

 

『魔女の宅急便』にでてきそうなキャロットパンはデコちゃんから。

 

小さなカードにはお姫さまドレスを着たゆいが。

 

描いたのは、わたし、綾でした☆

 
描いたのは同じく3月が誕生日のあやちゃんでした!
あやちゃんはニューズレターなどのイラストでおなじみですね。
 

 

みんなからの愛情をたっぷりうけとって
『みんな、ありがとう!』
と、にこにこ笑顔のゆいでした。

 

お誕生日、おめでとうね。

 


木の花ファミリー通信 Vol.55 2012年3月号が発行されました!

今月は少々遅くなってしまいましたが、ファミリーの月刊ニューズレター「木の花ファミリー通信」が発行されました。こちらから[download id=”4″ format=”2″]も可能です。ぜひ、お読みください!

トピックス

  • ケアサポート研修@木の花ファミリー
    2月にヤマギシ会から「自然療法プログラム」を学ぶために3名の方が滞在されました。その中から「もとやん」こと佐藤元泰さんが体験記を執筆してくださいました。
  • ようこそ、焚空水(たくみ)くん!
    3月20日、ファミリーに男の子が誕生しました!その名前の由来は?
  • 花祭りの里――奥三河・東栄町へ
    ファミリーの大切な年中行事、節分祭。そのルーツである「花祭り」を訪れました。

今月の「たより」

  • 毎月、ファミリーのさまざまな仕事の現場をレポートする「たより」シリーズ。今週は収穫・配送を担当するあきちゃんが登場します!

その他

  • お知らせ掲示板、今月の木の花菜食レシピ

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その名は「焚空水」

先日、ラブちゃんと赤ちゃんが、助産院から無事帰って来ました。

赤ちゃんは、生後1週間とは思えないほど体も顔つきもしっかりしています。
初めての出産で戸惑いのあったラブちゃんも、今や子育ての大ベテランたちに囲まれて、
母子ともに元気に過ごしています。

今日は皆さんに、赤ちゃんの名前のお披露目です!

 

退院の日、助産院の先生と。

 

「焚空水」と書いて、「たくみ」と読みます。

このちょっと変わった名前の誕生には、こんなエピソードがありました。

 

これまでファミリーの子供たちは、大人が意図してその名を考えるのではなく、
誰かの中にメッセージのようにふっと名前が降りてくる、という形で
命名を受けていました。
名前はその人の心のかたちを表すものであり、人から付けられるものではなく、
本人がその名を選んで生まれてくる、と捉えられているからです。
生まれる数年前から予告のように名前が先に降りてくることもあれば、
生まれてすぐに降りてくるなど、タイミングは様々。
ところが今回は、生まれてからしばらくしても
誰の中にも一向に名前が降りてくる気配がありませんでした。
これをいさどんは、こちらから「たくらむ」必要がある、と捉えました。

 

いさどん:
「たくらむ」と言うと悪い言葉のように聞こえるかもしれないけれど、
大事な方向に物事を方向付ける、という意味では、健全に「たくらむ」ことは必要になる。
今年は“結びの年”。
結ばれる、ということで、待っていればいいという意味もあるけれど、
自分たちから結ぶ、つまり仕掛けていく、という意味もあり、
その時には、たくらむ ― 「たくむ」心が要る。
僕たちは、天と地の共同作業の中に生きている。
出来事を上からいただいて、そしてそれが成就するように、下から努力していく。
それは天と地がつながり、両方向からこの世界を創っていくということ。
今年は新しい本の出版や各地でのイベントなどがあり、積極的にこちらから打ち出して、
その輪が広がっていくように働きかけていく。
そういう意味で、「たくむ」のは大切なことだと思った。

 

いさどんのこの話を聞いて、
木の花楽団ボーカルのみかちゃんは次のように語りました。

 

みかちゃん:
かつて私が天から歌をいただくようになった時、
初めは、口をぱかっと開けて受け取る、という姿勢だった。
自分が意図してつくるのは違う気がして、そのことをある人に話したら、
「それは純粋でいいことのようだけれど、自分からこういう歌が創りたい、と
意図することも大切だよ」と言われたことを思い出した。
世のためにこんな歌があるといいな、ということをたくらんで、そのことを天に伝えて、
天と共同作業で創っていくのは、意思を持った大人がすること。
良いことを「たくむ」ことの大切さを、この話を聞いて思った。

 

こうして生まれた、「たくみ」という名前。

そしてそれにようこちゃんが、「焚空水」という漢字をあてました。

 

ようこちゃん:
昨日、みこ(6歳)が「赤ちゃんの名前は“空”だよ」と言っていたのを思い出して、
まず「空」を当てはめた。
そして「焚」が出てきたときに思ったの。「地水火風空」みたいだな、って。

 

苗字の山本と合わせて、ぴったり線対称の「山本焚空水」。

メンバーからは、
「澄みきった『空』と『水』の上に、『焚』のエネルギーが天に向かって立ちのぼるイメージ」
「火を焚くと風が起きる。まるで風林火山」
「山、木、林、火、空、水・・・・・地球じゃん!」
という声が上がりました。

 

画数から見ても、非常にバランスの良い焚空水くん。

「これから世の中が安定に向かうときに、こういうバランスの良い魂がきっと必要になる」
といさどん。

 

 

さて、焚空水くんはいったいどんな人に育ってゆくのでしょうか。
これからが楽しみです。

 

 

親ばか全開のまこっちゃんと、焚空水