ちなっぴーの日常が学び・その② 美琴編

みなさんこんにちは、こまねちです。
今日は僕がちなっぴーの日常が学び②:美琴編をお伝えします。

木の花ファミリーでは、ゲストの方が訪れると歓迎の想いを込めてウェルカムコンサートを開いています。それは、この暮らしの奥にある心を音楽を通してお伝えしているからです。

先月末にいらっしゃった太陽マヤ族の最高司祭、尊母ナーキンさん達をお迎えしてのコンサートの時の出来事です。
「みろくの世」という曲が始まるとともに、まりちゃんによる手作りの衣装に包まれたようこちゃんとひとみちゃんの舞が始まりました。そして、その曲が終わりに近づいたとき、9歳の美琴が即興で二人の舞の中に入っていったのです。その舞はとても愛らしく、みんなの心を和ませたのでした。

そこでちなっぴーは、美琴に後で伝えたそうです。
「みこ、ちなっぴーはみこの踊りを見て感動したよ、ありがとう。ところで、みこはどうしてあの時踊ろうと思ったの?」
すると美琴は答えました。
「それはね、大好きな日和(美琴のお姉さん、15才)が踊れるのに、どうしてみこは踊れないんだろう。そこでね、去年の七夕の時、神様にお願いしたの。みこも日和のように踊れますようにってね。そしたらね、最近踊れるようになったの、だから、心に決めたの。1年間、踊りたいと思った時には踊ろうって。だから踊ったんだよ。」
ちなっぴーはその答えを聞いて、美琴の舞に感動すると共に、神様から頂いた直感を大切にし、行動するという彼女の心にも感動したそうです。

それで「この感動を皆と共有したい」という彼女の想いを、ブログにすることにしました。
それでは、木の花楽団の「みろくの世」という曲の、美琴の舞が加わった2分間をお楽しみください。

みろくの世 歌詞


「宇宙おじさんの人生講座」参加者の皆さんの感想

この週末、2泊3日の木の花塾「宇宙おじさんの人生講座」が開催されました!

「宇宙おじさんの人生講座」参加者の皆さん
全3回シリーズの第1回となる今回のテーマは「こころのかたちを知る」。名前をベースとしてその人の心の性質を読み解き、宇宙の本質を探る本講座は、9名の参加者の方々のうち女性がたった1人という、珍しい回になりました。いつも女性がパワフルな木の花ファミリー内でも、近ごろ男性陣に変化が起き始めており、やっぱり世の中の動きと連動してるのかも!?

名前講座はこれまでにも開催してきましたが、変化し続ける木の花と社会の動きを反映し、今回はこれまで以上にパワーアップした講座となりました。次回開催の9月には、いったいどこまで変化することか・・・皆さま、お楽しみに!

それでは、今回の参加者の皆さんの感想をご紹介します。
  
■ てんちゃん
たった下の名前だけで、自分や他の参加者の「こころのかたち」やその人の実態を捉えていることに驚きました。なぜそれがわかるのか、なぜそれが大切なのか。もしその説明が無かったのなら、ただの「ダジャレおじさんのよく当たる名前占い」でした(笑)
しかし、そうではない。目に見えない世界から始まる、この宇宙の仕組みの話。あまりにスケールが大きく、一般的な感覚からはぶっ飛んだ話。
しかし、僕が試行錯誤の中で理解してきたこの世の仕組み、人生の仕組みとマッチし、
それどころか、より深いところを明快に壮大なスケールで世界の成り立ちを描いている。
だからこそ、ただの ぶっ飛んだウサン臭い話としてではなく、自分の理解を超えたところにある、きっと真実なんだろうと思えるこの真理を掴もうと、挑むことができました。
この講座を木の花ファミリーで開催することで、お話としてだけでななく、それを実践しているファミリーのみんなの姿を見ながら、ファミリーのみんなに関わることで、より講座で伝えたいことの理解を深めることができました。
心を研鑚し合う仲間、自然農法で育てた野菜を使った美味しいごはん、無垢材を使った素敵な家、生き方を表した心に響くうた、一緒に遊んでくれた子供たち。。。嬉しくて嬉しくて、こんな幸せなことはありません。
温かく受け入れてくれた皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。どうも、ありがとうございました。また遊びに帰ります!

■ さかもっちゃん
宇宙から生まれていることを知って、自分の中の物差しが増えたと思う。
心のかたちをどうすればスムーズに全てが運ばれるのかいまいち分からんけど、この3日間で学んだことを思い返して、少しずつ納得していきたい。いろんな点から物事を見れるように、思考回路を訓練していきたい。
性について共感できたというか、仕組みがわかってラッキーだった。最近、SEXをしたい欲求がここ3年ぐらいなかったから、病気なのかと思ったが、エネルギーが心をみがけと訴えていたんだと気づいた。

■ ぺんぎんねこ
前回(4年前)に来た時は、本当にこんな世界があるんだなー、と舞い上がるような気持ちでしたが、今回は、何かこう自然にといいますか、静かに共鳴したような感じになりました。
4月の突然の失業に始まり、生まれて初めて一年間付き合った彼女とも、つい先月に離れ、いろいろが一新、生まれ変わる時期なのかなーと思っています。そのような中で、今回縁あってこちらに参加させていただいて、自分が大切にしている価値観が明確になり、せっかく頂いたこのフリーの時間を、気になったことはとことんやってみようという気持ちにもなりました。
ここで日々実践していることは、間違っていない/天の運行に沿っているということは、以前にも増して感じております。3日間大変お世話になりました。ありがとうございます。

■ めるし~♪
今回参加することができて、うれしい・楽しい・幸せな時間をみなさんと共有させて頂きました。
「宇宙意識で生きる」
Vortexの映像を観た時、なぜか泣きそうになりました。自分は今まで何度も、自暴自棄になりました。それも視点を変えれば、おかげさまで、木の花ファミリーに出会うことができたので、これも神様からの贈り物ですね。
以前の自分自身のように、ひとりで悩み苦しんで生きている人は沢山いると思います。そういった人に、本当の自分を思い出すお手伝いができたらなーと思っています。
戦い(たたかい)の世界+愛(あい)→ 温かい(あたたかい)世界
本当にありがとうございました(^v^)

■ ゆっこちゃん
3文字陽性の性質を知り、今までの自分のイメージがかなりくずれました。そして、自分の中で認めるということが、生まれて初めて出来た感覚を得ました。
タイミングよく3日目には夫も参加することとなり、心温かい中、確かな変化を得ました。一番大きな変化は、夫の気の感覚の中、人の話を、じっと聞けるようになったことです。陽性がしがちなことを頭だけでなく心で理解し、心をもって相手を大事に出来たことは、幸せな心落ちつくことでした。このペース、流れを保てるよう、心しています。
心のあるコミュニティの大事さを、ここでは深く感じ、学ぶことができました。夫との相性をみてもらったところ、これから二人で進む道がなんとなく同じ場で、確信できたように感じ、うれしかったです。このことは夫にも確認します。

■ オッシー
私は妻が、木の花ファミリーにケア滞在中で、正直妻の変わりよう(もちろん良い方向にです)に驚いています。その妻が3日間の講座に参加するということなので、本当は私も3日間受講したかったのですが、仕事の都合で最終日だけの参加となりました。
正直、2日間受講していないので、皆さんと話が合わないだろうから後ろで聞いていようかと思いましたが、何のことはなく皆さんと一体になり、話をシェアでき、とても有意義な時間を過ごすことができました。
私としての収穫は、妻との意思疎通ができたことが一番です。これからは、二人で築く人生が楽しみです。

■ おちゃっぴー
ありがとうございました。
カタカムナ難しい!ぼんやりとしか理解できませんでしたが、これから勉強したいと考えています。名前講座は、自分が陰性一文字で納得しましたし、この考えで生きていくことに自信をもちたいと思いました。妻との関係、相性-5。正直、なぜ!!!!これを機会に向きあい、一つ一つ考えて行きます。
最後に、自分の思っていることが正直に伝えられないもどかしさを感じました。その事を自分で分析して、次の機会に臨みたいと思います(9月!!)。個人面談を妻と一緒に?考えています。
本当にありがとうございました。

■ かんちゃん
いさどんやみかちゃんが本当に熱心に話をしてくれて、感謝しています。語ってくれた全てのことが、気持ちよく、心に入ってきました。3日間、日常とは異なる視点で頭を使って、刺激をもらってよかったです。これをどれだけ日常の暮らしで実践していくかが課題ですが、「自分が変わる=ヤマギシが変わる=社会が変わる」を忘れずにやっていきます。
次回(9月)も参加させてもらいますので、よろしくお願いします。

■ クンタロウ
<印象的だったこと>
(1) 自分がこれまで抱いていたエコビレッジのイメージ(薪、井戸水、電気・ガスなし、自給自足、テント)と違っていて近代的設備が整っており、少し驚いたこと。
(2) 持続可能なポイントは、思想(哲学といっても良いか?)・価値観が共有されていることを教えていただいたこと。ライフスタイルや自分の嗜好だけでは長く続かない。
(3) 年齢が若い人たちが多く、子供がたくさんいたこと。イメージが良いイミで裏切られた。
<自分の中で起きた変化と今後に活かしたいこと>
・自分の人生における重大な局面から学ぶべき自己改善が、全く果たされていないことが自覚できた。(今回の講座、大変有意義でした。)→まずは自己認識を高める。今回の講座で得た自分のこころのかたちが生活でどう出てくるか、宇宙視点で眺められるようにする。
・人づくり/コミュニティづくりは、心づくりから。自分でやりたいと考えているプロジェクト“プロジェクト567(ミロク)”構想におりこみたい。
・家族に関する“雑談”につき、またご連絡いたします。

 

次回の宇宙おじさんの人生講座「人生地図を読む」は、9月13日(土)~15日(月/祝)開催予定です!
  
 


自分のダメなパターンはもうやめよーぜ(笑

最近まで体の疲れが半端なくたまっていた、キッチンスタッフのやじおさん。キッチンの中で孤独感を感じていたそうです。そういうことを人に話したら、自分が良くないパターンにハマっていたことに気付いたといいます。今では体がとても軽くなったやじおさんに話を聞いてみました。

こまちゃん(以下こ)「最近どう?」
やじおさん(以下や)「昨日、あわちゃんと話してさ。というのは、まりねえにあわちゃんについて思うことを話したことがあって、それをまりねえから聞いたあわちゃんは、僕の真意を知りたいってことで、直接色々話したんだけど。」
こ「うん。」
や「昔からだけど、僕もあわちゃんも、人に自分の気持ちを出さないで、一方通行というか、我慢してることで怒りがたまってることが共通しててね。で、僕の場合は言葉をストレートに出さないで、オブラートをかけて表現する癖が今まではもちろん、その時のあわちゃんとの会話の最中にもあって。それに気付いたから、話の後半ではそういうストッパーもなしにして話したら、あわちゃんが僕の真意を分かってくれて。相手は鏡だからね。あわちゃんに話してるようで自分に言い聞かしてるような感じだった。
今までの人生のことも話したんだけど、結局、さみしく思ってたのは、自分で抱え込んでいただけだった。それが分かって、抱えずに皆にシェアするようにしたら、僕自身は特に何も変わってないのに、急に体が軽くなった。
最近まで、職場のキッチンから出てきて、食卓で皆と話す気がおきなかった。人と話したらエネルギーをもらえるってわかってるのに、皆のところに出ていけないぐらいエネルギーがなかった。ちょっと休みたいからって。だからひきこもってる自覚はあったけど、鬱への黄信号だねってまりねえに言われた時は、なるほどなって思ったよ。」

キッチンスタッフに囲まれるやじおさん
キッチンスタッフに囲まれるやじおさん 左から二番目

こ「なんでそこまでエネルギーがなくなったんだろう?」
や「キッチンスタッフの誰もが自分だという感覚はあるんだ。キッチンにいるのが嫌とか、キッチンスタッフが嫌とかでは全然なくて、むしろ感謝してるんだ。ただ、キッチンで話をしても解決しないというか話が深まらなくて、まぁいいやで止まる。
キッチンにいるのがつらいから、表に出て働きますっていう話じゃないんだよ。そんな噂がたってるようだけど、男ばっかりの田んぼ隊に入ったらっていう人がいたけど、ポイントはそこじゃない。要は自分のパターンをやり続けていただけ。
昔から、何かをしたいという思いがあっても、それをやり遂げるのは苦手だった。行き詰まっては、引っ越しをしてみたり仕事を変えたり。精神性を深めたい気持ちはあるんだけど、それをやり抜く実行力が課題。継続性が苦手。いさどんに3回ぐらい、社会で生きていくのは難しいと言われた(笑。ただ、料理とか、自分のできることにピタってハマれば役に立つ人だと言われた。それは誰でもそうだけど。いさどんには『自分に足りないところは皆に助けてもらいな』と言われていたのに、人に力を借りることを忘れてしまって、自分でなんとかしようとぐるぐるして、苦しくなっていた。」

こ「僕は1ヶ月ほど前、皆にその時の思いをシェアした事があったよね。今の自分のままではダメだから、でも自分では自分がよく分からないから、皆の力を借ります、教えてくださいって。」
や「そう、それと同じ気持ち。自分をどんどん出していきたい。僕はなんでも自分でやろうとして、抱え込んで、シェアを出さない傾向がある。自分が滞ってるし、体の疲労が半端ないし、そのことも素直に表現できないし、もんもんとしてた。ある時まりねえに相談したというか、なんとなく話したら、『あぁもう変わらないといけないな』と思った。問題はキッチンにあるんじゃなくて、自分の中にあった。だから今後、キッチンになんか問題が起きた時、まりねえに話を聞いてもらって解決してもらうというのも手なんだけど、それでは受け身だから、僕が変わって、キッチン以外のところから新しい視点をもらったりしてそれをキッチンに持ち帰って、みたいにやっていこうと思うから、引きこもってる場合じゃないよね。今までは自分でうまいことやりくりしていくけど、ちょっとずつズレていって、怒りが溜まっていき、そのまま進んで大分ズレてしまってから、仕事を辞めたりしてきた。やっぱりストレスをためないのが一番。そのためには自分の課題に向き合って取り組まないと、いつまでもそのままだよね。なのにいつまでも過去に取り憑かれてるというか、執着を捨てないでいるなんて、ばかなんじゃないのって自分でも思う。」

こ「今はやじおさんの事を、皆が気にかけてくれてる感じだよね。」
や「それは感じる。それがなんか、今までは悪いなぁと思ってた。でも、事が深刻になるまで出さずにいて話をややこしくしてるのも自分だから、こんなパターンはもうやめよーと思う。」
こ「うん。」
や「少なくとも、食卓にきて皆と毎食話せるようにはなってるよね。それだけのエネルギーがあるし、話すとさらに活性するし。」
こ「一人で作業してると、思考が全て自分発の思考でしょ。あの人だったらどう考えるだろうっていうシミュレーションをすることで自分以外からの視点を入れて思考してみたりするけど、それもやっぱり自分発の思考だし。それで僕はネガティブにハマりがちで、だから人と話すって大事だと思う。」

や「「恵みいただきます」という食事会のメニュー決めという役割があって、キッチンスタッフの5~6人でメニューを決めるんだけど、アイディアは出るのよ。だけどだいたい似たり寄ったり。その案を恵みチームに出すと、かなりの確率で却下されるんだよね。キッチンスタッフだけでむりやり出したアイディアだからイマイチなんだろうね。それでみんな落ち込んで、キッチンに持ち帰って、またスタッフだけで気が乗らないのにむりやり考えるって負のスパイラルだよね。それでどうしようもなくなって、『恵みチームでメニューを決めよう!』という話になった。皆で決めるようにしたら、面白いように決まっていった。今までだったら、いんげんの胡麻和えをやりたいっていうアイディアをキッチンスタッフで決めて恵みチームに出しても、その時期にはいんげん採れないよってことになって、またキッチンスタッフで考え直してた。だから恵みチームに収穫係さんが入っていたら、即判断できるじゃん。あっという間に、それこそ悪乗りするぐらいの明るい雰囲気でメニューが決まっていった。もはや却下されることもないしね。」

や「メニュー決めはキッチンのことだから、自分たちが主になってやろう、と所有してた。それで却下されると、多くの人はへこむし、僕だと『じゃあ、お前らが考えろや!』っていう怒りになるし。キッチンという枠やプライドを手放して、みんなで決めようってことになったら、満場一致になって流れがすごく良くなった。」

こ「流れが良いか悪いか分かってなかったんだろうね。今やってる流れが客観的に見えてるかどうか。今までのやり方を手放せずに、悩んで疲れていったんだね。」
や「今までのやり方で流れをつくっていこうとするのが習慣になっていて、上手く行かなかったらもっと頑張ればっいいっていうやり方で今までやってきてダメだったのに、まだそれを続けてたことを今回実感したのが良かった。」
こ「いい流れの中にいるのか、それとも良くない流れにいるのか、嗅ぎ分けられるといいよね。今までとは違う流れの作り方に気づけるといいよね。それは全員に共通するよね。」
や「小手先の知識とかでやっていっても大本は変わらない。今までも上手くいった試しがないのに、一体何に頼ってたんだろうって今は感じるね。それで、僕の話は僕だけの話じゃなくて皆の話でもあるのに、なんかどっかで、自分だけで解決しようとするのはなんでだろうね。」
こ「分かる。僕も自分の力だけでやりくりしようという傾向がめちゃ強い。木の花に来る前までは社長の息子という立場だったり、怖がりなのによく思われたい気持ちがあったり、長男として強くあれと育てられたりとかで、人に頼ろうとしなかった。それが大小色んな滞りをうんでいた。これからは頼りまくってやろうと思うよ(笑」
や「僕は人に頼られるのが好き。他の人の中にもそんな人はいるだろう。頼れば、頼られたその人は喜ぶかもしれないのに、頼らないのはなんでだろうね。」
こ「頼んだら、迷惑かけるかもしれないとか思うからかな。」
や「今度、そこを深堀りしない? なんで人を頼らないのか。ここを解明しないといつまでも出しにくいじゃん。」
こ「そうだね!」       

そして、「僕らはなぜ人を頼らないのか?」に続く。予定。

ご飯を食べながら。 左:やじおさん 右:こまちゃん
ご飯を食べながら。
左:やじおさん 右:こまちゃん


ちなっぴーの日常が学び!その1~あいちゃん編~

はじめまして!
初投稿のまっちゃんです。

このシリーズでは、養蜂担当ちなっぴーが体験した、些細な日常を取り上げてお送りします。
第一回となる今回は、大町メンバーの愛ちゃん編をお届けします♪

いつでもどこでも歌とともに♪元気の種まき、ちなっぴー
いつでもどこでも歌とともに♪元気の種まき、ちなっぴー

—————–

採蜜のため、大町に出張したちなっぴーは、次の日の朝、お風呂掃除をしました。

初めて掃除をする彼女に愛ちゃんは、簡単な道具の使い方と掃除の仕方を説明し、
あとは全て任せてくれました。

そして掃除が終わったちなっぴーは、
“おふろセット(湯船のフタや、椅子、洗面器など)をどう片付けようか?”
と思案し、取りあえず蓋は壁際に立てかけ、備品は自分なりに考えて片付けたそうです。

そこで愛ちゃんに、

「あいちゃん、掃除終わったけど、備品の片付け方は後で見ておいてね」

と伝えましたが、そのあと何となく気になって、

「愛ちゃんは、いつもどんなふうに片付けているの?」

と聞いたそうです。

すると、愛ちゃんからはこんな話が。

「私はね、なるべく乾燥させたいからお風呂の蓋は床にはおかないで、風呂桶の上に洗面器を伏せて、そこに蓋を置くの。そうするとちょうど斜めになって水が切れる。そしてそこにいろんな道具も載せておくと、どの道具も水が切れるでしょ。」

とアドバイス。そしてここからが愛ちゃんの面白いところ!

「私は、お風呂掃除を頼むときにあえて細々と指示しないようにしてるの。そうすると、後で見たときにその人がどういう考えでそうしたかが見えてきて、自分からは湧いてこない知恵も学べるし、その人の人格やいろいろな事が見えてきてすごく学べるの。だからちなっぴーがどんな風に片付けるのか楽しみにしていたんだよ。」

と。
これを聞いたちなっぴーは、
「日常のささいなところからも学ぼうとする愛ちゃんに感心しちゃった」と。

そして、大町メンバーのりょうちんが言っていた
「愛ちゃんから日々いっぱい学んでいるよ」という言葉の意味が腑に落ちたのでした。

愛ちゃんはこうも言います。

「大町に来て、富士宮から離れてみて感じるのは、改めていさどんの存在のありがたさ。
そして子供たちの存在のありがたさ。毎日の子供ミーティングの映像をみることが、一日のうちで一番の楽しみ。」

と、今の心境を語り、

「最近はりょうちんが何でも心の動きを話してくれるから、りょうすけ(嶺佐)の心と向き合うことでも、そのねじれ具合がよく見えて、『こんな風にねじれていくんだ~』と、とても勉強になる。」
とも話してくれました。

その“りょうちん”はというと、

りょうちん
「僕は今、気になったことはなんでも愛ちゃんに話すことにしているんだ。愛ちゃんはとても直感の鋭い人で僕には無い物を持っている。出すとすぐに直感で捉えて返してくれて、僕の心を映し出す鏡の役割をしてくれるから、自分を知るのにとても勉強になる。」

それを聞いた、ちなっぴーは、
『りょうちんは愛ちゃんというセンサーを頂いてほんとに貴重な学びを頂いていると思ったの♪』
と目をキラキラさせて語ってくれました。

大町の親子猿(笑) (左)りょうちん、(右)愛ちゃん
大町の親子猿(笑)
(左)りょうちん、(右)愛ちゃん
左から、くにさん、愛ちゃん、りょうちん(木崎湖をバックに)
左から、くにさん、愛ちゃん、りょうちん(木崎湖をバックに)

最後に、
「まっちゃん、私、大町にいる愛ちゃんが今学んでいる事や、愛ちゃんのそばにいる人から見た愛ちゃんを取材して世の中に発信したらいいと思うわ♪」

さても、ここには、貴重なネタが日常にたくさんちりばめられています。

こんな些細な学びを世の中に”発信”していくことで、世の中が変わるきっかけになる。
そんな思いで、このシリーズ、”発進”してまいりま~す♪
(まっちゃん)


流れをいただく 〜 フリーな心 〜

木の花ファミリーでは、カタカムナの世界観を取り入れ、目に見える世界の奥にある波動や響きを感じる「天然農法」に取り組んでいます。
今日は、田んぼの機械除草を終えて午後のおやつをしながらの、かとけん、ゆうくん、長期滞在中のあわちゃん、ひろきくんの会話をご紹介します。

田植え後の田んぼ
田植え後の田んぼ

■   ■   ■   ■   ■   ■   ■   ■   ■   ■   ■   ■
  
かとけん「除草機を使うと水がはねるんだよね。そうすると光が当たって宝石みたいに見える。」

あわちゃん「あ~」

かとけん「その草(雑草の事)が手のひらに見えて、その手は斜め45度上を指している。光の方角に向かいなさい、というようなことを言っているような気がした。周りを見ると稲しか無い。イーネ、イーネ、イーネ。」

あわちゃん「あっ、イーネ、イーネって?あ~」

かとけん「そう、そんな世界イイネってそんな感じがした」

あわちゃん「面白いね」

かとけん「午前中はだるかった。排気ガスが・・・」

ゆうくん「そういえば、かとけんが除草していた田んぼ、終わって見てみたら凄い疲れているように感じた。後で元気にしてあげないと。」

あわちゃん「えっ、それってかとけんが入ってたからってこと?」

ゆうくん「うん。その人の波動が思いっきり伝わる」

あわちゃん「あ~」

かとけん「午後は全然排気ガスが気にならなかった」

あわちゃん「排気ガス?」

ゆうくん「機械除草を行う時に排気ガスが出る。でも、午前も午後も同じ作業をしているのに、違う反応をしている。その人の心とかものの捉え方によってそれだけ世界が違ってくるだね。」

あわちゃん「ほんとだよね~」

かとけん「なんかさ、前こうちゃんが言ってたんだけど、その~放射能あるじゃん。あれとかもテネモス理論とかあって、要は電子の一部を取ると無害化になるんだって。放射線も無害化していく装置みたいのがある。それを装置じゃなくて人間でもできるんじゃないかと思った。なんかそれを思ったら、排気ガスが来てるけど全然苦しくなかった。午前は排気ガスが頭の中に溜まっている感じがした」

あわちゃん「何が違ったの?今回は?」

かとけん「なんか見え方が違ったんだよね。やたらとキレイに見えたんだよね」

あわちゃん「なんでだろうね」

ゆうくん「ものの波動ってあるじゃん。全てのものは波動を発してるんだけど、人が疲れて波動が下がっている時にそのものの影響(波動)を受けちゃう。」

あわちゃん「そもそも、そこの田んぼは波動が弱くて・・」

ゆうくん「というよりも、機械は天然のものから思いっきりゆがめらたれたものなんだよね。天然のものから自然のもの、自然のものから人工のものへと。波動自体大分低くなっている。排気ガス自体、もっと波動が低いもの。かとけんが疲れていて波動が下がっていたから、そこに共鳴して思いっきり排気ガスの波動を受けて」

あわちゃん「あーそれがそのまま広がっていくってこと」

ゆうくん「かとけんもその波動を受けて、それが稲に伝わる。でもさっきのかとけんは機械の波動に影響されないような状態になっていたから、それに見合った世界が見えてくる。」

素足で田んぼに入るゆうくん
素足で田んぼに入るゆうくん

あわちゃん「なんで波動が高かったの?」

ゆうくん「高かったというか、元(元気)に戻ったんでしょ?。午前中変な思考をまわしながら作業をしていたんじゃない?」

あわちゃん「あっ、そういうこと?」

ゆうくん「余分な思考」

かとけん「それもある。さっき作業をしている途中で、カタカムナを歌おうと思ったら太陽が消え雲がかかった。なんでそうなるか天に聞いたら、あるがままを見るだけで良いという思いが湧いた。そしたらまた太陽が出た。カタカムナを歌わなくてもそこに意識を向ければ、本来あるべきものが見える。楽になった。どっかで力むところがあった。
カタカムナを奏上しよう!とか無意識のうちに力んだとき、自然体じゃない自分がいる。そうじゃなくて、自然体でみれば本来の姿が見えてくる。いさどんが言っていたように、力を使ってぴょんぴょん飛び跳ねて天に近づくんじゃなくて、すぐそばにある。それは自然体で楽なこと。
だけど、自分の感情や過去の記憶といったフィルターを通してみると、本当の世界が見えてこない。そして、その感情が自分自身に染みついているからなおさら気付けない。自分の感情の最初の一歩目が分からない。だけど、話しているうちに無意識に余分な力が入っているなぁということは分かった」

あわちゃん「確かに力が抜けるのはわかる。さっきの作業中、ふとお昼の時の話を思い出して、色々みんな発信していこうという話になった。自分は外部者としてのスタンスで木の花を発信していくことに価値がある。それがいただくこと。意識的にそうやろうと思って発信しようというより、たまたま話しているときにそういう場があって役割をもらって、それを思い出したらスーッとして、パーッと目の前が開けた感じ。」

かとけん「それが昨日いさどんが言っていた、風を感じる、流れを感じる、流れのにおいを感じること。見分けられる人になったほうがいい。特にその場にいた時に、そういう何かに出会って役割をもらった時に、そうだなとやっていく。」

あわちゃん「そこで“いただく”という姿勢が大事。そこで力んだりこうしなきゃと思うとだめ。そこは自然に。」

かとけん「長期滞在中のNちゃんが昨日シェアしていた。『ゆみちゃんのように、いさどんのところに学びに行こうと思ったけど、目の前のことをいただいていくことが大切なんだってわかったりました』って。そのとき、拍手があったけれど、僕はどういうこと?と、よく理解できなかった。だけど、今あわちゃんの話を聞いてわかった!」

ゆうくん「あわちゃんの何気ない話が相手のためになっているね」

あわちゃん「まりねえも言ってた。メンバーとかメンバーじゃないとか関係なく、全部が活かされる。」

ゆうくん「そういう場が自然にできる。なんのとらわれもなくて、フリーな心の状態の時、そのとき自然に流れがくる。昼の木の花劇団での集まりの場でもそうだった。流れは常にあるんだけど、心の状態によって、感じられたり感じられなかったりする。今は自然のようにクリアーな心の場。だから今はいい場。」

あわちゃん「それはある。さっき作業しながらふっと湧いてきた」

かとけん「お昼は排気ガスが頭を回ってて、そういうことが全然自分に入ってこなかった。だけどあわちゃんが蚊にさされて抵抗力がつくみたいな話をしてくれて、排気ガスに対しても抵抗力がついた。場と自分の心とメンバーがそろったとき、昼食のときの話の流れとか、そのときのことは後からわかる。そのときにはよくわからないけど、後からわかる。」

あわちゃん「それが“いただく”、目の前のことをやっていくこと」

かとけん「何か人に伝えてそのときはわからなくても、あとからあの人が言ったことはこうとわかるときがくる。だからそのときに伝わらなくてもあせる必要ない。それは種まきだから。早い遅いじゃない。早く気づけばいい訳じゃない。人それぞれの歩みがある。風を感じるとか流れを感じるってことが、自然の中で作業することでよりクリアになっていく。お昼に話していたときは、なんとなくわかる、という感じだった。それから自然の場に来た。自然にふれて、より自分の感度が高まったら、より理解が深まって、さらにこういう場がある」

あわちゃん「お昼話して、車の中で話して、この場でみんなで写真とったりして、作業でのきづきがあって、今この場がある。いい流れを感じる。」

ゆうくん「体感することでさらに深まる」

あわちゃん「面白い。流れが見える」

ゆうくん「次の作業では、さっきまでとまた違ったように見えてくるよ」

かとけん「宇宙の法則は面白いことが好き」

あわちゃん「宇宙の法則??わからない・・」

ゆうくん「全部宇宙の法則の中にある」

あわちゃん「そうだよな!でもそうだ!さっきそういいながら、その気づきがあったときめっちゃ天を感じてた。それが宇宙だよね。それやってたよカタカムナ歌いながら」

かとけん「今まで観えなかったものが観える。その人の意識の段階や心の状態で観えるようになる」

あわちゃん「なんか面白いね(笑)、ウルルン滞在記で木の花村にきたみたい。面白い♪」
  
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田んぼに入るあわちゃん