味噌づくり講座

3月2日、ファミリーでは味噌づくり講座が開催されました。ファミリーの大豆(もちろん有機無農薬栽培です)、そして手づくりの麹で作る自家製のお味噌は、いちど味わったらやめられないおいしさ。毎年人気の講座で、参加費も無料です。

今年もたくさんのご参加をいただき、にぎやかにお味噌づくりが行われました。講座は3月9日にもう一度行われます。

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味噌づくりのスタートです

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釜戸でゆであげた大豆。つまんで食べてみると、ほくほく甘くておいしいのです

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機械でにゅるにゅるっとミンチにします

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麹と塩を混ぜて、団子を作ります

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容器にぴっちりと詰めて、ラップで表面を覆います。これで仕込みは完了です


富士宮を有機の町に!

半月あまり、ブログの更新がストップしてしまいました。楽しみにしてくださっている皆様、ごめんなさい!ブログ担当者が別件で手一杯だったためなのですが、また更新の頻度を上げていけそうな見込みですので、どうぞよろしくお願いします。

さて、木の花ファミリーは、昨年末から地元の静岡県富士宮市で有機農業の推進団体「ふじのみや有機農業推進協議会」を設立すべく、行政などの関係者と力を合わせて、急ピッチの準備作業を進めてきました。

農水省は(つまり国は)、一昨年12月に有機農業推進法が制定されたことを受けて、全国各地に有機農業のモデルタウンを作ろうと、昨年後半から各地の有機農家や関係機関、市町村に呼びかけています。4月中旬には、有機農業のモデルタウンが全国50箇所ほど誕生する予定になっています。

具体的には、「市町村単位に有機農業をすすめていく協議会を結成してね。そこでモデルタウン作りの計画と予算案を作って申請すれば、最大400万円×5年間の助成金をあげるよ」という制度です(もちろん、審査をパスする必要があります)。

この仕組みが面白いのは、協議会が民間主導でよい、ということです。とりあえず、協議会のメンバーに行政が入ることは必須条件なのですが、あくまで一員という位置づけです。それに加えて、協議会が農水省とダイレクトにやりとりして、助成金も農水省から直接交付される点もユニークです。

財団法人自然農法国際研究開発センターの三浦さんが「木の花さんも、富士宮で協議会をつくってみない?」と話を持ちかけてきてくださったのは、昨年の12月でした。ファミリーでは「それは、ぜひやるべきだね」と話し合いましたが、モデルタウンづくりの事業計画の〆切は、2月末だといいます。たったの2ヶ月しかありません。

それでもとにかくやってみようと、いさどんと私(いさお)で市役所の農政課に赴き、ぜひ富士宮でも協議会を設立しましょう、と話を持ちかけました。始めはちょっと戸惑っていた市の方々も、良いことですからぜひやりましょう、と協力を約束してくださり、結成に向けた取り組みを始めることになりました。

とはいえ、何しろ2月末までにモデルタウンの事業計画を作らなければならない、という厳しいタイムリミットがありました。本来であれば、関係者に幅広く呼びかけて、必要な根回しもして、協議会を結成して、組織の骨格を固めて、事業の内容を話し合って・・・、という手順を踏む必要があるのですが、とてもそんな時間はありません。そこで、話し合いの結果、最小限の発起人メンバーで書類上の組織を立ち上げて、事業案を作って申請するしかないね、ということになりました。

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写真:作戦会議の様子です。真剣な議論になりました

その事業案づくりが、「木の花さんで、ひとつよろしく」ということになったのです。担当者は、ブログ担当者の私(いさお)でした。そんなわけで、ブログが停止していたのでした・・・なんて言い訳はさておき、国に提出する事業案づくりという未体験の作業と締切のプレッシャーに、当初は四苦八苦していました。そんな折に、地元で農産物の直売所を経営され、定年後に農業を楽しむ方々の組織を率いておられる長谷川さんがファミリーを来訪されました。さっそく、協議会の話をさせていただいたところ、「それなら私たちがそのまま協議会に加わるよ」と申し出てくださいました。つまり、事業計画書にそのまま書けるような実績のある事業がまとめてやってきたのです。加えて、長谷川さんは長年、公的機関でたくさんの申請書を手がけてこられた経験から、記入も手伝ってくださいました。本当にありがたいことでした。

こうした手助けや自然農法国際研究開発センターの三浦さんのサポートもあり、なんとか事業計画書を完成させて、農水省に提出することができました。審査の結果は、4月中旬に出ることになっています。ぜひ、採択されることを祈っていてくださいね。採択されれば、富士宮市は「有機農業の町」としての確かな第一歩を踏み出すことになります。もちろん、ファミリーはそこで大きな役割を果たしていきます。

有機農業のモデルタウン誕生の報は一般のニュースでも流れるかもしれませんが、もし見かけたら、「おっ、富士宮はどうなったかな?」と注目してみてください。そこに富士宮市が入っていたら、きっとファミリーでは拍手喝采が起こっています。


ファミリーのバレンタイン

今日はバレンタインデー。ファミリーでは毎年モテる人にも、モテないに人も分けへだてなく(?)心のこもった贈り物が配られます。10時のおやつにはひとりひとりの名前が入った手づくりのクッキーが入っていました。何人かのクッキーにはその人に合わせたイラストが描かれていましたが、たっちゃんといさおちゃんのクッキーにはなんだかセクシーな・・・そのふたりが特別にそういうことが好きだとか、そんなことは決してありませんよ、ええ。断じて。ちなみに、名前入りクッキーは男女問わずみんなに配られたのでした。

そして夜には、天使のように可憐な中学生たちから、今度は本当に野郎ども・・・いや、男性たちにチョコが配られました。もらった面々の世にも嬉しそうな顔に「ホワイトデー、期待してるからね~」の声が。「チューでいい?」「えー、やだ(怒)」という微笑ましい会話が交わされたのでした。

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これが名前入りクッキー。たっちゃんのに注目!(右下)

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バレンタインの天使たち、咲久夜と玲衣花

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そこまで喜ぶ?というくらい嬉しそうなよしどん。バレンタイン冥利につきますね


ゴミ処理視察@鎌倉

皆さん、こんにちは!みちよです。立春も過ぎ、太陰暦のお正月も終わって、何だか新しい流れが始まったように感じる今日この頃です。

2月8日、「ふじのみや市民環境会議」の一員として、いさどんと共に鎌倉市の笛田リサイクルセンターの視察に行ってまいりました。参加者は15名。2名の富士宮市議会議員さん(深澤竜介さんと佐野としおさん)も参加されていました。

行きのバスの中では、その日の地元紙一面に載っていた「ごみ有料化の賛否論」について意見を共有しました。途中で渋滞があったため、30分遅れて同センターに到着。鎌倉市環境部の職員の方がゴミ処理の概要をお話ししてくださいました。

今回の視察は、市民環境会議の松永会長が「鎌倉市が10年間でゴミを半分に削減した」という話を耳にしたことが発端でした。正確には、分別の徹底により燃やせるゴミを平成7年から平成18年までの11年間で約40%削減したということです。鎌倉市はリサイクル率についても人口10万人以上50万人未満の都市としては平成16,17年度の2年連続で全国1位とのことです。

ここまで大きなゴミの減量を達成できたひとつの要因として、市役所を中心とした市民への啓発活動があったそうです。民間のスーパー7社の協力を得て、年に3、4回店頭でごみの資源化のキャンペーンを張ったり、保育園児から小学生を対象にした環境教育の授業を行ったり、自治会・町内会役員によるゴミ捨て場でのゴミの出し方指導を行ったりといった地道な取り組みを積み重ねてきたということでした。

今後は鎌倉市のゴミ全体の55%を占める生ごみの処理のため、平成24年頃までに総工費40億円をかけて「バイオ・リサイクルセンター(「生ごみ処理場では印象が悪い」という市民の声で横文字にしたそうです)」を建設するとのことです。
良いことづくめに思える鎌倉市のゴミ処理ですが、徹底した分別や資源ごみのリサイクルなどで経費は高くなりつつあるのが現状で、その費用の出所はといえば、やはり市民からの税金なのです。

自給自足のファミリーの生活では食べ物についてくる包装がないので、そうしたゴミは一切出ません。野菜の切れ端はニワトリさんへ、食べ残しは犬や猫に、卵の殻、みかんの皮や煮もの汁などは畑に還されます。そこまでは行かなくても、できるだけゴミを出さない生活を心がけることが、税金を無駄に使わない生活の第一歩だと思います。何か物を買うときには、いずれそれがゴミになったときに、資源として使えるものなのか、それともただのゴミになるのか、そのあたりまでイメージしながら、できるだけ環境に負荷の少ないものを選ぶようにしてみてくださいね。

説明の後はビン・缶のリサイクル施設の様子をガラス越しに見学、その後は長谷寺近くのお蕎麦屋さんで昼食をとりました。いさどんと私はベジタリアンですので、山菜そばをいただきました。

昼食後、長谷寺を1時間ほど見学して帰途につきました。長谷寺では、白梅、蝋梅、薄いピンクの梅のほか、春の訪れを感じる花が咲いていました。

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(左)モダンなつくりの鎌倉市笛田リサイクルセンター

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(下)熱心に説明を聞く市民環境会議のメンバー


節分と子供たち

昨日、ファミリーでは節分のお祝いをしました。毎年恒例の行事で、おなじみの「鬼は外!」「福は内!」の前に、子どもたちがさまざまな衣装を身にまとって舞ってくれました。

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玲衣花(左)と咲久夜による「花の舞」

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そして、小学生による「鬼の舞」。「とーほへてほへ とーほへてほへ てほとへてほへ」の掛け声に合わせて舞います。左から大和、須佐乃王、翔太

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子供たちによる獅子舞。上手な動きでした。大人も大喜びしています(笑)

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獅子舞を担当してくれたみんな。須佐乃王(赤いはっぴ)、日和(青いはっぴ)、そして幼児たち

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鬼の舞の大将、高校生の靖太郎。凛々しい出で立ちです

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そして、 みんなを感動させた玲衣花の「豊穣の舞」。感情がこもっています