市議会議員の方々との会合

ファミリーのいさどんとみちよちゃんが参加している「ふじのみや市民環境会議」では、生ゴミの堆肥化プロジェクトを推進しています。

昨日、富士宮市議会の環境厚生委員会の方々にプロジェクトの概要を説明するためのミーティングが行われました。会場となったのは、市民はふだん入る機会のない市議会の委員会室。5名の市民に対して環境厚生委員会以外の方も含む7名の議員がご参加くださいました。議員の方々のゴミ処理問題への関心の高さがうかがえました。

環境厚生委員会の皆さんは、生ゴミ処理への積極的な取り組みとして知られる山形県長井市の「レインボープラン」を見学されていて、その体験も踏まえた話し合いが行われました。

初顔あわせにも関わらず率直で活発な議論が行われ、行政を動かしていくための説得力あるプランニングが必要であること、低予算でも対応可能な小さな実践例から初めて実績を積み上げていくのが得策であることなど、これからの活動の課題を確認して、今後の活動への確実な第一歩となりました。

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市民環境会議メンバー(斉藤氏、いさどん、前田氏、松永氏、小林氏)

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市議会議員の方々(横山、深澤、遠藤、佐野、若林、朝比奈の各議員)


新たなこころと秋晴れの空

11月度、第6回の生活体験ツアーの2日目です。1日目は台風の影響で雨風が強かったですが、今日は台風一過の素晴らしい天気でした。抜けるような青空を背景に雪化粧した富士山が鮮やかに浮かび上がる絶好の農作業日和でした。

昼食のあとは、ツアーを締めくくるシェアリングの時間でした。順番に感想を話すときには、どの人も単純な印象ではなく、自分のこれまでのこころの軌跡や、今回の体験を通じてどのような点が変わったかをとても率直に話してくれました。シェアリングに参加したファミリーのメンバーもこれまでの体験を話し、みんなそれぞれにファミリーへの理解を深めたようです。

今回のツアーでも、短い時間で素晴らしい出会いをいただきました。ファミリーの生活体験は、参加された方々にとって自分の心を鏡でのぞくような体験になるようです。ファミリーのメンバーにとっても、みんなの体験を通じて自分たちの生活を改めて見せてもらうことができる機会となり、そのたびに新たな視点や勇気をいただいています。

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秋晴れの富士山

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落花生の収穫体験

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こちらは玉ねぎ苗の除草です

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野外のおやつタイム

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ファミリーの「聖地」宮ノ下広場で記念撮影

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こちらは土づくり

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車座になって感想のシェアリングをしています

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ファミリーのみんなと記念撮影


第6回生活体験ツアー 1日目

毎月1回、10名のお客様を1泊2日でお迎えする「生活体験ツアー」の11月度(第6回)を開催中です。

今回は直前に数名のキャンセルが出ましたが、キャンセル待ちの方や、ちょうどファミリーに滞在されていた方の「飛び入り」参加で、いつも通り10名での開始となりました。参加メンバーは、ほぼ男女半々(ちなみに、前回は全員女性)です。

1日目は台風の接近でかなりの荒天となりましたが、野外の見学コースは多くないため、それほど影響されずにプログラムを進めることができました。

今回参加された方々は、マクロビオティックやエコビレッジ、パーマカルチャーといった切り口からファミリーに興味を持たれた方が多くいらっしゃいました。1日を終えて、ガイドのよしどんは「みなさんとても熱心で、すごく興味を持ってくださっています。ただ、今回は物静かな方が多いようですが、せっかくですので、積極的に質問や自分の考えを出してもらえたら、いい場所になると思います。」と感想を述べていました。2日目の展開が楽しみです。

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昼食あとの自己紹介

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「にわとり小学校」の見学。おとなしい鶏さんたち

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鶏さん用の自家製配合飼料を説明しています。つまんで食べてみる?

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やぎ舎の見学

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いさどんによるファミリーのプレゼンテーション

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夕食中のひとコマ

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ウェルカムコンサート中!


島田市花の会50周年記念

昨日、いさどんが「島田市花の会50周年記念」というイベントに講師として招かれ、1時間の記念講演をしてきました。

花の会は街路や公共施設などに花を植えるなどの活動をしているボランティア団体で、全国に支部のある大きな組織です。島田市花の会とファミリーとは長いおつきあいで、会長をしておられる鈴木様をはじめ、会員の皆様が数回にわたってファミリーをご訪問くださっています。そのご縁で、50周年記念という節目のイベントで講演をさせていただくことになりました。

50周年を記念して行われた会は市営の大きなホールで行われ、200名を超えるお客様がみえていました。いさどんはファミリーの営みについてのプレゼンテーションを行い、現代の日本社会のさまざまな問題点や、そうした事柄を超えていくモデルケースとしてのファミリーの生活や取り組みについて話しました。

余談になりますが、会場で配布されたパンフレット250部、販売されたファミリーの書籍「心を耕す家族の行く手」17冊は、一度に配布・販売された数としては過去最高でした。書籍を販売した受付の一角では、いさどんがサインを求められる一幕もあり、「練習しとかなきゃ」とはいさどんの弁でした。

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「プラザおおるり」。立派なホールです

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「記念講演会」がいさどんの出番です

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立派な演壇で話すいさどん。おいしそうな画面です

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みなさん、真剣な表情です

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制作を担当された島田市都市計画課の杉山さん。お世話になりました


野菜たちと土の会話

昨日から今日にかけて、財団法人自然農法国際開発研究センター(自然農法センター)研究員の石綿さんが泊まりがけで農法指導にきてくださいました。石綿さんは、去る7月にも指導に来てくださっています。

ご指導いただいた詳しい内容は追って「畑だより」 でもご報告しますが、今回、石綿さんはファミリーの全員に向けてプレゼンテーションをしてくださいました。土と野菜の関係について1時間ほど説明してくださったのですが、かなり専門的な内容にもかかわらず、あまりの興味深さに、みんな声をあげて感心する内容でした。

農業においては、一般的に土は「肥料の容れ物」のように見なされがちです。これは、化学肥料を使用する慣行農法に限らず、有機農業においてもそうです。けれども、野菜は、ただ土の中にある養分を吸い取るのではなく、根からさまざまな情報を発信しています。土はその情報を受け取って、その環境を変化させているのです。野菜がこんな風に土と情報のやりとり、つまり「会話」をしていることを、みなさんはご存じでしたか?

こうした現象が、たとえば自然に対する情緒的な思い入れや願望ではなく、実験結果を踏まえた明快な事実として説明される面白さは、「私たちだけで見ているのがもったいない!」と思わせるほどのものでした。

自然の摂理を明快に見据えた石綿さんの視点は、これからの日本の農業に欠かすことのできないものであると思います。ファミリーでは、農法指導などで 今後ともお世話になると同時に、石綿さんの研究を実地で活かしていく場所として、研究の成果を広めていく役割を担うことができれば、と考えています。

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土と野菜の精妙なメカニズムを楽しそうに説明する石綿さん

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みんな、真剣なまなざしで聴き入っています

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一見、淡々とした実験レポートですが、内容は深い!のです